福井県若狭町で開催される「全国縄文丸木舟競漕大会」の会場は、広大な汽水湖である三方五湖の湖畔の縄文パークである。
この湖畔から、縄文時代前期(六千~五千年前)の丸木舟が幾つか出土しており、若狭町は縄文丸木舟をテーマにした町おこし活動をしている訳である。
大会の時に懇意にして頂いている学芸員さんから耳寄りな情報・・・会場から国道162号線を道なりに20分車を走らせれば、古い船小屋群があるとの事。
船小屋と聞いて黙って見過ごす私ではないぞ・・・大会の後に行ってみたらびっくりした。
佳いぢゃないか!ここは東南アジアか!それとも古墳時代の集落テーマパーク?!とにかく興奮する風景!
三方五湖寄りから観るとグッと来る風景。
この船小屋は近年まで現役であったものの、現在は観光用に整備してあるようだ。
伝統和船が置いてある所が渋い。
丸木舟の出土は縄文海進最盛期の頃だから、現在より三方五湖の水位は高かったにしろ、おそらく縄文時代の漁師さん達も同じように入り江に船小屋を建てていたに違いない。
こんな風景に出逢うと、日本は親水民族のアジア人なんだねえ、と実感できる。
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