ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

休み時間は庭で

2010-10-27 | 家&庭関係
パソコンの前に座りっぱなしで、
首筋がバンバンに凝ってしまっているここ数日

こういう時こそ、ヨガ
なのですが、今日はヨガも休んで仕事に打ちこみます。
11月もずっとこんな感じになりそうで、心してかからねば


でも、季節は待ってくれず、花が咲いては散り、実がなっては落ちの繰り返し。

ココで、
ササササ、ササササっと忍者のような
怪しいガーデニング
と言っていましたが、仕事の間の「10分休み」に(のはずがつい「30分休み」になってしまうのですが・・・・)、ゲリラ的に草むしりをしたり、種を植えたり、水やりをしたり



あっという間に芽が出てきました。

カボチャ。日本風の栗カボチャです。


キュウリ。どうかナメクジやカタツムリに見つかりませんように。

これも日本風で20cmぐらいの実がなります。


トマト。ただ今1~1.5cm。

今年も大量豊作で毎日のように食べ続けそうな予感
トマトはほんとうに簡単で失敗がありません。


ズッキーニ。みんな瓜の仲間なので見た目はそっくりな地味系。

去年のズッキーニから種を取りました。


今年もシソは今のところ音沙汰ナシ・・・・
「雑草のように生えてくる」
と言われつつ、なぜか毎年芽が出てくれないのがシソ


今年はどうだろう~



青菜も引き続き育てたいので、やっぱり休み時間は庭で

子どもの居ぬまに

2010-10-26 | 料理・食べ物・外食
3連休が明けて、再び大人だけの時間が戻ってきました

と言っても、今や子どもたちもすっかり大きくなり、休みとなればそれぞれに予定があり、親の出る幕もないほどなので、連休明けに夫婦で
手に手を取って大喜び~
という、かつて何度も繰り返された光景はなくなりました


「子どもがいないんだったら、アレいっちゃう?」
と言うことで、夫婦で目がキラリーン







ジャ――――ン
これですっ→




「おいしい」と勧めてもらって、ちょと前に買ったのですが、2袋しかないし、温(16歳)は辛いのダメだしで、待ってました、
このタイミング



普段インスタント食品を食べない家なので、買い物に行ってもそういうコーナーに行かず、どんな物を売っているのかも知らないのでちょっと新鮮
 
中はこんな感じでけっこうインスタントっぽくない麺です。


これを加薬と一緒に茹でて、袋の写真を真似してキュウリを添えました。でも、ゆで卵は面倒くさいのとワタクシが食べないのとで省略

ハムとカニかまを載せたら、まるで冷やし中華? 
その上に付いていたチリソースを 






かっ、辛い~~~




東南アジア暦3年と4年の夫婦で辛いものはか~な~りイケる口なので、
ぺろりといただきましたが、結論から言えばこの量の面だったらタレは半分でよかったかな~

逆にタレをもっと減らし、キムチを添えてお酢と紅しょうがを足してもいいのでは?(だんだん創作料理になってきてますが

麺の食感は好きなので(ビーフンのような冷麺でした)、買い置きして冷たくて酸っぱいスープにちょっと梨なんか入れて韓国風にアレンジしたり
(とさらに創作料理


ぜひ夏の一品に加えようと思いまーす。

3連休を終えて

2010-10-25 | 家族&夫婦
今日はレイバー・ウィークエンドと呼ばれる3連休の最終日。


善(13歳)は去年に続いて、ヲタクの祭典「アルマゲドン」に3日間通い詰め、ここ3年間すっかりハマってしまい、寝ても冷めても頭から離れないアメリカのカードゲーム「マジック」のブースでボランティア。

子どものボランティアは善だけで、後は全員大人で大学生や勤め人だそう。初日は夫が送迎しましたが、2日目からはマジック仲間(もちろん大人)が送迎してくれ、善クン、すっかり知らない世界のヒトに。

ブースは去年よりもずっとグレードアップして、入り口近くに大きく構え、ボランティアにはお揃いポロシャツが支給され、関係者として入場料も無料なら、お昼代20ドル(1300円)も支給されたそう

去年はお昼代の高さに泣かされた善(この話はコチラで)、現金支給に大喜び もちろん10ドルぐらいに収めて残りは収入に。でも3日目ともなるとホットドッグも飽きるだろうから、お弁当を作ってあげました。
20ドル丸々残った善はニッコニコ

しかも今年はさらに太っ腹で、ボランティアには300ドル相当のマジック関連商品が支給され、さっそく一部を65ドルで売ってきたそう

(こういう物がお宝らしいです)


後のものは自分で大事にするそうです。でも、ポロシャツは返さなくてはいけなくて、去年ゲットした勝負Tの2枚目はありませんでした。

(去年の唯一の支給品。今でも「ここ一番の時に着ています)


今年も3日間でなんだかすっかり大人びた善、一生懸命なのはなにより。
やっぱり、
かわいい子にはアルマゲドンに行かせよかな?


