ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

そして新年快楽

2014-01-31 | アジア・中華・香港
1月は旅行に行っていた前半と仕事に追われた後半と
見事に真っ二つに別れて、やっと月末


そして今日は旧暦のお正月。
アジア一円ではドーンとお祝いの真っ最中。
中国の花火と爆竹の空気汚染が日本にまで届くそうですね


香港は暖かいお正月だそうで。

住んでいた頃の慌しさが懐かしく思い出されます。
(※ほとんど毎年旅行に出ていたとはいえ)


カレンダーで行けば1ヶ月遅れのお正月ですが、
2014年もいよいよ本番。
ぜひ今年も良い1年でありますように


【おまけ写真

オーストラリア・ニュージーランドという元の名前が中国語名に。
ニュージーランドはニュー=新だけに短縮
中国人も現実的ですが、中国語も現実的です



ボランティアに行ったら、最近入った同年輩のオーストリア人と
トンガリロ・クロッシングの話で盛り上がりました。


「いいんでしょ?いつか行ってみたいわ~。私の『ウィッシュ・リスト
(やりたい事リスト)』に入ってるのよ~
「えーー。どうして『いつか』なの?子どもたち連れて、家族で行けば?」
彼女にも18歳と16歳の2人の息子がいます。


「だって、うちの子そんなに子どもじゃないわ。ティーンエイジャーよ~。
そんなの楽しめると思う?」
と言うので、我が家の2年前の初クロッシングの話をしました。
(※あの時の話はコチラコチラで)


温(19歳)の日本行きが確実になり、家族の思い出に旅行ではなく、
なにか思い出になること
を家族揃ってしたく、一家で歩いていい思い出になった話をしました。


「その時の息子たちは18歳と15歳直前。ちょうどお宅と同じよ!」
となって、彼女は身を乗り出してきました。
「いくらぐらいするの?どこで手配したの?」


ちょうど今、共同購入サイト「グラブワン」でザ・パークのパッケージが
4割引きという話をすると、

「安いっ
と大感激の彼女
(※私たちは5割引でしたが


「用意するものは?」
「ガイドはいる?」
「トンガリロの往復に立ち寄るところはある?」
とあとは質問攻め





「じゃ、そのクーポンを買ってイースター休みに行くわ
と、ものの3分で話がまとまりました。



そこで、



ちょっと待ったぁ


「イースター(今年は4月)の頃はもう寒くなっているだろうから、
気温や天候をよくよくチェックした方がいいわ。」
「えぇぇえ
「今の時期なら寒さも知れているので、登山靴さえしっかりしていれば
フリース+防水ジャケット、トレッキングパンツでイケるけどね。」


「じゃ、ワイタンギデー(2月6日)にかけて行っちゃおうから?」




・・・・・

・・・・・

・・・・・


それって来週


もしも彼女が来週のボランティアを休んだら

行った
ということで


「いつか」⇒「来週」
この前向きさ+柔軟性+実行力
好きですわ。
チャンスを確実にモノにするタイプとみました。
気が合うのはこのノリのせいか?




さぁ、どうなるでしょう?


日帰りドライブ

2014-01-30 | 外出・買い物
今日は香港から来ている友人を連れて、

ドライブ


コンクリートジャングルから来たら、

こんな光景だけでも感激ですよね~
ちょうど旧暦の中国休みの時期なので、この見晴台にも
次々と中国人でいっぱいのバスがやってきました。


2時間ほどで着いたのは、

ここ


このブログではおなじみの

テアロハのコテージカフェ


どんだけ好きなんだ


夫のビーフバーガー


私のチキン&アプリコット

これも毎度おなじみ


友人はお上品にレモンタルト

ヨーグルト添え


ちょっと遠いですが、足を伸ばす価値がある場所では?
天気よし
景色よし
コーヒーよし
食事よし
選択肢の少ない小さな村でこのコーヒー&食事は
もう五重の花丸ですわ
(※オークランドにあったら通います!)


その後は、こちら~

マッサージ&ビューティー・セラピー
なーんか我が家に縁がないものぉ????


はい来た

温泉


しっかり予約をしておいた友人は



こちらでフルボディーマッサージ

半分は爆睡で至福のときだったらしいです。




夫と私はたまたま空きがあったので・・・・・・




五右衛門風呂

温泉です


友人は姫仕様で
こっちは五右衛門仕様?

まっ、いいけど(←マッサージまったくダメな人)


今の季節は身体の芯から温まると後が暑いので、
やや温めにしての30分コースにしたら、ちょうどよかったです。


帰りにハミルトンのパネット

イチゴ・ソフト


マヌカハニーを買ったり



イチゴを買ったり



さーらーに

マーサー・チーズへ
ハードチーズ好きにはたまらない場所。


ゴーダとグリエールをゲット
友人もグリエールいってました。
本当ならブルーチーズをごっそり持って帰りたいところでしょう。
キコランギ好きなぐらいなので。


目の前の家がいつの間にか

マーサー博物館になっています


でも、前回来たときも閉まっていたようなんですがぁ・・・・・

開館している時間に来て見てみたいなぁ。


目の前はワイカト川

今度パンとワインとサラダを持って、チーズはマーサーでゲットして
ピクニックしに来よう
(※ここの話はこちらでもチラリとしています)


こんな世界があったとは

2014-01-28 | アジア・中華・香港
香港から友人夫妻が来ています。
イギリス人のご主人の夢の一つを叶えるためにやってきました。


さて、その夢とは?



