(のしてんてん絵画最新作)
感情について、どうしても避けて通れない問題があります。それが「わからない」という評価から来る感情です。
「わからない」というのは、言うまでもなく、良し悪しの判断が出来ない状態にあらわれる感情なのですが、一般に不安感が伴います。
先日見てきた良し悪しの感情は、自らの欲望をコントロールすることで幸福を手に入れることは難しいことではないかもしれません。
しかしこの「わからない」という評価はそう簡単に行きません。なぜならそれは、私たちの存在そのもの、その根幹にかかわってくるものだからです。
私たちがつくりだす欲望に対する「わからない」は、いずれ「よしあし」の判断の後に消えてなくなる感情ですが、この「わからない」は、私たちが存在する根本原因にまで及んでいくのです。そして、この根本原因は、私たちが逆立ちしたってわからないことですから、「わからない」という評価から来る感情は永遠に消せないということになります。
つまり、不安は欲望をコントロールするだけではなくならない訳ですね。
では、どうすればいいのでしょうか。
私たちは今、心の一番深いところに来ているのかもしれません。普段考えもしないことですが、私たちに現れる感情の、その根っこは、私たち自身の存在する根本原因と直接つながっているわけですね。
そうだとすると、この「わからない」は当然のことだと考えるしかありません。つまり「わからない」を胸を張って受け入れるということですね。
「わからない」を神という言葉に仕舞い込んで救いを求めるのが宗教的思考だとすると、「わからない」をそのままエネルギーに変えて世界を創造しようとするのが芸術的思考だと私は思うのです。
人は、「わからない」を受け入れることで、初めて不安の感情から解放されるのかもしれません。
手前味噌になりますが、これは私の最新作。今日仕上げた作品です。
「わからない」を生きる。実生活ではなかなか難しいことですが、芸術の世界ではそれができるのです。様々なジャンルの中で、人は己の個性の中で「わからない」を生きることが出来ると信じたいのです。
言ってもらえなかったら、ずっと知らないままでした。ありがとうございます。
こんな夢の機能はないでしょうね?投稿記事をカテゴリーで逆順に並び替えるていうの・・・連載すると、あったら見やすいのにといつも思っています・・・・。
軽い感じで読んでいただけたらいいのですけど・・・いろいろ教えて頂いたらうれしいです
すごく、見やすくなった!笑。
のしてんてんさん、本出してたのですね!
そうですね、確かに硬いかもしれない。
のしてんてんさんの思想は、哲学ですからね。硬いのもしかたない
けれど、20年の時を終えて、今やっと
軽い感じに思想を書き上げていけるようになったのではないですか?
そう、感じます。
わからない…。私もよく使います。
でも今日の記事で、そうだ!わからないも自分で受け入れていこうと思いました。
そして、仕上がった絵。
いつも楽しみにしていますが、暗闇の中からすごい光を放って輝いている。
輝き方がいままで以上に輝いて見えました。
本当?鉛筆でなんて思えない
また、来ます。では、