一方の温(16歳)。
受験勉強もちょ~っと中弛みな今日この頃

初日は日本人の友だちが遊びに来て、泊まって行きました。
(おもたせの「カツ寿司」
ずっと前に、やはりいただきもので食べた「天ぷら寿司」よりもあっさりサクサク。家族もこちらに軍配
ごちそうさま~☆

2日目は温もアルマゲドンへ。
でもカードにはな~んの興味もなく、日本のアニメを何本か観て、友だちと半日ぶらぶらしてきました。ほしい物もなく手ぶらで帰ってきました。
大人になったなぁ~
(前はDVDだのTシャツだのいろいろ買い込んできたのに)

3日目の今日はさすがに勉強のようでした。
(部屋にこもっているので何をしているのか実は不明


親は家事をしたり仕事をしたりで相変わらず
夫は今シーズン最後の15人制ラグビーのレフリーに行っていました。
来週からは7人制のセブンスでまた走り回るんですけどね。

今日は炎天下でクルマ2台の洗車
ごくろーさん


ワタクシはありがたいことに仕事が切れず、3日間ともこもっていました。
仕事の傍ら、ちょっと大きな買い物を決心。
夫を説得してOKも出たので、しばし楽しみができました。

買うのは来月なので、冷蔵庫に続いて家中の不用品を処分して
「1,000ドルぐらいは調達したいな~」
と目論んでいるところ。
でも、必要なのは万単位の金額なんですけどね
(なんだかんだとお金の話がよく出る西蘭家のリアルライフ・・・・)


さぁ、明日からは学校も始まって平常通り!

冷蔵庫のヨメ入り

2010-10-24 | 家事・家計・リサイクル
玄関に向かってデンっと立っているのは・・・・・

移住以来使っていた冷蔵庫です。



先日3つドアの新しいのを買ったので、トレードミー(NZ版ヤフオク)に出してみたら、あっさり300ドル以上(約2万円)で売れました
新しいご主人を待っている後姿がなんとなくいじらしく、思わずパチリ
西蘭家の食卓ずっと支えてくれた働き者です。


新しい冷蔵庫が来て早2週間。
感謝を込めて徹底的に掃除をした後は、リビングにぽつねんと立っていました。
なんだか家族を見下ろしているようで、一抹の寂しさも?



新しいご主人は若いキウイのカップルで、取りに来たおニイさんは今日がオークランド初日という人。

移民の私たちが思わず
ウェルカム・トゥー・オークランド
と声を揃えて言ってしまいました。


こちらに住んでいる彼女と一緒になるために地方から引っ越して来たそうで、見るからに幸せいっぱ~~い

そんな家におヨメに行く、冷蔵庫。
しっかり働いていつまでも大事にされてね。
今まで本当にありがとう

アスパラガスは生で

2010-10-23 | 料理・食べ物・外食
NZに移住するまで、アスパラガスを生で食べたことはありませんでした。


移住後のある日、アスパラガスを切っているときにふと口に含んでみたら、
えも言われぬ野菜独特の甘みに仰天
思わず2、3本丸ごと食べてしまったほどです。以来、アスパラガスが出回る旬になると、迷わず生で食べています。


今年もそんな時期になりました

昨日のオネハンガの帰り道、道端にクルマを停めて野菜を売っていた若いおニイさんから買ってきました。これだけの量で600円は激安

写真ではわかりませんが、太いのは親指1.5本分ぐらいあります。太くても柔らかいので、こちらでは日本でよく見る「スキニー」と呼ばれる細いサイズより太い方が一般的です。


前にフレンチ・マーケットで、左手に買ったばかりのアスパラを持ち、右手のフォークで食事をしながら、二口に一口ぐらいの間隔でアスパラをパクパク(というよりポキポキ?)食べている、かわいらしい小母さん4人組を見かけたことがあります。

その間もおしゃべりが続いているので、お口はアスパラとフォークの間を行ったり来たりの大忙し。そのリズミカルな動きといい楽しそうな表情といい、旬のアスパラのおいしさがわかるだけに、見ているこちらまでウキウキしてきました。


NZはちょうど今日から3連休。
あのおニイさんは連休の軍資金稼ぎだったのかな~?
「生産者なの?」
と聞いてみたら、
「農家から仕入れてきたんだ
と腰パン、裸足のおニイさん。ノースから来たのか、サウスから来たのか?

