ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

最後の登校

2011-11-30 | 料理・食べ物・外食
今日でお弁当を2つ作るのは、最後になりました。


温(17歳)は10月末で高校を卒業しましたが、その後も全国統一テストNCEAが五月雨式にあり、ぽつりぽつりと登校しては試験を受け、それ以外は家で試験勉強という1ヶ月を過ごしました。


そのNCEAも先週で終わり、今日はたまたま大学の奨学金受給資格テストが2科目(経済と日本語、各3時間)あったので、お弁当持ちでした。


制服を着て登校するのもこれで最後。
本当の本当に温の高校生活が終わりました。これからも日本の大学受験向けに必要書類をもらいに行くこともあるかもしれませんが、その時はOBとして私服で行くことになります。


「最後のお弁当だし、気合いを入れて~
と思ってみただけで、けっきょくいつもと同じような平々凡々なものに。
仕事が押せ押せで冷蔵庫もアイデアも空っぽでした。
すまん、温


さすがに帰ってきたときはホーっとした表情で、自分から鼻歌まじりで部屋の片付けをしていました。この先どうなるかはわからなくても、高校生でなくなったことだけは確かです。
5歳から(イギリス式なので)今まで13年間、ほんとうにご苦労様



夜はお祝いを兼ねて(冷蔵庫も空っぽだし)、タイ料理へ。



初めてのタイ料理のお店は必ずトムヤムクンでお手並み拝見

マッシュルームがプカプカ浮いているのは、よくあること
でも、酸っぱいだけであまり辛くない味はサンラータン(酸辣湯)風?


このツマの感じも、

とっても中華風に見えるんですけど


温のエビ・パッタイ

本人、エビがプリプリで痛く気に入ってました


善(14歳)もチキン・パッタイ

これも◎だったそう。


私のグリーンカレー(ぼけぼけ写真ですが

う~ん



夫のチキン・ガパオも、
「ひき肉じゃな~い
ということで、どーも中国人経営の店だったよう。チラリと見えたキッチンの人たちもタイ人には見えませんでした。


韓国人経営の和食のように、なーんか似て非なるものという感じでした。
私は相当なタイ好きだし、夫は住んでいたこともあるし~


メニューにマレーシア料理のラクサがあったあたりから、
「ん
子どもたちが頼んだデザート用ドリンクも台湾スイーツにそっくり


でも、お料理が運ばれてくるたびに、みんなで覗きこんで、あーだのこーだの「まちがい探し」をしながら、けっきょくは楽しい夕食になりました。
これまたクーポンで半額だったので、まっ、いっか。
これも経験、経験


温へのご苦労様と、作らなくていいし片付けなくていいしで、私も楽させてもらいましたん。
(もうちょっとで翌日の善のお弁当の準備すら忘れるところでした

ウォーターケア

2011-11-29 | 家&庭関係
朝から仕事で引きこもっていると、昼頃に水が止まり、
「えっ
と外を見ると、オークランド水道局ウォーターケアのクルマが見えました。


この国では断水のお知らせなどないのが当たり前 一度だけ事前にお知らせをもらったら、
そんな時に限って、水が止まらなかったという
(あの時の経験はコチラで)


2時間ほどして水が出るようになったものの、トイレだけは出ません
手動で水をタンクに入れると流せるので、トイレそのものの問題ではなく、水がタンクまで来ないのが問題のよう。


慌てていつも頼んでいる配管工のフランクに電話を入れると、
「ブラウンズベイで仕事してるから、行けても明日の夜だなぁ。それまでもつか??
「うーん、辛いかもっ


「キッチンやバスの水が出るってことは、ウォーターケアがなんかやって、トイレのパイプのどっかにカスが詰まったんだろう。ときどきあることだけど、どこが詰まってるのか見つけるのが、大変なこともあるぞ~」
「え~


子どもたちにタンクへ水を入れる方法を教え、トホホホ~となっていたら、
「もしかして
と思いつき、ウォーターケアに電話。住所と事情を説明してフランクに言われたことを言うと、
「少々お待ちを。」



「じゃ、今夜、技術者を派遣します。」



あっさりと道が開けました~



やって来たのは丸刈りの人の良さそうな中国人。
ピンチだったので彼がお坊さんに見えました。穏やかな表情で、
「この人なら直してくれる!」
と確信。
(移住後の経験から正直な話、こういうときにアジア人が来てくれると心からホッとしてしまいます。信・頼・感なんでしょうね~)


