ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

決めるのは自分

2011-03-30 | 経済・政治・社会
東北という場所にほとんどご縁がなく、子どものときに両親に連れられて秋田と青森に行った遠い記憶があるぐらいです。
覚えているのは、わんこソバを食べたこと


いつもお邪魔しているmasaharuさんの「私の見た自然」で、
「被災地に思う」という記事がUPされていて、思わず見入ってしまいました。

テレビでさんざん被災地の様子を目にしても、当然ながらその姿は震災後のものばかり。震災前の姿がとても新鮮で美しく感じられました。


masaharuさんの、
私たちは風評などに惑わされることなく、冷静に行動して現地の方たちを応援したいものです。
という言葉は、人により受け止め方がさまざまでしょうけれど、自分もそうありたいと思いました。


風評に惑わされまいと思っても、乳幼児がいるご家庭では、
「この水を子どもに飲ませてもいいのだろうか?」
「この野菜を子どもに食べさせてもいいのだろか?」

と、葛藤の連続のことでしょう。


妊婦さんも、ですよね。自分の身体であっても、我が子に貸し出しているようなもの。子ども優先に考えたら、食欲も失せそうです。


そう思ったとたん、移住前の香港時代を思い出しました。香港は世界に冠たる食の殿堂ですが、農業はないに等しく、食材を世界中に求め、中国からの水と食料なしでは成り立たない街です。政府の抜き打ち検査はあるものの、
「いったい自分は何を口にし、なにを子どもたちに食べさせているのだろう?」
と漠然とした不安は常に付きまといました。


中国野菜を食べた人が亡くなったり、鳥インフル、豚インフル、ノルウェー産サーモンや中国産ウナギの水銀、アメリカ産や日本産ビーフの狂牛病、水はペットボトルのものしか飲めず(湯沸しは飲んでも大丈夫ということになっていましたが大変不味いです)・・・・

私たちが住んでいた間にも何度も何度も問題が起き、それこそ風評も。
でも、子どもは元気に育ちました


「この野菜を子どもに食べさせてもいいのだろか?」
「この魚を子どもに食べさせてもいいのだろうか?」

と思いながら暮していたことが思い出され、
「最後は自分で決めるしかない
という当時の覚悟も思い出しました。


いくら政府や統計の数字が「安全」と謳っても、その言葉や数字を信じなければそうした情報は意味をなさず、不安は消えません。
「安心」と「安全」は別物。
風評を作るのは自分。


そんなとき、覚悟を決めていた香港の友人の言葉も思い出しました。
「なんでも感謝して食べれば栄養になる」


子育て中の皆さま、今はお辛いでしょうががんばってください!
事態は好転すると信じて

キャットシッターな日々

2011-03-29 | ペット・動植物
西蘭家の庭はただ今、この通り

そう、芝も草もボーボー


じゃなくって、猫たちが~
(あっ、芝は明日刈るそうですby担当者:タカ)


トゥイちゃん(本名:不明)

黒猫に見えますが、胸に鳥のトゥイのように白いよだれかけがあります。


グレちゃん(本名:ステラ)

高そうです。名前は忘れましたがなにかの純血種。


シロちゃん(本名:ケニヤ)

シャム猫となにかのミックスだそうで、これもお高そう


愛猫チャッチャが昨年のクリスマスイブに他界し
西蘭家の庭で
新たなテリトリー争いが









勃発しませんでした。




この3匹にここ数年面倒を見ているタビちゃんを加え、
4匹がなんとな~く付かず離れず一緒にいます。


タビちゃん以外は飼い猫なのに(トゥイはびみょ~で半野良状態か?)

3匹とも異様~におなかを空かせています!