「香港人が大~好きなもの



というのが唯一のヒント。



香港在住14年からすると、彼らが好きなものは、



ズバリ






お金
朝から晩まで24/7お金の話でOKな人たち


でも、それじゃ、ここまで来る意味ないし~
ってことで答えたのが、
私:「香港人が大好きな『不動産』購入?」
答:ブー


私:「じゃ、香港人が大好きな『株』で、証券取引所見学?」
(※だったらオークランドじゃなくてウェリントンだし、場立ちもないし?)
答:ブー


私:「もしかして『オークション』?不動産じゃないなら、ワイン?」
答:ブー


私:「わかった!翡翠で『マオリ・ジェイド』のすごいの買っちゃう?」
答:ブー


私:「知らなかったけど、ここには超高級な『ツバメの巣』があるとか?」
答:ブー
(※ナイナイ ご主人イギリス人だし~


私:「健康管理で『マヌカハニー』?って香港でも買えるよねぇ。」
答:ブー


私:「『クルーザー』購入?それとも大物狙いの釣り?」
答:ブー
(※この辺はテキトー過ぎでもはや香港人好みではないなぁ
と、延々メールでやり取りし、トンガリロを登りながらも考えて、
とうとう当てましたよ







『馬』

『競馬』が大~~~好きな香港人


当たったはいいものの、その先はわからず。
メルボルンカップはオーストラリアだし、NZで有名なレースってある?
ぐらいなものだったら・・・・・



なんと、コレでした



早くも1頭お買上げ
競売結果の2位に香港ジョッキークラブの名前が
クラブとしては9頭購入で計228万5,000ドル 1頭平均25万3,889ドル 
最高価格40万ドル
(※40万ドルあったら2部屋物件買えちゃうんですけど


スゴーーーい
こんな世界があったんですねぇ。


馬の産地で有名なカラカの競売は国際的にも知られたものだそうで、
世界のバイヤーが集まり、香港での競馬馬の大半がNZ産だそうです。
(※そういう彼らはアルゼンチンまで買いに行ってるようですが


買われた馬はここから飛行機で運ばれます~
スゴーーーい


競売は5日連続で開かれ1,000頭以上の馬が競りにかかり、
2、3分に1頭の勢いで売れていくらしいです。


馬のプロファイルを細かく記載した電話帳のようなものがあり、
それをくまなく見ながら馬の調教師と相談しつつ、選んで予算を決めて
GO
スゴーーーい


ホテルの部屋にはドドドーンとウェルカムパックが届いていて
カラカとの送迎はリムジン
こんな世界があったんですねぇ。


これから名前を考えるそうで、
強力に
マオリ語の名前にするように勧めておきました。


ある日、香港競馬にマオリ語名の馬がデビューしたら、ヨロシクです


トンガリロ行:4回目を目指して

2014-01-26 | 旅行
今日は仕事に全力投球
日曜日ですが、ぜ~んぜん関係なく西蘭商店は今日も商い中


選んでいるわけではないのですが、最近は「土日に仕事」が多いかな?
この自由度がミジンコ零細在宅業のいいところ
(※でも全然散歩部に行けてません



さて、今日はトンガリロの話の最終回。
3回目だった今回の雑感をお送りします。

山から戻ったら嘘のような大雨
こんな眺めの中で乾杯


メニューは長崎ちゃんぽん(ウソです)とべジ・ピザ

いつも1杯しか飲まないのに、さすがにこの日はワイン2杯


とにかくこれ以上はない最高のお天気に恵まれ

感無量


素晴らしかったの一言に尽きます。

お天気さえよければ、本当に長めのハイキングのようなものです。



風景の美しさもさることながら、

2回の大きな噴火の後の修復も急ピッチで感動しました。
(※写真は工事関係者)


できるだけ自然を残しながら

そんどん歩きやすくなっています。
安全度も増して、より多くの人が安心して歩けるのでは?
これで入山料がないなんて、太っ腹すぎます


富士山みたいに入山料をとってもいいと思うんですけど。
世界遺産としての負担も負っているわけだし、設備投資も続いているし。
1人10ドルぐらいとっても、入山者が減るとは思えないのですけどね。



今回も大勢の見知らぬ人たちと一緒でしたが、間違いなく

このコが最年少
聞いてみたら生後5ヶ月でした。


ソフトモヒカンのパパの抱っこで縦断成功
このパパ、荷物も全部背負って、
スゴいです


登山者のアイドルで、泣いても笑ってもみんなその声にニッコリ
山小屋で最後に会ったときは手足をビンビン伸ばしてごきげんでした。
いつか大きくなってこの時の写真を見たら感動するでしょうね。
私たちまでパパのがんばり、ママの理解に感動しました。
元気に育ってね


もう1人感動したのが、

この女性
エメラルド湖への砂滑りの場所をスイスイ降りていきますが、
多分70代


この写真の端っこにも写ってました

ここは最も高い場所でかなり寒く、みな上着を着ているに、すごい薄着
しかも手ぶら?
ランチも水もない?


・・・・と思ったら、夫も彼女に気付いていて、
「後からダンナらしい人が荷物を持って歩いてたよ。
だから、男は早死にするんだろうな
という、スゴい結論


偶然ながらこの写真に

ご夫婦で写っていました。
一番寒く風の強いレッドクレーターでもこの薄着ぶり


彼女のようにずっとトンガリロ・クロッシングを続けられますように
思わずそう思ってしまうほど軽やかに歩いている高齢者でした。



今回も定宿ザ・パークにはお世話になりました。

ほんとうにホッとする場所です。


毎回共同購入サイトのグラブワンで買っているので、
2人で2泊、ビュッフェの朝ご飯、クロッシングへの送迎+お弁当
さらにウェルカムドリンク代わりにドリンク1人1杯半額で、
さてHow much



ズバリ



半額の



235ドルなり
(約2万円)


なんかスゴーーーーくお得感ありませんか?
スパもあるし、自炊派にはキッチン、作らない派にはレストラン
ファシリティーの良さもありがたいです。
(※コーヒーもおいしいし←これ重要)


あっ
今日のグラブワンにも出てます
4割引で279ドル
ハイシーズンにしてはやっぱり良心的
部屋数が多いから出せる値段なのでしょうね。


クロッシングのツアーを出している宿は他にもたくさんありますが、
オハクネだと、登山口まで相当遠いので朝がかーなーり早いはずで
ザ・パークの近さはありがたいです。
さすが、国立公園内!


私は前夜にフライドポテトを食べて胸焼けしないよう、

次回は絶対に他のメニューにします



3日目の朝はこんな感じで

ルアペフも見えなきゃ、


ナウルホエも見えず

トンガリロも雲の中だったでしょう。
でも、山の天気は刻々と変わるので登らないとわからないですよね?
(※天気予報の気温はレッドクレーターのピンポイントでも出ます)


来年の4回目を楽しみに、歩いたり走ったりしつつ健康管理に務めます。
(※今や初詣のようなものです)

サヨナラ、トンガリロ
今年もありがとう




そして向かった先は

ワンガヌイです


(この先はタラナキ行としてつづく)

トンガリロ行:トンガリロ・クロッシング下り編

2014-01-25 | 旅行
お待たせしました
トンガリロ・クロッシング上り編から3日目、やっと下り編です!


