ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

3月も前高後低

2019-03-31 | 私事・リタイア・人生
「前高後低2月」と言っていましたが、
不思議なことに3月も前高後低


前半は日本に帰って母が特養に入るのに立ち合い、
これから生涯一人暮らしになる父の様子を確認し、
親戚に会いに行ったり、温(25歳)と再会したり。


忙しいながらも、やりたかったことが順調に進み、
お伊勢参りもでき、八丁味噌の味噌蔵を訪ねたり、

なかなか充実した時間を過ごすことができました。


ところが、帰って早々にNZ史上最悪のテロが発生
アーダーン首相の言葉どおり、
「3月15日を境にNZは永遠に変わってしまった」

(※スーパーラグビーの試合も中止に)


ムスリムを標的にしたテロの起きる国となり、
50人もの尊い命を失ってしまいました。
犯人がNZ人ではなかったのがせめてもの救いか。


数日は仕事も手に付かず、ニュースを見たり読んだり
事実と「信じられない」という想いをたぐりよせては
あれこれと目をとおし、
何が起きているのか、
これからどうなるのか、
自分は何をすべきなのか

ということを考え続けた日々でした。


その中で銃規制が実現したことと、
1週間後のハグリー公園での青空礼拝

大きな心の励みになりました。


このブログでも11日間連続で事件について、
身近なムスリムについて語ってきましたが、
今の気持ちを忘れないようにしながらも、
前に進もうという気になってきました。


日本滞在のことをもう少し書くつもりだったので
4月に入っても1ヵ月遅れで続きを書こうと思います。


そして、いつもの
All's Well That Ends Well
(※終わり良ければすべて良し)






今年は激遅イーデンパーク

2019-03-30 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
今年のスーパーラグビーも7週目に入って早中盤。


私ときたら、今夜が今シーズン初のラグビー観戦
ブルースvsストーマーズ戦

@イーデンパーク


シーズンチケットがあるというのに、
初戦のクルセイダーズ戦は13年ぶりの大風邪
2試合目のサンウルブス戦は善が行きたがり
3試合目のハイランダーズ戦は仕事で断念
3試合とも夫と善で行ってました。


昨シーズンはケガに泣いたオテレくん

いつまでたっても高校生みたいな体系
これでスーパーが務まるからスゴい


油がノリノリのリエコ



お帰りなさいのマーさん

今年のRWC出場を目指しているそうです


チャーチのテロの件で大活躍だったムスリムのSBW



連勝中だし応援にも気合が感じられました。



勝ちを経験して、監督も選手も失っていた自信が
何年ぶりかに戻ってきたよう。
サポーターも、かな

選手は他のチームに遜色ない粒より。


自信が戻ればもうひと踏ん張りできる

去年までの監督タナもウォーターボーイで大活躍


超猫背で指示飛ばしまくりと思われます(笑)



オールブラックス2人がサブなんて贅沢

2人ともトンガ系で仲良さそう


17番のキング・カール推し

昨シーズンが始まるまでは、海外クラブから戻って、
ナイトクラブのドアマンだったという華麗なる経歴(笑)
こんなの立ってたらの問題もナシ


スト―マーズ・サポーターがもみくちゃになって帰り始め

24-9の圧勝でブルース3連勝
来週のワラタス戦も頼むよ~






ニッポン斜め撮りスナップ2019

2019-03-29 | 日本
気が付けば日本を出て今月で早35年。


今やNZ国籍も取って、日本ではガイジンさん。
(※今回の日本はNZパスポートで行きました


外国人として訪れる日本は
楽しい
という事も実感しました(笑)


日本語がわかるし、
昭和を知っているので、
意外なモノがウケます。


例えばこんなモノとか

今も昔も変わらないんですね。
というか昔より安い


そんなニッポン斜め撮りスナップ2019


住宅ローンに疾病保険を搭載

みんなあの手この手なんですねぇ。


これには爆笑




この2人だからできるCM



生えそうな気になるお値段ですが、
生えなくてもあきらめられるお値段

で、どっちなんだろう。


パートの時給も今や4桁の時代

NZは最低賃金が今の為替で時給1,400円
高額な分、職が限られるのも現実か?


