ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

ひとりじゃないってスッテキ♪

2005-12-31 | 家族&夫婦
「ひとりじゃないって~、スッテキなこと~ね~♪」
と思わず歌いだしそうな年末!
(あっ、天地真理です、コレ。30代前半の方にはキビシイかな?)
というのも、今年の大掃除は文字通り家族総出。
いや~、善まで役に立つ日が来るなんてTT(感涙)

<昨日の担当>
温&善  
家中の窓拭き(私の小姑ちっくなチェックにも合格!)
物置き代わりのガレージの整頓
クリスマスツリーの片付け
バスルームの壁拭き(という夫の無謀な命令@@)
人形ケースと人形の掃除
子ども部屋のクローゼット&本棚の整頓
洋服ダンスの引き出し整理
おもちゃ箱の整理
不要になった本とおもちゃの仕分け
子ども部屋の掃除機かけ


電気の傘掃除
天井拭きを含む(!)バスルームの掃除
洗濯物の出し入れ
洗ったカーテン全部の取り付け
子どもたちの総指揮
ランチの食器洗い


洗濯(カーテン、タオルケットなど計3回)
アイロンがけ(計30畳分くらいかけました@@)
カーテンの裾のまつり縫い(手縫いで計7mTT)
いつも通り食事の用意と後片付け

お客さんや外出続きで、掛け声ばかりで全然進んでいなかった分を一気にやりました~´へ`A

ご覧のように、子どもたち大活躍!
もう一生、1人で大掃除しなくていいのかと思うと、やっぱり、
「ひとりじゃないって~、スッテキなこと~ね~♪」

夫のがんばりも前代未聞。
結婚14年目でも進歩があってウレシいですぅ(惚)
BGMにシャカタクを選んでくれたのも大正解!
懐かしいし、ノリはいいしでアイロンもススイのスイ♪
「ナイトバード」とか「インヴィテーション」とか、
もう、頭がボーっとする懐かしさ! (よく踊ったなぁ´ー`*)

今日は、
庭先、サンデッキ、玄関周り、玄関のドアなどの外回り、
カーペット&フローリングなどのアロマ拭き掃除、
ドアノブやドアの拭き掃除、
シンクやランドリールームなど水周り掃除
を予定。この辺で時間切れでしょう。(現実的です、ハイ)

掃除は進んでも、引き出しやデスク周りはゴチャゴチャ´。`A
このまま年を越しそうですTT この整理は西蘭家にとっての正月本番、中国正月(農暦正月、来年は1月29日)に譲ります(?)
年に2回お正月を祝うって便利ぃ♪ 

夜は再び友人と年越し。そして迎える2006年!どんな年になるんでしょう?楽しみです。

では最後になりましたが、年末のご挨拶♪(音楽もお楽しみ下さい)

どうか素晴らしい年をお迎え下さい。
(「去年も最後はおいらたちの写真じゃなかった?なんでかな?」
「忙しくて他の写真を撮ってるヒマがないんじゃないかニャン?」↑)

ナンチャッテ先生

2005-12-30 | 私事・リタイア・人生
昨日は今年最後の日本語のレッスンでした。
生徒のニック(いつもながら仮名です)は非常に熱心で、彼の一途さにほだされて引き受けたこの話、なかなか楽しくやっています。
(←最近、天候不順なオークランド)

これだけ本格的に教えるのは台湾以来20年ぶりですが@@、
約2年、語学学校で何百人もの生徒さんに何度も繰り返し教えていたおかげで、今でもビミョーな「日本語のツボ」をかなり覚えていて、助かっています。

例えば、形容詞だと「かわいい」「安い」「長い」と“い”で終わるのに、「うるさい」の反対の「静か」や、“い”で終わるのに「きれい」だけは「きれい部屋」ではなく、「きれいな部屋」と形容動詞になるなど、自分でも、
「よく覚えてたな~(遠い目)」
と、プチ感動してます。

レッスンは夕方なので、今は「お夕飯付き」になりました。
今日のメニューは、きゅうりの中華風前菜、チキンソテーのエビ&野菜炒め添え、和食ですから味噌汁も。デザートはバナナのプチマフィン(これは昨日のパーティー用にたくさん作ったもの^^;)と、友人からもらったクリスマス・クッキー。ニックはワインもコーヒーも飲まないので、これでおしまいですが、日本の家庭の雰囲気をちょっとは味わってもらえるかな~?と´。`A

彼は何がなんでも日本に行って、限りなく一生暮らしたいそうで、かつての私とまるで逆(笑) 日本でワーキングホリデーをしたそうですが、
「あんなに楽しい日々は人生で初めて。一生の思い出。」
と断言しています。

ビザさえあれば明日にでも飛んで行きたい・・・
という心境もまるで、かつての私(笑) 「仕事はなんでもやる。日本に住めるなら・・・」と、ニッポン一筋。ここは何とか応援し続け、いつの日か旅立つ彼をしっかりと見送りたいですね~。
がんばれニック、来年こそ!