下り始めれば



そこはもう

楽園


ずっと色がなかった荒涼とした白黒の世界に

突然出現する湖
3つの色が微妙に違うエメラルド湖


少し高台にある

ブルー湖


これが目に入ったとたん

「駆け足
というぐらい、みんな一気に加速


湖目指してどんどん降りていきます。

ここは砂滑りのような場所で、横向きで利き足をブレーキに
どんどん降りられます


どんどん近づいてくる湖

どこから見ても完璧な美しさ


ここでのランチが最高なんです

こんな風景を前に美味しいさ倍増
(※宿のパッケージにランチパックも入っています)


食事の後はコースを離れて色の濃い小さい湖の周りを散策

まるでここだけ着色したよう。


なんとも言えない深い色。

硫黄のにおいがしますが温泉ではありません。


振り返るとまだまだ降りてくる人たちが。

カラフルな蟻の行列です。
この日に来た私たちはこのお天気で、本当にラッキーでした


その向こうのナウルホエ山

こんなに遠くまで来たんですね~。


レッド・クレーターの辺りが

この距離からでもよくわかります。


位置関係も3回目にして

やっとわかりました


再びやや上って、ブルー湖到着

感動中の夫(手前)


ここも息を飲む美しさ

少し出てきた雲まで絵になります。


こんなに深い海のような色が

標高1600mに出現するなんて!


振り向けば

こんな色のない世界
不思議ですよね~


わぉ

植物発見
マウンテン・デイジー


たくさん咲いていて

残雪があった1回目より暖かいのかな?



キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!

2012年に大噴火を起こした場所です。


写真のアップ

(※あの時の話はコチラでも)


でも、下界もはっきり見え出して

あとはもう本当の本当に下るだけです。


テクテクテクテク

歩道の柵が壊れていますが、ほとんどの場所はキレイに修復済み。


遠目でもモクモクやっているのがはっきりわかり



ときどき水蒸気が大きく上がります。



このまま沈静化してほしいですが、

どうなのかな~


そこここに前回の噴火で飛んできた火山岩が落ちています



人の頭の大きさの何倍もあるようなのも

ゴロゴロあります


噴火が真冬の人がいない時期で

本当にラッキーでした


夏だったら大惨事になっていた

という現実を実感しました。


色が鮮やかな石はみな前回の噴火のもので

それより前の火山岩には草がびっしり生えています。
どれだけの石が降ったんでしょう


危険地帯を抜けて



やってきたのは

山小屋テテタヒ・ハット


噴火のときに新聞の一面となった場所。



部分的に修復されていましたが、

宿泊施設としての機能は停止中で


「すぐに立ち去れ」
という注意書きも


こんな傷跡もリアル



注意を喚起するためにわざと残しているようです。

でもここが最後のトイレ休憩なので、みんな寄っちゃいます。


後は行けども行けども



だらだら坂の草原

確かにこれを上るのはある意味大変かも


緑が濃くなり、木が生えてきました。



ここまで来ればもう森です。



噴火で水の流れが変わったらしく

コースが川に
でも標識もあり、ちゃんと歩けるようになっています。


この後はバスの時間もあり、かなり早歩き
あまりの風景の美しさにゆっくりし過ぎました。
1回目はずっと雲の中で雨も降ったり止んだりで黙々と歩いたので
6時間半
家族全員でも!


今回はたった2人でも
7時間半
おかげで写真がたくさん撮れましたん


終点のケテタヒ駐車場に着いたとたん、迎えのバスが横付け~
待ち時間ゼロで帰りました。


前回はバスの迎えが8時間後だったので1時間半待ちでした。
「それだけ時間があったら、トンガリロ山頂まで往復できるな~」
とチラリと今後への期待が芽生えたりして
(※クロッシングのコースには山頂は含まれません)



帰って熱いスパに入って シャワーを浴びたら・・・・・・




なーんと

大雨


コワいほど天気予報が当たりました。

前の日にクッキリ見えたルアペフの影もなく、


前の日に座ったテーブルも

雨の中


こんな光景を中から眺めながら感無量

素晴らしい3回目の挑戦となりました。


(つづく)

笑う門には福来たる

2014-01-24 | アジア・中華・香港
昨日の予告通り?メルマガ「西蘭花通信」更新しました。
よろしかったらご覧下さい。

Vol.0657  ~夢日記:笑顔と涙と携帯と~


またまた荒唐無稽な夢日記ですが、これは起きてすぐに、
「予知夢ってやつかな
とピンと来たので、いくら仮名とは言え一応サザエさんに挨拶すると~


>ぶぶぶ!今朝読みましたよ!!!
って私がサザエさんだったとは思いもつきませんでしたが!どははは!



音声を消さないでお送りしてほしかった返信が、速攻で来ました。
さすがに「毛深いインド人のオサレ雑貨店」ではなかったものの
なーんかなんか水面下で専門店経営の話があったりなんかして


しかも、「毛深いインド人」(←ひつこい)は知り合いだったりして、
もう爆笑爆笑また爆笑で、これだけでご飯三杯お代わりできる可笑しさ。
一生笑えるネタになりました。
(※実際はお肌ツルツルの日本人でしたが)


うーん、ここはドッカーンと行ってほしいなぁ。
というか、この2人組、太陽が2個上がる勢いになっちゃいそー
ということで当面の楽しみができました。





そこでふと思う。




物事が極端に上手く行きそうなときって、なぜか
笑いがある


ドラマに出てくるような、スマートでにこやかな握手ごしの笑顔
ではなく、
なんかこう腹の底から「むふふふふ」となる骨太な笑いというか。


魂レベルでのマッチングの瞬間は断然後者で、面接で、
「採用決定!」
となると、面接する方でもされる方でも、むふふふしてたような?
特に面接する方のときは、
「面接官が喜んでどーすんのよー
と自分でツっこみ入れたくなるほど笑いを噛み殺そうとして失敗し、
ムダにナゾめいた人になってました


ある意味で
笑う門には福来たる
なんでしょうかね?


どんな時にも正しく努力する人に惜しみなく機会を与える

偉大な街、香港
里帰りが楽しみ~


上っても下らない?!

