ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

モネ・イン・パリ展

2023-12-07 | 映画・文化
先日の2回目のパースで開幕
直後のモネ・イン・パリ展へ

かなり凝った特設会場です。


一歩中に入ればそこはパリ



なんの予備知識もなく偶然見
つけたのですが、会場に一歩
足を踏み入れるや、即理解


「そうかゴッホ・アライブ展

印象派版なのかぁ


調べてみたら、ゴッホも今回
もオーストラリア企業グラン
デエクスペリエンスズ
のプロ
デュースで、印象派はブリス
ベンに続きパースが2ヵ所目


モネだけでなく幅広く印象派

鯉が泳ぎ回っています。


ロートレックも入るの



入口には印象派が影響を受け
たジャポネズリーなのかな?

シノワズリーでもありそう


中に入るや、一面の造花に鏡



前回はもちろん、ひまわり



これはモネの睡蓮の池を水中
からの目線でビジュアル化。



そして中はゴッホと同じ設定



こちらはゴッホ展のときの



『私の望みはいつもこのように
自然の一角で静かに生きる事』




というモネの言葉をモーショ
ングラフィックスで再現し、



迫りくる数々の巨大な名作と



溢れる色と光とサウンドは、



子どもたちが走り回り、誰か
が寝転ぶ広々とした床にまで
あふれ出し流れていきます。



印象派といえば色のさざ波か



でも私は印象派の白が好き



冷たい温かみ、華やかな静謐

モネの「かささぎ」


ムソルグスキーの「展覧会の
絵」が朗々と響き渡る中、名
画が点滅していき、サウンド
とビジュアルが見事に一体化

「帰ったらクラシックを聴こ
う!」と思っていたら夫も同
じことを考えていたそう(笑)


こんな頃のパリ。当時の息吹
が感じられるような展示多数



出てきたらランチタイムで、
特設カフェは超満員でした。

NZにも来るのかな?



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(個人的に)映画祭終了

2023-08-03 | 映画・文化

NZ国際映画祭が個人的に今日
終了しました。オークランド
での映画祭自体は8月9日まで
続きますが今年分は鑑賞終了


しばらく来ないだろうから、
シビックシアターをパチパチ



できたときはコテコテの悪趣
味だったのかもしれないけど



時の経過とともに張りぼてに
も調和が生まれ落ち着きを醸
してくると思えるから不思議

人の手がかかっているという
のも、重要なのかもしれない


途中のカフェ休みを挟んで



(※このフィロはかなり重い)



この2作を観ました。フィン
ランドのアキ・カウリスマキ
監督の最新作『枯葉』がなん
とも枯れた映画でよかった。



夜は次男(26歳)がスペインか
ら帰ってきたので、シドニー
から帰ったGFちゃんも交えて
5人で食事へ。家族拡大中



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映画祭でシビック通い

2023-07-29 | 映画・文化

現在NZ国際映画祭の真っ最
中。今日は2本見たら1日が
終わってたというユルさ(笑)



是枝監督の『怪物』とオース
トラリア映画『The New Boy
(原題)』を観てきました。是
枝映画に初めて感動したかも


世間の評価にやっと追いつけ
たのかもしれない。(遅っ💦)


アボリジナルを誘拐して白人
帰化を目指すという無謀な政
策を扱ったニューボーイも、
心に残るいい映画でした。


時間と気持ちに余裕があった
ら、映画評も残したいのです
が、あと残り3本観てからか?

シビック通いが続きます。



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ミュージカル「ハミルトン」

2023-06-07 | 映画・文化

ミュージカル「ハミルトン」
を観てきました。本場ブロー
ドウェイで別々の機会に観て
きた息子たちから「事前に彼
の生涯をおさらいしておくよ
うに」と勧められたのは正解



ハミルトンがアメリカ建国の
父の1人と言われ、「建国の
父ってジョージ・ワシントン
以外に何人もいたの」と慌
てるぐらいだったので、なか
なかいいアドバイスでした。

多分SOLD OUTだったかも。


アメリカがイギリスとの独立
戦争に勝利し、国家として一
歩を踏み出していく激動の時
代を活動家、初代財務長官、
銀行家と多面に生き抜いた孤
児にしてカリブ海からの移民
アレキサンダー・ハミルトン


彼の生涯を延々と繰り出され
るヒップホップで綴った作品


淡々としたラップの方が朗々
と歌い上げられるよりも、台
詞が聞き取りやすかったとい
う意外な発見もありました。
(※だから全部判ったというわ
けではもちろんなく予習必至)