特にお隣さんのグレちゃんとシロちゃんは、飼い主が用意してくれる、
「ベーリー・エクスペンシブな」(って本人が言ってました
獣医からのお取り寄せオーガニック・フードが嫌いらしく、
西蘭家で毎日2食食べていくという


デッキに出ただけで、 

すっ飛んでくるシロちゃん。
何度も踏みそうに
(実は踏んだこともあるのは内緒)


1日12時間(朝7:30~夜7:30)は西蘭家、
お隣さんが帰って来る夜は自宅で過しているよう。


飼い猫がいなくなっても、キャットフードが切らせられない毎日です。


善14歳

2011-03-28 | 海外子育て
西蘭家の次男・善というと日本の家族や海外の友人の間では、
万年こんな感じで→
ラグビーボールを片時も手離さない、
元気なスポーツ少年のイメージ。


しかし、これは3年前の小学校卒業時の写真です


その後は・・・・


1年前にカレッジ(実質的な中高一貫校)に入学したとき。

(私は急きょ決まった温の日本での高校受験に付き添い、不在でした)


コロマンデルにて近影。


丸々太って、スポーツ少年の「ス」の字もなく
かろうじて週イチのスカッシュは続けているものの、空いた時間はすべて、
マジック・ザ・ギャザリング
に捧げる、オタク少年になってしまいました


う~ん、人間なにが起きるかわからない!



そんな善も昨日で14歳になりました
日曜日だし、日本からのお客さんもあり、西オークランドへレッツゴー

「地ビールの店でブランチでも
と思っていたら(飲めない善とは関係なく)、開店と同時でも予約で
満席~


慌てていつも行っているリバーヘッドのカフェに移動したら、こちらも
満席~


朝からこれって
NZって内需不振に苦しんでいたんじゃなかったでしたっけ?


思いがけず牧歌的な農村地帯でブランチ難民になってしまいました。



飛び込みで入ったのがこのカフェ。

席もあり、客層もなんとなくご近所風の人が多いような?


アーリーセトラー(入植者)の雰囲気を残した場所。

時間からしてもうブランチではなく、ランチでした。


バースデーボーイは見ただけじゃ絶対にわからない、これを!

フレンチ・トースト
(どこが~?)
甘~いシロップにベーコンだなんて、そんなのアリ~?


ここではアリです
(ちなみに夫もこれでした。45歳、ヤメて~



みんなでワイワイガヤガヤとお喋りに花が咲き、そのまま友人宅になだれこんで、お喋り続行
地震後初めての日本からのお客さんで、根掘り葉掘り聞いちゃいました。


東京といえども、余震、放射線、計画停電、物資不足と本当に本当に大変なんですね。
(被災地以外の皆さまも、ご苦労さまです。がんばって下さいね!)



夜は家族だけで善のお祝いに、シティーのバイアダクトへ。

もう子どもたちも大きいし、多少のナイトライフもありかな~と。


賑わう飲み中心の店を尻目に、

インド料理
(ガラガラでした~笑)


温(17歳)はNZでは飲酒OKな年齢ですが、マンゴ・ラッシー
ママもプレーン・ラッシーだよん


「みんなで好きなカレーを頼んでシェアしよう!」
と言ったら、善が、
「やだ


辛目のバターチキンを1人で全部平らげたいんだそうな
いいっスよ、バースデーボーイですから~


残り3人は仲良くシェア。

でも、温は辛いのがダメなのでみんなマイルド・テイストで。(ちと残念?)


1回もおさんどんをせず、おみやげもたくさんいただき、お喋りして、
幸せな1日でした。
(でも、こんなことしてたら太るよね~ その前に破産か?)


善クン、お誕生日おめでと~



PS.
今日もmiminetあきこさんの遠隔が日本時間の夜9時からあるようです~。
詳しくはコチラ
遠隔の受け方はコチラで。

遠隔初体験

2011-03-27 | 健康・美容
このブログではすっかりお馴染み
miminet あきこさん

地震の後も、こんなステキなワークを紹介して下さり、さっそく実行中!