2014-01-23 | 私事・リタイア・人生
「上り編」があったら、次は「下り編」だよね
と思ってくださった方、そうならずに
スミマセン
(※諸般の事情でびみょ~に取り込み中なんですわ)


そんなテンパリストのタイミングで夫が買ってきてくれた

リトル&フライデー


「メディテラニアンなんとか」

と本人が言ってました
おーいーしー


夫と家でヒマしている善(16歳)には

ドーナツ付
ここのはクラッシクでシュガリングの感じも素晴らしい


ここ数日雨が降ったり止んだりしていたので

猫たちが家にいることも


そうでないと、どこをほっつき歩いているのか

クロなんてほとんど見かけません
「野良猫か
ってほど、食事以外帰ってきませんから~



そんな今日はもしかしたらメルマガ「西蘭花通信」が更新できるかも?
受信されている方、その節はよろしく~


トンガリロ行:トンガリロ・クロッシング上り編

2014-01-22 | 旅行
(※自分で書いておいて思う。なんちゅータイトル


さて当日

見よ、この日本晴れ(←違います)


「なんでこんなヘンなアングルの写真?」
宿から登山口まで送ってくれるバスの中で撮ったのですが


そうだ
思い出しました
シャトー・トンガリロが遠くに小さく見えたんでした。
(※写真では見えませんが


マンガテポポ駐車場(登山口)到着

宿のバス。運転手は毎年同じトニーおじさん。説明もジョークも同じ。
安定です


自分のクルマで来ることもできますが、途中で引き返すのかな?

反対側まで行って戻るツワモノもいるかも
15~16時間ぐらいかかりますが。
走っている人もときどき見かけますしね~


バスで送られてきた登山者

宿やツアー会社のバスが次々お客を降ろして行きます。


反対側のケテタヒ駐車場から登ってもいいのですが、
延々続くだらだら坂を登るので時間がかかるそうです。
多分9割の人はマンガテポポから始めると思います。
周りに人がいた方がやっぱり安心だし(←初心者


こんなものができてる~

緑だから噴火の危険性は「平常」
赤は危険で「閉鎖」
来てからオレンジだったら?
(※多分送迎のバスが出ないかも)



さぁ、開始

しかし、天気がいいです。
信じられないほど。




テント発見


なぜこんなに広いところであんな不便そうな道もない場所に?

長期滞在で調査でもしているとか?


すぐに最初のトイレ休憩

暑くてみんな超軽装
格好だけみたらハイキングですよね?
去年は風雨で途中で断念。この小屋で帰りに暖をとらせてもらいました。


えっ

こんなものが


こんなものも




あちこちトラックの整備中でした。

ご苦労さま


建機や材料はヘリで運んでくるのでしょう。

あのテントも工事関係者のもの?


おかげで階段やこんな遊歩道がどんどん延びています。



素晴らしいお天気に写真をパチパチ

かなりゆっくりペースで歩きました。


ナウルホエ山

こんなにクッキリ


2ヶ所めのトイレ到着

えーっ
新しいトイレができてる!(手前の方)
このトイレもヘリに吊られてここまで持ってきたのでしょう。
なんか微笑ましい図


ここで日焼け止めを塗り直したり、服を脱いだり
本当に暑かった~
ファッション計画まつがいました。


再び出発



遠くまで見渡せて感激。

マオリ語のNZの名前アオテアロアの元になった
白くたなびく雲


だいぶ登ってきました。

細い道とカラフルな登山者のウェアがずーーーーっと続いています。


ナウルホエがこんなにキレイに近くに見えたのも初めて

山頂があんなに赤いのも知りませんでした。



調子よく登ってはきたのですが・・・・・








実は



このとき




絶賛胸焼け中



はい、前夜のコレ

特にフライドポテトだったと思われます
こういう時に普段食べないものを食べちゃダメですね~



「ん?ここってもしかして?」

サウス・クレーター


「違うんじゃない


だってこんな場所でしたから
(※1回目の家族で行ったとき)
杭がかろうじて2本見えた場所。


2回目は風も強く、視界も悪く

次の1本を見つけるのが精一杯だった場所


それが向こうまで見渡せる
杭いらない?

これがサウス・クレーターぁぁぁ?
2人できょっとーん
でも、山中にこんな平らな場所は他にないです。


しかも、すぐ隣にはこんなものもあるー

もしかして湖?


「あぁ、そういえばさっき、なんとかレイクって書いてあったなぁ」
と夫が言い、




2人同時に





「ほのぼのレイク

と言っちゃう、イタいアラフィフ
(※記憶が出国した30年前で止まってるもんで


確か、こんなんでしたよね?

@ワンガヌイ
こっちもある意味止まってる?


サウス・クレーターを抜けると勾配がきつめになってきます。

でも、先が見えて周りが見渡せるのでなんだか余裕?



最高地点レッド・クレーター直前の足場の悪い急勾配
1回目

寒くて風が強くかったものの、人がたくさんいました


2回目

雨と風に阻まれみんな引き返してしまい、
誰もいません
私たちもこの辺で断念しました。


そして今回

へっ??ここなの
ぐらいなもんですよ。


止まって写真を撮る余裕も

(※でもこの辺が胸焼けMAXでした


レッド・クレーター着

ここまで来れば終わったも同然
あとは基本下るだけですから。
どちらの登山口までも3時間半ぐらで、ちょうど中間です。


トンガリロの山頂までは

往復3kmで1時間20分


「こんな晴天2度とないから行っちゃう?」
と思いつつ、バスの時間もあり断念。

向かった人がちょっぴり羨ましかったです。
3回目で初めて頂上に向かう人を見ました。
(※まぁ、2回目はここまで来れなかったのですが)


石がゴロゴロして草木も生えないまさに月面のような場所。




ところが、今回初めて知った、その名前の由来





本当に赤いクレーターがあったんです


今までは完全に雲の中で



全く見えませんでした。



本当に赤い



ほんとにまぁ、今回は初めて見るものが多かったです。



急勾配を登りきった後だし、時間も時間だしで食べ始める人多数。

でも、ここで食べちゃダメなんです


まだ、登んなきゃ

距離にしたらほんのちょっとなんですけどね。


そして、

いよいよ、下りでーす


(つづく)

トンガリロ行:ただいまのザ・パーク

2014-01-21 | 旅行
ラウリムを出て、やーっと到着



トンガリロでの定宿となっている

パーク・トラべラーズ・ロッジ
みんな「ザ・パーク」と呼んでいます。


泊まるのは3回目、食事に来たのも入れれば4回目。

こんな入り口の感じはまさに
「ただいま~
ロッジのパソコンに顧客データが残っているのでチェックインも即!