独立国となり民衆主義という
概念と、決闘という前近代的
なものが共存していた18世紀


そのアンバランスな現実がそ
の時代の危さを醸し出してお
り、ハミルトンは1人息子を
決闘で亡くしたばかりか、自
らも決闘で命を落とします。


初代ワシントン大統領の右腕
として財務長官まで勤めた男
が決闘で生涯を閉じるとは


ハッピーエンドに書き換えら
れない重い史実。夫も子ども
も決闘で失うハミルトン夫人


実在する歴史上の重要な人物
をあえて黒人やヒスパニック
系、アジア系など非白人配役
で貫き違和感がないのも見事


「当時のアメリカと今のアメ
リカ」の意図的な対比だとか


驚きだったのはこの舞台設定
が最初から最後まで家具の移
動程度で変わらなかったこと

薄明りが黎明期を予感させ、
独立戦争も議会もハミルトン
の自宅も、決闘もこの設定で


ワシントン大統領の登場と同
じぐらい歓声を集めたのが、
イギリス国王ジョージ3世♚


リアルに派手な王様コスチュ
ームの道化役はまんまピエロ


でも、チャールズ国王の戴冠
を観たばかりのイギリス国
王を元首とする立憲君主国の
NZ国民としては、負け戦に泣
き出すバカ殿でも「殿はいた
方がいい」という雰囲気もあ
り、場内なんとも和やかに

(※みんな思い出してたはず)


1776年に独立したアメリカ
そのわずか7年前にキャプテ
ン・クックが初上陸したNZ


クックはアメリカに代わる新
大陸(オーストラリア)の「発
見」という密使を帯びその途
中で偶然「発見」されたNZ


そしていまだにコレです(笑)

遠くて遠い国アメリカかも
と思ったのは私だけだったか



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ストーンヘンジ展

2023-04-20 | 映画・文化
今日は珍しく、なかなか
充実した1日になりました。


外出前に時短で1kmウォーク
+4kmランのハイブリッド走

短くてもいいから走っておき
たい。しかし、暑かった~💦
4月後半とは思えない日差し


その後、チーズ工房ことラト
リエデュフロマージュへGO



新しいシェフが入っていて、
メニューも変わって、これは
もういろいろ試さなくちゃ


しばらくシェフ不在が続いて
いたので思わぬ朗報でした


そしてオークランド博物館の
特別展、ストーンヘンジ展

(※写真は公式HPより)


イギリス南部の平原に建つ先
史時代の巨石はその不思議さ
から毎年数百万人が訪れてい
るそうですが、いつ、誰が、
何のために造ったのかが、ほ
ぼ解き明かされたようです。


考古学、科学、天文学、民俗
学などさまざまな分野の知識
を結集して数千年にわたる謎
を解き明かして行く過程は見
事で見応えある展示でした。


いつか現地で本物を見てみた
いものです。コロナ禍で実現
しなかった、次男とのスコッ
トランド旅行というのも、い
つか実現させたいものです。



夜はGFちゃんが必死で取り
組んだ15週間の集中コース
の修了式のストリーミングを
じっくり観ました。彼女が大
学院行きを断念して選んだ新
しいキャリア。この短期間で
どれだけ学び、成長したのか
その片鱗を知ることができ、
その努力と成果をリスペクト


15週間でここまで来たのだか
ら1年後はどうなっているか


彼女も、次男も、長男も日進
月歩の勢いで先が楽しみ
若いって本当に素晴らしい



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映画「レッド・ホワイト&ブラス」

2023-04-12 | 映画・文化

昨日は次男(26歳)たちに誘わ
れて映画「レッド・ホワイト
&ブラス」
(英語:Red, White
& Brass)を観てきました



NZがホストし、優勝もした
2011年のラグビーワールド
カップ。その陰でNZのトン
ガ系社会にこんな秘話があっ
たとはこの映画で初めて知
った人も、多かったのでは


ウェリントン在住のトンガ系
のマカはトンガチームの大フ
ァン。なんとかしてウェリン
トンで行われるトンガ対フラ
ンス戦を観に行きたい。しか
し、マカと教会の仲間たちに
はカネがなく、みんなで洗車
やBBQで募金を募るものの、
思うようにいかないうちに、
チケットはSOLD OUTに💦


