のしてんてん絵画「浄土」の組作品16枚の内、最後の作品となるのは死をテーマにしたものになる。
すべてを受け入れるところに真実が見えてくる。
人が生きる意味。人はどこからきてどこに行くのかという素朴な問いかけ。
これに100パセント応える言葉はない。
その答えは心にやってくる至福だ。
至福がなければ、どんな答えもどこかで間違いを犯している。
どこかで命の真実を拒否する心がはびこっているということだ。
受け入れの最大の難関は死だ。それゆえ「浄土」本願の最後を埋めるのは死を描くほかにはない。
そして私の感性はドクロを選んだ。
死を受け入れるというのは、死を正しく理解するということでもある。
恐れず正視すればそこにも至福の道がある。
それが本願ということでもある。
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