ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

10年目の決断

2015-10-31 | 趣味・ボランティア・チャリティー
「採用したいわ。ぜひ手伝って。来週の金曜日からでいい?」
という電話をもらったのがちょうど9年前。
あれから毎週金曜日はボランティアデーになりました。


チャリティーショップの手伝いで、仕分け、値段付け、接客、
在庫管理、更衣室の片付け、レイアウトの変更、レジ打ち
なんでもやってきました。たった1度だけですが、
トラックの助手席に乗って寄付の回収の手伝いに行ったことも(笑)


ほんとうにいろいろなことがあり
たくさんの仲間ができ
数えられないほどの品を処理し
大勢のお客さんとも顔なじみになり


辞めていく人も病気や怪我をする人も
大切な人を亡くした人や本人が亡くなった人もいて
大げさではなく、仲間とともに人生の一部を共有しながらの9年でした。


その後、同じ団体の別の部署の応援に行くようになり、
ここ2年近くはボランティアデーが週2回になりました。


この間、団体は驚くほど急成長を遂げ、ボランティアの数も何百人。
有給のスタッフも何十人となり、店も多店舗展開。
それでも寄付の品もお客さんも途切れることなく拡大が続きました。


ここまで大きくなると手弁当の地域社会支援とは言っていられず
コーポレートカルチャーが濃厚になってきました。


9年前には
チャリティーショップだって究極の目的は資金集め。
永遠の利益追求に励む民間企業とやっていることに大差ありません。

と言っていましたが、ネーキッド・キャピタリズム(裸の資本主義)に
直面する中で、古着や不用品を商品とするチャリティーとして
矛盾や疑問を感じることが多くなりました。


経営陣は団体の理事会といういわば取締役会に雇われている身。
彼らの意向を組んで利益至上主義で突っ走っています。


ボランティアたちは支援を続ける資金の重要性を理解していながらも
地域社会への貢献、環境への配慮(徹底したリサイクルやゴミ減らし)
ひいては関与する全ての人たちとの程よい関係の維持ということも
重視してきましたが、この辺が経営陣とかみ合わなくなりました。


作業のマニュアル化で今日から始める人でもそこそこできる代わりに
長年携わる人の提案や経験を生かす場がなくなり、ムダもゴミも増え
去っていく仲間もでてきました。


しばらく仲間の引止めに心を砕いてきましたが、ここへきて
理事会が経営陣を支持している以上、現状は変わらないと気づき
2ヶ所でのボランティアを1ヶ所に絞ることにしました。


どこを手伝っていても上にいる経営陣は変わりませんが、
少しでも経験が生かせる部署に仕事を集中させるつもりです。
丸9年がすぎ、10年目に入るところでの決断。


辞める方のマネージャーと仲間の困惑顔が目に浮かぶようですが
(※すでに仲間の方からは直談判を受けています
来週にはきちんと話して11月からは新スタートを切ろうと思います。 


よき時代というのはいつも古きものなのか?
新しい時代もまたよきものでありますように。

(このチャリティーショップで最初に買ったインド製のガラス器)


始めたのは子どもたちがこんな大きさだった頃

月日の流れを感じます。


さて明朝はRWC決勝戦
GoAll Blacks


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こんにちは赤ちゃん

2015-10-30 | 経済・政治・社会
このタイミングできたかー
の中国の一人っ子政策の廃止


二人っ子政策なんて言葉も一夜でできて、世界中で
赤ちゃん関連株が買われて
コンドーム株が売られて(笑)


株価を見ていたら、キッチンで愛用中のゴム手袋メーカーも上場企業で
コンドームも作ってる~
素材が一緒っちゃあそーだけどwww


NZドルもチビっと上がりましたが、
農村地帯では酪農家も畜産農家も林業も水産業も
大喜び

こんな牛まで用意して
(※というのはもちろん冗談です)


二人っ子ばんざーい



TPPなんか、この際もう

どーでもよろしい








・・・・てとこなんじゃないでしょうか?