他にもアボカド10個で5ドル(約300円)とか、
「おニイさん、オークランドに住んでないでしょ?」なお値段
(今ならアボカド1個は平均1ドル、60円ちょっとです)

あまりの安さに、看板を見たクルマがどんどん停まって
人がゾロゾロ降りてきてました。(ワタクシたちも看板に釣られました)


明日は日曜日。久々にサンデー・マーケットに繰り出して旬の野菜を
ド――――ンと買ってこようっと
(ここ数週間、ずっと日曜日に用があったんですよね~)


オネハンガ

2010-10-22 | 料理・食べ物・外食
今日はオネハンガへ。

家からやや遠いのであまり行く機会がないのですが、


こ~んなものがある、古くて新しい、楽しい街です


移住してきた当初は他にどこも知らなかったこともあり、
「アンティーク・ショップがたくさんある。」
というキウイの友人の一言をきっかけに、オネハンガばかり行っていました。(今考えると、ずい分遠くまで行っていたものです)


そこで出会った、オネハンガ・トレーディング・センター


まったく同じアンティークベッドが2台あり、子どもたち用に飛びつきました。2台同じアンティークなど、後にも先にもあの時しか見たことがなくラッキーでした。

今でも2人とも愛用中。
(特に善はとってもLOVE
186cmの温にはさすがに小さい?)





←当時のダニング・テーブル(今は6人掛け)もそこで見つけました。食事だけでなく、当時は子

懐かし~い






でも、今日の目的はこちら

市役所?裁判所?

という趣ですが・・・・


築100年の古~いビル

きれいにリフォームされています。


中はこんな感じで、レリーフがキレイです。



使っている木も見るからに良材という感じで、リムかカウリか?



昔はこんなに賑わう場所だったよう。



ステンドグラス好きにはたまらないほど、あちこちにステキな窓が。











シャンデリアと長テーブル?

ん?食事ができる?



そうなんです~

ここはカフェ。ワタクシのフィッシュ・ポット・パイ


オネハンガにある
「ライブラリーカフェ」

夫のエッグ・ベネディクト

(日頃コレステロールのコントロールに玉子を減らしている妻の努力がまったく報われない玉子2個使い


コーヒーのスプーンもこの建物の絵入り→

観光地にありがちな買っても(買わないけど)まず使うことがないようなレトロなデザイン。
でもここにはピッタリ


おいしくて、サービスというよりもおもてなしという対応もとても良かったです。もうちょっと近かったら、もっといいのにね~

(知らなかったらカフェとは気が付かないであろう外観)



そうそう、ここもグラブワンで行きました。(やっと使ったクーポン券!)

(35ドル分が15ドルって、めちゃくちゃお得 15ドルで収まりませんでしたが

グラブワン

2010-10-21 | 移住生活
ここ最近、夫婦でハマっているものがあります。

3ヵ月ほど前にスタートした、割引クーポン販売サイト「グラブワン」


オークランドだけでなく、チャーチ、ウェリントン、ダニーデンなどエリアを指定でき、各エリアで毎日1件、割引クーポンの販売があります。

レストラン、フェリー、フェイシャル、コンサート、動物園のファミリーパス、スポーツ観戦などが半額かそれ以下というように、安さが魅力
(詳しい実例はコチラで)


今日の人工雪スキー場「スノープラネット」の1日パス(備品レンタルとワンドリンク込み)は通常 95.50ドルのところ、61%引きの37ドル~
 
2.5人で行って、通常の1人分のお値段
ということで、西蘭ポーイズ3人も購入してました。


クーポンの期限はけっこう長めで、スノープラネットも夏休みをすっぽりカバーする1月末までという太っ腹
(景気低迷でエンタメ業界が苦戦中なのをリアルに感じます)

ワイヘキ島行きフェリーの往復チケットも通常33.50ドルが、
55%引きの15ドル~
2人で1人のお値段
これも一家で買いましたん。

どちらの企画も24時間で7,000枚以上売れているので、企業にとってはキャッシュフローの大幅UPと宣伝効果が同時に期待でき、消費者にとっては前払いすることで同じサービスを半額かそれ以下で提供されるという、
双方にとってナイスな企画

(ヘラルド紙のJVです。さすが新聞社、クライアントベースが大きい!)