夜ご飯を作っている間に彼はトイレのタンクの中身を分解し、とうとう詰まっていた物を見つけ出し、再び中身を組み立ててタンクに納め、
問題解決~


「これは間違いなく我々の問題です。」
と言い切る潔さ


思わず、
「ねぇねぇ、ウォーターケアの職員なの?それとも契約社員で外部の仕事も請け負ってるの?もしも外部の仕事ができるなら、名刺をもらえない?なにかあったら電話してもいいかしら?うちが頼んでいる業者さんもいい人なんだけど、ノースショアに住んでいて、小さい仕事だとわざわざ来てもらうのがワルくて~」
とリクルートしてみると、


「契約だけど外部の仕事はほとんどしてないんですよ。私も住まいはノースです。バスルームも見たけれど、お宅の業者はいい仕事をしてますよ。」
とやっぱり潔くて、爽やか~


(あっ、ありがとう!去年の7月に改装したばかりのバス・トイレ



英語のアクセントから「広東人!」と当たりをつけたら、正解。香港人ではなく広東省の人でしたが、広東語圏の人は香港在住14年の私には、
どーも他人に思えなくて~


リクルートは失敗しましたが、トイレは直り、ウォーターケアの対応にも好感がもてて、半日ハラハラドキドキしましたが、いい勉強になりました。


でもドタバタドタバタしていて仕事は押せ押せに~



ウォーターケアがやっているレインフォレスト・エクスプレスは小さいお子さんがいたら、最高~の企画では?

うちも何度かお世話になりました。


あの時のブログはコチラ
詳しくはウォーターケアのサイトで。

庭の発見

2011-11-28 | ペット・動植物
庭で水やりをしようとしたら、

あっ

とうとうフィジョアの花が咲きました。
2007年に苗木を植えて苦節4年。
とうとう開花~


ココで「これは蕾?」

と言っていたのは、正解でした。


そして、こちらは?




そうなんですっ

「桃だかネクタリンだかの木」と言っていたナゾの木2号に実が
うっすら毛が生えているところをみると、ネクタリンではなく、
のよう!


こーんなに葉っぱがワッサワッサしているので、

気がつきませんでした。
たったひとつの実ですが、種から植えて3年目の快挙
ウレシいなぁ


2ヵ月前にはこんなに可愛い花がたくさんたくさん咲きました。

花も実もある、桃の木
この時期の楽しみがひとつ増えました。


最低賃金

2011-11-27 | 経済・政治・社会
昨日の総選挙は、現政権の中道右派・国民党が121議席中60席を確保して圧勝 少数政党3党からの閣外協力も継続して、続投を決めました。


NZは一院制で任期3年なので、任期満了選挙でもなんだかあっと言う間に選挙、選挙で、永住権が取れてから、これで3回目の投票になりました。
(まだ6年目なのに~


今回ほどイデオロギー対決になった選挙は初めてで、
労働党が「最低賃金を時給15ドルに
と労働者の味方につけば、
国民党は「労組の弱体化、若年の新規被雇用者には割安な賃金を
と雇用主に便宜を図って、新規雇用を増やして失業率を減らそうと躍起。


15ドルは今の為替60円換算で900円、ちょっと前の70円換算なら1050円ですから、NZの物価から考えると、かーなーり高いと思います。
現行の13ドル(為替次第で780~910円)でさえ、どんなに簡単な仕事でもこれ以下では人が雇えないわけですから、相当な高さです。


雇用主にしてみれば、これに加えて確定拠出型個人年金キウイセーバーの企業負担だの、ACC(公私で怪我をしたときの国民皆保険)の費用だの、さらに費用が上乗せされます。


「賃金の下方硬直性が雇用機会を減らしている可能性があるのでは
と、個人的には感じています。


時給600円ぐらいだったら3人雇いたいところを、780~910円も払うなら無理をしても2人で回そう、とか、人は雇いたいものの簡単な仕事なので、780~910円も払ったらペイしない、とか。


逆に有能な人には1000円以上出したいのに、そうでない人や新人にも780~910円を払わなければならないので、雇用主に賃上げの余裕がなく、有能な人が転職してしまい、そうでない人が残ってしまう、とか。


これが経験者には時給1000円、未経験者や新人には600円というように柔軟に対応できたら(時給780円の人を2人雇うのとほぼ同じコスト)、もう少し雇用状況が安定するのではと思うのですが、何事にも競争を持ち込みたがらないNZ。なかなかそうはならないようで


この柔軟性のなさが、労働人口のうち30万人もが最低賃金に近い水準で働き、昇給機会は政府が最低賃金を見直す時のみ、という、市場原理の働かない雇用状況を生み出しているのではないでしょうか。


従業員にしてみれば、努力してもなかなか賃金面で報われず、たいしたことをしていないように見える同僚も自分と同じ賃金をもらっているとなると、労働意欲も萎えてきて、「隣の芝」(=別の職場やオーストラリア)が青く見えてくるのでは??