なんたって中国で1億組の夫婦に第2子誕生の選択ができ
4.5%がすぐに子作り体制に入ったとしたら1年後には
450万人のこんにちは赤ちゃん
1年でNZ(=人口450万人)ができちゃう
あら、簡単


その何%かはもれなく海外産ベビーミルクに走るでしょうから、
断トツ人気がNZ産となると、酪農家はもう
うっはうっは


赤ちゃんが大きくなれば肉もシーフードも食べるし、
大人になれば家も買うだろうし・・・・


国内では農家の懐が温かくなれば
クルマや農機具を買い換えるかもしれないし
もっと借金して設備投資をしてくれるかもしれないし
ビジネスクラスで海外旅行してくれるかもしれないし
別荘を買ったり家を改築してくれたりするかもしれないし


もっと人を雇ってくれ
(※仕事の少ない農村部では重要)
もっと納税してくれて
村の床屋から国庫まで影響を受けちゃうかも


とまぁ、人口が増えるというだけで連想ゲームが進むわけですわ。

みんな、がんばってねぇ


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キウイっぽい光景

2015-10-29 | 移住生活


クルマが水に浸かってる


なるほどー

ボートを出すとこかぁ。


引き潮で浅いためクルマで入れる。

でもボートのエンジンがかけられない
ってとこなんでしょう。


1人がクルマに戻って離れていきます。

もう1人がボートを押さえているのが、なんだか可愛い
浅すぎてひっくり返る?


クルマを浅瀬に置いて腕まくりじゃなかった、

裾まくりで戻ってきました。


水かさは足首ちょっと

ホントに浅いんですね~


2人でうんうん押してます

エンコしたクルマみたい(笑)


またまた1人が残って

メイトを待ってます。


メイトはクルマをパーキングへ。



いっぱい釣れるといいねぇ

いい光景だけど、




夫に釣りの趣味がなくてよかった
と心から思ってしまう、キウイになれない私たち


なぜだか2人とも

海は見るに限る
(※昔はダイバーだったのにね)


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50代の育自

2015-10-28 | 私事・リタイア・人生
育児を終えたら育自
とはよく言ったもので、最近一段と意識するようになりました。
(※それだけケアが必要なお年頃


先週は走ったので今週はヨガ・ウィーク
今日も朝から1時間
仕事でテンパリストな時期だけに急がば回れ。
心身ともに丁寧にケア。

飼い主の猫のポーズを冷ややかに見ているコロ


ヨガは45分で、15分はリラクゼーション
リラクゼーションと言っても見た目には大の字になって寝てるだけ
ちゃんと屍のポーズという立派な名前があります。
(※好きです!このダイレクトなネーミング)


リラックスすると身体が冷えてくるので、ベッドの中でこのポーズ。
見た目には二度寝かと
このままホントに二度寝できたら天国かも、ですが
いくらなんでもお迎えが来るのはまだ早い


その後はシャワー、朝ご飯で1日が始まります。


仕事中に入ってきたメールは

来年のラウンド・ザ・ベイズ
3月6日だそうです


この手の話には即乗り

(※今年の記事


方向性が定まっているものはとっととのる質(たち)。
これから朝ランが一段と楽しくなりそう
(※方向性があるとやっぱり充実しますわ)


日中はがっつり仕事をして、水撒き以外は庭にもおりられず
でも、こういう日は仕方ありませぬ
(※あとでまとめてがんばるからねー


そして夜はヨガを30分
自分のために1日1時間半
50代育自の柱ですわ。


さーて、旅行の計画をニンジンに明日も突っ走ろう


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ぶるる夫婦

2015-10-27 | メルマガ・ブログ・占い
仕事で煮詰マリーヌ
こういうときは、思いっきりどーでもいいことをするに限る


ということで、2年半ぶりのカテゴリーランキング
書いている本人の興味本位100%の備忘録ですわ。
(※別に覚えている必要もないんですが


【今回:2015年10月】
(記事数計:3,136本)
1位:「外出・旅行」(364本、12%)
2位:「料理・食べ物・外食」(326本、10%)
3位:「海外子育て」+「名古屋便り」(計302本、10%)
4位:「不動産・家&庭関係」(224本、7%)
5位:「ペット・動植物」(219本、7%) 
6位:「ラグビー・ヨガ・スポーツ」(201本、6%)
7位:「西蘭一家&西蘭夫婦」(191本、6%)
8位:「移住生活」(178本、6%)
8位:「私事&仕事」(178本、6%)
10位:「経済・政治・社会」(166本、5%)