最近は無料の遠隔(レイキを送る)を続けて下さり、
「受けとりたい!」
と思いながらも、日本とNZの時差はただ今4時間あり、遠隔をする夜9時はこちらの夜中の1時で、タイミングを逃していました


しかし、昨晩は「香港セブンス」(7人制ラグビーの香港大会)を観ていたこともあり、いつもより夜更かし



「もしかしたら?」
とあきこさんのブログに行くと、遠隔のお知らせが!
やった~、今夜も遠隔ある~


しかし、そのときは12時45分で、時間はあと15分!
でも、
「最適な時間に届くように設定するので」
とも書いてあります。


よーしっ、受け取ろうじゃないの


どのタイミングになるかわからないので、
「本日の遠隔うけとります」
「本日の遠隔うけとります」
「本日の遠隔うけとります」

と念じながら、
歯みがき~

再び、
「本日の遠隔うけとります」
「本日の遠隔うけとります」
「本日の遠隔うけとります」

と念じながら、
シャワー

「本日の遠隔うけとります」
シャンプー

「本日の遠隔うけとります」
かかとケア

「本日の遠隔うけとります」
ヘアドライ

「本日の遠隔うけとります」
足ケア


時間はとっくに1時を周り・・・・・




ダメですね、こんなにバタバタしてたら



ヨガもサボって、とっととベッドに入り、
「横になってもいいです」
とブログにはあったけれど、布団も掛けて爆睡体制。


いいんだろうか こんな状態で~
と思うこと、多分、数十秒。


ベッドに入った瞬間に寝てしまう人なので、遠隔が先か、寝るのが先か?




ん?


なんか足の先っぽがあったかい?


えっ?


温かさが膝のほうに上がってくる?


気のせい?


いや、気のせいじゃない?


これってレイキ?







温かみはあっという間に脚の付け根まで届き、脚の中をグルグル巡回し始めました。なんとも言えない「流れ」のようなものを感じるのですが、それ以上上に上がってくることはなく、上半身と脚の体温の差が実感できるほど。


しかも、その流れはここ1年半にわたって故障している股関節の左側の外側に集中的に流れていくようで、故障部分が局部的に温かいとうより、熱いっ


でもとても気持ちのいい熱さで、神経を挟んしまったときの焼け付くような痛みとはまったく違うものでした。


なんだか温泉に入らないまま、湯治を受けているような感じでした。



う~ん、なにがどうなってるんだろう?
とぼんやり思いつつも、
「ヘンなことが起きてもスルーで
っていう、あきこさんの教えもあったようなぁと思い出し、何も考えず・・・・











目覚めたときの心身の軽さは久々の経験で、まるで10時間ぐらい1度も目覚めずに寝たかのよう。


ここ最近は眠りが浅く、目が覚めると瓦礫の山が残像として残っていることも多く、地震のことが頭から離れないまま夢を通じて盛んにアストラル界に出向いていたのかもしれません。

赤いリュックを背負った日本語がわからないという、背の高い黒いズボンを履いた東南アジア系の男性を助けようとする「夢」も見ました。
(「アストラル界?」という場合は、またまたあきこさんのサイトよりコチラをご参考さい。)


でも、昨夜は深い深~い眠りにつき、トイレにも起きなければ、喉が渇いて目が覚めることもなく、ひ・た・す・ら眠っていたようです。




遠隔ってスゴいんですね~
あきこさん、ありがとうございました


ご興味ある方は、ぜひ受けとってみてください。

サムライたち

2011-03-26 | 経済・政治・社会
東北関東大震災直後から海外メディアが取り上げ始めた、
フクシマ50
(リンクの最後の参照に日本語報道のリンクがたくさんあります。日本語のウィキはコチラ

放射線漏れを起こし、「メルトダウンか?」と懸念される福島第一原発に残り、懸命の復旧に当たる東電やその協力会社の社員たちの総称です。


一時は放射線量の高さから50人まで減少したため、「フクシマ50」になったものの、現在は300人が作業に当たっているとか。とうとう深刻な被爆者も出てしまい、現場の緊張は地震から2週間が過ぎても和らぐどころではないですね。日米共同作戦の真水注入が上手くいくよう祈るばかりです。


海外メディアは危険が高まる中、命賭けで現場に留まる人たちを畏敬の念をもって、
アトミック・サムライ
と呼び始め、彼らの作業の様子や動向、被害を細かく伝えています。


日本ではこうしたヒロイズムを慎む風潮がありますが、欧米では仕事への使命感だけで、ここまで身体を張るというのはなかなか理解しがたいのでは?
(そうは言っても米スリーマイル島の原発事故でも誰かが命を賭して臨んだわけですが)


地震後の週末明けの月曜日、軒並み電車が止まっている様子をNHKが取材していましたが、その中で自転車を押した中高年サラリーマンが、
「(埼玉の)大宮から半蔵門まで行くつもり」
と言っていて、夫婦で腰を抜かしましたっけ?