年を越えられなかった命

2005-12-29 | ペット・動植物
気の置けない友人たちと年内最後のパーティーをした昨夜。11時近くにお開きとなり、全員が外に出て、
“Thank you for coming!”(来てくれてありがとう)
“Happy New Year!”(よいお年を)
と挨拶を交わし、お互い手を振りながら1台目のクルマが出ると、なんと、その後に黒い毛玉のようなネコが! 友人のクルマが停まっていたところに、うずくまっていたのです。

「危なかったね~」
と言いながらも、あまりのかわいさにその場にいた全員が思わず笑ってしまいました。直前まで大雨が降っていたので、お散歩に出たはいいものの、雨宿りをしているうちに身動きが取れなくなってしまったのでしょう。

後続のクルマにネコがいることを指差すと、すでにわかっていた彼らは大きくうなずきました。最初に出たクルマがUターンをしようとした時、パっと後方からヘッドライトが輝き、角を曲がって2軒先の隣人のクルマが入ってきました。
「あっ、ネコ!」

================
「このネコ、いつも道で寝てるんだよ。」
先日初めてこのネコを見た時、次男がそう言いました。私たち一家は外出から帰ったところで、ネコは私たちのクルマの真ん前、隣家の前の道の真ん中に寝そべっていました。初めて見る猫でした。小柄ながら仔猫ではなく、情報通の子どもたちによれば3軒先のネコやイヌを十数匹飼っている動物好きの年配の女性のネコだそう。

「危ないよ~」
と私が口に出す一方、夫はネコの手前でクルマを左折させ自宅の敷地に停めました。
「アスファルトはあったかいから、道で日向ぼっこなのかな?」
そう思いつつ、家に入ったものでした。
================

ニュージーランドの夜の住宅街ですから、街灯などあってなきがごとし。特に私の家の前の道は、数軒先で行き止まりになっているため、ほとんど灯りがありません。ネコは友人のクルマが停まっていた場所からすっと道の中央に出、反対側に渡っていきそうでした。

ところが、もう一台のクルマが入ってきたためか足を止めました。隣人のクルマは走り慣れた道のせいか、夜のこんな時間にしては驚くほどのスピードで入ってきました。
「あっ、ネコ!」
と思ったものの、ネコは、Uターンのために停車している友人のクルマのすぐ脇に座っており、直進してきたクルマとの距離は十分あるように見えました。

しかし、入ってきたクルマはいきなり左折し、私が思っていたよりもかなり手前から、自宅の敷地に入ろうとしました。
「あっ!!!!」

一瞬の出来事でした。ネコの体の一部、多分後ろ足が、妙な形で持ち上がるのが、闇夜の中でもはっきり見えました。3台のクルマのライトが濡れた道に反射し、いつもより明るかったためでしょう。
「ひかれた?!」

背筋を冷たいものが走り、立ちすくんだ瞬間、ネコは起き上がり、弱々しくも弾かれたように脇に飛びのきました。
「まさか・・・」
慌てて駆け寄って抱き起こすと、1本の足がだらりと垂れ下がっています。

隣人がクルマから飛び降りてきて、
“Oh, my god!My god!”
と繰り返しています。私たちや子どもは飼い主の家に走りました。
「どうしよう。時間外でも受け付ける、緊急の獣医がマヌカウにあるって聞いたことがあるけど、この飼い主はクルマがないはず・・」

ネコを轢いた隣人が、
「私が持つわ。」
と言って私の手からネコを受け取り、飼い主のドアをノックしています。すぐにナイトガウンを羽織った女性が現れ、
“Oh,dear”
と言う声が聞こえてきました。
そこまででした。私の視界は涙で埋まり、心配して残っていてくれた最後の友人のクルマを見送るのが精一杯でした。

入れ違いで夫が様子を見に行ってくれたので、家に戻り、ソファーにへたり込んで泣き崩れてしまいました。
「どうして、最初に見つけた時、抱き上げなかったんだろう?」
「人間の子どもだったら、真っ先に動いていたはずなのに。」
「どうして見守ってしまったんだろう?」
「どうして何もできなかったんだろう?」
「どうして・・・・」
「どうして・・・・」
どんなに痛かったことでしょう。何人も人がいたのに、自分も含め、何もできなかったなんて。

「ダメだった。」
しばらくして戻った夫が頭を振り振り言いました。彼の立っていた位置からはネコの体が轢かれるのが見えたそうです。タオルに包まれたネコはすでに息絶えていたらしく、飼い主に頼まれて瞼を閉じようとしたものの、どうしても開いてしまい、ネコは目を開いたまま逝ったそうです。最期まで飼い主を見ていたかったんでしょう。

9歳だったそうです。多分、視覚や聴覚に問題のあるネコだったのでしょう。普通、クルマの下にいても、人の気配、ましてやクルマにエンジンがかかったりすれば、一目散に逃げ出すはずですが、友人のクルマが出ても、ネコはそこにうずくまっていました。
あの時にネコの何らかのハンディに気付くべきでした。

どんなに後悔しても追いつけない、新年を迎えることなく逝ってしまった、小さな命。まるで私たちに何かを教えるように、目の前ではっきりと絶たれた命。
ネコは何を教えてくれようとしていたのでしょう?