書きに書いたり3000本超。毎日更新なら月日が経てば記事も増える。
前回のランキングと比較してみると~


【前回:2013年5月】
(記事数計:2,209本)
1位:「外出・旅行」(204本、9%)
2位:「料理・食べ物・外食」(202本、9%)
3位:「海外子育て」(201本、9%)
4位:「ペット・動植物」(178本、8%)
5位:「ラグビー・ヨガ・スポーツ」(148本、7%)
6位:「西蘭一家&西蘭夫婦」(142本、6%)
7位:「不動産・家&庭関係」(140本、6%)
8位:「健康・美容・ファッション」(136本、6%)
9位:「経済・政治・社会」(135本、6%)
9位:「私事&仕事」(135本、6%)


1-3位の不動の御三家
「外出・旅行」「料理・食べ物・外食」「海外子育て」
(※今回から長男分は「名古便り」で追加)
遊ぶ・食べる・育てる
るるぶではなく
ぶるる夫婦


4位には前回7位だった「不動産・家&庭関係」が急浮上
キッチン改装祭が順位を押し上げたか?


後はペットだ



ラグビーだと

さいらん家のあるある


それにしても「外出・旅行」「料理・食べ物・外食」の突出ぶり

子育て終えた50代の理想に向かって1、2位の頭でっかちを目指そう


次のランキングでは子育てが、不動産やペットに抜かれてそう(笑)



なにかと話題の2ぴきは「さいらんガーデン」でも更新中
(※猫記事はどちらかというとあちらで更新中)


さらに煮詰マリーヌのときは旅行の計画を妄想して現実逃避

今は鏡にこんなシールを貼って念を入れているところ
意味不明な話はまたいつか詳しく


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色年表

2015-10-26 | 健康・美容
Tシャツをまとめ買いしました



H&Mログ

NZにN&Mはなく、お得意の古着です
1枚1.5ドルという脱力のお値段


今の私の場合、程度がよければ新品か古着かはどうでもよくて

デザインが好みかどうかが最重要ポイント
環境に迷惑をかけない、安いという点でも古着に軍配
H&MやZARAはシンプルでどちらも好きですわ。


同一サイズで計6枚(もっとあったのかも?)

同じ人がまとめて寄付したんでしょう。
ヨーロッパのSサイズ、中国の165/84Aって身長/胸囲
84のAカップですかい???
(※だいぶ違うけど着れました・・・笑)


目にしたとき、非常ーに不思議な想いがしました。

こんな3色はまさに私の20代
仕事は常にスーツでネイビーが多かったので
挿し色でこんなピンク(当時はショッキングピンクと言っていた)を
インナーや靴で合わせていました。
ネイビーと白は永遠のテッパンだし


30代はピンクとはサヨナラし、ブラウンが加わってきました。

チョコレートブラウンが猛烈に流行った時期があり、
確か次男の妊娠中はブラウンのバックスキンを愛用してました。


40代は最高に美味しそうな色のブラウンとブラックの時代。
コーヒーも
紅茶も
チョコレートも
美味しそうな色はみんなブラウン
ブラックはオールマイティー
そんな気分でした。


50代に入ると急にホワイトの時代に。

(※去年の記事



このクーカイのロンTは絶賛愛用中



今回はクーカイのノースリもゲット

この襟ぐりヒラヒラがお気に入りで、これで何枚目?


とまぁ、私のカラー年表のような不思議T

この夏の制服になるかも(笑)
(※汚れがちなホワイトが3枚あるのも助かるー


懐かしのブルーノマリの靴も手に入れたんですが、これはまた今度。
30年ぶりの邂逅かなぁ
あの頃はやたら大人の靴に見えましたが、
あらやだ、今はピッタリ


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とっくに寝てる?

2015-10-25 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
買い物に行ったら、肉屋のブラックボードが

いつもは「本日の特売」とかが書かれていますが、今日はコレ
オールブラックス、決勝進出


リッチー、ありがとう

ディフェンス一辺倒のいつもと違う南ア相手にご苦労さま。
ABsらしからぬペナルティーの数が苦しい戦いを物語っていました。


手強そうでいても、南アはけっきょくトライレス。
トライゼロに抑えたというか、攻撃の機会を与えなかったというか。
お見事です


時差の関係で暗いうちから置きだして一家でゴソゴソゴソゴソ

夜中はヒマしてる猫たちは大喜び
善(18歳)のパジャマの膝でドヤ顔のコロ


明日の早朝もオーストラリアvsアルゼンチン戦で
決勝での相手が決まる一戦ですから心して見なきゃ


ではNZのよい子のみなさん、もう寝ましょう
(※って、もうとっくに寝てる?うちは遅い?)