至るところで見かけたハズキルーペ

ルーペというぐらいでメガネ形の虫めがね
こんな若い人には絶対いらない商品(笑)


でも、モデルが彼女になってから
「ナゼかバカ売れしてるんですよね~」
とメガネ屋さんが言ってました。


老眼だけでは新聞を読むのがきつくなったという
高齢者に大ヒットという高齢化社会を実感する商品
眼鏡ではないので近所のスーパーでも買えました。


思わず昭和に引き戻された、懐かしすぎるこの名前

横浜銀蠅なんてもんじゃない(笑)
(↑いちおう横浜出身なんで)


自販機の

飲み物


これを

飲むの~


これは飲んでみました



ホントにあった名古屋の



若い人は行かないってホント(笑)



日本に来るとカフェが少なくて
(※エスプレッソが飲みたく)

1日2回はスタバのお世話に。


「野村証券の前身はココだったのか

「畑」がいつか「村」になり(爆)


いかにも新聞なんか読まなそうな世代の新聞の広告

説得力なさすぎ


この驚くべき日本語

求人募集中
いくら言葉は生き物といってもこれはないハズ


どんなに意識していても日本の外食は生野菜が少ない
思い切り食べられるのはとんかつ屋のキャベツぐらい?

関空の全日空ラウンジでこれを5回おかわり
生き返りました~


両親のこともあるのでこれからは毎年里帰りしそうです。
親も自分もいよいよそういう年代になってきました。






1日何タスクまでできるか?

2019-03-28 | 私事・リタイア・人生
私は1日のタスク、いわば「やる事リスト」をつけています。


備忘録も兼ねるので、その日にできないこともタスクに入り、
ノートにはいつも50ぐらいのタスクが書いてあります


できるのは1日平均15~20ぐらい。
仕事が立て込むと10かそれ以下。


25ともなるとかなり忙しく
30ともなると無言の境地


昨日は久々に30ヒット
そのタスクはといえば、


サルメントーサ
グロッチフィルム
エケベリア
ルティア
セダム
テトラゴナ
カランコエ
セネキオ

・・・・・

・・・・・

・・・・・

と、なんのこっちゃ
多肉の名前の羅列(笑)


メモってる自分にしかわからない、
挿し木、植え替え、鉢植えリスト



他にも、
掃除機かけ
ガス台掃除
善の弁当
実家に電話
ヨガ
資料整理
メール返事
ブログ更新
とかもあるんですが(笑)


夏中放置してしまった多肉を整理し、



ほぼ底をついてきた寄付用の鉢を作り、



植え替えだ、寄せ植えだ、



あれだこれだと



南島の前線が北上して天気が崩れる前にと
狭い庭をグルグルグルグルグル


鉢植えだけで1袋40リットルの培養土を使い切り、
ヘトヘトながらも、やっと庭が楽しい季節到来
(↑夏がダメな人)


雨が降らない限り、これからの季節のお楽しみ
でも、今日は絶対アイロンかけなきゃ~






善が22歳

2019-03-27 | 息子通信
次男・善が今日で22歳になりました。
いつも通り出勤し、帰ってからはランニング
夜は善の好物のトンカツにしました。


なんということはない1日だけど、
おめでとう


プレゼントもケーキもない我が家の誕生日(笑)
(※家族全員根本的に物欲がない方)
一緒にご飯に行くのが恒例ですが、日を改めて。
4月に入ってからのお楽しみにしましょう


日本だったら、ここで大学卒業という歳ですが、
大学が3年制のNZでは社会人2年目という歳。
仕事にもすっかり慣れ、楽しくやっているよう。


「明日は半年ぶりにスーツ着るんだ。監査が来るから。
同僚の子はスーツ持ってないから、家で仕事してて、
監査が帰ったらオフィスに来るんだって(笑)」
と言ったような、イマドキの職場
親には想像もつきませんわ。


前にもどこかで書いた気がしますが、私にとって
善の出産は今までの人生で一番命の危険があった時。
幸い無事に帝王切開が終わり、生き延びました


これは移住後3年目の小学校卒業公演。

「こぶと」に扮した善


中学校卒業



高校卒業

これはスクールボールの時。


本当の卒業のとき

こんなだったり


こんなだったり

(※みんな似合うしサイズがあってるんですけど)