今でも柔らかな毛の感触、華奢で軽い身体の感じが掌に残っています。声を立てることもなく、雨上がりの暗い道でたくさんの人に見つめられながら逝ってしまったネコ。
救ってあげられなくて、本当にごめんなさい。

最期の一瞬だけでも、まだ命があった温かいあなたに触れられたことが、せめてもの救いです。これから道で出くわすすべてのネコをあなただと思って、今まで以上に声をかけ、触れるものなら撫でてみるわ。どうか痛みも苦しみもない場所でゆっくりと心置きなく眠ってね。
Rest in peace.

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ネコ好きの友人もまったく同じ日に、同じような経験をしていました。これも何かの思し召し。
何かの理由で年を越えられなかった小さな命の冥福を祈ります。

23万粒の水蒸気

2005-12-27 | 私事・リタイア・人生
クリスマスから一夜明けた12月26日は「ボクシングデー」。
本来はクリスマスのプレゼント(=ボックス、箱)を開ける日なのですが、最近のニュージーランドでは、
国を挙げての「お買い物の日」になっているようです。

クリスマス用品を始めいろいろな物が半額になるとあって、今年も大勢の人がショッピングに繰り出したようです。去年はたまたまキャンプに出る温のために必要なものを買いに行ったところ、あまりの人出にビックリ仰天。
ほうほうのていで逃げ帰って来ました(笑)

もはや買い物に興味のない私にとって、12月26日は完全に「ボクシングデー津波の日」です。(英語ではこうも言います) 去年の今ごろは満潮に向かって水面が上がっていくように圧倒的な勢いで増えていく犠牲者の数に、ネットを見るたび息が止まりそうでした。
あれから1年。

「スマトラ沖地震で犠牲者が(執筆時で)5万人を超え、7~10万人にも上ろうとしています。失われたたくさんの命がインド洋のきらめく水蒸気となって空に帰っていく様がまぶたの奥に広がるようです。彼らの冥福を祈って止みません。自然への畏敬の念と生かされていることへの感謝の念を新たに、厳粛な気持ちで新年を迎えることにします。」

去年のメルマガ「西蘭花通信」(12月29日配信)を締めくくった言葉です。本当に今でも、目を閉じればまぶたの奥に視界が白むほどたくさんの水蒸気が、逆さに降る雪のように空に上っていく様が見える気がします。
その数は7~10万粒どころか23万粒にもなってしまいました。

なんとたくさんの貴重な命が失われたのでしょう。いつもながら、こうした惨事を決して忘れないことで、失われてしまった命の尊さと失われずにいる家族や自分の命のありがたさとその意義を、思い起こすことにしましょう。

昨日は久しぶりに家族だけで静かに過ごし、夕方にはみんなで1時間ほど散歩もしました。(至るところで見かける万年クリスマスツリー→)
ニュージーランドは近所といえども本当に美しく、行きかう人もみなごく自然に、
“Merry Christmas.”
“Thank you. Merry Christmas to you, too.”
と挨拶しあう場所です。

おかげで津波のこと、人の命のはかなさや美しさなど、ぼんやりと想うには打ってつけの、穏やかなひと時を過ごすことができました。今年も犠牲者の冥福を祈りつつ、生かされていることへの感謝の念を新たに、新年を迎えることにします。

クリスマス・ブレックファスト

2005-12-26 | 料理・食べ物・外食
「キウイのクリスマス・ブレックファストってどんな感じか教えて下さ~い。」
と読者の方からリクエストが入っていたので、昨日行ってきた朝食の話を。

家3軒がすっぽり入る広大な敷地に建つ大きなお家は、ただいま改装の真っ最中。3日前に手すりが付いたばかりというベランダは、
私たちの寝室よりも遥かに大きかったですー。ー;

こちらで「バブル」と呼ばれるスパークリングワインを冷やしておくのを忘れてしまい、お土産が冷やしておいた、ただのワインになってしまったのは返す返すも残~念 >_<;でも、
ワインを空けて朝からカンパーイ&メリークリスマス♪

