フリーマーケットで大人気なのが「ぬなかわヒスイ工房 火打石セット」
100%糸魚川産の手作り品である。
慣れは必要だけども、バーベキューで火お越しに成功してヒーローになった少年もいるくらい性能は良いのだけど、どういう訳だか七月の広島での体験会で、火打石の着火性能が極端に悪かった。
その時は火口が湿気たのか?と思っていたが、フリマで売るために大量生産していたら、火口が上手に作れず焼きムラが出て失敗続き。
脱脂綿を蒸し焼きにして作った火口。焼きムラがなく均一な黒になっているのが正しい!
本物の火口は蒲の穂を蒸し焼きしして作るのだけど、ぬなかわヒスイ工房製品は消耗品を都会の人でも入手しやすいように、100%綿の脱脂綿を蒸し焼きにして作っている。
そういえば広島に行く前に、いつもとは違うドラッグストアで別のブランドの脱脂綿を買って火口を作った事を思い出した。
そこで以前に買っていた脱脂綿で作ってみたら、焼きムラなく均一に蒸し焼きできたし、着火性能も戻ったのだ。
同じ「国産・綿00%脱脂綿」と表記された製品なのだけど、もしや化学繊維が混入されているのか?
製造方法の違いで繊維の絡み具合でそうなるのか??
またはその両方???
どっちがどうだとは敢えて書きませんが、火口にならない綿100%脱脂綿があるという事は確か!
今のジーパンは綿100%と表記してあっても化学繊維が混入してあるとかで、コアなジーンズマニアがデッドストックのヴィンテージモデルに大枚をはたくのは本物の綿100%ジーンズへの拘りであるらしい。
私の子供の頃のジーパンは、洗濯して乾かすと自立するのではないかというくらいゴワゴワしていた。
どういうこっちゃ!
通産省の表記基準にグレーゾ-ンの幅が多すぎる事に問題があるのじゃないか?
知人の漆工芸家に聞いたところによると、外国産漆に7%?・・・だったかの国産漆を混ぜると「国産漆」と表記できるのだそうだ。
彼は江戸時代の漆工芸手法に拘っている工芸家だから昨今の漆器業界の現状に怒っていた。
もし本当なら、通産省の表記基準が日本の伝統工芸を駄目にしているということぢゃないですかぁ・・・。