世界遺産であり国立公園でもあるトンガリロでは

最大の宿泊施設では?
確か82室あり、バッパーも兼ねています。


中庭にスパがあり、クロッシングの後にここに入るのが

楽しみ


こちらはキッチン

自炊派にはもってこいですよね?(←他人事



さっそく近所の定点観測へ

まずは駅。その名もずばり
国立公園
トンガリロは入りません。さすが、全国初の国立公園だけあります。
ザ・国立公園なんでしょうね。


駅舎

ノーザン・エクスプローラーしか停まらないはずなので、静かなもの


この薪の量に冬の寒さを実感しました

ルアペフのスキー場が目と鼻の先。冬は寒いんでしょうね。


駅舎に隣接するレストランステーション・カフェ

ここが開いているのを初めて見ました


外に黒板の手書きメニューが出ていて「今日のおすすめ」は
パンコ・クラムド・チキン・ブレスト with クマラ・マッシュ



「パンコか~
と2人同時にがっかりしてしまう、パンコとはパン粉のことで、
それをまぶした鶏胸肉



つまーり、
鶏胸肉のチキンカツのクマラ(=サツマイモ)マッシュ添え
という、かなり家でも作れそうなメニュー
(すみません人間が正直で)


そもそも、チキンは胸じゃなくて、腿でしょ
というアジア人ならではのツっこみポイント


店内からはオールディーズのジャズが流れ、どんどんやってくる人も
なんとなくカジュアルスマート
まんまジーンズ+フリース+キャップというか野球帽の私たち



「どうする?」
と言いつつも、
「値段が書いてないけどパンコ・チキンで30数ドル。前菜が10数ドル。
それだけで50ドル超えるよね?それにワイン+コーヒーで
2人で130ドル行っちゃうよね~




今の為替ならこれって
1万2000円なり



「パンコ・チキンに1万円はナシでしょ
と帰りました。こんな時でも堅実な消費者の西蘭夫婦
(※だって、こういうところの金額の6割が雰囲気代なんですわ)


今、メニューをググったらパンコ・チキンは33ドルでした。
読みはかなかイイ線行ってました。
まぁ、通常の人口が171人しかいない場所
観光客相手だから仕方ないんでしょうけど。


さらにテクテク行くと

ドーンとキウイ
これもいつも写真を撮っていますが、載せたのは初めて?


ルアペフを背景にしたこんなステキな家発見

別荘ではなく、地元の人の家のよう。
いいなぁ、いいなぁ
(※寒いのダメだし、スキーもしないけど)


こんな親子も




ここは若い人や飲みそうな人がどんどん入っていく

パブ


カジュアルスマートでパンコ・チキンでも
若くも飲みもしない私たちは

やっぱりココでしょ
宿のダイニング


お天気最高で外のテラスにしました。

まずはルアペフに乾杯~


ワイングラスに逆さまに写る

ルアペフ


本当に美しい山




とーこーろーがー、
メニューがリニューアルしていて、
「いつものべジ・パスタがぬぁ~い


今までは

初日


翌日


と、2泊を完全にこれで制覇していたというのに
(※肉系メニューが多いという問題はあるにしても)


仕方なく消去法で

フィッシュバーガー


あまりにどーでもよすぎる情報で本人以外覚えていないでしょうが

この日の昼もパネット・カフェでチキンバーガーでした。


バーガーは年に2、3回しか食べない選択肢なので、
1日で1年分食べてしまいました


夫は見るだけでお腹いっぱいになれる

ビーフバーガー
本人かなり涙目でした。


普段フライドポテトもほとんど食べな私なのに、ついつい
翌日のクロッシングへの期待など語りつつ、1本また1本・・・・
こあれがあとで大変なことに



とまれ、

長い夏の日が暮れていき、


明日はいよいよ

トンガリロ・クロッシング

あまりにも軽装で準備なく来る人のトラブルが多く、正式名称は
トンガリロ・アルパイン・クロッシング
とアルペン(アルプスですよね?)が入りました。
(※でも準備さえすれば小学生でも登れます)


忙中健康あり?

2014-01-20 | 私事・リタイア・人生
トンガリロ・タラナキ旅行から戻って以来、
実はドッタバッタ


休みのツケだけでなく、新規のあれやこれやで
昨日の日曜日も仕事4本掛け持ちでした。
ミジンコ零細在宅業ですから、なんでもアリなんですが・・・・
まずはクライアントのご依頼に感謝です。
(※断っちゃうときも多々ありますが~←素)



こういう時だからこそ、健康管理は重要です。

湖の周りや他のルートを走ったり歩いたり
(※水の上はやっぱり涼し~


夜8-9時などというびみょ~な時間に歩くことも。

8時だとこれぐらいの明るさです。


こんな時だからこそ、体内年齢がこんなだったり



こんなだったりすると

ホッとします。
26歳は2007年にタニタのこの体重計を買ってから最低年齢かな
不思議ー


健康管理というと
「いかに脂肪を燃焼させて減らすか
というダイエット話に終始しがちな気がしますが、私は

「いかに筋肉を落とさないか
に必死です


女性は元々筋肉が細いのでちょっとぐらい身体を動かしても
そうそう筋肉がつきません。
でも、サボるとすぐ落ちますチーン
筋肉量40kg台維持なんて、かなり理想です



時間ができたら旅行記の続きを書きたいのですが、戻れなかったら、






そういうことだったとご理解下さい


トンガリロ行:スパイラル

2014-01-19 | 旅行
タウマルヌイを出て次に訪れたのが、ラウリム。
人口500人ちょっとの村とも言えない小さな集落です。

人の気配が全くなく、洗濯物が干してなかったらまるで無人のよう。


実際、昼間からカーテンが閉めっぱなしの人の気配がない建物も。

(※ここはロッジと書いてありましたが・・・・)


営業しているようには見えない店ばかり。



かつては本当に給油ができたんでしょう

そのままアンティークになっています。


ディスプレーなのか、閉店したときのままなのか、



オールド・ストアーという、そのままの名前の店。

(※多分、ここは営業していません)


ラウリムにはいくつも宿泊施設があります。

冬はルアペフへのスキー客の宿になるのか?
(相当距離がありますが)


ちなみに、2013年の国勢調査によると、
通常の人口:534人
調査日(3月5日)の人口:1,251人
と、倍以上の開きがあり、こんなに静かでも観光の村なのを実感。
バックパッカーが周辺の国立公園で遊ぶ拠点になっている様子。


入居している家:252軒
空家(別荘など住人がいない家も含む):156軒
と5軒に2軒が空家なので平日の午後に「無人」と感じるのも
むべなるかな



とまれ、ここに立ち寄った理由は

これです







なにこれ



なものですが、実はこれ世界有数の画期的なものなのです。
100年以上前には


タウマルヌイの記事でも出てきたオークランドとウェリントンを結ぶ
北島幹線鉄道を開通させるに当たり、難所中の難所だったのが、
実はこのラウリムだったのです。

今は駅がないものの、駅舎の名残のような建物が残っています。


電線の下にはもちろん今でも線路があって現役です

ノーザン・エクスプロラー(旧オーバーランダー)や貨物用です。


おっ!