大学卒業




あれから22年。
この先も楽しみです






100年前だったらカナダ移住

2019-03-26 | 日本
日本の里帰り中に、父や叔母と先祖の話になりました。


父は9人きょうだいの次男で今年90歳。
その何番目かの妹の叔母は今年80歳。


長男は若くして交通事故で亡くなり、
数年前に亡くなった叔父のひとりは
医療事故だったらしく(詳細不明)
それ以外は父を先頭にみな元気です。


人生100年時代のリアルを実感する健康長寿に、
先祖はどういう人たちだったのだろう
と、初めていろいろ聞いてみました。


父の父方は熊本出身の士族だったそうで、
最後は西郷どんとともに西南戦争で敗れ、
鹿児島に逃げ帰りそのまま定住したもよう。


そのラストサムライ(笑)の息子にあたるらしい
父の明治生まれの父、つまり私の祖父は若い頃、
カナダに移住しようとしていたそうです
全く初耳だったのでビックリ仰天。


海外とは縁のない一族で、親族でも海外在住は皆無。
海外を目指したのは自分が最初なのかと思っていました。


しかし、祖父は脚気があったので乗船できず、
父によれば2回失敗して諦めたそうです。
当時のことだから栄養が悪かったんでしょう。


その後、行き先を名古屋に切り替え(爆)
戦前の名古屋市職員の設計士として働き、
東山動物園の設計にも携わったそうです。
(※開園は1937年)


祖父がいつカナダ行きを思い立ったのかは不明ながら、
独身時代のことなので、今から約100年ほど前
100年前だったらカナダ移住だったのか


でも、それが失敗したから祖父は日本で結婚し、
父が生まれ、私が生まれ、温(25歳)が生まれ、
その温は誰の勧めもないまま自分で名古屋へ

(※って写真がコレ)


不思議なご縁です






平和への祈り

2019-03-25 | 経済・政治・社会
クライストチャーチのテロから1週間経った22日、
スカーフを被って出かけた話をしましたが、その感想。


目立つ
暑い
運転しづらい

慣れないせいか、不便ばかりでした。


目立つのは、クラクションを鳴らされたほどで、
まったく想像以上でした。自分でも無意識に
ヒジャブを被っている人を見ていたのかも


暑さは、首に巻くより頭から被る方がずっと暑く、
今年は3月下旬といえどもいつまでも暑いせいか、
「これが真夏だったら頭がボーっとしそう
と思いました。


さらに視界の左右が遮られるような気がして、
運転早々にスカーフを後ろにずらしました。


イラン人の友だちがヒジャブを取りたくても
なかなか取れなかった最大の理由は「自分」でした。


「もう20年以上必ず被って生きて来たのよ。
そう簡単には取れないものなのよ。」
「多分、私たちがスカートやジーンズを脱いで
出かけるようなものなんじゃない
と言って2人で大笑い。


「でも家の中や、女だけの場所では被らないから、
ヒジャブは本当によその男のためだけにあるのよ。
それって、おかしいと思わない?
彼女の口から予想外の発言が出ました。


「男はどんなカッコをしてもいいのよ。
短パンで脚を出してもいいし、水着で泳げるし。
女だけがどんなに暑くてもヒジャブを被って、
汗だくになったり暑さでボーっとなったり。
おかしいと思わない?どっちもムスリムなのよ。」


よっしゃ
私はうんうん話を聞きながら心の中でガッツポーズ


彼女がそこまで考えての決心なら、
もう2度と後戻りはないでしょう。


ヒジャブを被っていることが危険であってはいけなくても、
イスラム圏以外でこれほど目立つとなると、自衛も大事
しかし、そこは宗教なので誰も立ち入ることができず、
決めることができるのは本人のみ。


友人はムスリムとしての信心と誇りを変えないまま、
男性ができて女性ができないのはおかしい
というヒジャブのもうひとつの点からも取ることを選択し、
テロを境に完全に変わりました。
その勇気を称えたいと思います。


NZはテロの衝撃と哀しみからたくさんの事を学び、
Solidarity
(連帯)
Compassion
(同情)
Unity
(結束)

という言葉を耳にしない日はないほどでした。



そしてもちろん、
Love & Care



どんない辛い想いもいつかは時とともに薄らぐもの。
それとともに、一度はみんなで共有した
連帯や同情や結束や愛や気遣いを忘れないよう
勇気を持ってヒジャブを取った彼女を見るたびに、
「今の想い」を思い出そうと思います。


3月15日の暗黒の日から、犠牲者の冥福と平和への祈りをこめて
毎日事件の件を綴ってきましたが、いよいよここで完とします。
長い間、お付き合いありがとうございました