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20年後にそうでありますように

2015-10-24 | 趣味・ボランティア・チャリティー
今日からNZ版勤労感謝の日、レーバーデーの3連休


いまやあまり勤労でもないし
感謝もされない身
雨の中、いつもどおり粛々とボランティアへ


お天気が今ひとつのせいか、さすがに客足は鈍め。
晴天だったら朝から子連れがわんさと押し寄せるのですが、
パーキングもすんなり見つかり、ホッとするような残念なような。


一歩店に入ると、
「えっ
昨日一緒に働きランチもした仲間がニコニコしながらレジにいます。


「来たのー?」
「来たわよー



彼女は確か73歳。
半日立ってレジを打ち続けるのはけっこう大変かと思いますが、
2日連続での登場は連休の大混雑を見越してのヘルプでしょう。
ボランティアのボランティア


助かるー
先週は私までレジに立つほどの大混雑だったので
今日もレジ打ち覚悟でやってきたのですが・・・・・


午後にはこれまた70代の金曜日午後のレジ係が登場
「来たのー?」
「来たわよー

同じ会話が繰り返され、
「今日って何曜日だっけ
と自分でツっこみたくなるほど、昨日のとおり(笑)


雨が上がった午後からは予想どおり猛烈に忙しくなり、
ボランティア同士でおしゃべりしている間もなく店内を何十周


「4時間以上やると疲れちゃって、家に帰ってなにもできないの。」
という2人が3時半に上がることになり、しばし立ち話。
朝から来ていた方はゆうに5時間越え
相変わらず冗談65%自画自賛35%の楽しい会話で締めくくりました。


忙しくて大変と察し、誰に言われなくても自主的にやってきた2人。
年齢を考えると天晴れだと思います。
しかも彼女たち、レジを打ち続けるだけでなく必ずお客と話します。


「いいのを見つけたわねー」
「お子さんはおいくつ?」
「せっかくの連休なのに雨で残念ね。」
「これはお買い得じゃない。」
などなど、通り一遍のHow are you?を越えてしっかり話すのです。


その底なしの
パワー
行動力
責任感

つまるところの
優しさ


20年遅れの自分も、いつかそうでありますように



昨日届いたコーヒー



さっそくフレンチをダブルショットで飲んでみました。

なかなかおいしかったです


さぁ、明朝はオールブラックス戦
応援もがんばりましょう


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ナニすりゃいいのよー

2015-10-23 | 料理・食べ物・外食
朝から元同僚のメールに笑った笑った


彼女は海外出張中の日本人ビジネスマンにアテンド中。
このおっさん、英語ができないことを盾に、
「○○に連れてって」
「ご飯頼んで」
「○○に連絡して」
(※相手は日本人なのに
「ホテルまで送って」
あれしてこれしてと、ほぼ6歳児状態のよう
彼女はある分野のプロフェッショナルでガイドでも通訳でもありません。


『夜のお供』以外、フルアテンドを強いられているようで
なんともお気の毒




・・・・・・・だけど状況が目に浮かびすぎて笑ったー


私も昔の昔の大昔、まだ独身だった頃は、
『夜のお供』まで付き合わされて
高級バーに連れて行かれ
高そうなウイスキーが出るわ
キレイなおネエさんもつくわで




ホント、世界の中心で








「ナニすりゃいいのよー
と叫びたかったです。


おっさんたちにしてみれば、「こんな高い店に連れて来てやった」という
彼らにしか通じない親しみや信頼の示し方だったようですが、


それがどんだけ
意味なく
時間とお金の無駄で
迷惑なことか
(※次の日も朝ご飯からスタートのフルアテンド
という想像力は皆無のようでした。



お話はガラリと変わって

ネスプレッソ用のコーヒーをグラブワンで買ってみました。


シンガポールの友人凸美に
「そんなものあるの
と大笑いされたネスプレッソコンパチのカプセル。

(※あるんですよー、NZには!)


