ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

おCarさん、おTallさん

2005-11-30 | 映画・文化
ニュージーランドでは12~13歳の2年間が、いわゆる中学生となります(息子のように早生まれだと11~12歳でズレたりします)
ほとんどの学校は小中一貫なので5歳の誕生日を迎えた子は五月雨式に入学し(入学式というものはありません)、約8年間同じ学校に通います。

ただ大きな街では小学校だけで目いっぱいで、中学部門を切り離しているところもあります。その場合、小学校を卒業した後は、学区内にある「インターミディエート」と呼ばれる中学校に上がります。息子たちの学校は小学部しかないため、11歳の長男・温は現在、バスでインターミディエートに通っています。

日本で言う小学校6年生の年齢ですが、中学は中学。制服もぐっと大人っぽくなり、靴も黒の革靴でスニーカーは禁止。校内では裸足厳禁です。
(←学校でのラグビーの試合はスパイクを履かずに裸足。芝を守るためとか´~`A
ヘッドギアを被っても足元はこれ。裸足でキックも蹴ります!)
(NZの小学校はどこも裸足がOKで、夏の間の足元はサンダル、運動靴、裸足と3分の1ずつに分かれます

中学校ですから外国語も始まります。日本であれば無条件で英語を習うところですが、ここでは複数の言語からの選択制です。驚きだったのは、選択言語の筆頭が「日本語」だったことです@@! 次にフランス語。あとは学校によって、ドイツ語、中国語、サモア語などを入れているところもあります。

息子の学校は日本語とフランス語のみ。学校側はアンケートまでとって他の言語を入れるかどうか検討していたようですが、今年もこの2言語になりました。

100%日本人の温が何を選択したかというと、もちろん、
「日本語!」
です。理由は、
「簡単だから~」
と、まったく学究心のないヤツ!(コラぁ~ `へ´♯)

しかし、彼の日本語もかなりアヤシイので、少しでも長い時間日本語に触れるのはいいことかもしれません。たった2年間、週数時間フランス語をやってもどうなるかは想像つきますしね(笑)

で、キウイたちがどうやって日本語を覚えているかというと、
おCarさん (おかあさん)
だの、
おTallさん (おとうさん)
だの! いろいろ知恵をしぼっているようです(笑)
次回につづく。

サラリーママのその後

2005-11-28 | 私事・リタイア・人生
昨日は香港時代の友人一家が訪ねてきてくれました。
(「いらっしゃ~い♪」善が撮影してくれたのはいいけれど・・・→)

飲茶ランチの後、夫たちと子どもが近所の公園に出かけていったので、妻たちはつかの間のおしゃべり。彼女はイギリス人ながら、お互いずっと働いてきて、ここ2、3年で主婦になった身。びっくりするくらい共通のことばかりで、2人で大笑い。

お手伝いさんのいない生活――。
覚悟はしていたものの、いざ現実となると、絶句するようなことばかりでした。洗った服が山済みになっているのを見て、
「あれ?これって誰がアイロンかけるんだっけ?」
と、無邪気に思った瞬間、
「えっ?あっ、アタシぃ~」
と、1人たじろぐ、なんとも言えないあの瞬間(笑)!彼女もまったく同じだったとか。

日本やニュージーランドで働きながらがんばっているママにしてみれば、
「住み込みのお手伝いさん?なにを甘ったれたことを!」
と怒られそうですが、香港を含め東南アジア一円では妻が働いている家にお手伝いさんがいるのはごくごく普通のことです。

妻が働いていなくても雇っている家、数人雇っている家もたくさんあります。お手伝いさんとより、祖父母と同居している方がよほど珍しいくらいです(笑)

私たちもそんなローカル暮らしにどっぷりで、家にパパが2人いるのも同然、誰に気兼ねすることなくガンガン働いてきました。それがお互い40前後になって初めて主婦となり、最初の頃はまさにマンガのような毎日。
(ちょうど2年前のそのへんの奮闘記はこちらこちらでどうぞ)