スーツ着て?
ネクタイ締めて?
ママチャリで?
映っていませんでしたが、多分、革靴で?

サクっと検索してみたら、距離は軽く30km
電車で行っても1時間近くかかります~


日本、スゴい!
日本人ってスゴい!

こういう無名のサムライやサムライ・ウーマンがごまんといる国。



「どうしよう?クライストチャーチより早く復興しちゃったら!」
と言う夫の心配もあながち冗談ではないかも。


キー首相は「復興には5~10年かかる」と言ってましたが、神戸震災の復興を見ても、東北はそんなにかからないのでは?

今は原発問題が1日でも早く収まり、
アトミック・サムライたちがこれ以上危険にさらされることなく、
避難を余儀なくされている人たちが帰宅でき、
青果生産者や酪農家が大切に育てたものを沈鬱な表情で破棄する必要がなくなるよう、
ひたすら願っています。

(計画停電中の皆さまも、お疲れさまです。今度は飲み水の問題まで・・)

クライストチャーチから東北へ

2011-03-25 | 経済・政治・社会
ちょうど2週間前のこと。

クライストチャーチから出張に来ていた知人から、おみやげにホームメードのブラウニーとクッキーをいただいてしまいました。






液状化による砂塵が家の中まで入ってきていた時期に、このお気遣い。
子どもたちも、
「地震の後でよく焼けたね~」
と盛んに感心していました。
(「ママなんか地震がなくても焼かないのに・・・」という言外の響き

本当に心にしみるお味で、家族でしみじみと美味しくいただきました。


おみやげを受け取った帰り道に立ち寄った、シティーのカフェ。
店の奥にはカウチとテレビが置かれ、まるでどこかのお家のような造り。
 
(壁には大きな油絵が。左の巨大な花の絵が好きです)



実はチャーチの地震が起きた当日、夫はこのカフェにいました。
テレビにはただならぬ映像が映し出され、すぐに、
「大変だ!」
と電話をくれ、家にいた私は地震直後から中継を目にすることができ、目の前で大聖堂が崩れていきました。


カフェのオーナーにその話をすると、夫のことを覚えていました。
「近所のお客さんが飛び込んできて、『テレビをつけろ!』って教えてくれたの。日中は消していたりビデオを流していたりするからね。」
と言うオーナー。夫はその直後に立ち寄ったのでした。


そして帰宅したその夜、今度は東北関東大震災の巨大津波をライブで目撃することに!
なんという連鎖。


あれから2週間が過ぎた今日もボランティア先では涙を浮かべながら、
「被災した子どもたちが、かわいそうでならないわ。」
と言いながら、義捐金を手渡してくれる仲間がいたり、今日の新聞の一面に出ていた日本の復興の速さを伝える記事の話で盛り上がったり・・・


チャーチから東北へと、何かがしっかりとつながっているように感じました。
今の気持ちを忘れないように、支援が風化しないようにしていきたいと思います。


昨日配信したメルマガ「西蘭花通信」はまさにそんな話です。
よかったらリンクからご覧ください。
Vol.0529   ~キウイ東北プロジェクト~

今日はメルマガ

2011-03-24 | 経済・政治・社会
今日は久々にメルマガ「西蘭花通信」をUPしました。
ご登録いただいている方には、今頃届いているかも・・・・


HP「ニュージーランド移住記録」は明日更新します~
(もう今日は遅いので

おやすみなさい~

あれから1ヶ月

2011-03-22 | 経済・政治・社会
日本の巨大地震ですっかり影が薄くなってしまいましたが、
今日でクライストチャーチ地震から1ヶ月が経ちました。


商業地区の中心部はビルの所有者やテナントでもいまだに立ち入れない場所も多いようで、日本とは被害も違えば復興の仕方もかなり違うよう。(犠牲者の身元の確認もまだ続いていますしね・・・)