ヒジャブを取って見えたもの

2019-03-24 | 経済・政治・社会
1週間ぶりに会ったイラン人の友だちは一回り小さく見えました。
私たちはテロがあった日、事件が起きる前に会っていました。
あの日は甲状腺と食べ物の関係の話で地味に盛り上がりました。


「誰かクライストチャーチに知っている人がいたの?」
「友だちが夫を亡くしたの。まだ小さい子がいるのよ。」


私たちは絶句したまま固く抱き合いました。
みな妻であり、母であり、立場は一緒。
宗教も人種も年齢も住む場所も超えて、
強く強く通じ合っていました。


彼女が一回り小さく見えたのは哀しみばかりでなく、
本当に一回り小さくなっていたからです


彼女は事件を機にヒジャブを取ることを決め、
私と会った日はまさにその最初の日でした。
取っただけで本当に小柄に見えたのです。


「取ったのね。」
「とうとうね。」


彼女は前々から取るかどうかで悩んでいました。
NZで育った娘たちからは取れ取れと言われ、
ご主人はどちらでもいいという容認派。
習慣を変えるかどうかは彼女次第でした。


事件が起きて、娘たちの取れ取れは本気になり、
なんとイラン本国の敬虔なイスラムの母上まで、
「お願いだから取って。」
と電話で懇願してきて、とうとう決めたそうです。


「ヒジャブのせいで、ママに何かあったら大変。」
「娘が狙われるかもと思ったら生きた気がしない。」
と娘と母親から口々に言われ、心が決まったそうです。


「どう?どう?まだ恥ずかしいのよ。」
「可愛いじゃない。ホントに可愛い。」
彼女のヒジャブなしの姿を見たことがなかったので、
本当にこんなに愛らしい人だったんだ、と思いました。


異教徒の私がとやかく言う立場にはありませんが、
「いつかは」という彼女の希望を知っていたので、
「おめでとう
と言って、私たちは再び固く抱き合いました。


「一度取ったら、もう被る気しないんじゃない?」
「そうね。いいヒジャブは人にあげちゃうわ。」
とまったく未練はなさそうでした。


彼女がヒジャブを取って見えたものは、
「自由」だったのでは?
自由の味は一時味わったら、
もう元には戻れないはず(笑)


「ヒジャブって暑いのね。私も被ってみて驚いたわ。」
「でしょう?夏はホントに大変なのよ~
神妙にはにかんでいた彼女にいつもの笑顔が戻り、
私たちの会話も徐々にいつものペースになりました。


(つづく)



息子に聞いて初めて知りましたが、先週の青空礼拝の時、
警護にあたった他の男性警察官も胸に赤いバラを
差していたんだとか。


でも彼女は女性でヒジャブを被っていたから

(※写真はAP)
あの日のひとつのアイコンになったんでしょうね。






ヒジャブを被って見えたもの

2019-03-23 | 経済・政治・社会
クライストチャーチのテロから1週間経った昨日は、
各地で集団礼拝や追悼集会が開かれただけでなく、


「女性はスカーフを被ろう」という呼びかけもあった日
私も2分ほど迷った後に、被って外出することにしました。


イラン人の友だちを真似て手持ちのスカーフを頭から被り、
首に軽く巻いてみました。被った瞬間に暑さを感じました。


運転してみると、スカーフが柄物で目に付いたのか、
明らかに対向車のドライバーからの視線を感じました
一度はクラクションも鳴らされました。


このタイミングですから、それらの多くは
いいね
だったと思いますが、改めて
「ヒジャブってこんなに目立つのか
とほんの10分ほどの運転で実感できました。


イスラム圏であればヒジャブを被ることはむしろ目立たない、
女性としてのセクシュアリティを隠すためのものであっても、
イスラム圏以外の国では目立つだけでなく、
イスラム女性を強調するものになっている
ということが被ってすぐにわかりました。