「でもね~、どうも揚げ物が上手くいかないのよ。」
と、彼女が言えば、
「こっちはオーブン料理のコツがつかめなくて。」
と、ため息まじりの私。近くに住む身なら教え合えるものの、それもかなわず。これからも孤軍奮闘の自助努力が続きそうです。

「いつかは大学に戻ろう。」
と密かに思っているところも一緒ながら、周りをひっきりなしにうろちょろする子どもたちを見ていると、
「いつのことやら~?」
と、遠い目になってしまうところもまた一緒(笑)

「今度会う時は、ばっちりオーブン料理が出せるように。」
と思いながら、名残惜しく別れました。
私の主婦業も3年目に入りました。

NZでお食い初め 

2005-11-26 | 映画・文化
今日はうちで、友人の子どものお食い初めをしました。
タイミングよく日本から来客があったため、「焼き網」を頼んで持ってきてもらいました。気が利く友人はサンマも焼ける大振りなものを買ってきてくれたので、まさに願ったりかなったり♪

なにせこちらの鯛は、27センチ以下の“小さな”ものを捕獲してはいけないことになっているので、ゆうに30センチ以上ある大きなものばかり。焼くといっても大変です。

いつも行く中国人の魚屋さんに、
「老板(ラオパン=社長の意)、日本のお祝いに使うから、市場で一番小さい鯛仕入れてきて~」
と頼んでおきました。

「よっしゃー」
と気のいい老板、わざわざ4匹も小ぶりなものを仕入れてくれたので(ここまで小さいのはあまり店頭に並びません)、そのうち2匹をゲット。目が活き活きしていて、本当に新鮮そのもの。ぷりぷりしたワタを見ても鮮度がわかるってもんです。

それを夫が約1時間かけて、遠火でこんが~りと焼いてくれ、皮が本当に美しいピンクになりました。

伝統にならって最年長の私が(!)お箸で赤ちゃんの口元に鯛を運び、食べる真似事をしました。彼は泣きもせず不思議そうにきょと~んとしていましたが、
これで一生食べる物に困らずに、長寿をまっとうしてね~♪


他の献立は、
帆立貝のお煮しめ
里芋の煮物
ハムタローの高野豆腐
桜海老入りがんもどき(桜海老は友人から送られてきた瀬戸内海産。本当に色が美しく香ばしく絶品)
茶碗蒸し
お赤飯
小豆アイス(吸い物は省略´▽`A)
これに友人からの差し入れの、シャンペンとケーキ♪

これは、私の10年来の夢でした。
長男・温が生まれた時、お世話になっていたサキさんご夫婦に思いがけず、お食い初めをしていただき、涙ぐむほど感激しました。

そういう儀式を漠然としか知らなかった私にとり、何にも代えがたい贈り物だったのです。特に海外となると、こういう伝統儀式はどんなかたちであれ、非常にうれしいものです。その時から、
「いつか機会があったらこの感動を誰かに伝えたい。」
と思っていました。
あれから11年半、やっと夢がかなったのです。

協力してくれた日本の友人、サキさんご夫婦、魚屋の老板に改めて感謝しつつ、赤ちゃんの健やかな成長と長寿を祈ります。

今ドキのNZ不動産 

2005-11-24 | 家&庭関係
今日は朝から外出。久しぶりにジャケットが着たくなり、
「IRIE」のスーツの上だけを着て、
パンツはお気に入りの「エコーレッド」。
中のタンクはバレンチノのセカンドブランドのミスなんとか(確か)
それに、エナメルのピンヒールのパンプス。

・・・という、非常~に香港時代ちっくな、最近では珍しいコーディネートで待ち合わせたコーンウォールパークへ。久しぶりに会う友人と話に花が咲き、
「やっぱり今のニュージーランドは不動産高過ぎ!これはバブル!」
ということで、4人でうんうんうなずき合いました。