NZ版ヤフオク「トレードミー」に次ぐヒットになりそう。
オーストラリア版も近々スタートするらしいです~


他にも、
プラネタリウム入場券
カフェの食事券
コーヒー券(シティーでコーヒー1杯1ドルなり~
ロッククライミングのファミリーパス
温泉プール「ワイウェラ」のファミリーパス

など、あれこれポチしてしまっている西蘭家
(まだあったような?節約なのかムダ遣いなのか、びみょ~)


「期限前に使いきらなきゃ!」
というプレッシャーに加え、


「グラブワン貧乏になったらどうする?」
(by主にポチってる夫)
という話もあり、楽しウレしだけどほどほどにねっ

庭に走って

2010-10-20 | 家&庭関係
なんとなく気ぜわしいここ数日。
(映画なんか行って、よけいに首を絞めてるというウワサも)

仕事をしつつも家事もあり、この時期ならではの、
「あの種を植えとかなきゃ
「あの木の植え替えも急がないと~」
「水やりもしないと~

と、ガーデニングのプレッシャーがキツいこと


庭に下りたら下りたで、すぐに雑草が目に付くし、寄付用の寄せ植えに使う多肉を整理しておかないと(あまり大きくなると寄せ植えに使えないので)など、やりたいことをしているとエンドレスになってしまいます。

(時間があったらたくさん作りたいんですけどね~)



そこで時間を決めて、ササササ、ササササっと忍者のような
怪しいガーデニング
自分の庭なんだからもっと堂々と、時間を気にせず過したいのですが、
今のところはサササのサ


夜ご飯の用意をしていて、
「青菜が足りない~」
となれば、これまたサササっと庭に走って調達
 
ホウレン草とパクチョイです。



そのうち、毎年恒例のトマト祭りの開催で、明けても暮れても
トマト、トマト、トマト
という状態に突入します。


忙しくなるし日焼けもするけど
今年もガーデニング、
がんばろっ


映画「食べて、祈って、恋をして」

2010-10-19 | 映画・文化
根詰めて仕事をしていなければならないはずなのに、
「食べて、祈って、恋をして」を観てきました。

久々のジュリア・ロバーツ(夫、大ファン
彼女本人が惚れこんだ原作の映画化ということで、仕事を打っちゃり行ってきました。(「映画の日」だし~。でも消費税UPで映画代もUP


結論から言ってしまえば、自己チューで頭デッカチな30代の、
カネと時間に飽かせた、贅沢な自分探しの旅~
というお話で同じ女性でありながら、大のバリ好きでありながら、
感情移入できるとっかかりのないまま、話は終わってしまいましたとさ


原作がウケたのはわかる気がします。(読んでませんが)
インドもバリも、遠いエキゾチックな国じゃないですか。伝統があって美味しいものがあるヨーロッパの国は永遠に愛されるだろうし~

そんな各地を転々として自分を「発見」していくというのは、ストーリー的にも、映像的に女性のハートをつかみやすいお手軽シチュエーションだけに、原作者が経験したであろう七転八倒をきちんと描かないと、かえって危険という罠にまんまとはまっていたように思いました。


35歳のジャーナリストが結婚生活を見切り、心の隙間を埋めるように若い男と恋に落ち(この辺はリアルかも)、お約束のようにすれ違って別れ、
なにもかも捨てて見知らぬイタリアに飛び出し、美味しいのを好きなだけ食べて、食べて、食べて・・・・の生活。

NYの一線でバリバリ働く身だったら職業を問わず、体重管理は必須科目でしょうから、体重を気にせず食べ続けることが彼女にとっては、
自己解放の第一歩なんでしょうが、なんだかな~
寂しさを食べることで穴埋めしているようにしか見えなくて、イタさx2


おまけにパスタを食べるシーンのジュリア・ロバーツが、
「ビストロSMAPか?」
と思うほど、がっかりな食べ方

彼女の演技というよりも、「むさぼるように食べて自由を噛みしめる」みたいなイタリア滞在を象徴するシーンとして、監督が狙ったんだと思うのですが、あのひつこさと品のなさはいただけないよ~ 


次は祈りのインドへ。
ちょっと怪しげな新興宗教風な団体に入って祈ったり瞑想したりの日々。
そこでかなり屈折したアメリカ人の初老の男性と知り合って同病相哀れむ状態になったりするのですが、祈りを通じて彼女の心が浄化?昇華?されていく過程みたいなものが描き切れていなくて(原作ではきっと大きなターニングポイントを迎えたのでしょうが)、これも、なんだかな~