雇用主にしてみれば、常に競争に晒される市場原理の中で商売をしているのに、業種によってはコストの中で最大にもなる賃金面だけは市場原理が働かないとなると、よほど採算が合わない限り人を雇わず、事業拡張に出ない方が得策(というか安全)と、後ろ向きになってしまいかねません。


ACT党が訴えていた「最低賃金制度の撤廃」は極論だし、基本的人権にかかわってくる問題かとも思いますが、本来労働者を守るための最低賃金が、この国の場合、「雇用市場の足かせになっているのでは?」と感じています。




なーんて、今日は珍しく語ってしまいました



よく行くホームセンターのカフェに行こうとしたら、

入り口にこんなに可愛いプレイハウスが


子どもじゃなくても胸がときめく可愛さ

屋根は人工芝、煙突まであって、小さい子が何人も入れる広さ。
入り口にはちゃ~んと生花も!
全~部手作りで、乳幼児施設プランケットへの寄付の品でした。


「こんな仕事部屋があったら、仕事がはかどりそ~
と、やや現実逃避モードです


今週の散歩部:ミッションベイ&オラケイ

2011-11-26 | 西蘭家散歩部
(なかなか12月に入れない後出し日記でスミマセン


夫婦とも明日の日曜日はがっつり仕事になってしまったので、
今週は土曜日の部活です。



まずは総選挙の投票からスタート

今回は現行の比例代表制度の成否を問う国民投票もありました。
夫婦とも改善を望んでいて、現行制度への反対に一票。


その後はミッションベイを目指してテクテクテクテク

着いてみると、朝からハデハデなおニイさん軍団が募金中~
グリーンやパープルのチームもありました。


ここでブランチ

またまたクーポンで半額~


でも、かーなーり小さなラップで、これってクーポンサイズ?
「定価だったらこのサイズはないよね~」
と言いつつも最近小食めの私たち。これでもOKってことで~
(ラッパーの歯ごたえが好きでした


初めてコーヒーを買ってみたカフェは好みの味で◎でした
これからミッションベイのコーヒーはあそこにしよう!


途中でフィジョアの花発見

こんなポフツカワのようなかわいい花が咲くんですね~


うちのフィジョアの苗木も今年で4年目。そろそろ開花しないかな~

フィジョアの実
夫婦とも大好きなNZのフルーツです。


「キレイな葉っぱだねぇ。これはなんだろう
めったに植物に興味を示さない夫でさえ足を止めた、鮮やかな緑。

「ツタでしょ?」

「えっ これがツタ???



オラケイの高台に。

我が家のあるエリア
典型的な住宅街です。
古いエリアは木が大きくて緑が多くて、好きなんですよね~


いつもの湖も逆方向から見ると、

こんな感じです。


このオラケイ橋は近く造り替えるそうです。



今日も途中で売っていたイチゴとオレンジをたくさん買って帰りました。どうもスーパーで買うより道端で買った方が甘いのに当たります。


今日は3時間ちょっとの散歩部でした。
さーて、仕事、仕事

もう1人

2011-11-25 | 西蘭家散歩部
「歩きに行かない?」
今夜も声を掛けてみると・・・・


夫にはフラれ
温(17歳)、

それから、
善(14歳)も釣れました~
珍しいこともあるものです。


善も体験入部か新入部員か、びみょ~なところですが、1回でも多く歩いてくれたら、それでよし。2人ともテストで部屋にこもっていることが多かったので(あれ、いつもだっけ?)、さすがに、
「やばしっ
と思っているのか
(どうみても、うちは親の方が身体動かしてますからね~)


3人でアップダウンのあるコースを40分ほど歩いてきました
こんなメンツで長々と話すのも久しぶりで、なかなかよかったです。



歩いてみると気がつかないものが見えて、それはそれで楽しいものです。
これは、先日行ったワイヘキにて。

手作りの郵便ポストが多いこと


モザイクは鉄板ですね~

個人的にも時間があったら、やってみたいものの一つ。
香港時代にちょっとかじったので、タイルを切る鋏もいまだに持ってます。


これはガスボトルのリサイクル

こんな厚い鉄を切る道具を持っていること自体、スゴい~


これも何かのボトルのリサイクル

鉄製です。


最高だった、こちら。

思わず目が合って、ニッコリ
周りの箱はパウンドケーキの型でした


鼻になっている、NZのまつぼっくりはかなり大きいです。
日本のものの3、4倍はあるんじゃないかな~?