(キウイも日本人も寄れば触れば不動産談義→ そういう世相なのか年齢なのか´~`A)

コーンウォールパークのカフェは雰囲気も良く、好きなのですが、
(これで食べ物がおいしかったらな~)
と思わず小声でつぶやいてみたりして(笑) 

食事時間をビミョーに外して行くのがお約束かな´▽`?
今日は花曇でアウトドアで会うにはバッチリの日でした。

その後は善の学校行事に参加して、子ども達と同時くらいにギッリギリで帰宅。それから慌てて家族総出でお掃除! というのもこれからお客さんがあるのです。しかし、子どもと夫はタッチラグビーへ(汗、汗、汗)

そうこうしている最中、別の友人から、
「家、買ったの~♪ 詳細は今度会った時に話すわ~♪」
という電話。
「かっ、かっ、買ったんだ´○`」
午前中にさんざん不動産相場の話をしてきた後だったので、思わず夫婦で顔を見合わせ、なんとなくうなずき合ってしまいました。

「私ってシングルマザーじゃない?だからパパとママが援助してくれるの♪」
と、友人は前に言っていたので、そんなにヘビーなローンは組んでいないと思うものの、高値つかみになっていませんように(祈)

上げ潮な気配

2005-11-23 | 私事・リタイア・人生
勤め人をしていると、出勤⇒ 1日仕事をして⇒ 帰宅 ――
という生活をするわけですが、雨でも晴れでも、夏でも冬でも、体調が良くても悪くても、若くても年をとっていても、モテてもモテなくても、なんでもかんでも、これが繰り返されるのです。

自分もさんざんしておきながら、最近改めて、
「これはスゴいことだ!」
と感じています。

というのも、勤めに出なくなったとたん、まるで潮の満ち引き、月の満ち欠けのように、日常の運気にリズムがあることを感じ始めたからです。

「今週は仕事が入らなそう。」
「しばらく忙しくなりそう。」
など、日常の中に目には見えない波があり、それが寄せては返しを繰り返しているのを実感しています。

潮が引いている時にはがむしゃらにやってみても、物事が上手くいかないどころか、かえってマイナスになったりします。しかし、潮が満ちてくるタイミングに合わせれば、面白いほどホイホイと事が進んだりもします。

ですから、この“呼吸”とは関係なく、勤めに出、毎日、毎月、毎年、平均的に仕事をして成果を出すことを求められている勤め人というのは、スゴいことをしているのだと改めて思いました。

そうは言っても、始めは、
「錯覚?思い過ごし?」
とも思っていましたが、在宅SOHOでの「その日暮らし」も半年以上が経ち、さすがに錯覚ではなさそうです(笑)

今は個人的に上げ潮な気配で、これからちょっと忙しくなりそうです。
(←「忙しい?」関係ニャ~いもんね。今日もサル寝)

さっそく、意外な話があちこちから転がり込んできたり、日本からのお客さまが数組あったり。家でのご招待や時節柄子どもたちのイベントも目白押しで、カレンダーが埋まってきました。

日記の更新やメルマガの配信にも支障が出るかもしれませんが、なるべく「元勤め人的平均UP」を目指しますね(笑)
それでも遅れたら、ご容赦下さ~い。

ジャパンデー

2005-11-20 | 映画・文化
お泊りだったマリオと善は、6時から起き出してプレステ!
ホントにタフな2人(笑) 7時半には「太巻きの朝食@@!」
朝からゲップが出そうですが、お客サマのご注文とあっちゃあ、仕方ありません。善も「ラッキー♪」ってなもんでパクパクパク。

その後みんなで、日本の文化祭(?)「ジャパンデー」へ。
去年は所用で行けなかったため、初めて行ってきました。感想は、
「ニッポン人がいっぱ~い@@!!」
と、
「夫って、な~んて顔が広いのぉ?(大きいのぉ?じゃなく)」