「所違えば」なんでしょうが、こういうときだからこそ、ある程度の事には目をつむってでも、前へ前へと進んでいく慣性のようなものが必要なんではないかな~と感じています。



命を落とした人、愛する人を失った人、被災したすべての人たちの苦しさ、哀しさ、痛みを忘れないように、ブレスレットを作ってみました。

こういう写真の撮り方がわからないので、残念な写りではありますが・・・


カンタベリー・カラーのレッド&ブラックで、

チャームをジャラジャラと。


大好きなトリもいます。

ブレスなのでネックレスよりも自分で目にできて、身近な感じがします。



ビーズに限りがあるので、たくさんはできないのですが、同じのを作って、
「トレードミー(NZ版ヤフオク)で売って義捐金にしようなか~
と思っていくつか作ったところで、日本の地震で頓挫中~


その前に、
「売れるのか?」
という話でもあるんですが
とりあえず、自分では愛用中。


チャーチの皆さま、引き続きがんばってください
忘れませんよ~

がんばろう日本、がんばろうNZ

2011-03-21 | 経済・政治・社会
今日の日経の記事、お読みになった方も多いと思いますが、心に染みたのでリンクを張っておきます。
がんばろう日本 大震災で見えてきたこの国の課題
(リンク切れご容赦ください)


ライフラインの急ピッチの復旧
仮設住宅の建設
被災した町ごと受け入れる自治体
放射線被爆覚悟の福島原発での作業
「最悪の事態になっても最後まで残ります」と笑顔で答える自衛隊員
と、励まされる動きの数々。

もちろん、いいことばかりではありません。
遅い救援への焦りや怒り
放射性物質の拡散
「決断を下す指揮官」が見えない(これは個人的には賛同しかねるものの)
党益優先
風評被害
復興事業20兆円
などなど。

特に福島第一原発の問題は最悪の事態こそ脱したと見られていても、放射線被害は拡大の一途で、問題の収束にどれぐらいの時間と犠牲を要するのかは想像もつきません。

それでも、明治維新での近代化、戦後の復興と数々の奇跡を成し遂げてきた日本がまた新しい人類の神話を築くことは不可能ではないはず。


誇って奢らず
目の前のことをひとつずつ
祈って、動いて、忘れずに
この同時代を生きていきたいと思います。


日本の大災害を前にほとんど忘れ去られてしまったかのようですが、ここNZのクライストチャーチも地震からの復興に向け、動き出しています。
(日本と比べてそのやり方がかなり違い、問題も山積ではありますが)


復興税が導入されるのか(首相は否定的)、この国特有の手厚い福祉や社会保障が削られるのか(可能性大)、方策は定まっていないものの、国民みんなで負担することになるのは間違いありません。


一緒にがんばりましょう!



走ると身も心も落ち着くのを実感する日々。

この水上橋にはどれだけ救われていることか。
この秋も走ります!


粗大ゴミ回収期間

2011-03-20 | 家事・家計・リサイクル
この時期は住んでいるエリアの2年に1度の粗大ゴミ回収期間。
毎回、個人的にとーっても楽しみにしていて、
前回はこんなだったり、あんなだったりしました。


そうなんです、NZの粗大ゴミ回収のルールは、
誰でもいくらでも捨てられて、
誰でもいくらでも拾えます



といっても、さすがに今回は心情的に盛り上がることができず、早々に家の不用品をササっと出したら、ササっと全部にお持ち帰りされました。
(出したものはパイメーカー、ジューサー、コーヒーメーカーなど。当然ですがどれも壊れているので使えませんが、くず鉄として拾われた模様)

その後、去年リフォームした関係で、バスタブや廃材なども出しましたが、さすがにこれは再利用の価値が低くそのままです。


ご近所を見ても景気の影響もあるのか、廃材や再利用できそうもない、かなり「まんまのゴミ」が多く、4年前の好景気のときの勢いはないかな~?
(当時の話はコチラで。6年前の話はリンク内のメルマガの連載の通り)



それでも豪快な捨て方は相変わらず







きちんとしたお向かいさんらしく、きちんとした出し方



外出すると、目の前のクルマが粗大ゴミ満載でした。

2年に1度出没する、にわかくず鉄回収業者


でも、よく見るとくず鉄以外のものもけっこうあったりして

売れるくず鉄を拾っているうちに、あれもこれもとなってしまうのか?


