昨日は、
「こんな日もある・・・」
と、小さく呟きそうな1日でした。いつも通り子どもたちを送り出し、仕事をし、ヨガに行きスッキリして帰ってくると・・・・
ん?
庭に建設中の離れに、一昨日から外壁となるウェザーボード(横木を重ねたもの)の専門業者が入っていて、2人が1日がかりで寸法を測ったり長い板を切ったりしていましたが、とうとう板を張り始めたようです。
しかし、その幅が思っていたよりもかなり広いので正直驚きました。
感じのいい「台湾系かな?」と思われる2人に聞くと、仕上がり19cmで依頼を受けているとのこと。
素人の目分量ですが、思っていた幅の倍ほどの広さ。小さい建物なので余計広く見えます。
(ここまでできていたのですが・・・→)
慌てて設計士兼プロジェクト・マネージャーで工事を一括依頼しているサリーに電話を入れると、
「最近の家は幅が広いのよ。細いと昔のステートハウス(国営住宅)みたいじゃない。」
と明るい声。家はまさにエックス・ステート(元国営)で、私たちは実質的でムダのない戦後直後のそのスタイルが好きで仕方がないのです。なのでむしろ「国営みたい」であってほしいのです。
専門業者も、「いまどきの新築の家じゃこの幅が主流。板だって幅広な方が高いし、仕上げもいい」と言っています。いったん家に入り、夫に相談すると、「どっちでもいいよ」とちょっと引き気味。さんざん切り刻んでしまっている以上、やり直しとなったら出費は必至。
でも、どうしてもあの幅は受け入れがたく、「いずれは母屋にもウェザーボードを」と思っているのでここは慎重にいかないと。業者はそんな私の心情を察して、
「どんなのにしたかったんだ?」
と言い、私が斜め向かいのステートハウスを指差し、
「依頼のときも、『あんな感じにして』と言ったんだけど。」
と答えると、
「じゃ、測りに行こうぜ。」
と言って、雨の中を巻尺を持ってスタスタ歩き出しました。
「ハロー」
と声をかけながら塀もない庭に入り、幅を測るとちょうど11cm。
思った通り離れに張り始めた分の約半分です。さらに2、3軒一緒に見て回りましたがどこも11~13cmというところ。
「ずっと住むんだったら好きなのにした方がいいぜ。」
と、自分たちの1日半の仕事がムダになるというのに背中を押してくれました。その一言で気持ちが固まり、サリーに電話を入れ変更を頼みました。
けっきょく、返品が効かない切ってしまった分の材料費を私たちが、運送料とムダになってしまった2日分の人件費を彼女が負担することで話がまとまり、やり直すことになりました。私とサリーはこの工事でとても親しくなっていたので、お互いの思い違いという、誰の間違いでもない予期せぬ事態で、時間もお金も労力も材料もムダにしてしまったことは、本当に心苦しく、私にとり辛い決心でした。
(←「真四角だとまんまガレージみたいだから」とサリーの提案で小さな屋根をつけ、家風にした部分。付けて正解でした)
けれど、私たちは多分一生この家に住むので、毎日目にするものは気に入ったものであってほしく、彼女も「お客さんの満足が一番だから」と理解してくれました。電話を切りながら涙が出そうでした。サリーや業者への申し訳なさと彼らの優しさ、ムダにしてしまったものへの後悔、現実の切なさ・・・心境は複雑でした。
そんな想いを忘れず、感謝とお詫びをサリーへのファックスにしたため、昨日という日を締めくくったら、今日はまた、
まっさらな1日、
ブランド・ニュー・デー
が始まりました。
(2人で一緒に選んだ入り口のドアは母屋より立派です(笑)→)
「こんな日もある・・・」
と、小さく呟きそうな1日でした。いつも通り子どもたちを送り出し、仕事をし、ヨガに行きスッキリして帰ってくると・・・・
ん?
庭に建設中の離れに、一昨日から外壁となるウェザーボード(横木を重ねたもの)の専門業者が入っていて、2人が1日がかりで寸法を測ったり長い板を切ったりしていましたが、とうとう板を張り始めたようです。
しかし、その幅が思っていたよりもかなり広いので正直驚きました。
感じのいい「台湾系かな?」と思われる2人に聞くと、仕上がり19cmで依頼を受けているとのこと。
素人の目分量ですが、思っていた幅の倍ほどの広さ。小さい建物なので余計広く見えます。
(ここまでできていたのですが・・・→)
慌てて設計士兼プロジェクト・マネージャーで工事を一括依頼しているサリーに電話を入れると、
「最近の家は幅が広いのよ。細いと昔のステートハウス(国営住宅)みたいじゃない。」
と明るい声。家はまさにエックス・ステート(元国営)で、私たちは実質的でムダのない戦後直後のそのスタイルが好きで仕方がないのです。なのでむしろ「国営みたい」であってほしいのです。
専門業者も、「いまどきの新築の家じゃこの幅が主流。板だって幅広な方が高いし、仕上げもいい」と言っています。いったん家に入り、夫に相談すると、「どっちでもいいよ」とちょっと引き気味。さんざん切り刻んでしまっている以上、やり直しとなったら出費は必至。
でも、どうしてもあの幅は受け入れがたく、「いずれは母屋にもウェザーボードを」と思っているのでここは慎重にいかないと。業者はそんな私の心情を察して、
「どんなのにしたかったんだ?」
と言い、私が斜め向かいのステートハウスを指差し、
「依頼のときも、『あんな感じにして』と言ったんだけど。」
と答えると、
「じゃ、測りに行こうぜ。」
と言って、雨の中を巻尺を持ってスタスタ歩き出しました。
「ハロー」
と声をかけながら塀もない庭に入り、幅を測るとちょうど11cm。
思った通り離れに張り始めた分の約半分です。さらに2、3軒一緒に見て回りましたがどこも11~13cmというところ。
「ずっと住むんだったら好きなのにした方がいいぜ。」
と、自分たちの1日半の仕事がムダになるというのに背中を押してくれました。その一言で気持ちが固まり、サリーに電話を入れ変更を頼みました。
けっきょく、返品が効かない切ってしまった分の材料費を私たちが、運送料とムダになってしまった2日分の人件費を彼女が負担することで話がまとまり、やり直すことになりました。私とサリーはこの工事でとても親しくなっていたので、お互いの思い違いという、誰の間違いでもない予期せぬ事態で、時間もお金も労力も材料もムダにしてしまったことは、本当に心苦しく、私にとり辛い決心でした。
(←「真四角だとまんまガレージみたいだから」とサリーの提案で小さな屋根をつけ、家風にした部分。付けて正解でした)
けれど、私たちは多分一生この家に住むので、毎日目にするものは気に入ったものであってほしく、彼女も「お客さんの満足が一番だから」と理解してくれました。電話を切りながら涙が出そうでした。サリーや業者への申し訳なさと彼らの優しさ、ムダにしてしまったものへの後悔、現実の切なさ・・・心境は複雑でした。
そんな想いを忘れず、感謝とお詫びをサリーへのファックスにしたため、昨日という日を締めくくったら、今日はまた、
まっさらな1日、
ブランド・ニュー・デー
が始まりました。
(2人で一緒に選んだ入り口のドアは母屋より立派です(笑)→)