ルアペフの頭だけがちょこっと入りました


なぜこんな何でもないように見える場所が難所だったかというと、

周囲の地形はこんな感じで、台地と下を流れる谷の急な高低差が
220mありました。


この落差をどうするか?

19世紀末から20世紀初頭にかけての土木技術では、大問題でした。


約15年にわたった調査の結果、当時としては世界最高水準だった
スパイラル(螺旋)と呼ばれる、複雑なルートで問題を解決することに。

設計図と航空写真


航空写真のアップ

ヘアピンカーブとトンネルを駆使して急な落差を克服したのです。


手前の線路と二段目の高さを走る列車が両方写っている写真

ヘアピンカーブのなせる技
この角度や高低差の計算などが非常に高度だったらしいです。


確かに列車も長いし、難工事だったでしょうね~

この写真の列車が走っている場所は三段目だそうで、集落が遠い!


トンネル建設現場

シフトを組んでの手掘りだったらしいです
ダイナマイトは使ったでしょうが、大変な労力。
役馬のお馬さんもご苦労さん


さぞや危険な仕事だったことでしょう。

でも1905年に着工して1907年10月に完工したそうで、早っ


当時は工事関係者1,500人とその家族がラウリムに住んでいました。

なので、こんな光景も。
100年後の今の3倍の人口です


今では本当に静かな場所になってしまいました。

後ろはナウルホエ山
素晴らしい景色



なぜこんなに博物館のような古い写真があるかというと、

これですよ、これ


トンガリロの定宿ザ・パークの

レストランです


オーナーの趣味なのか、ラウリム出身なのか



すべてがスパイラル

ロゴまでしっかりスパイラル


この記事に登場した白黒写真はみなレストラン内に飾ってあるもの。

バーはもろコレですから~
歴女が地味にアガる場所


こんな展示を見ながら

ちびちび飲む
(※いいえ、天気が良かったので外にしました)


鉄子ではなくても

歴史的背景を知ると、


ウレしいじゃないですか

こんなものが


ラウリム駅が閉鎖されたときに払い下げかオークションがあったのか?

旧NZ鉄道のロゴ
美しいです


これは線路の断面の焼きごてでは?

地味に凝ってます。
オーナーは鉄男と鉄子?かつての建設労働者の一族?


ラウリムには見晴台があるので目を凝らしてみるものの

今は樹木に覆われてスパイラルらしきものは全く見えません
残念
手前は模型
(※見晴台に上がってくる人がみな口々に「見えない、見えない」と言ってました)


ノーザン・エクスプローラーはタウマルヌイに停まらなくなったので、
スパイラルを体験するには夏だけ停車するらしい

オトロハンガ駅から


ラウリムのすぐ隣、トンガリロ国立公園内に位置する

ナショナルパーク駅まで乗るか
いっそオークランドからウェリントンまで乗ってみるか???
(※10時間以上かかるので早まらないほうがいいです



かつて乗ったことがある夫にスパイラルの感想を聞いてみると、



・・・・・



・・・・・



・・・・・



「覚えてない。」
チーン
寝てたの?


ラウリムのもう1つの思い出はコチラで。


(つづく)

めんどうみるみる星人

2014-01-18 | 海外子育て
11月から学年末の全国統一試験NCEAの試験に入った善(16歳)
試験は学校で選択した6科目+自分で追加した日本語の計7科目のみ。
それが12月上旬まで五月雨式にあったので、はっきり言って11月から、
夏休みも同然でした


目の色変えて試験勉強している様子は
まったくなく
友だちやカード仲間と出かけたり
昼頃起きて1日中フェイスブック


もちろん、家の手伝いを自主的にすることもなく、
言えば、掃除機かけだの芝刈りだのをする程度。
外出中に雨が降って、洗濯物を取り込んで内干しにしてくれたのは
親が大絶賛の快挙でした。
(※まぁ、それぐらい、自分からは何もしないってことで



12月に入って、友だちが2ヶ月近くロンドンに行くとかで、

カラーの鉢植えを預かってきました。


言われたとおり、
日陰に置き
水をやり
茶色くなった葉や花を切り
けっこうマメに世話をしていたのには
オ・ド・ロ・キ


ここ最近続いた親の旅行中も、猫のめんどうをよくみてくれました。

なんでも食べる、手のかからない大食いのクロ


超偏食かつ小鳥食いで、夜泣き癖のあるコロ



生きるために必死で食べる半野良外飼いの小夏




やっと友だちが帰国して

鉢植えを返しに行きました。
写真で見ても、今のほうが元気そうに見えます。


善は次男で両親と長男・温の3人でずっとめんどうをみてきた印象があり
「善がめんどうをみる
というのはけっこう意外で新鮮な発見でした
まぁ、そういう年齢になってきたってことですね。


トンガリロに行っている間には、近所に住むカードヲタ仲間に頼まれ
ベビーシッター・デビュー


8歳と3歳のパパでもあるヲタ仲間が奥さんと映画を見に行くことになり
いつも頼んでいるベビーシッターの都合がつかず、急きょ善に連絡が。
その家には何度もお邪魔していて、子どもたちとも顔見知りなので、
善はいの一番で駆けつけました


夜だったのでベッドに寝かせ、本を読んであげているうちに
2人ともすぐに就寝
後はリビングでテレビを観ていて計2時間


これで50ドル(約4500円)もらって本人、
大喜び~
(※そりゃ、そーだ)