だからこそアーダーン首相がヒジャブを被ったことが
ここまで衝撃的だったのでしょう。

(※ドバイの世界一高いビル、ブルジュ・ハリファがこうなった


逆に言えば、女性首相だからこそできたことだったのか
結果的にこれがイスラムとの連帯や平和の象徴になりました。


しかし、一般人の普段の生活においては目立つがゆえに、
必要以上の視線を集めたり批判されたりもするのでしょう。


男性だったら民族衣装をまとったり帽子でも被らなければ、
外見からだけでは、イスラム教徒かどうかはわかりません。


宗教への誇りとそれに伴う海外での摩擦

被るか


被らないか

どちらでもモスクではテロの犠牲になってしまった無念。


「でも、これが街中の襲撃だったらどうなるんだろう?」
と思った時に、意外なところからひとつの返事が来ました。
(つづく)






きっと歴史に残る青空礼拝

2019-03-22 | 経済・政治・社会
クライストチャーチのテロから今日で1週間。
大勢が集まるからこそ狙われた金曜日の集団礼拝


これだけ集まりゃ安全でしょ(笑)

50人の犠牲者の週命日の追悼集会を兼ねた
ハグリーパークでの集団礼拝


こんなに大勢の異教徒や政治家やスポーツ選手、
外国からの関係者、報道陣がわんさと押し寄せた
緑の公園の中での青空礼拝なんて

イスラム教徒の歴史の中でかつてあったんだろうか
(※仮設トイレの色がこれまた青空のような色!)


警察も大勢いるし

強面ムキムキのマオリギャングたちも
礼拝中ずっと目を光らせていました。


テロが起きた時間ちょうどの2分間の黙祷の後、
集団礼拝を仕切るイマーム

こんなに若い方なんですね。


私は見たことがなかった礼拝の光景。

きっと教徒以外の多くの人も同じだったはず。


世界のメディアが報じたヒジャブ姿のアーダーン首相

今日は「女性はスカーフを被ろう」という呼びかけもあり
私も被って外出しました。


心は張り裂けても我々は挫けない
We are broken-hearted but we are not broken


というイマーンの言葉は多くの心に残ったことでしょう。



生放送の後にスライドのように流れた犠牲者の写真。



何度も何度も目にした写真もあれば



初めて目にした写真も。



老いも



若きも



この移民国にあっては



本当に日常の普通の人々。



自分と同じエブリデーピープル



多くのキウイにとってムスリムかどうかなんて

「ラグビーが好きか?サッカーが好きか?」
ぐらいの違いなのでは?


未来ある子どもたちの写真は



特に胸にこたえます。



せっかく平和な国にやってきたり



ここで生まれたのにね。

3歳の最年少犠牲者



APが世界に打電してくれたこの1枚

この集団礼拝をこれ以上雄弁に語る写真があるだろうか。


白人の女性警察官がヒジャブを被り
胸に赤いバラを差して礼拝者を守る
西洋社会にもイスラム社会にも
衝撃の1枚だったのではないかと思います。


これが非常時のNZの自然な光景であることも、
この国もキウイであることも誇りに思います。






NZの銃規制決定

2019-03-21 | 経済・政治・社会
アメリカが何年かかってもできない銃規制を、
小国NZが成し遂げてもいいじゃないか
50人の尊い命を無にしないためにも、
国を挙げて一歩踏み出すことに期待します。


と言って昨日寝たら
半日ちょっとで銃規制決定


NZは半自動小銃の使用・販売を全面的に禁止します。
クライストチャーチのテロに使われた種類の銃は
これから全て排除されるそうです。
出回っている分は1,000万ドルかけて国が買い戻します。


こういうところは一院制の過半数を取っている政権の強み。
連立内の極右政党も今の状況下では反対しづらいし、
野党国民党もまさか文句は言えないでしょう。


アメリカ最強の圧力団体と言われる全米ライフル協会からの
圧力もあったとかなかったとかで、本当に電光石火の決定
今日の午後3時から販売が禁止されました。


犯人が車から歩行者に向かって乱射する録画を観ましたが
(※幸い巻き込まれた人はいませんでした)
規則正しく連続するはっきりとした銃声も聞こえ、
「どうして今までこんなものが野放しだったの
と驚愕しました。


こちらは自主規制ですでに販売を停止した店



こちらは駆け込み需要で半自動小銃を完売した店

オンラインで犯人に銃を販売したのもこちらでした。
(※写真とは違う支店ですが)