まつぼっくりがなっているところを見て、

ビックリ


幹からポコポコ出てるんです~

初めて見ました。



やっぱりお散歩は楽し

体験入部か新入部員か

2011-11-24 | 西蘭家散歩部
今日で温(17歳)のNCEA(全国統一試験)が終わり、本当に高校終了


基本的にNCEAは選択した科目を受けるので(選択しなかった科目の受験も可能。温は昨年、授業を受けずに日本語のNCEAだけ受けました)、各自バラバラに終わっていきます。


体育などNCEAがない科目を多めにとる生徒もいるし、そもそもとっくに自主退学しているコもいて ほ~んとにバラバラ。


来週、大学の奨学金の試験があるので、温はもう1回登校します。奨学金はもらえれば学資の足しになって助かりますが、学力の証明にもなるので、生徒によっては何科目もたくさん受けるそうで、この辺は欧米式ですね。


なぜか2科目までは受験料が無料なのに、3科目からは有料です。
温は2科目受けて、コスパを追求~
(落ちてもコストがゼロ 痛くも痒くもないって


その後は、ホントのホントに学校がなくなり、大学が始まるまでどうする?
「とにかくアルバイト探してよね。夏中家でゴロゴロはナシだよ!」
と、釘を刺していますが、どうなりますやら?



2晩続けて夫と夜練をしたのですが、今日は仕事で不在。
「歩きに行かない?」
と子ども達に声を掛けると・・・・・・





温が釣れました



体験入部か新入部員か




いつもの湖を一周。
家を出たのが遅かったので途中から真っ暗になり、コンクリートの遊歩道がぼんやり明るく見えたので助かりました。
(ヘンデルとグレーテルの気分でした


いくら夜練でも、もうちょっと早めに出ましょう。
今日で3日目。
いつまで続くか???



湖脇のこの木にはいつもたくさんサギがいます。



夜もこの状態でじーっと、とまっていました。

ここが家なんでしょうかね。
このまま寝るのかしらん?

夜練

2011-11-23 | 西蘭家散歩部
「歩きに行かない?」
昨日そう言ったのは私ではなく、


珍しぃ~
雪降るぅ~



毎週散歩部であちこち行ってますが、コースを決めるのはすべて私。夫は、
「そんなに歩けるかな?」
「そんなに歩いたら、身体にワルいよ。」
「そんなに歩いたら死んじゃうかも。」

とかなんとか、往生際がワルいワルい



「じゃ、行かないっ?」


「行く。」
(なんなんだよ~



これが毎週繰り返されてまして~
(けっきょく、歩くんですけどね



なのでビックリ仰天だったわけです。
し・か・も、
夕食後という時間。
(食べ過ぎたの?)



受けて立とうじゃないの
ということで、いつもの5kmのランニングコースを歩いてきました


暑くないし、
日も長いし、
なかなかいいかも、
散歩部夜練



最近の日中は、かーなーり暑くてぇ~

日曜日に行ったワイヘキにて

今日の決定

2011-11-22 | 家族&夫婦
先日、タスマニアに行ってきた友だちの話を別の友だちとしていて、
「いいなぁ~。行ってみたいな~」
と言うと、
「1回だけ行ったことがあるわよ!」
と、彼女が話してくれた思い出話とは・・・・・



ある土曜日のこと。
夫が海外出張から帰ってくるので家で掃除をしていると娘がやってきて、
「あらやだっ、ママ。なにその頭。美容院を予約しておいたから早くっ!」


なにがなんだかわからないまま娘のクルマに乗り、知らない美容院へ。
カットにセット
そして、なぜかメイクまで


娘の説明によると、「夜は一家で食事に行くから~」
で、どうして午前中からメイクなの???


家に帰るや、娘が彼女のクローゼットを開けて、
「はい、これに着替えて!」
と出してきた服は、数ヶ月前に娘が買ってくれたものでした。


あの時も娘が突然やって来て、勝手にクローゼットを開けながら、
「ママってろくな服持ってないのね~」
と言い出し、
「さっ、今から買いに行くから早くっ!」
とクルマに乗せられ、行ったことのないシティーの店で娘に急かされ急かされ、大慌てで2着の服を選んで買ったもらったことがありました。


着替えて出てくると、そこには夕方帰ってくるはずのが!