数メートル歩いちゃ、
「あっ、タカさん!」
「Hi, Taka!」
と、声がかかり、

「あの人はラグビー関係」
「あの人はタッチラグビー関係」(ラグビーと違います)
「あの人はソフトボール関係」
「あの人は仕事関係」
「あの人は幼なじみ関係(ん?)」
「あの人はこの間行ったレストランの・・・」
「あの人は・・・」

という状態。これで西蘭家は、
外渉担当:夫
内渉担当:妻
で、決定です(笑)

マリオと善は長崎チャンポンに挑戦。仲間のウィリアムくん作詞作曲のアヤシイ歌「オーサカ・ナガサキ」に出てくる、ナガサキが本当にあるとわかってマリオ感激!2人で歌いながら食べてました→

私は子ども向けの古本ばかり40冊近く買いました。
最近、日本語が急激におかしくなっている善に、「モンテクリスト伯」(デュマ作)を子ども向けに書き直した「がんくつ王」(平方久直編著・ポプラ社)を読み聞かせていたのですが、書き言葉としての日本語の美しさに、読んでいながら目から鱗が落ちる思いでした。

いかにネットどっぷりで、言葉そのものが話し言葉に流れているかを実感しました。私だけではなく、世の中全体が角のない耳障りのいい口語に傾いているのでしょうが、私たちは文章にするためのこんなに美しい言葉を持っているのかと思うと、もっともっと読んでみたく、子どもにも聞かせたく、古今東西の有名な文学作品ばかりを買い漁ってきました。

これでしめて60ドル(5千円弱)かと思うと、得した気分♪
善とマリオもなにやらいっぱい買い込んでごきげんです。
行ってよかった、ジャパンデー。

温もバッチリ日焼けして元気に戻りました。

二百万長者

2005-11-19 | 海外子育て
今日は長男・温がスカウトの週末キャンプへ。朝から彼の大好物のブロッコリースープを温め直していると(出発前のおふくろの味♪)、次男・善の友だちのマリオくん登場!
(そうです、あのメルマガ「ゴーゴー!マリオ」のマリオくん♪)

「ママのボーイフレンドの、百万長者のパパとママの家で泳ごう!」
とのこと。善は2つ返事で、
「アイアイ、サー♪」(ちなみにボーイフレンドはフツーの人)

善が用意している間、マリオとおしゃべり。
「へー、すごいね。百万長者だなんて。」
と言うと、
「ホントは百万じゃなくて二百万長者(ツー・ミリオネア)なんだ!」
と言うので、思わず吹き出しちゃいました。
ヘイヘイ、失礼いたしやした(笑)

善が片付き、温をスカウトに送り届け、そのまま夫と友人の展覧会へ。彼女と一緒に油絵を習っている人たちの共同出展でしたが、初心者からプロ並みの人までいろいろで、とても楽しめました。

ガラス越しではなく油絵を直に見たのも久しぶりで、顔を近づけてしげしげ~と見てしまいました。絵そのものもですが、あの立体的な筆致を見るのがとても好きです。

油絵を描くなんて、私にとっては人生のかなり上の方に来る贅沢。
そんな日が、いつか私にも来るんでしょうか?

(←バカンス先での作品。左手の黄色い家にステキな漁師の一家が住んでいて、新鮮な魚と彼女のお手製のスイーツを交換しながら1ヶ月も滞在したんだそう。やっぱリ人生の贅沢ぅ~)

午後には善とマリオが戻り、マリオはそのままうちにお泊り。大きなデイパックを背負ってきたものの、入っているのはプレステのみ。 (うちにはプレステがないので、泊まりに来る子が持参してくることがよくあります)

「人ん家泊まりにくるのに、パジャマも歯ブラシも着替えも持ってこないなんて~」
と笑い転げる善。さっすが、マリオ。やることが違います(笑)