朝食のメニューは9歳の息子さんが焼いた、それは見事なパンケーキ! もっとホットケーキ風に厚いのかと思ったら、完全なクレープでした。
まったく焦げ目がない均一な黄金色で、味も香りも完ぺき。
それを朝から20枚近くも焼いたんですよ、彼は! 思わず、隣にいる息子たちをチラリと見てしまいました(笑)

友人曰く、
「私だとこうはいかないの。こらえ性がないから、彼みたいにじっくり焼けないわ。今じゃ、焼くのは完全に彼の役目。」
とか。素晴らし~。ここまできれいだと、
「ミルクレープでも作れないかしら?」
と思ってしまうくらい。自分で一から作るのは絶対イヤですが。

それにシロップ、生クリーム、ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリー、バナナなど思い思いのフルーツを挟んで、みんなでハフハフ食べました。おいしかったです。

友人曰く、別にこれがクリスマスの伝統的な何かというわけではなく、単に午後は家族のクリスマスパーティー、夜は子どもたちが離婚している元ご主人の方に行ってしまうから、
「朝しか時間がなかったの。」
とのこと。ただ、
「ゆっくりできるから、子ども連れの人はけっこう朝食に招く。」
とも言っていました。なるほど、これはいいアイデア!

食べ終わった子どもたちはさっそく水着に着替え、庭のプールに直行。さんざん泳いでました。大人は改装の進み具合を隅々まで見せてもらい、ガーデニングから目の前の川まで(40センチ近いウナギがスイスイ泳いでました!)、ため息が出るようなお庭を散策。

豪華なだけでなく、暮らしの中にアートが息づくステキなお家。
「いよいよミシンを引っ張り出して、何か作ってみようかな~」
という気にさせられました。友人は私の何十倍も忙しいはずなのに、ホントにきめ細やかに子どもの相手をしていて、ちょっと反省。

三角形に育ってしまった庭のレタスのてっぺんに、赤い星を飾ってミニクリスマスツリーにしていたのには思わず笑わされ、こんなくつろぎが何よりのクリスマスでした。

サンタへの手紙

2005-12-25 | 海外子育て
「面白いから読んでみて。」
クリスマスの数日前、夫が耳打ちしてきた息子たちのサンタへの手紙。何日か前から暖炉の前にたたんで置かれていたのは知っていましたが、私宛でもなし、手紙は手紙、私信ですからそのままにしていました。

しかし、封筒に入っているわけでもなく、そのへんの紙に書いて二つ折にしてあるだけ。読もうと思えばいつでも読めます。掃除機をかけるついでに手に取ったので、とうとう読んでみました!
ジャジャジャ、ジャーン!

「なんで日本語ぉ?」
いきなり開けたのは11歳の温の分。「サンタへ」とぶっきらぼうで平仮名とカタカナばかりながら、
「ニュージーランドのみんなは11さいがさいごのクリスマスだって言っています。で、さいごのプレゼントだからけっこう大きいプレゼントにしたいんです。」
と、切々と訴える日本語。

「ぼくはよくばりかもしれませんがほしいのはSONYのPSP(playstation Portable)です。これが写しんです。
(広告の切り抜き写真が張ってあります)
どうかぼくのクリスマスをすごくいいクリスマスにしてください。
温より」

11歳(普通は小学校6年生)が最後のクリスマスとは!
初耳ながら、ここではそういう慣わしなんでしょう。そこを上手く伝えた内容で、さすが中学生。普段は絶対書かない日本語であることも、何かを物語っています!

さて8歳の善は?
“To Santa, Santa I would want to get a Xbox…”
と、これしか書けない、英語できました。オイオイ、いきなりだけど、“I would want to get”じゃなくて“I would like to have”なんじゃないのぉ? 

「これはボクの3回目で、最後のクリスマスです。」
ともあります。
「兄貴に来なくなるということは、ボクにも来ないTT」
と踏んでいるようで。なかなか健気。やはり広告の切り抜き付きで、“This is a Xbox.”という吹き出しまで付いています(笑)

「追伸」まであって、
「Xboxは大きすぎてボクのソックス(サンタのプレゼントを入れてもらうために掛けておくクリスマス用)に入らないと思います。」
ともあります。(クスッ)
2人とも徹底的にゲーム路線で行くようです。

さて、サンタからの2人へのプレゼントは―――、
オールブラックスのレプリカジャージでした。

善はそれなりに喜んで1日着ていましたが、温はがっかり。袖も通さないでさっさとしまい込んでいました。残念だけど、またどうぞ。
きっと来年もサンタは来るよ、あなたたちが信じていればね。

来年こそは!

2005-12-24 | 家族&夫婦
まずは、みなさま、
メリークリスマス♪
どんなクリスマスをお過ごしですか?