「えー、どうしてこんなに早いの?誰が空港まで迎えに行ったの?」
と驚くと、
「空港はこれから行くんだよ!」
と、もうなにがなんだか意味不明~





で、着いたところが、
オーストラリアのタスマニア





娘夫婦も一緒で、


着いたのは結婚式の会場。


たくさんのゲストもいて、


「誰の結婚式?」
と夫に聞くと・・・・・





「ボクたちのだよ!」





○%X□@△$♯▽αβ*☆





これが彼女の結婚20周年の2回目の結婚式でした。
NZから駆けつけてくれた友人知人は35人。
つい数日前に話した友だちもいて、知らなかったのは彼女ばかりなり~



生涯最大のサプライズ~



彼女は再婚で2度めのご主人とは大恋愛でした。
そして今は未亡人。
タスマニアは一生の思い出の地になりました。




「へぇ~。いい話だね。」
この話をした時の夫の感想。


「うちも20周年のときはタスマニアにでも行くか?」
「えっ



うちも・・・・



20周年のときは・・・・



タスマニアにでも・・・・・



行くか?




行・く・か?








「うちの20周年って、ココだったじゃん





(by夫)






「あっ、そっか もう終わってたんだ






いったい、何年夫やってんだよぉ~





「じゃ、50週年にする?それってナニ婚式だっけ?」
(それってフォーローのつもり?)




あと30年
ワタクシ、79歳
いくらんでも、長すぎないかい?
もっと早く行きたいよ、タスマニア。こんなに近いんだし~



そして今日になってふと、
「そうだ、結婚25周年になったら、新婚旅行で行ったところをもう1度回ろう!パリから始めてマドリッドに抜けて、バルセロナへ行って・・・・
イタリアの代わりに今度はポルトガルにしよう!

そーだ、そーだ
そーしよー






決定





こんなことを思いついた今日は、
「いい夫婦の日」(11月22日)
なんですってね!
(あとから知りました)


行くぞー、
待ってろ、ポルトガルっ(←行ったことがありましぇん)

今週の散歩部:ワイヘキ島オネタンギ

2011-11-21 | 西蘭家散歩部
歩き始めてすぐに、

ん?


あーっ、アヒルの親子

きゃ~わぃぃぃい
テンションMAX


こういう標識って、

ホントだったんですね
(今まで信じてなかったって?)



オネタンギ・ビーチ目指してテクテクテクテク
(山越えではなく裾野をグルッと回るコースでした)


ミニバス「ホッパー」のドライバーに、乗るときも降りるときも、
「なんで歩くんだ?オネタンギまで行くから乗ってけよ!」
と不思議がられた、ナゾのアジア人
(おニイさん、ありがとね。でも、歩きに来たのさっ!)


「1時間ぐらいかかるぜ!」
(内心、「えっ?それだけ?」と思っちゃったのは内緒



道路脇に遊歩道がある歩きやすい道でした。

途中で見かけた真っ赤な家。
ワイヘキらしい~


到着

オネタンギ・ベイ


ここでランチの予定でしたが、

さすがにちょっと早すぎて、もう少し歩くことに。


ビーチを歩いて、

高台へ。


あっという間に

こ~んな高さ。
(木があると涼しくて歩きやす~い


フォレスト&バード

だなんて、ネーミングにヤラれちゃいますよね~
いそいそ入っていき、歩き始めました。


行けども、



行けども、

こんな眺め。
(不思議とトリはいませんでした。もちろん人も。誰にも会いません)


おーっと

カウリ発見
この時以来で、ちょっとウレシいかも~)


実はこの辺でもう道に迷っていたのですが、そんなこととは露知らず。
20分で着くはずの車道がわからず、なおも遊歩道を行くと~


ん?

細~い橋があって、渡るとそこは





カウリ・スポット



いや~ん、カウリがいっぱい



カウリ・コーストの木と比べると、



相当若そうで

(樹齢200~300年ぐらい?)


枝ぶりも大きくて、ちょっと種類が違いそうです。



やっと道路に出たら、こんな地図が。

実にシンプル
(迷っても1本道でした


海からずーっとずーっと上り道でしたが、

こんな階段1本で降りられることを発見
「今までの努力はなんだったんだな帰りはヨイヨイ


けっきょく1時間半も追加で歩き、

や~っとランチ
店内はワールドカップ仕様のまま。


オーナーはイングランドからの移民なのかな?