めんどうみるみる星人
鼻息荒いです


善が鉢植えを返しに行くので「夜ご飯いらない」と言い出し、

親はこれ幸いとラーメンなんか食べに行っちゃいました。
いつものラーメン道さんです。
今年もよろしく~


帰ったら、善もロンドンみやげのチョコをもらって帰宅。
「ラーメン食べたあとで甘いものがほしかったの~
と、さっそく善にたかる、
ひでぇ親×2人


「い、いいけど。食べたら残りは冷蔵庫に入れといて。」
と、自分はお腹がいっぱいで食べられず、親に先を越される善



なんだかんだと、16歳、ばんばっちょります
NCEAの結果はエクセレンスという最高位で、本人もニッコニコ

(※写真はイメージです。この時の話はコチラでどーぞ)


おめっとさーん



トンガリロ行:タウマルヌイ

2014-01-17 | 旅行
パネット・カフェを出ると、あとはひたすらワイカトらしい光景

NZの一大牧場地帯です。
(※冬用の牧草の包み)


でも、高低差がある場所は、毎日収乳する酪農には向かないので

食肉牧場や羊牧場になり、放し飼いの牛や羊が好きなところにいて、


姿が見えないことも

お出かけ中


家もなーんにもない、行けども行けども牧場のところに



ぽつんとポストがあったので思わずパシャリ

この道の奥に家が3軒あるようです。


ワイカト・タイムズのロゴがこんなに目立つようにしてあるのは

配達の人が見逃さないようにするためかも
こんなに場所だと配達は午後なのかな?


着いたのは山岳地帯の入り口に位置する
タウマルヌイ



向かっている世界遺産でもあるトンガリロ国立公園の空撮

素晴らしい
草も生えない場所に輝く火口湖の奇跡のような美しさ


でも、町は半分眠っているような寂しい町並み



幹線を通過していくクルマ以外、人影も疎ら。



新聞社



スーパーというよりも食料品店



営業しているのかどうかはっきりしない店や空店舗も多数。



いつの時代にそうだったのか
ファミリーファッションストアー
と書かれた店

今はカフェになっていました。


「昔は映画館だったんじゃないか?」

と夫が言った建物




「ホビット」がCOMING SOONになっている


今でも

映画館でした
(※このときは閉館してましたが)


ネットでググっても確かに営業中

上映時間でないときは閉めちゃうのかな?
不動産屋がテナントとして入居してました。


左の建物は19世紀のものでは?



20世紀初頭の建物で通りができています。

(1912年築)



タウマルヌイはイギリス人が入植してくる19世紀まではマオリの集落として発展し、ワンガヌイに注ぐファンガヌイ川をワカ(マオリの舟)で行き来するマオリたちの交通の要所でした。

ノースランドを旅行していても思うのですが、イギリス人が入植してくる前のマオリの足はなんといってもワカなので、川や海さえあれば相当遠くの集落とも交流があり、内陸や島でも決して孤立していたわけではないんですよね~。

19世紀半ばに最初のイギリス人宣教師がやってきて、本国に報告書をあげて・・・・というお決まりのパターンで入植者がどんどんやってきて、「開発」が進みました。


そのピークとなったのが1908年の鉄道の開通でしょう。

(※ウィキペディアより)
オークランドと首都ウェリントンを結ぶ
北島幹線鉄道は建国間もないNZのまさにエンジン役でした。


鉄道は今でもノーザン・エクスプローラー(旧オーバーランダー)や
(※2012年6月からノーザーン・エクスプローラーに)

貨物列車に利用されています。
でも、ノーザン・エクスプローラーはここに停車しなくなりました。



幹線バスにとっては引き続き重要なストップです。



バスの乗客はここでちょっとした休憩が取れるので

町の規模に比べて、非常にカフェが多いです。


町の観光局

ルアペプ、トンガリロ、ワンガヌイなど周辺情報が豊富ながら、
町自体には観光する場所がぬぁ~い


タウマルヌイに限った話ではないのですが、NZの多くの場所で
その町、村、集落が19世紀の終わりか20世紀初頭にピークを迎え
それっきり発展から取り残されてしまっています。


タウマルヌイでは鉄道開通に合わせて町の開発が進んだ結果、

駅前の町並みはかなり100年前のままなのでしょう。
(1911年築)


都会から大勢の人が訪れ、宿泊し、カネを落として町は潤ったものの
その後のモータリゼーションで鉄道の旅が廃れると
観光名所のないタウマルヌイは素通りされ、

少しの林業と畜産以外の産業がない町は、過去のものになりました。


マオリだけの山間の静かな寒村が鉄道の登場により半世紀で
ガラリと変わり、今再び静かな山間の村に戻りつつあります。


人々は100年以上前の建物で今でも商売を続けているのです。
その間、町が今以上に発展する機会は一度もなかったのでしょう。


職の機会がない人たちは町を離れ、過疎化が進みました。
タウマルヌイ・セントラルの人口は
2001年の2,640人から2013年の2,274人と13%減少しました。


この町に関しては個人的にスゴーい思い出があるのですが、
そこまで寄り道してしまうと、トンガリロに行き着けないので
またの機会にしますね。


(つづく)

トンガリロ行:パネット・カフェ

2014-01-16 | 旅行
NZの旅行は基本クルマなので、
寄り道は自由自在


ついあちこち寄るので、なかなか目的地に着かないんですよね~
この旅行記と一緒ですな
(落ちはそこかい?)



ということで、今日からトンガリロとタラナキの旅行記を始めます
1泊2日だったロトルア旅行で7本も書いてしまったので、
4泊5日の今回は30本近くなる?
終わるの2月末
をユルめ目標に、ぼちぼち行ってみましょう。



今回はずっと行ってみたかった、ハミルトンを下ったところにある

パネット・カフェからスタート


すでに家から1時間半以上。まずはコーヒーで



・・・・・
・・・・・
・・・・・
薄っ


ダブルショットであることを確認したし、
温(19歳)と変わらないような年齢のバリスタは
愛想もサービスも良かったに~
再び地方のコーヒーは薄いのを再認識


ちなみにコーヒーが一番濃いのは私の知る限り、
ウェリントン
さすが首都
(※濃けりゃいいという話でもないですが


ピーカンのお天気で外にしました。

しっかりした日除けがあって快適


こんな骨太の造りも「地方にやって来た感」up!