ブラジリアン



フレンチ



イタリアン



アフリカン



これはデカフェだった

コロンビアン


ポチってから12時間ちょっとで届いた模様
美味しいといいなぁ


NZは3連休ですね
よい週末をお過ごし下さい。


GoAll Blacks


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アップサイクルかくありき

2015-10-22 | 家事・家計・リサイクル
おーやってるやってる

改装?
修理?
屋根が割れてる?


この家、持ち上がってます。

床下から向こうの庭が見えます


巨大なジャッキで人の頭上にまで持ち上げています。

このまま隣の巨大なトラックに載せて
中古車のように運んじゃおう
というんだから、実にNZじゃありませんか


こうして積んでいるのは何回も見ましたが

実際に道路いっぱいに家が移動していくのは見たことがありません。
交通量の少ない真夜中にやるらしいです



なかなか定着しない、アップサイクルという言葉。
回収して再利用してもいつかはゴミになってしまうリサイクルの上を行く
アップサイクル


不用品を削減するだけでなく
不用品を人の一生などよりはるかに長く再利用し
新しい材料やエネルギーの需要を大きく削減する方法


作業の轟音を聞きながら

これこそまさにアップサイクル
と思いました。


積んでいる家はエックスステートと呼ばれる元の国有住宅。
このエリアは戦争直後に開発されたので、築70年ほどでしょう。
我が家もエックスステートですが、床は今や伐採禁止のリム材のはず。
高級な材料がふんだんに使われた、簡素な家


どこかに運ばれ、化粧直しされ、内装もきちんとやれば
ゆうに築100年どころかもっともっと使えるでしょう。まさに
人の一生よりはるかに長く再利用されるはず


場所によっては費用面なのか時間の制限なのか、
こういう家がクレーンでズタボロにされていく事もあります。
そんな光景に出くわすと自分の家がそうされているように、
心が痛みます
(※エックスステートはそっくりな家が多いのです)



NZでは地方に行くと、こういう古い家を売っている場所が多々あります。

(※この話はコチラで詳しく)


どれも地面においてあるだけの「商品」(笑)

この家なんか、


積み込んでいた家の隣にあった、この家にそっくり

これも典型的な国有住宅


こんな庶民の家がたまらなく好きです

どこかで誰かに愛され、いつまでも使われ続けますように(祈)


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裏メニューのあるインド料理店

2015-10-21 | 料理・食べ物・外食
昨日は比較的早い時間に善(18歳)から
夜ご飯いらないコール


ぃやったぁ~

とやって来たのが、モーニングサイドのインド料理
マンガル


家から近くはないですが、実はイーデンパークの目の前

ラグビーを見に来るたびにちょっと気になっていた店
グラブワンでクーポンが出たので買ってみました。


クーポンでは要予約となっていましたが、

ガラガラ(笑)
テイクアウェイの人が出たり入ったりで、ダインインは私たちだけ。


テイクアウェイのオーダーの電話に出る以外、ヒマそうなおニイさん。
初めてのこともあり、あれこれ聞いてみました


クーポンだとセットメニューから選ぶことになっていて、

前菜はパコラとサモサ
あとはオニオン・バジだったので、どれを頼んでも揚げ物


メインもセットから選ぶのですが、話し込んでいるうちに
セットどころかメニューにもない裏メニュー発覚
ガーリックチキン
というインド料理らしからぬ名前


「ガーリックプローンのチキン版だから、美味しくないわけがない。
信用して(Trust me!)
というおニイさんの一言で決まり


どうです

この写真の雑さ




・・・・・・





・・・・・・




・・・・・・




・・・・・・






なにこれー






美味しー
2人同時にハモりました
チキンはチキンティカじゃないかな?
レモンチキンという裏メニューもあるそうです。


もう1品はホウレン草カレー、チキンサグワラ

これも写真が・・・
後から余震のように辛さがやってくるタイプで、美味しい


「どうしてこんなに美味しいのにメニューにないの?」
「そのーーー
「メニューを先にプリントしちゃったとか?」
「そうなんです。メニューができてから出すことに決めたんです。」