夫のハンバーグ

「アメリカ以外で一番おいしい」
とメニューにありました。


「ホント?」
「フツー」

これで会話終了
でも、ここはパンがおいしいと思います。前回もココでランチでした。


もう陽射しがとんでもないことになっていて、

私たちには「インドアの季節」の到来です。
このインとアウトのコントラストが好きだったりするんですけどね~


今週の散歩部:海外遠征

2011-11-20 | 西蘭家散歩部
今週も行きましたよ~
部員2名の散歩部


今週はジャーンとシャレこんで、海外遠征ですっ
早起きしてフェリーに乗り込みました。


自転車がブ~ラブラ

フェリー内はかーなーり広いので、
「なにもこんな極端な場所に、極端な置き方しなくてもいいのでは?」
と思ってしまうのは、私だけでしょうか

でも、なんだか絵になるイチマイでした


遠のいていく、シティーの摩天楼・・・・



すでに散歩部で歩いた道も、



どんどん遠のいていきます。



サヨナラ ニュージーランド

(やや誇張表現アリ




やってきました!

海外 
(寒っ



「な~んだ、ただのワイヘキじゃん
とか、言わない言わない。立派な非日常、海外です


ホッパー・デビュー

1日何度も乗り降り自由なミニバス


「それでも散歩部

という、ツっこみはさておき・・・・


オステンド(地元の人には「オスティーンド」の方が通じるかも)へ。

島で唯一の大型スーパーもある立派な街
確かバス停の名前が「スーパーマーケット」だったぐらいで、
ザ・スーパー
なんでしょうね~


ここからは歩きますよ~

えっ?いきなり、
山越え

(つづく)

オークランド大学願書提出

2011-11-19 | 海外子育て
温(17歳)が日本の大学に願書を提出したばかりですが、

本日オークランド大学にも願書を出しました



今どきの大学はどこもオンラインで手続きをするので、「提出」という感慨もなく、ポストに投函するドキドキ感など過去の話なんですね~
(いずれも必要書類は後から郵送します)


ここ2年ほど、
ニッポン チャチャチャッ
だった温(17歳)


思いつきで受けた日本の高校受験ではあえなく撃沈しましたが、
(この話はメルマガにしているのでご興味あればリンクからどうぞ)
Vol.0503  ~ブルースプリング・レポートVol.9:15歳の決心~
Vol.0504  ~ブルースプリング・レポートVol.10:漫画の青春~
Vol.0505  ~ブルースプリング・レポートVol.11:凸校~
Vol.0506  ~ブルースプリング・レポートVol.12:暗転~
Vol.0507  ~ブルースプリング・レポートVol.13:急転直下~
Vol.0508  ~ブルースプリング・レポートVol.14:始まり~
Vol.0509  ~ブルースプリング・レポートVol.15:わらしべ~
Vol.0510  ~ブルースプリング・レポートVol.16:プーさん~



「大学で再挑戦する
と思い直してから21ヶ月・・・・
長かったような、早かったような。


その間に一足早くカンタベリー大学の通信生に迎えられ、半身、いや4分の1身ぐらい大学生も経験しました。
(この話もメルマガやブログにしているので、ご興味があればリンクへ。日本にない制度で上手く説明できないのですが

Vol.0540  ~ブルースプリング・レポートVol.17:トンビの子~ 
カンタベリー大学


それでも揺るぎなかった、日本への想い。
地震も津波もその後の放射線被害でも、揺るぎませんでした。


しかし、日本の大学がダメだったらオークランド大学に行くそうで、今日の申込みとなりました。


NZの大学入学は高校時代の成績で決まるので、各大学や学部によって定められている必要なクレジット(高校の成績を学科ごとに日本の大学の「単位」のようなもので示したもの)があれば、自動的に受け入れられます。

基本的には人数制限がないので、成績優秀者を上から選んでいくのではなく、クレジットが足りていれば何人でも入学できる、オープン・エントリーです。(なので浪人という概念もありません)


オープン・エントリーは国の方針で、NZはごく少数の海外資本の大学がキャンパスを設けている以外私立大学というものがないため、「大学=国立大学」になり、どこも入学方法は同じようなものらしいです。各大学は生徒数に応じて国から助成金が出ます。間口が広い分、入ってからが大変で、やめていく学生も多数いるそう


温はクレジットが足りているので、「落ちる」ことはないそうです。
(親も詳しいところまではよく知らず~
志望は「商科」です。(オークランド大学には経済学部はありません)


「家から通えるのもいいなぁ
なんて言っていて、おいおい
まだまだ4人暮らしが続いちゃうって?