西蘭家では今年、
プレゼント⇒ OK
クリスマスツリー⇒ OK
ケーキ ⇒ OK
お料理⇒ OK
デコレーション⇒ OK
お花⇒ OK
パーティー準備⇒ OK
クリスマスカード⇒ OK

な~~~~~~んてことはまったくなく(力強く)、
かなりクリスマス好きの夫が思わず、
「クリスマスのムードなんて、かけらもないよな~。(ちっ)」
と誰にともなく小さくつぶやいているくらい。

プレゼントなんて24日午後2時の段階からラッピング開始、
ツリーは香港時代からの使い回しを善がテキトーに飾っただけ、
ケーキは「んなもん、あるわけないっしょ!」と聞くだけ野暮、
お料理は温からターキーのリクエストがあったものの今年もパス、

デコレーションはツリーだけでリースもな~にもなく、
お花は場違いな庭の紫陽花とプレゼントの赤いバラのみ、
パーティーは準備もそこそこに昨夜終わっちゃったしTT、
カードに至っちゃ、聖夜当日にメールで書き始めま~す(誓)
という状態!
 
しかし、これらすべてを丸く収めるいい方法が見つかりました!
それは、
お呼ばれ
です。

今日は、
明日から旅行に行く友人とクリスマス・アフターヌーンティー♪
戻るのは新年を迎えてからなので、別れを惜しでついつい長居。
明日は、
朝9時半から友人宅でクリスマス・ブレックファスト♪
パンケーキとストロベリーの朝ごはんだそうです。

いやぁ~、持つべきものは友だちですね~♪ 他人のふんどしでどっぷりクリスマス気分・・・いいんでしょうか、こんなんで?
「来年こそは!(うちでも)」
と、小さく誓いながら、いそいそと出かけてまいります。

世界のすみずみにまで愛と平和を。

中学校ノススメ

2005-12-23 | 海外子育て
夏休みに入ったとたん、なぜか学校のお話。
この国ではほとんどの学校が小中一貫校で、オークランドのような人口が密集している大都市にのみ中学校があるようです。

中学校はたったの2学年しかないので、周辺に相当数の小学校がないと成り立たないのでしょう。現にうちより東は、小中一貫校ばかりです。
(↑庭のお化けシルバービート。2mもある「木」になってしまいました@@ まるでクリスマスツリー)

この制度、賛否両論です。特に親は反対派が多く、
「たった2年のために制服一式揃えるなんてムダ。」
「小中一貫だったらきょうだい一緒に送迎できて便利。」
「子どもがみんなが同じ学校に通っていると、何かと安心で楽。」
などなど。

ところが、子どもたちは圧倒的に賛成派。
「他の学校から来た子と友だちになれる。いろんな子がいて面白い。」
「進学した気分で、高校や大人に近づいた気がする。」
「学校が大きいからクラブ活動が充実してる。先生もいっぱい。」と、いいこと尽くめのよう。温も大の賛成派です。

「こんなに喜んで行ってくれるんだったら制服代は元取った!」
と、親も現実的(笑) 一部セカンドハンドのものも買ったので全然文句はありません。

セカンドハンドでも2年しか着ていない上、夏冬2セットあるため実質着たのは1年そこそこ(のはず)。そのため程度のいいものが多かったです。

しかも、NZ産のペラペラ素材ですから、じゃんじゃん洗って1週間も経てば(制服といっても学蘭のように立派なものではなく、開襟シャツ、半ズボン、化繊のセーターなどすべて洗濯機で丸洗い可)、
新品も古着も見分けがつかなくなってしまいます。
イェ~イ´▽`v (けっこう新品も買ったのに~TT)

生徒会活動も活発で、温も何やらやっている様子(詳しくは知りませんが)。親がかりの行事もグッと少なくなり楽と言えば楽ですが、
「学校でなにやってんの?」
というぐらい、何も知らないとも言えます。これが親離れの始まりなんでしょうね。

もらってきた通信簿を見ながら、
「へー、こんなことしてたのぉ?ほー、こんなことも・・・」
という状態´。`A
本人は今後の進路のこともアレコレ考えているようで、
「学区外の学校を受験する。」
と言い出してます。

行くのはアナタ。受験するのもアナタ。3時のアナタ(ン?)
がんばってね~。ママだってニュージーランドの運転免許試験、受けたのよん♪」
って、全然関係ない´ー`?
返す返すも、本人が楽しいのが一番ですよね?