「このまま高速乗ったりして~
と夫が冗談半分で言っていたら、このクルマ、ホントに、
高速へGO
(これで時速100キロ走行しちゃうんですよ~


サウスへ向かって行きましたとさ。
やっぱり熱いな、サウス



今日はとてもキレイな夕焼けでした。



道はゴミの山、空は紅色。

とってもNZらしい光景
(2年に1回ですが)


そんな時間(6時半でした)でも、まだゴミを拾っている小型トラックが。

がんばれ!
リサイクル万歳


特大満月

2011-03-19 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
今回の満月は「スーパーフルムーン」と呼ばれる、明るく大きな特大満月。

イーデンパークのガラガラの席の上にくっきりと。(満月の1日前ですが)


19年ぶりに地球に大接近しているからだそうですが、

本当に明るくて見事でした。


先週の金曜日、ラグビーの試合を観ようとテレビをつけたことで、
巨大津波が押し寄せるその瞬間をライブで目撃してしまった私たち。


たくさんの命や財産が失われても、こうして時は巡り新たな週末がくる。
悲嘆の渦中にいる人には単なる慰めの言葉にしかならないでしょうが、
刻々と流れていく時間はやはりありがたいものだと思いました。


どんな瞬間も一瞬にして過去になっていく――
それが人生で、
最良のものであっても、
最悪のものであっても。




今日の試合は地元ブルース対ウェリントンのハリケーンズ



相変わらず、この方レンジャーが派手に目立ってました。

(頭だけでなく


ホームの利もあって、波に乗れたブルースが快勝。

今年から監督が変わったケーンズはケーンズらしさが出ず、苦戦中。


地元ブルースが勝っても、ひいきにしているケーンズが勝っても、正直、
「どっちでもいいや。」
という感じでした。やはり心ここにあらず、なんでしょうか。
試合自体は楽しんでいたのですが、勝敗ということが、いつにも増して、
どうでもよく思えてしまいました。




帰りは水餃子と麺で簡単に遅い夜ご飯。

夜9時過ぎてから炭水化物のてんこ盛りなんて、よい子はマネしてはいけません
(食べながら、
「明日は絶対走ろう!」
と誓ってしまったほど)


辛そうな色ですが、たいして辛くはありません。
味は正直まあまあ。でも手打ち麺の歯ごたえが好きです。

こんなに超ローカルな「中国まんま」のお店なのに、いつも西洋人がいっぱいです。


誇って奢らず

2011-03-18 | 経済・政治・社会
地震から丸1週間。


地震、津波、放射能、避難所生活、計画停電、断水、燃料・食料不足、液状化現象・・・
地震から始まった問題を数え挙げていたら切りがないですが、報道に接するたびに勇気付けられることも徐々に増えている気がします。


瓦礫が片付けられたばかりの道を物資を満載したトラックが走り、
病院に電気が通じて手術が再開し、
たくさんの学校で卒業式が執り行われ・・・・
今日は八戸港に地震後初めて入港したという中国の大型貨物船がステンレスの材料を荷揚げしている様子にとても感動しました。


日本はまた動き出す!


そうは言っても、福島原発の問題は深刻でまだまだ予断を許さず、避難されている10万人近い方々の不安、心労、落胆たるや計り知れません。
これだけ大勢の人が背負った負担がいつか必ず原子力行政に反映されることを願うばかりです。
この経験から、絶対に何かを学ばなければ!


