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今から15年ほど前、ある西部劇マニアのサイトで、さかんに同好の士とのやりとりをしていたが、その中から、この映画に関する部分を抜粋してみた。
多くの西部劇の中でベスト作品を選ぶとしたら、次の四つを選びます。この四つに優劣は付けられません。
■最もアーティスティックな作品・「シェーン」
■最もエンタテイニングな作品・・「駅馬車」
■最もグレートな作品・・・・・・「大いなる西部」
■最もフェイバリットな作品・・・「荒野の決闘」
■最もエンタテイニングな作品・・「駅馬車」
■最もグレートな作品・・・・・・「大いなる西部」
■最もフェイバリットな作品・・・「荒野の決闘」
つまり、「荒野の決闘」が最も好きな作品です。モノクロ画面がこんなにきれいだと認識したのもこの映画ですし、1カット、1カットが一幅の絵のようです。吸いこまれそうな空に浮かぶ白い雲を見るだけで、なぜか涙が溢れてきたものです。
「シェーン」などにも言えますが、ディテールに物凄くこだわっているところが成功の鍵だと思います。クレジット・タイトルが、牛の焼印のように板に焼き付けられていたり、素晴らしいハーモニーのコーラスからホウダウンへ、そしてまたコーラスへの見事な転調等々。アープ3兄弟がトゥームストンを見下ろす丘の上で、月光の中に3頭が浮かびあがるシーン等々、数々の名シーンの構図の素晴らしさはたまりません。
下のYouTubeを見ましたが、この独特のリズムというか
流れがとっても私には合っています。
去年だったか、近くの知人が旅行してモニュメントバレーの
監督お気入りの場所のジョン・フォード・ポイントの話も
聞いたところでした。
年取ってからしか知らないヘンリー・フォンダの若いこと、
ウォルター・ブレナンも出ているんですね。
彼は『リオ・ブラボー』で初めて知ったつもりでしたが、
『西部開拓史』でも見ていたし、ゲイリー・クーパーが
ルー・ゲーリッグに扮した『打撃王』(The Pride of the Yankees)にも出ていたことを今知りました。
古いアメリカ映画は心の故郷みたいなものを感じます。
BSプレミアムはたいがい同じものを繰り返すので
My Darling Clementine (荒野の決闘) の放送に気をつけておきたいと思います(笑)
このテーマソングも日本語の歌で随分流行りましたね。
ヘンリー・フォンダとジェームズ・スチュワートが敬愛する男優の双璧です。
ウォルター・ブレナンは「荒野の決闘」も悪役ですが、ゲイリー・クーパーの「西部の男」でも悪役を演じてアカデミー賞助演男優賞を受賞していますよね。