泣いても笑っても夏休み

2005-12-22 | 海外子育て
昨日の予告通り(?)善の小学校も今日で終わり、
夏休み入り~TT

(あっ!コレ、うれし泣きですよん´。`A 努力、努力っと・・・)
(「明日から夏休み~?聞いてないニャン。昼間おいらたちはどこで寝ればいいの?」→)

息子の小学校だけの伝統なのか(多分違うと思いますが)、ニュージーランドはどこもそうなのか、最終日には去年の卒業生が大掃除の手伝いをするんだそうです。さっそく、温も善や近所の子と一緒に登校し、元担任の先生にもお会いしてなかなか楽しかったそうな。

ところが、肝心の掃除の方はほとんど終わっていたとか。
「ど、どうして?」
とビックリして聞いたら、
「だって、うちの学校、卒業生の半分以上が私立に行くでしょ?みんな先週ぐらいから夏休みになってたんで、早くから来て全~部掃除しちゃったんだって。」

おぉぉぉぉ!公立に行った平民にはやることもなし、と(笑) 
温と一緒に公立校に行った他の卒業生は姿を見せず、みんなこういう展開を知っていたようです。

卒業生と言えば、他にも文化祭、演劇、元担任の結婚・他の学校への異動など、いろいろな機会に顔を出しているようです。キウイらしい、いい伝統ですよね?

午後は買い物がてらに2人を図書館に連れて行き、夏休みに読む本を借りてもらいました。温は気に入ったのが貸し出し中ばかりだったため、図書館2軒をハシゴ。これでちょっとは静かにしててくれないかな~(って、甘いですよね´。`?)

せっかくなので、私も、
「マオリのハンギ料理の本でも♪」
と思ったものの、これが一冊も見当たらず@@ 南太平洋料理の本はあったものの、写真が皆無でレシピのみというキビシイ内容。
(せめて自分が何を作ってるのか知りたいですよね?)

けっきょく、全然関係ないスペイン料理の本を借りてきました。
今まで、それこそテキトーに作っていたガスパチョの正統正宗な作り方を学ぶことにします。スペイン式クレムブリュレなんかも、おいしそ~♪(シナモン入りっていうところがミソみたいです)

夏休み初日の明日は、
朝から恒例のジョギング(夫担当)と算数ちょっと(私担当)。
夜はゲストがあるので、一に掃除、二に掃除。三、四がなくて五に料理・・・ということになりそうです。

最後のひと時

2005-12-21 | 移住生活
あと数10分で温が帰ってきます。
その後は2ヶ月近い夏休みに突入します@@
善は明日が最終日で(大掃除だけで終業式などはありません)、
同じく夏休み入り@@
つまり、大人だけの静かな平日の昼間がなくなるわけですTT

昨日は、最後の大人だけのひと時を楽しむために、友人を招いて排骨茶(バクテー)ランチ(シンガポールやマレーシアでおなじみのスペアリブを出汁にした胡椒辛いクリアスープ)
をしました。

(↑自分も含め、誰も使わなかった´ー`A、フィンガーボール)

こんな時間もしばらくお預けです。ランチといえども子どもがセットで付いてきますので、バクテーのような辛い大人メニューは当分見合わせ、ピザだのチャーハンだのがしょっちゅう食卓に上るんでしょう(ため息)

しかし(気を取り直し)、
季節は夏。一家団欒の時もまたいいもの。
キウイ曰く、
「これからは1月いっぱい、仕事の方もグッとスロー(≒ヒマ)
になるから´。`A」

ということなので、近場を中心にあちこち散策してみましょう。

大雪お見舞い申し上げます。

2005-12-19 | メルマガ・ブログ・占い
日本の雪、スゴいですね~!みなさま、いかがお過ごしですか?
日本のサイトやブログ、どこを見ても、雪・雪・ゆき・YUKI!!!
名古屋で58年ぶりの大雪ぃ?あの名古屋で?
あの「おみゃーさん」の名古屋で?

(って、ぜんぜん関係ないですね、ハイ)

どこもとてもお寒いんでしょうが、ぜひお風邪など召されませんよう。
外出、運転もお気をつけくださいね。
(雪の日の運転なんて、私には100年早いって感じです。くらぁ~)
でも、この大雪のおかげで2005年はいつまでも記憶に残る年になりそうですね♪

ちょこっとお知らせです。

飼い猫であるシロ猫ピッピの、「おいら物語」もブログになりました。
(がんばるニャン→)

メルマガ126号から移行します。内容もネコ屋敷の方も今まで通りですので、
これからも引き続きよろしくお願いしま~す。

ローライズ・フォーエバー

2005-12-18 | 私事・リタイア・人生
クリスマスが近づいて、買い物嫌いも街に出る機会が増えてます。通りを行く若いコを見ていて、
「そろそろローライズが終わるのかな~」
とやや淋しい気分。

ちょっとオシャレなコのジーンズの股上が、確実に上がっているような。裾もぐっと狭くなって、確かに目新しいですね。ローライズ大好き派には「ノー・サンクス」なトレンドですが、仕方ないのでしょうか?

