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蘇る古代の神事・・・大相撲無観客開催場所はラジオがおすすめ!

2020年03月14日 08時01分59秒 | 記録しておきたいヒト・モノ・本・映画
日頃からラジオを聞いているが、大相撲の無観客試合がことの他、面白い。
 
呼出さんの打つ柝(き・拍子木)の音が厳かに響き、力士を呼びだす声が祝詞のようで、ただしく神事が執り行われているかのように感じる。
福島県「原山古墳」から出土した「四股を踏む埴輪」・・・古墳造営時にも四股を踏み、地鎮の儀式をしていたと推測されております。
 
力士の柏手や四股を踏む音、息遣いや摺り足の音、まわしを叩く音、ぶつかりあう音、喘ぎ声、行司の声と装束の衣擦れの音・・・実に粛々と厳か。
 
立会いの直前にキュッ、キュッと聞こえるのは、蹲踞をとった時の絹のまわしが軋む音か?
 
八角理事長がコロナ騒動の中で無観客開催をすることになった経緯を協会挨拶で説明したが、相撲は古来、神事であり、四股は土地の邪気を鎮める地鎮の儀式なのですというような話をしていたが、確かにラジオで聞く大相撲中継は、興行である以前の、神事としての古代の相撲が突如として顔を出す。
 
徒手空拳の鍛え上げた偉丈夫がぶつかり合うだけで、「大丈夫!」と思えてくるのも不思議。
 
政治家の発言もラジオだと内実の有無が如実に伝わってきて、聴覚だけに伝わるラジオって凄いな、と感じる昨今。
 
それにしてもだ・・・NHKラジオ第一の「すっぴん」が終わってしまって淋しい・・・(´;ω;`)