いつの間にか四十数年の歳月が流れていた。
中学を卒業していきなり社会に飛び出し、自力で学業の場を求めて集まった定時制高校の仲間が、お彼岸に顔を合わせた。
その真ん中に恩師がいた。
この新春、いつも頂いていた年賀状が届かなかった。
冥府に旅立ったという便りが私たちのもとに届いたのがそれから数か月あって のことだった。
日程を合わせ、集まった私たちが墓石を取り巻いて手を合わせる姿をみて、私は恩師の授業を思い出していた。
四十数年の歳月を経て、
それは私たちが受ける最後の授業だったような気がする。
当時の、恩師の齢をはるかに超えた私たちのひねたツッコミを聴きながら、石に還った恩師はあの時のままの笑顔を私達に向け続けているように思えてならなかった。
集まったひとにぎりの私達だったが、それでもその一団は人生の標本箱そのものだった。
当然のように道はその数だけあったのだが、扇方に束ねた中心に恩師がいることを私達の誰もが感じていたに違いない。
あるものは師の手記を持参していたり、
当時の写真を披露したり、
私は師から頂いた書籍を持っていったが、それは全員が持っていると笑われた。
墓石を拭き清めて、
霊園を後にした私たちはすっかり、もうあの時代の中にいた。
時間の早い繁華街に繰り出し、開いている店を探してさまよううちに疲れを感じ始めたころ、
まだ開店前の店のインターホンを押して 交渉するものが現れた。
誰もがえーっと、冷や汗をかく間にそのごり押しが功を奏して、私達は30分も早く店のテーブルに貸切状態で座ることが出来た。
それから何時間たったのか、
私の腹の中はすっからかんになっていた。
たぶんみなそうだったに違いない。
誰もが当時のまま笑っていた。
私だけがしあわせなはずがない。
皆がそうでなければ生まれないしあわせが、確かにその時、あの酒場にあったのだ。
誰もがしあわせでなければ生まれないしあわせ。
そのしあわせの要にいる
恩師の笑顔を
私は忘れたくない。
「地球の爆弾すべて花火となれ!」
夢のような願いのその先にあるしあわせも、
もしかしたら同じものなのかも知れない。
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地球の爆弾すべて花火となれ
Every bombs change fireworks!
地球平和花火大会をしよう!
Let’s hold “Earth Fireworks Festival”!!
空想でもいい(※現実を超えた想像と解釈しFantasyに)
Is it a fantasy?
馬鹿じゃないの?でもいい
Am I a fool?
もともとわたしは馬鹿だけど
Yeah,I’m a fool. But…!
想像は創造と連動(※必要は発明の母…の英語に掛けて、この単語並びにしました。)
Fantasy is the mother of creation.
想像出来ることは創造出来ること(意訳:どんな空想もいつか創造できる)
All fantasy can create someday.
極微力でも、
Only a very small step,
先ずは、祈ろう(意訳:その歩みを信じ、そして祈ろう)
We believe it and pray.
あきらめない!どん底力!(意訳:諦めるな、ここから始まるのだ)
Never give up! Start from here!
わたしの場合、死んでもあきらめない(意訳:肉体を超え、魂を超え。※体が無くなっても、そして不屈の魂を持って…の意味を込めて)
Over my body. Over my soul.
絶対にあきらめない
Never,never give up!
地球の爆弾すべて花火となれ
Every bombs change fireworks!
地球平和花火大会をしよう!
Let’s hold “Earth Fireworks Festival”!!
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