(↑子どもは腰も足も細くて似合いまくり♪ 善の小学校の「タレントクエスト」という名の「一芸コンテスト」にて。善もダンスの部で出場)

私の小学校時代はどっぷり70年代。
当時は「パンタロン」と呼ばれていたローラインズのフレアーパンツが大流行。確か小学校2、3年から始まり、卒業キャンプにも薄いピンクのローライズに濃いピンクのウェッジのサンダルを履いて行った記憶があるので、かなり長い間定着していたスタイルでした。

ウェッジのサンダルで、ヒーヒー山道を登ったおバカは私だけではなく、みんな足が痛いのを歯を食いしばって我慢しながら登りました´へ`A でも、本当に辛かったのは下り! 足の先が紐状になったサンダルの先にグイグイ食い込んでくっ、苦しかった~TT

しかし、中学に入った頃にはフォークソングが一大ブームに。みんなピタピタのスリムジーンズを履いていたような・・・。腰の形、足の長さ、O脚、X脚、ガニ股、内股・・・み~んなクッキリ出てしまうキビシいデザインでしたが、アレも履いてました~(遠い目)

今回のローライズ・ブームで最初に履いたのは1997年。ずっと履きたかったのに善を妊娠中で、それどころじゃない状態。出産後、走って買いに行きましたよ~♪ 

それを履き、善を連れて初めて里帰りした時のこと。当時3歳だった温とデパートのおもちゃコーナーにしゃがみ込み、「機関車トーマス」のおもちゃを選んでいると、
「あっ、あのっ、お背中出てますよ!」
と、私よりずっと若そうなママに耳元で囁かれ、驚いて立ち上がると当然お腹も出てまして・・・(ローライズですから~´。`A)

そばで見ていた夫は、
「背中どころかヘソまで出てんだけどぉ・・・」
と、大笑い。ローライズだとかがんだ時に、グッと腰が出て(そこにタットゥーを入れてると、シールでもカッコいい♪)、多分、下着も見えてたんじゃないでしょうか?

それで親切なママが焦って教えて下さったんでしょう。それも織り込んだ下着を選べば香港ではぜんぜんOKだったんですが、何事もコンサバな日本じゃNGだったのでしょうか?今や懐かしい思い出です。

あれから、かれこれ8年。またピチピチピタピタなシルエットの時代に戻って行ってしまうようで、
ローライズ・フォーエバー(祈)!!

バイリンガルへの道

2005-12-17 | 海外子育て
毎週金曜日、学校の後、遊びに来てくれる日本人留学生の男の子がいます。金曜日は夕方からタッチラグビーの試合があるので、試合に行く子たちがうちに集まってくるため、多いときは5人が庭でラグビーボールを追い掛け回しています。(毎週金曜日はこの通~り↑)

「留学生が学校以外で英語に触れるいいチャンス!」
ということで、彼もみんなと一緒に走り回っています。善より1歳年上なだけなのに、長男だし、日本語が上手いせいか(当たり前ですが)、とてもしっかりして見えます。

ある日、キッチンにいると、彼と善の声がします。
「じゃ、善くんの日本語テストね。万ってな~んだ?」
「ミリオン!(百万)」

あまりの堂々とした答えっぷりと、いきなり英語で来たので、留学生クン、思わず、
「当たり☆!」

「えぇ~~´○`」
と思ってなおも聞いていると、
「じゃ、ハクシャク(伯爵)ってな~んだ?」
と、善の反撃。善にとっては最近読んでもらった「モンテクリスト伯」の子ども版「がんくつ王」に出てきた、今知っている日本語の中では最も難しいと思われる単語で勝負っ!

「ドラキュラや!」
留学生クン、関西弁であっさり返答。私、爆笑。てっきり、
「サー(Sir)」
という答えが来ると思っていた善は、
「?????」

「ママー、ハクシャクってサーだよねぇ?」
と、こっちに助け舟を求めてきました。
「違うわよ。」
と言うと、
「ほら、血吸う人やん♪」
留学生クンはウレシそう。

「サーはキョウ(卿)っていうの。サー・クライブ・ウッドワード(ラグビーの元イングランド監督)はウッドワード卿よ。それから万は千が10個集まった数だからテン・サウザンドよ。」
と言うと、2人ともシ―――ン。コソコソと裏庭から退散してしまいました(笑)

バイリンガルへの道は遠し。がんばろうね♪

真夜中の寿司、昼下がりのワイン

2005-12-16 | 料理・食べ物・外食
「わたしバカよね~♪ おバカさんよね~♪ 
うしろゆ~び、うしろゆ~びさされぇ~ても~♪」


ひとり歌いながら太巻きを作り始めたのは、昨夜11時。今日は温のクラスの学年末シェアランチ(持ち寄りランチ)。いつもの通り太巻きをリクエストされていたのに、うっかり夕飯に玄米を混ぜた米を研いでしまいました。