そして最終目的地インドネシアのバリへ。
ひょんなことから知り合ったこれまた若くはない、19歳の息子との親離れに涙する男と恋に落ち、いいえ、落ちそうになるの自分でブレーキをかけ、
アメリカ人らしく怒鳴りあったりなんだりの挙句にやっぱり落ちていく、という・・・・


まぁ、ハリウッド映画らしくハッピーエンドになるわけですが、
すべてが浅い、浅すぎる!
ジョリア・ロバーツという大女優が納まる場所がないほど薄っぺらで、原作を映像で後追いしているだけのよう。

実に残念。
とまぁ、けちょんけちょんですな


30代を仕事をしながら、妊娠⇒出産⇒産後⇒子育て⇒妊娠⇒流産⇒妊娠⇒出産⇒産後⇒子育てx2で、身体を凸凹させながら過ごした身には、子どものいない、仕事にも金銭的にも外見にも恵まれた30代女性が、1日24時間、収入の全てを丸々自分のためにつぎ込んでいたら、
「そりゃ、ある意味、煮詰まるよね~」
と思えてしまいました。


「自分探しの旅」も聞こえはいいけど、その間何ヶ月も働かずに自分だけを見つめることができ、なにかあれば友人へのメール1本でバリのシングルマザーに家1軒をプレゼントできるぐらいの集金力があってこその、かなり贅沢な話。地に足が着いてないように思えちゃうんですよね~


インドで結婚式に出席した時に、自分の結婚式のエピソードを回想するシーンはちょっと心に残るものでした。(ジュリアの演技も秀逸)
だからなおさら、「本当に離婚以外の方法がなかったの?」と、観る者に話を巻き戻させてしまう矛盾があったように思います。


どんな結婚も平坦なものなどないはず。
2人の忍耐と努力、子どもができれば子育てという共同作業、趣味や仕事、友人との付き合いなどお互いから離れた時間を上手く組み合わせながら、時には自分を騙し騙し、時には励まし、それでも「前へ前へ」という気持ちを失わなかった結果としての結婚生活なんではないでしょうか?


こんなに自分にしがみついていたら、どんな相手とも上手くいかないんじゃないかと思いました でも、心を開くことを知った上での2回目の恋はきっと上手くいくんじゃないかな? 逆に言えば、心さえ開いていればたいがいは上手くいくと思うんですけどね、どうでしょう?

陪審員デビューの日

2010-10-18 | 経済・政治・社会
8月に通知が着ていた夫の陪審員デビュー、いよいよです


「拘束期間2週間とか言われたら困るよな~」
と書類に目を通してブツブツ言いつつも、けっこう楽しみにしている風。
2つの裁判があるそうで、長い方に選ばれたら2週間という話。
「短い方だったら1週間以内らしいから、そっちがいいなぁ~」


そりゃ、そうだ


「殺人だったら、デス(死刑)」
(NZは死刑制度がないんだってば

「レイプだったらライフ(終身刑)」
(ホントはライフ・インプリズンメント)

「強盗だったら、腕1本!
イスラム圏か

と、「困った、困った」と言っているわりにはまったく困っていなさそう。
「なに着てこうかな~とか。
(ラグビーレフリーのユニフォームじゃなかったの?)



そして迎えた当日


「ほ~らギルティー、もひとつギルティー
アナタにも、ギルティーあ・げ・た・い
朝からテンションMAXで出かけて行きました


レフリー稼業といい、ほんとーに人を裁くのが好きみたいです




【質問】期間は1週間か2週間か


【答え】半日でした~



行ってみたところ、人が右往左往していて「なんだこれ?」と思ったら、2つの裁判で約30人の陪審員が必要なところ、100人近い人が集められたそうで、そこから福引のようなガラガラで抽選に。
(多目の人数は当日無断のドタキャン対策でもあるよう)

まず2週間の長い方の人が決まり、残ったみんなは内心(でしょう?)
再びガラガラで1週間の人も決定し、どちらの選にも漏れた夫はラッキー。

しかし、選ばれても英語力に問題がある人が免除されたり、被告人側の弁護士がクレームを付けた陪審員(この過程をチャレンジと呼ぶそうです)は他の人と交替になるので、選外だった人も控え室で待機させられるそう。
(チャレンジは外見だけで判断されるので、インテリ風な人を外すとか)