国内にもいろいろな考えがある以上、緊急課題でしたが、
テロから1週間の明日の週命日に間に合ったのは
この規制を望んだ人たちには大きな朗報でした


NZは本当に一歩踏み出しました






愛は行動

2019-03-20 | 経済・政治・社会
クライストチャーチの悲劇を経て、
愛は行動
という真実を久々に目撃した想い。


警察、救急、政治家、医療、ムスリム関係者はもちろん、
全国のキウイたちが、地域、人種、宗教、年齢に関係なく、
自分のできることを探して、一斉に動いたと感じました。


ノートパソコンをほしがっていた9歳の男の子が、
お父さんから「誕生日になにがほしい?」と聞かれ、
「花がほしい。モスクに持って行きたい。」
と答えるなんて、子どももスゴいけれど、
そんな子を育てた親もスゴい


買ってもらった花をもって満面の笑みを浮かべる
少年のなんと愛らしいこと(記事はコチラ


「これこそが愛なんだな
とつくづく思いました。


「可哀そう」「お気の毒」と思ったり口にしたりの同情は、
行動に移すことで愛に変わる。


生きるか死ぬかというほど困ったとき、
ほしいものは同情ではなく愛のはず
キウイはその辺をビシっと押さえています(笑)


国籍を取ってまだ2年目ですが、
見よう見真似でついてかなきゃ


そんな中でハンティング&フィッシングという
狩りと釣りの専門店が軍用スタイルの半自動小銃の販売を
全国一斉に中止すると発表。

(※立派な店舗が多いですが、なぜかあった写真がコレでした)


アメリカが何年かかってもできない銃規制を、
小国NZが成し遂げてもいいじゃないか
50人の尊い命を無にしないためにも、
国を挙げて一歩踏み出すことに期待します。






より強く、より優しく、よりひとつに

2019-03-19 | 経済・政治・社会
クライストチャーチの悪夢から今日で4日。


被害者も含めた多くの人が語り、実感しているうように
NZは犠牲者50人という史上最悪のテロを経て、
より強く、より優しく、よりひとつになった


フレンドリーだけどかなりのんびりでルーズなキウイたち。
「All Good
と全然OKじゃないことも、四捨五入どころが全部切り上げて
11でも20にしちゃうようなアバウトな人たち(笑)


しかし、「これはヤバい」ということが起きれば、
老若男女が一斉に駆け出す人たちでもあります



チャーチの高校生が犠牲者の冥福を祈ってハカを捧げれば、
Youtubeはコチラ


寄付は4日間で早900万ドルに達し、すでに7億円相当
人口比なら、日本で4日間に180億円を集めるようなもの。
海外からの寄付もあるのでしょうが、大変な金額に達し、
まだまだ増えそうな勢いです。


このまま1000万ドルを突破して、犠牲者やけが人計100人に
10万ドル(約800万円)ずつ贈れたら素晴らしいけれど、
実際はもっともっといってしまうでしょう


最大サイトのギブアリトルも660万ドルに

金額もながら8万人以上という人数に励まされます。


善(21歳)も周りの同年配の友だちや同僚が、
「みんないっつも『カネがな~い』って言ってるのに、
こういうときは後先考えないで、まず寄付しちゃう。
自分が明日どうするとかは考えてないんだよね。
スゴいよね、キウイって


善の会社ではムスリム(イスラム教徒)なら、
この件に衝撃を受けた、モスクに行く、チャーチまで行く、
など理由を問わず、休みたければ仕事を休んでいいそうです。
かなりの企業が同様の措置を取っているよう。


報道でも寄付とビジルと呼ばれる追悼集会への参加を案内し
何らかの方法で犠牲者を弔い被害者を支援したい人たちに
いろいろな方法を紹介しています。


多くがとっとと仲間を募ったり、自分でビジルを主催したり
いろいろなことを始めているからこそ、これだけたくさんの
催しや献花やハカがあるのでしょうけれど。


オーストラリアの卵かけ少年への寄付もイケドン

2000ドルだった目標金額を5万ドルに引き上げても
あっさり通過して早6万ドル台(笑)






ヤルときゃヤリます!