でもテイクアウェイに来る人来る人、バターチキンを頼んでいて
なんだかもったいない
シェフも挨拶に来てくれ、素朴なホスピタリティーもなかなか
ウェブサイトによれば初回は15%引き、9回行けば10回目無料だそう。
(※コーヒー券ならぬカレー券


10ドルランチもやっていて、ランチでも裏メニューが頼めるそう。
再訪決定
再び2人同時にハモりました



さすがに口の中がヒリ辛で帰りにアイスを食べにリドへ。

映画館ですが、アイスのためだけに立ち寄ることもあります。
(※私はパスして夫のを少しもらいました)
最近ホント、外食多め


今日もしっかり朝ラン
初めてのコースで7kmぐらい走ったかと思ったら6kmでした。
でも、なかなかいいコースだったのでまた行こうっと


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草月展2015

2015-10-20 | 映画・文化
週末に行ってきました

草月展2015
@イーデンガーデン


まずはデモンストレーション

チキンワイヤーだったか、要はフェンス用の網


マイター10で10ドルだかのものが花材に。

さすが草月(笑)


網だから挿し放題のようでいて

なかなかどうしてバランスが難しい。


こちらはなかなか刺さらない

うんせうんせ


活けているご本人が

「思ってもみなかったものになった
と素直に認めるナイスな作品


クリスマスというテーマ

このペンキを塗った枝で75%は目標達成かと


あっという間に

サマークリスマス
色の刷り込みってスゴいものですね。



デモの後は展示会場へ。



今年のテーマはなんだろう?と思ったら・・・・



ない

そうです(笑)


今年は簡潔な作品が多かったような?

季節柄、極楽鳥花多数


足すよりも削る方が難しいのではないかと思いますが



思い切りの度胸が質を格上げしていくような。

絶妙な配色とバランス


こちらは色も形も素材感も真反対の組み合わせ



こちらもそれに近いもかもしれませんが、あまりにも鮮やかで

「これってホントに生花
と見入ってしまったほどビビッドな色


鳥の巣に命が宿って

春が来たような一品
今や家の周りはまさにこんな感じで
あちこちでピーチクパーチク(笑)


色とツルっぽいフォルムのせいか赤ワインを思い出してしまった作品

(※赤は飲まないんですけどねー


この高感度アンテナが付くだけで

感度が上がりますよね。


春を飛び越えて夏のような共同作品

黒のカーテンに映えます。


このアミューズのようなデザートのような作品は



多肉入り

よっしゃ
と小さくアガったりなど(意味不明)


これは博物館のような天井の高い広い空間にポツンと配したら

さぞや映えたのでは?
最もアートを感じた作品


絡め取られる拘束感



突き破って花開く開放感

連続作品のようでした。
同じ網目でもずい分印象が変わるものです。




これはもしや?


キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!

香港人のアニタさんの作品
夫婦で大ファン
香港でアニタといえば、梅姐(アニタ・ムイ)だよねー
というのは、どーでもよろしい


珍しいグリーンのアンスリウムに絡んでいるのは?

なーんとネガフィルム
アンスリウムとネガの艶感を中和するように差し込まれたフリージア


デジタル世代の今の若い子たちは見てもわからないでしょうね。

何か写っていて、1枚1枚に幸せな思い出が残っているんでしょう。
コーヒー色のネガになんとも言えない温かみを感じました。


彼女の作品はいつもいつも

笑顔にさせてくれます。
柔軟で元気で前向きで、まるで香港人そのもの


質感も配色も抑えた中でこそ、ネガの特異性が際立ちます。

毎度ながらお見事なセンス
花が枯れたら終わってしまうのが惜しくなる完成度。



目の保養の後はイーデンガーデンのカフェでハイティー

グルーポンでクーポンが出ていたのでこれは無料も同然
(※確か入園料とクーポンが同額だったような?)


お天気にも恵まれお出かけ日和でした。
10月のお楽しみはまだまだ続きます
(※あっ仕事もだ


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葬式には絶対行くからね!

2015-10-19 | 移住生活
テンあげな月曜日と言っていた先週。
今日もあげてこ
でも今朝は時間がなくて、とりあえずの5km走


先週は外食が続き



気をつけていても、ついつい食べ過ぎ



普段は食べなくても



外だと食べちゃったり?