買ったらお高そうな立派なハードウッド。
でも、地方なら自分で伐採できちゃう?
とかとか。


ランチ

やっぱり赤肉が多く、消去法でチンンバーガーの私


夫は大好物のカラマリいきました。

でも、ほとんど見えない
イカはどこどこ?


結果はかなり残念賞。
でも、お店は相当混んでました。
こういうカフェ自体、少ない場所ですからね~



しーかーし、ここには

スイーツがあった
チーズケーキとミニマフィン
これはけっこう美味しくて二重丸。
お食事とのプラマイ零かな?


ここはカントリー・プロバイダー(と英語読みしてもよかですか?)
という雑貨店もあります。



はい、こちら



まずは甘い香りのイチゴに迎えられます。



元がイチゴ園なので、



とにかくイチゴ

パネットというのは、こちらではイチゴパックのこと
物はプラスチックで味気ないけど、発音が可愛いと思う。


ブルーベリーもあります。

好きだな~、ブルーベリーも。


店内はオサレ~になってまして、

地元のものが








なーんにもありません



みーんな輸入品

だと思います。


あっ
これは地元のものでしょう。

牛皮
1頭分そのまんま。カーペット代わりにするのでしょう。艶ピカでした。
後ろの冷蔵庫には牛肉が
一緒に並んじゃうところが、産地


元々いい物が高いNZ。これだけの輸入品となるとさらに高っ



昔の家を模して壁紙の代わりに新聞貼ったディスプレーは

なかなか凝ってます


ワイカトの豪農の奥様たちは

ポンポン買っちゃうのかしらん


カフェ同様、なかなかこういうお店ってないし~

見ているだけで楽し~
(※我が家は家の中のモノを絶賛減量中


見た限りでは、次から次へとやって来る人たちはイチゴを買うか

奥でアイスクリームを買うか


イチゴ園によくある

イチゴソフト
老若男女みな食べてました。


カフェと店の間はこんなに開放的で



子どもが遊べるスペースもあるので

夏休み中ということもあり、家族連れがたくさんいました。


ここにもイチゴ



多肉好きにはたまらない



こっちにも

カントリーな演出


さらに細長いミニオーチャード(果樹園)がありました。



これだけ狭いところに、どれだけ植えられるかに挑戦

という感じで、何十種類も植えてあります。


これが全部ちゃんと実ったら、

自給自足できる


と、夢を見せてくれるような一角

リンゴもなってます。


ネギもこんなところから、

コンニチハ


外側には本チャンのイチゴ園が広がっています。



帰り道にもまた立ち寄ってイチゴやブルーベリーを買いました。

機会があればまた~


(つづく)

ロトルア行:ホワイトテラスとピンクテラス

2014-01-15 | 旅行
美しく透明で静かだったタラウェラ湖

その向こうには穏やかな稜線を描くタラウェラ山


しかし、128年前の1886年には、この山の大噴火がありました。



真夜中に始まった地震は徐々に規模を大きくし、タラウェラ山が噴火

3つの山頂が同時に火柱を上げ、その規模たるやオークランドや
南島のブレナムでも噴火音が聞こえ、
クライストチャーチでも噴煙が目撃されたほどだったそうです


その結果、120人とも150人とも言われる人命が失われ、

マオリの集落や観光客の宿泊施設も失われました。



今では住む人もいない、こんなに静かな場所ですが

当時のタラウェラ湖は世界中から観光客が集まる場所でした。


すぐ隣のロトマハナ湖に面して、世にも不思議な
ホワイトテラスとピンクテラスというものがありました。

テラスは温泉の沈殿物であるシリカというものが固まって
ガラスの棚田のようなものが自然に形成された場所でした。


世界の8不思議と言われ遠路はるばる観光客がやってきました。

テラスには温泉が流れ続け、ちょどいいお風呂になっていました。
名前の由来は白いテラスとピンク色のテラスがあったからです。
特にホワイトテラスは大きく、高さ30m幅240mもあったそうです。


テラスはテワイロアという集落に住む、マオリの一族が所有し、
彼らは世界中からの観光客を相手に、テラスまでの交通とガイドで
それまでの自給自足経済から、思いがけず貨幣経済に突入し
一財をなしました


タラウェラ湖とテラスがあったロトマハナ湖とはつながっていません。

わかりやすく地図を横にしました。
左の大きいのがタラウェラ湖。右の小さいのがロトマハナ湖


観光客は舟でタラウェラ湖を渡り、歩いてテラスに向かいました。

(※左の大きい部分がタラウェラの南端。小さな湖は噴火前のもの)
その間のロジスティクスはすべて現地のマオリ頼みだったのです。


シャトー・トンガリロに飾ってあったホワイトテラスの絵

それはそれは美しい
(※シャトーができたのは20世紀に入ってからですが)


何度も繰り返された大噴火で湖ができたり形が変わったりし、
ロトマハナ湖は従来の大きさの5、6倍に広がりそこに水が入り、
テラスは完全に水没してしまいました。
今でもピンクテラスの一部が湖底にあるのが確認されているそうです。


マオリたちは、観光業で一財をなした部族がカネ、酒、タバコ、
西洋から持ち込まれたきらびやかな物に溺れてしまったため、
天罰が下ったと信じているようです。


飯の種というよりも打出の小槌だったテラスがなくなり、

150年以上の時を経て、西洋人が訪れる前の静かさに戻っているのは
皮肉な話です。


近くでフラックスの蜜を吸っていたトゥイ

1世紀以上前の観光客もこの美しい鳥を眺めていたのでしょう。


これは2006年に行われた噴火120周年記念に埋められた
タイムカプセル

噴火200周年にあたる2086年に開けられるそうです。
さすがに生きてない



でも、見てみたかった~
ホワイトテラスの雪のような白さ
ピンクテラスの綿菓子のような甘いピンク



ここで耳寄り情報
実はあるんですよ~、
今でもテラスがぁ


ワイラケイ・テラスという温泉スパには

人工的に造ったテラスがあります!
(名前のとおり


コンクリで階段状にして

延々と温泉を流していれば、中のシリカが沈殿&固まって
テラス完成
触るとガラスというよりも岩のようにカチンコチンです。


天然ではないもののかなり雰囲気出てます。
涼しくなったら、また行きたいな~



ということで、いよいよロトルア行、これにて終了
(※はー、やっとトンガリロの話が始められる~


ちんたら旅行記にお付き合いいただき、ありがとうござしました。
(タラウェラに関してはコチラでもどうぞ)