ベストシナリオは、
2月から8月までオークランド大学
9月から日本の大学・・・

なのですが、そう問屋が卸すかどうか?
あと数ヵ月のお楽しみ



(オークランド大学のシティーキャンパス)


家族で力を合わせれば

2011-11-18 | 海外子育て
「家族で力を合わせれば、帰国受験できると思わない?」



いきなり意味不明な夫
(よくあることですが・・・



どうやって家族で受験するのよ~


「善(14歳)の内申書に、
キミの小論文
ボクはアドミン全般で願書はバッチリ


「で、温(17歳)は?」
「英語力」
(そっ、それだけ?)



はぁ~
確かに帰国生受験は「まず書類審査、それに通ると面接」という学校が少なくなく、願書を出す段階で何を出せるかでかなりが決まりそうです。
(もちろん、独自の入学試験を課すところもあります)


善は西蘭家始まって以来の好成績で、通信簿に4と5しかない状態です。
(しいて言えば私の妹似でしょうか?山あり谷ありの私とは大違い。でも善は準備完ぺきでも、なぜか本番に弱いタイプ 温は準備はそこそこ、本番には強いタイプ 夫はとにかくラッキー
4人それぞれです~


夫はかなりの量になった書類を整理し、JP(Justice of the peace、治安判事)と呼ばれる無償で公証人サービスを提供してくれる人のところに行っては、原本とコピーが同じものである証明のサインをもらってきてくれ(パスポートなど原本を送れないもの)、志望校との連絡も一手に引き受けてくれました。
(他の人(=妻)がやると心配というか信用できないので、自分でやっているともいえます)


私は仕事で押せ押せだった中、何度も何度も温の小論文(志望動機など)を読んでは本人と話し合い、学校の英語の先生にも目を通してもらって、提出しました。英語なので表現の添削ではなく、どこまで内容を掘り下げて自分の本心に近づけるかを一緒に探りました。


温は半年ほど前にTOEFLを一度受けたら、120点満点中115点。
「もう1回受けてみる?」
と私が言うと、本人も夫も「これでいい」ということで、1回で終わりました。


アメリカ人も受けるアメリカ版センター試験SATに比べて、
英語力の証明書=外国人しか受けない
ということで、足元見られているのかTOEFLの受験料って高いんですよね~ そして受験会場もノースショアのみで、とっ、遠い


ということで、これが唯一の成績書。

「えっ?後にピッピがいる


これは写真立てに収まったピッピ




親は協力できても、受験は所詮独りの孤独なもの。
とことん自分と向き合い、考え、努力し、上手くいったり失敗したりする中で多くのことを学び、ある意味で17年前に初めて自分の足で記念すべき第一歩を踏み出したときに次ぐ、人生の次の一歩ではないかな~と思います。


「受験戦争」、「受験地獄」と受験には悪いイメージがつきものですが、NZのように受験のない社会、ある意味で自分をとことん試される機会のない社会が「天国」か?と言ったら、それとはほど遠いのが現実です。


現実社会では「理想」に近い、競争より平等を優先するあまり、この国の教育制度はブラックホールのような底なしの穴を抱えているように思います。(独自に競争を導入している少数の学校もありますが)


日本の受験制度は自分さえ見失わなければ、知識、努力、効率、時間や健康を含めた自己管理、事務手続き、仲間との連帯、教師や親への感謝など、学校の教科として学ぶこと以外の社会に出るために必要なことも含めて、多くのことを学べる貴重な体験ではないかと思います。


学校選びや学部選び、その先にある社会人生活を考えつつ、答えは出なくても、あの時点で自分なりに人生を考えに考えたことは、生まれて初めての体験でした。


温もまた、考えに考えて日本を選んだようです。


新ジャガ

2011-11-17 | ペット・動植物
植えた覚えがなくても、毎年この時期になると必ず収穫できる、
新ジャガ


取り忘れた小いもが残っていて、毎年どこからか伸びてきて、

葉っぱがワッサワッサ


これがクタ~と萎れて元気がなくなってきたら、取りごろなんだそうです。
今年は2株出てきて、1株がくったりしてきたので、葉っぱをどけると、

イモはすぐそこ
掘るまでもありませんでした。


全部掘り出してみたら、こんな量に。

写真を撮ってから、一番左の大きさぐらいのがさらに2つ出てきました。
洗うとセロファンのような薄皮~
新ジャガならでは、ですね。



し・か・し、
ここ数年の私は年々ジャガイモというものが食べられなくなり、食べると胃やお腹が張り、非常~に不快な症状に見舞われます。前はこんなことはなく、普通に食べていたのですが・・・