外出中の勢いってスゴっ



しかし、このサラダは抜群に美味しかった




走っている途中で大柄な老人とすれ違い、
「グッモーニン
誰もがするように挨拶すると、


「キミはどうして走ってるんだい?」
というまさかの質問に、聞き覚えのある声


「警察に追われてるのよ








と言えたら、私も立派なキウイ
でも、とっさのことで言えなかった



老人はボランティア仲間のヒューでした。
その辺に住んでいるとは聞いていたけれど、まさか遭遇するとは!


「キープ・フィットしないと。ヒューだってウォーキング中でしょ?」
「いや、ボクは家内を迎えに行くんだ。」
健康のために歩いている訳ではないと言いたいらしい


「迎えに行くなんて、いいご主人じゃない。」
「いや、キミのダンナだって店に迎えに来たりするじゃないか。」
特別な事ではないと言いたいらしい


話が噛み合ってないのにお互いニヤニヤ。彼はいつもこうなのです。
意地悪じいさん的老人反抗期
(※取り扱い注意


最後は
“Don't get a cold, love.”
(風邪引くなよ)
と言われて、なんだかほっこり


年配者がやたらに使う最後の“love”が、習慣だとはわかっていても
親子以上に年が離れていると、なかなか味わい深いです。
(※そーなの?)


「葬式には絶対行くからね
と心に誓いながらまた走り出しました。


ボランティアは70代を中心に高齢者多数。80代も数人います。
普通に考えればいつかの時点で私よりも早くこの世を去るでしょう。


その時に胸に熱い想いを抱きながら葬儀に駆けつけることが
彼らに示すことができる最大で最後の敬愛だと思っています。


ヒューは元軍人で姿勢正しく、声は大きく、ジョークはキツく
まだまだ達者でずーーっとずっと一緒に働けそうですけどね。
軽く90代いきそうなタイプですわ(笑)
(※NZではけっこうあるあるタイプ)


帰ってシャワーの後は
髪のカットで午前中が終わり、午後は
ガレージ整理
庭整理
キッチン整理(収納変更)
メールの返信
と整理整頓で日が暮れました。


やらなくてはいけないことが目白押しで、今週もがんばらねば


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2007年を知らない子どもたち

2015-10-18 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
ラグビーワールドカップもいよいよ決勝トーナメント

NZにとってはここからがホントのワールドカップ
これからは負ければサヨナラのノックアウト


イングランドが落ちてスコットランドが入る番狂わせはあっても
世界ランキング上位の北半球と南半球の雄が顔を揃えました。



オールブラックスにとり




ラグビーワールドカップで




準々決勝で




カーディフで




ミレニアムスタジアムで




フランス戦となると、



カーディフの悲劇
と呼ばれた2007年のRWCでのフランス戦が蘇る
まさかまさかの準々決勝での敗退。


記者会見で顔が上げられなかった若き主将リッチーの痛々しい姿が
今でも思い起こされます。



8年後に同じ場所で同じフランス相手の準々決勝

今回はフランスがアウェイジャージで来ました。
8年前はABsがグレーのアウェイジャージで、あれ以来確か
2度とグレーのジャージはなかったのではなかったか?


ハカは当然こう来るだろうと思われた

カパ・オ・パンゴ


いつものカマテと違い、これはリベンジを意味するそうで

深い意味があります。


8年前に苦渋を舐めたリッチー、マアさん

カーターも、コンラッドも、ケビンも・・・・




でもね、試合が始まったらこのとーり
2007年のことなんかどーでもいい若手のトライ祭

当時16歳のレタリック


こちらも当時16歳のミルナースカッダー



サベア(当時17歳)はハットトリックだし
カーバロウ(当時17歳)はベンチから出てきて2トライだし
リード(当時21歳)もカイノ(当時24歳)も2007年にはいなかった


最終9トライを叩き込み
62-13の圧勝


RWC決勝トーナメントでの62得点が過去最高なら
ABsにとっても決勝トーナメントの自己最高得点


対フランス戦で62点もとったチームも初めて
(※61点の記録もABsが2007年にウェリントンで打ち立てていました)
という、こてんぱんのやっつけ方(笑)