けっきょく家に取りに帰り(数百メートルしか離れてません)、夜はリクエスト通り太巻きを巻き、試しに出してみた日本風の煮魚もフィークで器用にペロリ。でも、おすましはパスでした(笑) 放っておいたら夜11時まで、2人でケタケタゲラゲラ。ご苦労さん。

6年後の夢

2005-11-18 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
「ゆうべはボジョレでごっきげん♪」
という方も、いらっしゃることでしょう。もうそんな季節なんですね~。こちらはピーカンのお天気。どうも、
「深まる秋=ボジョレ(しかも“ヌーボー”という初物)」
という季節感ゼロ。

「こう暑けりゃ、やっぱビールっしょ!」
という人が人口の98%じゃないでしょうかね~(笑)
これが真冬でも、
「こう寒けりゃ、やっぱビールっしょ!」
なんですけどね~´▽`A

今日は朝から、ちょっとウレシいニュースがありました。
2011年のラグビー・ワールドカップの開催国がニュージーランドに決まったのです。(詳しくはこちらで。)

これには日本、南アフリカも立候補していて、日本開催を祈っていた方もたくさんいらしたことでしょう。これがラグビー普及につながるのであれば、確かに素晴らしいことでしたよね。日本はスポンサー、グラウンド、宿泊施設、交通機関とすべて揃っていますし。

ただ、決定までに、あまりにもカネまみれの話が多く、かなり食傷気味でした。
「カネのない国は出る幕なし。」
と言わんばかりの国際ラグビーボード(IRB)の姿勢も残念でした。

ですから、最もお金のない、スポンサー集めに期待できないNZが選ばれたことは、意外ながらもウレシいニュースでした。もちろん、ここで観られるということもありますが。
(いつも行ってる「イーデンパーク」。ここで決勝戦が観られるなんて♪チケットが買えたらですが↑)

政府主導(=財政支出)という国民の負担で、国を挙げてのワールドカップを成功させられたら、
「カネのない国でもできる。」
ということの証明にならないかな~、とほのかに期待しています。

6年後の2011年。
私49歳。夫45歳。温17歳(げっ!チケットが大人料金になっちゃう!)、善14歳。どうなっているでしょう、西蘭家。

「それまでに大学に入り直して、卒業できるな~」
とふと、思ってしまいました。

ボジョレはないけど、今夜はいつものNZワインで乾杯です。

今年の紫外線

2005-11-17 | 移住生活
今年は本当にヤバ~いみたいです、南半球の陽射し。
いつもここでも「殺人的!」「殺人的!」と吼えてますが、痒いとか眩しいとかではなく、
ズバリ痛いんです。
それも庭をうろうろしたり、数回洗濯物を干したり、家の中の窓際で仕事したりしていてもですよ~T_T

(←問題の青空。きれいなんですけどね~)

特に今年は南極上空のオゾンホールが比較的大きいため、
紫外線の強さは観測史上ほぼ最高なんだそうですT_T

「そんなこと言われたって、どうすりゃいいのさ!」
と、泣きが入りそうですよね。日焼け止め、帽子、長袖・襟付きの服、傘と、古典的なアイテムで予防するしかないようです。太陽が一番高くなる「午後1時半」が要注意タイムだとか。

この国では毎年約5万人が皮膚がんと診断されているそうです。
これってすごくありません? 人口400万人の国で5万人ですよ! 
100人に1.25人が皮膚がん・・・(絶句)
私の友人にもいるくらいですから、確かに多いんでしょう。

主に3種類ある皮膚がんの一種、黒色腫(メラノーマ)だけで、毎年1600~1800人の新患が出ているんだそうです(汗)

とにかく紫外線が大敵なので、日光浴なんてもってのほか。
「小麦色の肌は健康、セクシーという考えを根本的に捨てよ!」
と、当局は言ってます。(日本人は美白「命」なのかな?白を目指して小麦になってる私って´~`A)

子どもはここで紫外線を浴び続けるわけですから、どんなに嫌がられてもひつこく日焼け止めを塗らせることにします。

あ~、ホントに痛し痒しの夏!