こちらではキウイたちからお見舞いの電話をもらい、近所の人がわざわざお見舞いを言いに来てくれたり、寄付のお金を届けてくれたりしています。


ヨガに行ってもボランティアに行っても、
「みことって、日本人だったわよね?」
というところから話が始まり(知らなかったの)、
その後はもうもう質問攻め


なにせ核というものがまったくない国。
「まぁ今は大変だけど、全部燃えちゃえばそれで終わりなんでしょ?」
という程度の認識
(それじゃ山火事だよ~)


「ルーター(looter:火事場泥棒)がいないってホント?」
というのも、みんなの高い関心を呼んでいます。これは欧米でも広く報道されていることで、アメリカのハリケーン・カトリーナのときやタヒチの地震でも商店や民家からの略奪が広く報じられました。


クライストチャーチ地震でも大勢のルーターが逮捕され、ルーター締め出しもあって震源地を中心に民間人の立ち入りを禁じていたぐらいです。
(余震による二次災害の防止という理由もありましたが)


「もしも民間人がもっと救助に加われたら、助けられた命があったのではないか?」
という批判もあり、ルーターか救助かとなると重い問題です。


「その問題がニッポンにはない?」
これはみんな驚かされたようです。


ルーターがいないどころか、大勢の人が壊れた家から知らない人の写真を見つけてきては避難所に届けている様子をテレビで観たことを伝えると、
「そうよね。何もかも失ったら、家族の写真ほど大切なものはないわ。」
と涙ぐみながら言う人も。


「でも、ニッポンは大丈夫よ。あんなに素晴らしいクルマを作る国なんだもの
と励まされました。



私もそう思います。



植民地化を免れたばかりか、明治維新で一気に近代化し、
数々の戦争で大きな過ちまで突き進み、
世界で唯一の被爆国となり、
焼け跡から奇跡の復興をとげ、
バブルに湧いてそれも弾け、
今また国難というより、人類として未曾有の苦難に直面しています。


でも、日本は絶対にここから立ち直ります。
それを信じていない人は、世界に1人もいないでしょう。


謙虚さは日本人の美徳かもしれませんが、これは絶対に誇っていいはず。
誇って奢らず。 

がんばりましょう!




人も動物も

2011-03-17 | 経済・政治・社会
地震から7日目です。


毎日、どこにいても、何をしていても、地震のことが頭から離れません。
でも、離れないなら離れないで、それを受け入れようと思います。
考え続けること
祈り続けること

これも私にできる数少ない事だと思うので。


さて、今日は2つリンクを張ってみます。
ご覧になっている方も多いかもしれませんが、年齢層によっては、
「アメブロ~
という場合もありそうなので、あえてリンクします。


まず、モモエリこと桃華絵里さんのブログ
モデル・芸能人にして会社社長、シングルマザーといういくつもの肩書きを持つモモエリ。つい数年前までは無名のアゲハ(キャバ嬢)だったという庶民派でもあります。


彼女の母親として企業人としてブレない強さのようなものが好きで、ブログはずっと見ています。


今回の地震では、さっそく地元静岡で行動を起こし、すでに10トントラックをチャーターして水、粉ミルク、オムツを被災地に送っています。
(この件はコチラ


そして、支援物資が届けられる人のみ対象ではありますが、静岡で物資の寄付を募っており、すでに第一陣が出発するか、した模様。
(この件はコチラ


同情と寄付は容易にできますが、それ以上となるとなかなかできることではないと思うので、自分の持つネットワークと知名度を前向きかつフルに活かしたモモエリの迅速な行動には拍手喝さいです!


もう一つ。
こちらは動物愛護に動く、杉本彩さんのブログ

「動物より人命」
という最もなご意見もあるでしょうが、動物とともに暮す者にとっては、
人も動物も
なのです。こうした人の多くにとって「ペット=家族」なので、命の重みにたいした違いを見出せないのではないかと思います。少なくとも私はそうでした。


避難所に連れて行かれない動物を泣く泣く置いてこざるを得なかった人
鎖につながれたまま溺れてしまった犬
何が起きたのかわからないまま、飼い主とも会えずに絶命してしまった小さな命がたくさんたくさんあったことでしょう。


そして今度は放射能。
人間は逃げ出せても連れて行かれない動物は何も知らないままそこにいるしかありません。


昨日の記事は、有名人ならではの有名税を越えたバッシングに堂々と反論する、まさに芸能人生命を賭けたような本気の記事でした。

動物を愛する1人でも多くの方に、彩さんが必死で紹介しようとしている現状を理解していただければと思いました。

やはり、
起きてしまったことは変えられないけれど、
これから起きることは変えられるかもしれない!