「いくらキウイでも玄米の寿司だったら驚くよね~´へ`;」
と、食後の片付け後に再び米研ぎ。途中、この日記を更新したりしているうちに、そんな時間になってしまいました。

「順番が反対だろ!」
とツっこみが入りそうな状況ですが、こういう時、夫は我関せず。自分に振られない限り、どんな時間に私が何をしていようが一向にお構いなし。後ろ指なんか指しません。本人も取引先へのクリスマスカード書きの追い込みで、それどころではない様子。

12時前にはできあがったものの、
「明日の用意もちょっとしとかなきゃ~」
と、それから中華点心の中身作りを少々。

今日は善のダンスの先生とダンス仲間のママを呼んで、今年の打ち上げを兼ねた飲茶ランチをしました。全員がちゃんとお箸を使えたのにはビックリ!点心は“完売”でした(笑)

デザートの「小豆アイス」も全員がぺロリ。
みんな食域が広くてよかった♪ 以前、別のキウイと話していた時、
「今まで食べた物の中で一番妙な食べ物は、“小豆アイス”」
と言っていたので、どうかな~?と思っていましたが、今日のメンツに限ってはぜんぜん問題なし。

ワインも2本開いて(オイオイ)、しばし楽しいひと時でした。その後、子どもを学校へ迎えに行くママ、職場に戻るお医者さまママ(!)など、いろいろな人がいて、しかも一人を除いて全員クルマでしたが、ニュージーランドは、
な~んと制限量以内なら、飲酒運転がOKな国なのです。

みんな無事だったことでしょう(祈)
でもこれからの季節、飲みすぎには要注意ですね。

プレゼントのお花とワイン。

「モンタナ」はよく飲みますが、というかまだまだNZワインを知らないので何でもよく飲みますが、この1本はスゴ~く好みでした。しばらくハマるかも♪)

銀のティーポット

2005-12-15 | 家事・家計・リサイクル
修理に出していたパソコンが戻りました。
同時に体調を崩していた善も(詳しくはこちらで)、3日ぶりに登校し、やっと一息。さっそく買い物へ。いつものグレン・イネスに着くや、急にピンと来るものがあり、予定になかった「救世軍ストア」へ。
(私の「救世軍ストアLOVE」ぶりは10月13日の日記でどうぞ)

特に何かを探していたわけでもないのに、いきなり目に飛び込んできたティーポット。真っ黒に錆びが出ているものの、紛れもない銀食器。デザインもちょっと変わった縦長で、注ぎ口がスクエアなのに取っ手は妙に滑らかな曲線で、一歩間違えると(というか十分間違えてる´。`?)趣味の悪そうな、なんともバロックなデザイン。

実は毎日使っていたガラス製のティーポットが割れてしまい、新しいのを買わなくてはいけないところでした。ところが、ニュージーランドの量販店にあるティーポットは、
正直3種類しかありません。

一つは丸か縦長のガラス製で(縦長はプランジャー)、底の部分を申し訳程度にプラスチックやメタルで覆ったデザインのもの。

もう一つは香港だったら、かなり場末のレストランというより食堂に近い店、もしくは老舗中の老舗飲茶「陸羽」(私はどちらも好きですが)でしか見かけないような、アルミ100%、取っ手は黒のプラスチックという英国ちっくに実用一点張りのもの。

陶器だと、
「こんな中国製がこんな値段・・・
と香港プライスが頭にこびりついている身にはとても手が出ない、質と値段のギャップが甚だしいものか、ポットだけのばら売りがないセットか。

その結果、西蘭家では移住以来、消去法で丸いガラスのポットを使っていました。しかし、これが安かろう悪かろうで、ホントによく割れますTT 確か3代目をこの間割ってしまったところでした。

「もうガラス製は絶対買わない!」
使ったお金にも短命なポットにも申し訳なく、そう心に決めていたものの、
「じゃ、どこで何を買う?」
となると、まったくあてがありませんでした。

そんなタイミングで見つけた銀のティーポット。カップを選ばないし、うちのように1日何倍もお茶しているヘビーユーザーにはピッタリです。目だった傷もなく、錆びさえ落とせば完璧でしょう。
しかも、これで7ドル(約600円)!

いつもながら、救世軍ストアならではのミスプライス♪
(アンティークショップじゃ、こうはいきません。徹底的に磨いて、ン千円で売るでしょう)

銀製品と言えばシルボォなんでしょうが、うちにはないので、オレンジの皮でこすってから専用のクロスで拭いたら、あっという間に自分の顔が映りだし、背後のキッチンの様子までくっきり♪ 
小1時間できれ~いになりました。


こんなポット、壊れることもないでしょうから、一生使い続けるかも(笑)


お世話になります、救世軍ストアさまさま