映画「ガリポリ」

2005-11-16 | 映画・文化
今日は左目がものもらい一歩手前の状態で、片方のコンタクトを外してます。目薬だけで治ってくれるといいんですが(祈) 

片目なのであまりパソコンもできないのですが(と言いつつ、こんなの打ってる私って´~`?)、
トルコ映画「ガリポリ」(全編英語)を観てきたのでご報告♪
(公式サイトはトップのEnglishをクリックしてお入り下さい)

メルマガ「ガリポリの記憶」を5回わたって連載したほど心惹かれたのが、自分でも想像も付かなかった「戦争」。それが戦われたトルコのガリポリ。ここはキウイにとって永遠に忘れられない場所です。
(長いですが、ご興味のある方はリンクからどうぞ)
「ガリポリの記憶」
「ガリポリの記憶 その2」
「ガリポリの記憶 その3」
「ガリポリの記憶 その4」
「ガリポリの記憶 その5」

映画を観て、なぜ第一次世界大戦が英語で“Great War”と呼ばれるのかがわかった気がします。
人類が顔の見える近さで殺し合った、最大にして最後の戦争だったのでしょう。

たった30年後の第2次世界大戦では、ボタン一つで原爆を投下し、桁違いの殺人を行えるようになっていたのですから、すごい“進歩”です。Great Warは人間の意志や体力の極限への挑戦でした。

それゆえに虚しさもまたひとしおで、5メートルと離れていないところでの果てしなく続く塹壕戦など、非常にリアルに描かれていました。双方の出兵兵士の手紙を元に彼らの生の声、その後の生死を淡々と追うカメラも、当時のモノクロの映像とともに心を打つものでした。

「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督もガリポリを題材に20分のドキュメンタリー映画を撮ってます。こちらも見た~い!

(夕べはとてもきれいなおぼろ月夜でした。これも映画のおみやげです→)

意外な発見

2005-11-14 | 私事・リタイア・人生
行ってきました、昨日の善のパフォーマンス。「パーネル・ローズガーデン」の毎年恒例のフェスティバルでの出し物の一つでした。

実は私、この手のプチカルチュラル・ショーが大好き!
・・・ということを、善のダンスにくっついて歩いているうちに気付きました。私自身、踊りなど盆踊りか妹とピンクレディーを踊ったくらい。
(背丈の違いがちょうどミーとケイでした)

当時ですからクラブではなくディスコにも行ってましたが、「心からスキ♪」と思ってなかったのは確か。

そっ、それが観るのはけっこう好きだった!という大発見。
特に搾り出すようなバグパイプの音に合わせてとなると、
「もうすっごくスキ、スキぃ♪」
という意外~な発見。

バグパイプは香港で目覚めました。
150年もイギリス領だったんで、みんな吹くんですよ、香港人って。

・・・というのは大ウソですが(笑)、警察や消防にはちゃんとバグパイパー楽団があってちょっとした式典には、タータンチェックをあしらったユニフォームで出てきます。さすがにキルトは履きません。
(アジア人の男性には辛いものがありますよね、アレ)

観ている人も、吹いている人もコテコテの香港人で、司会もすべてベタベタの広東語という、イギリス人不在の中で浪々とバグパイプの調べが響き渡るという、不思議にして香港ならではの光景。
あ~、懐かしい。

今回はそんな私の理想中の理想の出し物があって、もう堪能♪
タータンを着こんだ女の子のスコティッシュ・ダンスだなんて、
ん、もう♪ ニクい!
ポリネシアンの女の子がソロで踊ったスコティッシュもよかったです。

夫と長男は珍しく別行動でソフトボール大会へ。結果は・・・
聞かないであげてください´ー`;