と信じて、今日もしっかり生きてみます。


古くなってしまったリンゴでも、

スズメが必死で片付けてくれます


インドハッカもお出まし。

片付けるピッチが上がります~


まだ幼鳥のよう。

しっかり育つんだよ



6日目の涙

2011-03-16 | 経済・政治・社会
地震と津波だけでも千年に1度の悲劇だったはずなのに、それに原発の問題まで加わり、東北関東大震災は人類が初めて経験する未曾有の有事になってしまいました。


報道に接する度、事態の悪化に息が止まる思いです。チェルノブイリを越える惨事にならないよう、ただただ祈ることしかできません。そんなときでも仕事とはいえ、あの放射線の中で関係者が持ち場を離れられずにいるのかと思うと、1人の人間として胸が張り裂ける思いです。


もちろん、関東の灯りを絶やさないために、日本の経済の心臓を支えるために、原発を受け入れ、そして今、避難を余儀なくされている福島の方たちの不安や憤りはいかばかりでしょう。


そんな中、親戚の安否がわからなくなっていた元同僚からメールをもらいました。
「2家族とも家は流されてしまったようですが、命が助かって本当によかったです」



吉報です。



しかし、地震から6日目にして初めて涙が流れました。



今まで何度も目を潤ませ、胸が熱くなることはあっても、涙が流れたことはありませんでした。それを自分に許したら歯止めがきかなくなりそうで、どこかで禁じていたように思います。


しかし、今日の今日になって、
「家は流されてしまったようですが・・・・よかったです」
という、命以外はすべてあきらめざるを得ないあまりに過酷な現実が、元同僚を通じてぐっと身近に実感できたとたん、涙がこぼれました。


テレビの向こう側の出来事を、今日になって初めて自分にまで引き寄せて理解することができました。このタイムラグは私の想像力の欠如のせいなのか、想像を超えた出来事のせいなのか。



自衛隊ヘリによる原発の消火が放射線量の多さから見送られたという報道に接しつつ、自然災害の二次災害としてはあまりにも惨い現実に再び言葉を失っています。

非常持ち出し袋

2011-03-15 | 経済・政治・社会
生涯初の非常持ち出し袋の用意を始めました。


常備薬
懐中電灯
毛布
防寒着
歯ブラシ
ラジオ
靴下
タオル
などなど・・・・
案外、家にあるものでできるものですね。服や毛布はどれも「寄付に出そうかな?」と思っていたものなので、詰めたままでも問題ナシ


花粉症の家族がいない上、自分もしたことがないのでが、多分、生涯初めてマスクというものを買いました。(2003年の香港でのSARSのとき、職場でマスクと消毒液が支給されたのが懐かしく思い出されました)
懐中電灯とラジオの電池を買い足せば、基本のキは揃いそうです。

NZは日本より庭、歩道、近所の遊休地などすべてゆったりめな造りの上、オール電化の家も多いので(うちはガスも引きましたが)、
地震=火事=類焼
となる可能性はかなり低いのではないかな~と、希望的観測
(なんて、うちが火の元になったりして?)


食料は常に相当買い置きがかなりあるので、離れか母屋のどちらかが残れば(これも希望的観測)、しばらくはなんとか・・・・
ならない???


まぁ、普段から
「インスタントラーメンを袋から出してかじる」のもアリな国
(この話はコチラでも)

真似したことはありませんが、非常時なら
乾麺ぐらいかじるのもアリとしよう
と思っています。


しかし、オークランドは過去に大地震があったことがないらしく、あるなら、
 
火山の噴火なのです。
(この話はコチラでも)


こうなったら非常持ち出し袋があっても行くところがないかもしれません!