午前の部が終了してこれ以上の交替がないことが確定し、お役ご免~
 
デビューはなりませんでしたが、半日分はちゃんと日当が出ます。




「とにかく行ったから、しばらく選ばれることもないだろう。」
とさすがにホッとして帰ってきた夫。午後は粛々と仕事してました。

ごくろーさん


6年目のお気に入り

2010-10-17 | 家事・家計・リサイクル
移住以来6年ちょっと。
今の家に引っ越して4年ちょっと。



家も買った。
離れも建てた。
リフォームして収納部屋も造った。
ガレージに壁一面のキャビネットも付けた。
家具を買ったり造り付けの家具も付けた・・・・・・


なのに、なのに、6年経っても、
香港からの引っ越し荷物の段ボールが5つも残ってるって、
いったいどーいうこと~


一応、家事を預かる身として、夫から白い目で見られること早幾年
でもね、仕方なかったんです。中身が中身なので・・・・
部屋を増やそうが、キャビネを付けようが、関係なし





必要なのは、本棚だったのです~

段ボールの中身はド――――ンと本本本本
写真集だのアルバムだの重量級もかなりあります。


リフォームなどする前にとっとと本棚を買うのが普通なんでしょうが、
そこはマイペースのワタクシ
気に入った本棚が見つかるまでは梃子でも動かないってなもんで。


それでも6年は長すぎない
というツっこみはさておき、や~っと気に入ったのが見つかりました。
またまたトレードミー(NZ版ヤフオク)で


←入れた部屋が狭すぎて全体が写せませんでした

友人からバンを借りて、今日ゲットしてきました。高さ2.05mだったのですがピッタリ収まり、もう感激。売り手の人(家具の輸入商でした)からも、
「いいバンねぇ。どこの?」
と言われました。
(ホンダのステップワゴンです)



香港時代にもこんな王冠付きのキャビネを愛用していたので

ワタクシってこの手のものが好きみたいです~



こういう芸コマなところもさることながら→
とにかく大きくて
(写真集がどんどん入って)

頑丈で
(間違っても棚がしなったりしないもの)

大きい分圧迫感があるので
薄い色で・・・・





などなど各種条件を満たしてくれるばかりか、一番下は引き出しという造りも気に入りました。

(これも香港時代の家具と一緒。やっぱり好きだな~




さっそく、子どもたちが小さかった頃、繰り返し繰り返し読み聞かせをした本を並べてみました。

子どもの本は段ボールにして何箱分も処分してしまいましたが、これだけは手放さずに孫用にとってあります。日本語の孫用もあります。

(こういうものがあるから、なかなか荷物が減らないんでしょうね~


とりあえず、移住以来の段ボールが3つ空きました
あと2箱。
この夏の課題、がんばろ~


夏の課題

2010-10-16 | 移住生活
ややバタバタしているうちに10月も早半ば

春だと思っていたオークランドもいつの間にか夏日到来
3週間前から「デイライト・セービング」と呼ばれる夏時間になっているぐらいですから、夏はすでに始まっています。
(今の日本との時差は4時間。夜7時のニュースを11時に観ています


屋根裏の気温は早くも37度
絶対ソーラーシステムを導入すべきですよね~
HRV快調です

今日はとうとう、
セミの声を聞きました
例年だと11月の第1週に聞くことが多いのですが、う~ん、北半球のように猛暑が続く夏になるんだろうか?



 
(毎日水浴びに来るメジロくん。庭のトリの中では一番の風呂好きです)



18歳になった老猫チャッチャは暖かさに誘われて、再び庭に出るようになりました。
(寒い時は終日デッキで日向ぼっこでした)

(←暑すぎたらおうちに入るニャン)


当面キッチンのリフォームを見送ることしにした反面、家の内外の片付けや修繕に勤しもうと思います。なんだかいつもいつも片付け 片付け
と言っていて、
「どんだけ片付いていない家なんだ!」
という感じですよね~

マンション暮らしと違って家の修繕だけでもやることがたんま~りあって、ちょこちょこいろいろなことをしていても、
こんなコトとか、あんなコトとか)
家事と同じで決して終わりがないのです。


(←この土の塊のようなものは?)




