毎年のように新製品を開発するパール工業のギョサンシリーズの、2020年版「ベンハー」がすごくいい。
ギョサンとは、パール工業製の一体成型の合成樹脂製のサンダルが、鼻緒が抜けず、磯で滑りにくいと小笠原の漁師たちが愛用して、口コミで広まったために、「漁業従事者サンダル」と呼ばれ、いつしかギョサンとして売られるようになったサンダルである。
これまで愛用していたスタンダードな2本鼻緒の「カリプソ」と違い、踵が浮かない草鞋に近い履き心地で、でっかい石がゴロゴロ転がっている糸魚川の河原や海岸歩きに最適。
私の糸魚川ガイドツアーは、長者ヶ原遺跡でさえ水遊びの要素があるので、スニーカーではなく、濡れてもすぐ乾いて足元のグリップのいいサンダル履きを推奨しているが、スポーツサンダルやクロッグサンダルより、鼻緒のあるサンダルが踏ん張りが利いて断然いい。
ウレタン製のビーチサンダルは、鼻緒が抜けたり、雨の時にマンホールや排水溝の鉄製蓋の上で滑ったりするので、底にギザギザが刻まれているギョサンの方が安心できる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/11/b6d1d19786a264f9bcf9f826f3319772.jpg)
特にベンハーは、私の足型だと小指が少し外に出るので、足指でガシッと掴む感じで凸凹の不整地歩きができるし、木登りだってできる。
踵が浮かないので長距離歩行も平気だから、真夏のゲリラ豪雨が心配な東京や、暑い地域の海外旅行でも活躍しそうだ。
そんな時は靴づれ対策と、エアコンがきつい電車内の保温のためにも、5本指ソックスをポケットに忍ばせておけば安心。
これまで色んなサンダルを試してきたが、ベンハーは最優秀サンダル。
ただし2本鼻緒のカリプソの脱ぎ履きしやすさも捨てがたく、家の周辺ではカリプソ、アウトドアではベンハーと使い分けている。
興味ある人は、「マツシタ靴店」や「ギョサンネット」というホームページを検索してくださ~い!
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