試合開始後11分でケガで退場したミシャラクがなんとも痛々しく

彼のテストキャリア(国代表)がこれで終わったかと思うとお気の毒


こんなモンスターにキックをチャージされちゃあねぇ

2007年を知らない子どもたち
その調子でブイブイいわせてくれ


とまれ、プレーも応援も

チーム・オールブラックス
がんばろー


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ラッセル&ケリケリ行3回目:太平洋の災難

2015-10-17 | 旅行
せっかく再開したので、今日も挫けないで続けたいと思います。
8月の(強調)ラッセル&ケリケリ旅行記


ラッセルはNZ最初の首都

古都としての趣がほとんどないのは、首都として機能したのが
わずか1年
だったからでしょう。この短命さに当時の混乱がしのばれます。


ラッセルのマオリ名はコロラレカ
コロラレカは1840年のワイタンギ条約でNZが英領となるまでは
主に英米からやってきた捕鯨やアザラシ猟の船乗り
オーストラリアから脱走してきたイギリスからの流刑囚
一攫千金を目指して世界中からやってくる貿易商や怪しげな山師
など海千山千の輩が跳梁跋扈する場所でした。


イギリスは1788年にオーストラリアを植民地化したものの
NZには食指を動かさず、ワイタンギ条約で植民地化されるまで
NZは約半世紀にわたり、実質的な統治者のいない
無法地帯でした


略奪しようが人を殺そうが、警察も来なきゃ裁判もない
平たく言ってしまえば、そんな社会


マオリはマオリで西洋人との交易で手に入れたマスケット銃で
30年続いたマオリ戦国時代の真っ最中
海千山千の輩はマオリの対立を巧みに利用して混乱を拡大したり、
領土や資源を略奪したり、もちろん殺したり殺されたり


当時の重要な資源だったのがクジラやアザラシ

こんな小舟で


こんなカッコで

漁に出ていたらしいです。


そんな舟が多いときには30、40艘停泊し

(※漁には季節性があるので舟が立ち寄る時期はほぼ一緒)


1艘10人が乗っていたとして、今でも狭いラッセルに

一気に300~400人の荒くれ男たちが溢れ、飲むは騒ぐわ


飲んで酔えばケンカがもれなくついてくるってもんで

暴力や略奪が横行し


男の数だけ売春婦も必要で、酒池肉林を地で行く場所だったようです。

当時最大の産業は売春だったというのもまんざら誇張ではなさそう。
マオリの女たちは春を売って銃を手に入れたというからスゴい


今やNZを代表するクラッシック・ホテルのザ・デューク

前身は売春宿だったそうですし
(※この建物は後世のもの)


こんなディスプレーがあるのも当時の名残

悪人に首と両手を入れさせて晒し者にしたもの


コロラレカの悪名は遠くイギリスにまで知れ渡り、
「太平洋の災難」として恐れられていました。


1814年からこの地で布教を始めた宣教師たちは惨状をイギリスに伝え
マオリの保護と植民地化を進言していました。

(※ラッセルにあるNZ最古の教会)


ここには大勢のマオリや入植当時の有力者が眠っています。



教会の椅子にあったそれはそれは可愛い刺繍の座布団



こんな箱庭のように可愛らしい光景の裏には

おどろおどろしい歴史があったわけです。


その辺の史実を踏まえて描かれた、子どもたちの壁画。

(※西洋人が入植してくる前のマオリの暮らし)


クジラを追っていろいろな人が世界中からやってきて

(※星条旗があるー


マオリの集落と教会が並び、ワイタンギ条約が締結されたものの

あちこちで紛争が起き、混乱は拡大し・・・・


これって公衆トイレの壁画なのですが、

実に良く描けてる
素晴らしい出来栄えに感動しました。


営業しているガソリンスタンドとしてはNZ最古のここ



1930年に建てられたスタンドが現役なんだからスゴい

と思っていましたが、


今回は

閉店していてビックリ
ラッセルの小さな歴史の1ページが閉じられたようです。


どこに行っても不動産をチェケラーしている友人凸美(笑)

私たちも必ずやりますけどね(爆)


一等地は別荘ばかりで夏以外は眠ったような場所

古えの狂乱や混乱がしのばれるものは跡形もありません。


1年だけ首都だった175年前が



ラッセルの短命なピークでした。




今は町全体が生きる博物館のように静かに佇んでいます。



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(つづく)