(雨どいに溜まった落ち葉の堆積や土です。その中の虫を探してトリが掘り返し、そのまま下に落としてくれます。
トリさん、ありがと。

でも、自分でもキレイにしなきゃ、です。雨どいも薄っすら汚れてくるので、ブリーチで拭かないと~)





片付けの方はモノを減らしていく方針の中、効率的なレイアウトや収納を徹底追求 勢い模様替えとなると、収納場所が、
母屋⇒離れ⇒ガレージ
と玉突き状態で変わっていったりするので大事になりがちですが、しっかり収納場所が確定すれば後はラクちん。寄付やお下がりに回せそうなものもどんどん発掘します。(まだあるってこと


子どもたちの幼稚園時代からとってある工作品だの絵だの作文だのが段ボール2箱ほどあるので、いよいよこれに手を付けようかと~


この夏の課題です。
(その前に仕事を終えて時間を作らなくちゃ~)

ヨガは人生の宝

2010-10-15 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
今週から子どもたちの学校が始まって、ヨガ教室も再開です。
(NZの習い事は学校休みに合わせて休むものがかなりあります)


ヨガ暦は香港で半年、NZで4年ちょっとになりました。
香港のクラスは初心者向けでしたが参加者が比較的若く、今思うとかなり難易度の高いポーズもしていました。今のクラスは圧倒的に中高年が多く(アラフィーのワタクシでも最年少の1人)、非常にマイルドなポーズを繰り返し繰り返しやっています。


「もうちょっと上のクラスでもいいかな~」
と思いつつも、ヨガマットを抱えてテケテケっと歩いて行ける距離なのと、先生のお人柄に引かれてこのままずーっと行きそうです。


ヨガマットでポーズをとるチャッチャ本当の猫のポーズはコレ⇒



「ヨガは人生の宝(Treasure of Life)」
かつてバリに行くたびに泊まっていたハイアット・ホテル(古いんですけどね~、気に入っています)で、水中エアロビのインストラクターに確か2年連続でそう言われ、ずっと心に残っていました。


移住準備のために香港で勤めを辞めてフリーランスになったとたん、ひょんなことからヨガに誘われ、
━━━(゜∀゜)━━━キター
と思って、飛びつきました。


人生の宝という言葉は過言ではありませんでした。
ヨガで得た最大のものは身体の柔軟性といった見た目の変化ではなく、エネルギーフローを実感することでした。

分かりやすいのはヨガ呼吸によるエネルギーの流れですが、天と地の間のフローを“感じる”というような、ヨガを始める前であれば突拍子もないことを“実感”できるようになったことも大きいと思います。


気になる見た目の変化ですが、ゆっくりとですが身体がしまってきたと思います。4年以上かけての話なのでダイエットとは言えません。それよりも、じっくり、ゆっくりインナーマッスルを育てているという感じです。

インナーマッスルは目に付かない地味な存在ですが、関節を包んで支えてくれるので姿勢が良くなり、ヨガのポーズや走るときにも大いに役立っていると思います。姿勢の良さは呼吸を始めすべての循環を改善させます。


また臓器を覆って冷えを緩和することで、脂肪がつきにくくなる恩恵もあるようです。
(冷えがあると身体は臓器が冷えて病気にならないようにどんどん脂肪を作って守るんだそうです。そんなに太っていないのに、お腹だけポッコリはかなりこれが原因のよう。ビール腹とか


女性として興味深かったのが、ココでも書いてますが、
生理不順の完治
100%ヨガのおかげと言い切れるかどうかわかりませんが、香港時代も一時マメに走っていた時期があったので、ジョギングと生理の相関関係はなさそうで、「やっぱりヨガかな?」と。

生理痛がなくなる
元々生理痛に悩まされていたわけではありませんが、鈍痛がさらに緩和。
生理痛を和らげるポーズもあり、ヨガとの関係は明確です。

生理の血の色がきれいになる (だんだんディープな話になってますが
ワタクシは温(16歳)と善(13歳)の間に1度流産したことがあり、掻掃手術を受けました。先生に、
「すごくキレイな血が流れる」
と言われましたが、術後最初の生理は思わず見つめてしまうほど鮮やかでキレイな色でした。

「子宮がキレイだとこうなるんだ~」
と感動したものでした。
(子宮がキレイだと妊娠しやすくもなるそうで、2回目の生理を待たずに善を妊娠しました)

なので、アラフィーになっても生理の血の色がキレイになるということは、子宮の中が前よりもキレイに保たれているということだと解釈して、嬉しく思っています。(妊娠しやすくなってるとか

それだけではありません

生理前の胸の張り方もキョーレツで、
「もしかして妊娠した?」
と、わかっていてもちょっと不安になるほど

張りのピークは、
「もしかして母乳が出る?」
という、授乳経験者ならわかる、あの“ガチンコ”になります。

さすがに青筋が立ったりはしませんが
「赤ちゃんの泣き声でも聞いたらどうなるんだろう?」
というリアルさです。
(どうにもなりませんが


太極拳をやっているマオリと中国人のハーフの女性は、60代なのにまだ生理があるそうです。エネルギーフローを重視する東洋の健康法でいけば、
それもアリかな~
と思う話でした。彼女はお肌も張りと潤いがあってとてもキレイです。