踊る季節

2005-11-12 | 海外子育て
夏に向かって、次男・善の「踊る季節」がやってきました。
8歳の彼は誰に似たんだか、人前で踊るのが大好き。根本的にからだを動かしていないとダメなタイプで、秋~春の3シーズンは三度のメシより好きなラグビー、夏場は踊りと、
まるでスケート選手が夏には自転車をこぐような変わり身。

今朝も朝9時半から、明日のパフォーマンスの練習が1時間ほどありました。これから月に数回はどこかで踊ることになります。

踊りといってもヒップホップなんてシャレたものではなく、ヨーロッパの伝統を今に伝える、
今どきニュージーランドでも珍しい「メイポール・ダンス」です。
名前からして5月、つまり春先に踊られてきた、まぁ、そのぉ、
欧羅巴版盆踊りですね!

盆踊りが秋の実りへの感謝やら収穫を終えた後の骨休めなら、こちらは豊作を祈り、長かった冬の終わりを祝う・・・とまぁ、こんなところでしょう。

(ポールから伸びたカラフルなリボンを持って、輪になって踊ります↑)

男の子は善を含め2人しかいないので、彼らのみの「オックス(雄牛)ダンス」という可愛いケンカ・ダンスもあり、これがいつも大うけ。
(←ボケ役の善)

最初は親ながら、ラグビー焼けで真っ黒な顔とクリクリ坊主頭で、牧童スタイルのヒラヒラ・ブラウスを着るのが、
「なんだかな~´。`A」
と思っていましたが、今ではすっかり慣れました(笑) 

本人はヤル気満々で、この夏も倒れそうになるような殺人的陽射しの炎天下で(ここの紫外線は北半球の7倍とも言われてます)、一家で彼に付き合うことになりそうです。
たっ、楽しみ~;_;

昼ごはんの夏支度

2005-11-11 | 料理・食べ物・外食
メルマガでは「キウイベアの冬支度」という連載を長々としておきながら、
「今度は夏支度?」
とツっこまれそうですが´▽`A 

経済は冬の入り口でも(多分)、季節は夏。オークランドの日中はかなり暑いです。

自然とさっぱりしたものが食べたくなり、夫が好きなアツアツの麺類が多かった昼ごはんのメニューが変わってきました。

月: NZ名産ホキ(白身魚)入り「ピリ辛中華雑炊」
火: 素直に「和風カレーそば」
水: 夫の外出で私だけ「ふぐ茶漬け」(←友人の差し入れ♪)
木: 材料を並べて自分で作る、手巻きならぬ手サンドイッチ
金: 台湾屋台風「担仔麺」(タンチャイメン)

今日の担仔麺、台湾・台南の名産で、
「えっ?たったコレだけ?」
というのが特徴の麺です(笑) わんこそばの2杯分、つまり2、3口で終わってしまう量で、食べ歩きしなけりゃならない夜市(イエシー、夜店のこと)では、ウレシい大きさ。

20年前の留学中に食べまくっていたのを思い出し、家にあったものでうんうん作ってみました。刻んだエビや豚ひきをやや濃いめの甘辛スープで煮込み、茹でたての白い麺にかけて食べます。アジアでも暑いところはこういうスープなし麺がけっこう主流です。

このブログどころか、HP開設以来の手料理写真@@→

キュウリの千切りを載せるのは台湾ではなく韓国料理のマネっこ。モヤシを入れたのは私のアレンジ。ホントはコリアンダーがほしいところ。本物はこちらでどうぞ。

この甘辛スープ、この夏は作り置きすることに即決。麺さえ茹でればいつでも食べられるし、何度も火を通せばおいしくなるだろうし、上澄みがいろいろアレンジできそうだし、と一石三鳥♪

<上澄みアレンジ>
お酢とごま油で割れば中華ドレッシング
中華ミソを入れて煮詰めれば焼肉のたれ
・・・とか?