「菜食のインド人の中にはジャガイモをとみなして食べない人がいる」
と、インド通で、住んでいたこともある友人に20年ほど前に聞いた時は、
「まっさか~」
と笑い飛ばしてしまいましたが、
今ならわかる、
ジャガイモを食べないインド人の気持ち


(実は最近、お米も食べなくなりつつあります。いろいろあります、アラフィフのカ・ラ・ダ

NZの魚屋

2011-11-16 | 料理・食べ物・外食
週末の散歩部で出かけたウィンヤード・クォーター(または、ワーフになるのかな?)には、オークランドで一番大きな魚屋があります。



一つはこちらのフィッシュ・マーケット
マーケットと言っても魚河岸というわけではなく、魚屋です
その隣にもかなり大きな中華系(だったと思います)の魚屋があります。



前にコメント欄でゆきさんが「NZの魚屋を見てみたい」とおっしゃっていたので、写真をUPしてみます。全体がわかる写真がなくてスミマセン


観光客風の人たちが店内でバシャバシャ写真を撮っていて
「そっかー、ここって観光名所にもなっているから写真OKなのかー」
と、真似して何枚か撮ってみただけだったので、本当はもっといろいろな品(貝、エビ、タコなど)があります。



こちらは中華系の魚屋にて

大量の氷の中に魚を丸ごと並べるのがこちら風。
(特に中華系は鮮度にウルさいので氷を大量に使うところが多いです。
冷蔵ケースに入れると乾燥しちゃうし~)


さすがに傷みやすい光り物はカマを落としてワタも抜いてありました。

でも全部ではないです。(昨日のなのかな?)


好きなのを選べます。とにかく新鮮

その場で三枚におろしてもらうこともできます。
(中華系はこのまま蒸したり、キウイはオーブンにポーンと投入・・・


カマが安い~

化学調味料を使わず、鯛のお頭の出汁に頼る西蘭家にとりカマは必需品。
(でも散歩中だし、さすがに買っては帰れない


お店の中央にはこんな舟形のショーケースがあって、

後に立ってるのはカツオかな?


とまぁ、こんな感じでほぼ丸ごと1尾売り(大半が30cmぐらいの大きさ)

日本のスーパーのように切り身になってパックになっているのは
スモークサーモンぐらいなもので、それも少数派。



基本は量り売りで、おろしてもらうか、ワタだけ抜いてもらうか、鱗だけ取ってもらいそのままお持ち帰りか。おろしてあるのも1尾ずつ量り売りで、おろす前の値段に比べてキロ当たり3倍ぐらいというところでしょうか?


今や肉を食べなくなった温(17歳)の大好物のシマアジ。
(写真のもので40~50cm)

日本に行ってアジの大きさを知ったら驚くだろうな~
がんばれ、温



チューチュチュッチュしてるよ、

い~じゃないかぁ




こちらはスモークコーナー

売れ残りはみんな燻製になるんじゃないかと思うぐらい大量です。
写真は初めて見た「ベビーサーモン」のスモーク
(なんだか可哀想・・・と思ってしまうのは私だけ?)




ありとあらゆるスモークがあり、なんと私たちも
「ホッケみた~い
という単純な理由から、ホッケの大きさ、厚みそれぞれゆうに数倍はある
タラキヒの開きの燻製を買ってしまい・・・・



なーんと、



重さ2kg以上



散歩中でしょうがっ
とツっこんでみても、時すでに遅し・・・・



40cmx40cmぐらいあるんですけど~
(ガラスケースの中にあったときは周りの魚も大きいので、そんなに大きく感じませんでした)


「歩いて帰るの~
(「しかも、ここから1時間半ぐらい」とは言えず)
と訴えると、アジア系の店員が気の毒がって大きなトレー2枚を上手くずらせながら重ねて強度をもたせ、それに開きを載せて業務用ラップでグルグル巻きにしてくれました~


これでなんとか縦にして持てるように。そうでなければ、魚の身の重みで袋を提げた瞬間にボロボロになってしまうところでした。


最初のキウイの店員はレジ袋にポーンと入れるだけだったんです 
「歩いて帰る」
と言っても、
「ソーリー」
と可愛く(←ここポイント)気の毒そうな顔をされ、そのまま次のお客さんへと移っていきました


40cmx40cmなんて、両手で捧げ持ってもトレーがなければ車までも持ってはいけなかったでしょう。


スモークは切り身に限る

いい教訓になりました。
(さすがに4人がかりでも食べきれず、翌日のお弁当にもなりました)