そんなこんなで、今のところは更年期がまったく見えてこないワタクシなのでした。
(見えてきた時にはまた赤裸々にご報告します~)


セブンスの金メダル

2010-10-14 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
99.99%の日本人には関係ないと思いますが、ただ今、英連邦のオリンピック「コモンウェルス・ゲーム」がインドのデリーで開催中~

なぜかシンガポールを振り出しに⇒香港⇒NZと結婚生活のすべてを英連邦で過している西蘭家です。今回75ヶ国も参加しているそうで、本当にかつてのイギリスは日の沈まぬ国だったのですね~


今回もNZは7人制ラグビー、セブンスで金メダル 
4回連続です。

(国旗掲揚の写真ながらまったくの無風で残念~


と言うと圧勝に聞こえますが、そうでもありません。特にここ最近躍進目覚しいオーストラリアとの決勝戦は、前半17対7とオーストラリアのリードで折り返し、きつい展開でした。


後半、キャプテンのDJフォーブスのトライで差を縮めました。
(セブンスの大会はいつも2日間行われますが、1日目は山賊のようなふさふさのヒゲ、2日目はむき玉子みたいにツルツルのDJ→
偉大なキャプテンです)


その後、オーストラリアの疲れを見抜いたゴードン・ティジェンス監督は
活きのいいシェルウィン・泣き虫・ストワーズを投入!
「球をシェルウィンに集めろ!」
という指示が飛んだそうで、期待に応えてシェルウィン、トラ~イ

逆転



その後、シェルウィンのパスを受けた、今年の香港セブンスのトライ王、

カート・ベイカーのトライで勝ちが決定。


最終、24対17で優勝


最後の最後まで手に汗握る20分でした。ティジェンス監督も言っていたように、最後の最後はフィットネス力の違いがものを言ったように思います。
今回もデリー入りする前に気候に慣れるために、ドバイで地獄の特訓が繰り広げられたそうです。


喜ぶ選手だち。



喜ぶインド人たち。


インド人たちは圧倒的にNZファンのよう。ヒンドゥー語もあるよん。


喜ぶ追っかけたち。

ワタクシもこんな年齢になったら、追っかけデビューした~い


金メダルにしげしげと見入る今回初めて優勝した若手選手たち。

ラグビーでメダルが取れるのは、今のところはコモンウェルスのみ。


喜んで金メダルを噛んでるヤツ

今回もウルウルだったシェルウィン。


最後はもちろん、勝利のハカ

何度見ても感動~


けっきょくは、南半球勢がメダルを独占。

今シーズンの15人制のトライネーションズの順位ともまったく一緒


お・ま・け

英印折衷なコテコテ・ケバケバなユニフォームがお人形風だったインド兵
左が海軍、右が陸軍のよう。空軍はないの



チリ奇跡の生還

2010-10-13 | 家族&夫婦
チリ国民だけでなく世界中の人が願った「奇跡の生還」がとうとう実現しましたね!


NHKのニュースで、引き上げられたカプセルから8人目が救出されるところをリアルタイムで見ることができました。奥さんと子どもと固く抱き合う作業員。本当に忘れがたい光景でした。


こういう奇跡的な事実を目の当たりにするたびに感じる、毎日の生活の中の心配や気になることのなんという小ささ。


まず生きる。
まず家族。

あとはなんとかなる――
と、今なら心から思えてしまいます。

糖尿病の愛猫チャッチャの健康状態も、仕事の進捗状況も、股関節の不具合も、ひとまず頓挫したキッチンのリフォームも、現状はそこそこだったり、いずれはなんとかできるものばかり。

一歩後ろに引いて全体を見渡して、枝葉末節にとらわれすぎて大切なものを見過ごしてしまわないように気をつけよう、とも思いました。



一緒にNHKを見ていた温(16歳)が再来年から日本の大学に行ったとしたら、こうして一緒にテレビを観るのも、家族4人で過すのもあと1年ちょっと。善(13歳)が生まれて4人家族になってから、ずっと続いてきた毎日が大きく変わるのです。

今はピンと来ませんが、
まず生きる。
まず家族。

と思ったら、急に4人の残された時間が有限に思えてきました。

残りの鉱山作業員や救出のために穴を降りた救助隊員が全員無事生還することを祈りつつ、
もっとしっかり骨太に生きなきゃ
と心新たに。