いー加減な西蘭家のメニュー。食卓は無国籍化の一途です´~`A

名前は「タコ」

2005-11-10 | 映画・文化
先日会ったマオリ系キウイのママ。お互い初対面らしく、自己紹介も兼ねてたわいもない話をしていました。

「どこから来たの?」
英語を直訳するとこうですが、日本語で言えば、
「なに人なの?」
というところ。一目で外国人なのがバレバレですから、まず聞かれます。

「日本人よ。香港から来たんだけど。」
と、いつも通り答えると、
「えっ、日本人なの?私のミドルネームは日本語よ!父が朝鮮戦争に従軍してて、姉には韓国語の、私には日本語のミドルネームを付けたの。」
と、思いがけない返事。

「サダコっていうの。日本語でしょう?」
「そうよ!」
「どういう意味?」

「え~っと、コは子どもとか女の子っていう意味で、名前の最後によくつくわ。サダは漢字次第かな?stable(安定)とかsolid(固定・しっかり)とか。」

私は“定”という字を思い浮かべて、適当に英語で言ってみましたが、彼女は怪訝そうな表情。ウレシそうでないのは明らかでした。
安定したコ、なんて言われてウレシい人はそういないでしょう。

「しまった。ちょっと直訳しすぎだったかな? “貞”だったら? 貞淑って英語でなんて言うんだっけ?」
と考えながら、なんの気なしに、
「スペルはSADAKOよね?」
と聞くと、
「SUDAKO, I think. (スダコだと思ったけど)。」
という、これまた思いがけない返事!

日本語でスダコときたら、
100%「酢だこ」でしょう!
“Pickled octopus(タコのピクルス)”@@!


ひょえ~。これは絶対ウレシくない! どーしよう >_<!!
と思っていたら、ちょうど彼女の娘が、
「ママ~♪」
とやってきたので、話はそこでチャンチャン。ふぅ~´~`A

娘に外国語の名前をつける時は気をつけましょう!

ニュージーランドの運動会

2005-11-09 | 海外子育て
今年も次男・善の小学校の運動会がありました。
「あ~、移住して1年経ったんだな~」
と、案内を見ながら、なんとなくしみじみ。

ニュージーランドの運動会は日本のと全然違います。
平日にやり、息子の学校だけではないと思いますが、低学年・高学年に分けて行います。

もともと体操着というものがなく、4つに分けた「ハウス」のテーマカラーTシャツで集合。
(ハリーポッター同様、イギリス系の伝統で、生徒はクラスや学年に関係なくどこかのハウスに所属)

(↑このチーム「ヒラリー」の色は黄色。席もハウスごとです)

競技はびっくりするくらい少なくて、徒競走は800メートルの長距離走、65メートル(なんでこんなに半端?)の短距離走とクラス対抗リレーくらいなもの。

他は高飛び、幅跳び、砲丸投げもどきの玉投げと、フィールド競技が少々。長男の中学校(日本で言う小6と中1の年齢に当たる2年間)でも似たり寄ったりの競技内容なので、これが運動会のスタンダードのよう。なんともあっさりしたものです。

親にも案内が来ますが、見に行ってもよし、行かなくてもよし。生徒300人に対して来ていた保護者は50人くらいでしょうか?去年はネクタイ姿のパパもかなりいましたが、今年はカジュアルウェアのパパがちらほらいたくらい。

夫もこの口で、
「スーツ着て、ネクタイ締めてくればよかったかな~」
と意味不明発言´~`A

善は2学年中(選抜90人中)10位! 特に足が速い方ではないので親子で万々歳。(去年は確か20位でした) 学校が休みになるたび、夫が朝ジョギングに連れ出し、3~5キロを走っているうちにコツと自信がつかめたよう。

「ボクは長距離!(=短距離とリレーは捨て!)」
と悟ったようで、今日も学校が終わってから1人で2キロの距離を自転車で2往復、その後ジョギングで1往復してました。これで泳げばトライアスロン? 

長男は走る方は完全に捨てたみたいで、砲丸投げに活路を見出そうとしてますが? 4月からのラグビーシーズン、どうするの?