2019-03-18 | 経済・政治・社会
日を追うに連れ、テロや犠牲者の詳細がわかってきて、
報道に接するのも苦しいほどですが、
「この事実から目をそらせてはいけない。
少しでも犠牲者に報いられれば。」

という思いで、ニュースを見たり読んだり。


ムスリム(イスラム教徒)は土葬する
というのも、今回初めて知りました。
すでにチャーチの墓地の一角の造成が進んでおり、
今週中にも合同葬儀が執り行われるもよう。
ご遺体の家族への引き渡しも始まりました。


淡々と語る教徒代表者の話には心を揺さぶられました。
ムスリムも日本人のように湯灌をするのだそうです。


男性が男性の、女性は女性のご遺体をお湯で洗い、
真っ白な布に包んで、旅立ちの用意を整えます。
お祈りの前のように身体を清め、魂だけの旅立ち。
それ以外のものは全てこの地上に残していきます。


白い布でくるまれたご遺体はそれぞれの家族の元に戻り、
最期のお別れをして埋葬されるそうです。
なのでこれから葬儀までの時間は非常に大切なんだそう。


どんなに変わり果てた姿でも、最期に一目でも会って
お別れが言いたいのは人の常なのではないでしょうか。


さまざまな被害者たちが、
「哀しみはあっても憎しみはない」
「すでに犯人を許している」
「憎しみではなく愛を捧げる」

と口々に言うのは、涙なくして聞けません。


イスラムこそ、目には目を歯には歯をの報復律で、
「やられたらやり返せ」という教えなのだと思っていた、
自分のなんと無知だったこと。


ヘイトではなくラブ
事件からたったの3日で愛する人たちを亡くした人が、
淡々とそう語る姿は高潔を超えて神々しいほどでした。


"There is no need for anger - anger and fighting
doesn't fix anything, but through love and care
we can warm hearts."

(怒りはいらない。怒りと闘いは何も解決しない。
けれど、愛と気遣いで心を和ませることができる)


怒り狂った犯人の心さえ愛と気遣いで和ませる勢いで、
イソップ童話の「北風と太陽」の太陽そのもの。


NZには死刑制度がないので、極刑でも終身刑。
これから長い時を囚われの身として生きていく中、
許しと愛が犯人の怒りと憎しみを鎮めんことを。



人種差別主義者のオーストラリアの議員に卵かけした、
エッグボーイ支援の寄付は4.7万豪ドルでほぼ400万円

やったね卵かけ少年(笑)
少年はほとんどをチャーチに寄付すると言っています。


チャーチ被害者への寄付はすでに800万ドルを突破して、
これって6.5億円なり~
国民全員が1人2ドル近く拠出している勢い
ギブアリトルだけでも600万ドル目前

(※海外からの寄付もあるのでしょうが)


これぞキウイの行動力
ヤルときゃヤリます






NZ最悪のテロ被害者への寄付が2日で5億円に

2019-03-17 | 経済・政治・社会
クライストチャーチのテロという暗黒の日から2日が経ち、
死者は50人に達し、けが人も50人に上っているそう。


犯人はオーストラリア人の単独犯ということが確定し、
NZ人がからんでいなかったことに、やや救われた思い。
だからといって、この悲劇は変わらないのですが。


まだまだ気もそぞろですが、
みんな動き出している


週末は全国各地で数千人が集い、あちこちのモスクに
たくさんの献花


被害者や家族への寄付も600万ドルを突破しており、
2日で5億円を集めてしまった勢い
海外からのもあるのでしょが、キウイやるじゃん


ギブアリトルが最大で、執筆時で440万ドル超です。
私たちもここにしました。


昨晩のスーパーラグビーのチャーチ地元のクルセイダーズ
犯人が在住していたダニーデンのハイランダーズの試合は

中止
この非常時では全うで賢明な判断


その結果、試合は引き分け扱いとなるので、

事件当日のチーフスvsハリケーンズ戦と同じことに。


ということは、NZ全5チームのうち、元々試合がなかった
ブルースを除いて、4チーム全てが引き分けのおあいこ。
狙ってもできないような一致団結となりました。
これぞまさにノーサイド


犯人がオージーだったことで、あちらでも連日報道が続き、
人種差別主義者の上院議員に(なんでこんな人が議員なの
17歳の少年が生卵を投げつけるという事件も
(※詳しくは日本の報道でも)


今度はこの少年への寄付が早3万豪ドルに(250万円)
寄付の目的は少年の「裁判費用」と「今後の卵代」(笑)


最近の寄付は有志によるクラウドファンディングなので、
場所、時間を問わずに速攻で結果が出るのがいい反面、
悪いことをしようとする人も同様に有志や資金を募れる
というのもリアルに実感できました。


犠牲者の死を無駄にしないためにも、
銃規制が確実に進むことを願っています。