お金を出しても観に行けない
試合をなんとしても観たい


そこでマカが編み出した奇策
とは試合前の余興にトンガ系
ブラスバンドとして出演し、
そのまま球場で観戦すること


しかし、問題はそんなブラス
バンドが存在しないこと。さ
らに試合まで4週間しかない


楽器を触ったこともない仲間
が集まり、ペットボトルを吹
いて大特訓そこはもう映画
のご都合主義で最後は制服ま
である立派なバンドが誕生


ってコレ、実話なのです



「こんなのアリ~
というチープな作り話のさら
に上を行っちゃう実話でも、
「彼らならヤルかも
と、思わせてくれるトンガン


「涙あり笑いあり」ではなく
「笑いあり笑いあり」も彼ら


トンガはこの試合でフランス
相手に歴史的勝利を収めると
いうオチまであり、トンガ社
会の永遠の語り草なのかも。


いい映画、いい夜でした



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鎮魂

2023-04-07 | 映画・文化

NHK MUSIC SPECIAL 坂本
龍一 Playing the Piano in
NHK & Behind the Scenes
の再放送を観ました。


がん闘病中の身体を押して、
ご自身がその響きを愛したと
いうNHK509スタジオで行わ
れた収録の一部。体調を考慮
して1日2、3曲、約1時間の
収録が8日間行われたそう。


今となってはまさに命を削る
ような演奏。その中でも生ま
れ続けていた完成日を楽曲名
にした新曲の存在という驚き


枯れ枝のように細った指から
は命の息吹のような音楽が奏
でられ生と死のせめぎ合いを
目撃しているかのようです。


心を揺さぶられる渾身の演奏
は鎮魂なのだと思いました。


「芸術は長く 人生は短し」
という本人の言葉どおり、命
ある限り続いた創作の灯が背
後から忍び寄る死の陰にかき
消される前に、自らが自らの
魂を鎮めているようでした。


やり終える人生などないのだ
と、つくづく思いました。自
ら命を絶ちでもしない限り、
誰もみなあれもこれもと思い
ながら、とっちらかしたまま
突然やってきたお迎えに飛び
乗ってこの世を去っていく。


それで、いいのだと。


氏のご冥福をお祈りします。




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映画「ダウントンアビー: ア・ニュー・エラ」

2022-05-03 | 映画・文化
イギリスで人気のテレビドラ
マの映画版第2弾「ダウントン
アビー: ア・ニュー・エラ」
女友だち2人と観てきました。
(※ここでまさかの冷房風邪)

おもしろかった


私にとっては意味ありげで実
はそうでもない、もったいぶ
った「ドライブ・マイ・カー」
より断然楽しめました(正直)


テレビドラマで何がワルい
といわんばかりの威風堂々


イギリスの落日直前の古き良
き時代へのオマージュと現在に
も十分通じる複雑な人間模様


スペイン風邪(1918~20年)
を逸話に加え、コロナで苦し
む今の私たちにも100年前が
ぐっと身近になってきます。


テレビの下敷きがなかったら
こんなに大所帯の複雑な映画
は成り立たないだろうと思わ
れる盛り具合でしたが、それ
が実にうまくまとまってる


かくいう私はドラマを見たこ
とがなく、貴族の時代劇ぐら
いの知識しかなかったのに、
十分楽しむことができ、一緒
に行ったほぼ80歳たち2人は
もう前のめりもいいところで
最後は2人とも号泣で陥落


私も次回は一緒に泣けるよう
しっかりハマっておこう



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映画「ドライブ・マイ・カー」

2022-04-06 | 映画・文化
映画「ドライブ・マイ・カー」
を観てきました。主役以上に
主役の真っ赤な左ハンドルの
主人公の愛車のサーブが、常
に汚れなくピカピカな上に、


「15年間故障なし」
と主人公が言い切るところに
「えぇぇぇえ
と夫婦揃ってついハモってし
まったところがハイライト


香港から移住の際にNZに持
ち込んだ我が家のサーブは、
いろいろ問題ありでした

(※香港の港で船積み待ち中
このナンバープレートは香港
の思い出に今でも持ってます)


私は個人的にソニア・ユアン
の台湾の中国語が無茶苦茶懐
かしく(←台湾留学歴2年)


ロードムービーのような、独
白劇のような、劇中劇のよう
な、チェーホフだったり、セ
ックスだったり、村上春樹的
世界を限りなく拡大して3時
間に詰め込んだ、松花堂弁当
的な映画に感じられました。


知的で、都会的で、こじゃれ
た、それほど普通ではない人
たちの日常を普通に見せる仕
掛けがふんだんに詰め込まれ
往年のウッディ・アレンの映
画のような印象もあったり。


村上春樹原作、アカデミー賞
国際長編映画賞受賞となり、
とりあえず褒めとけ的な雰囲
気があるのは気のせいか


ハルキストの次男とGFちゃん
は大いに楽しんだようですが
親はちょっとごめんなさい💦



NZのコロナ対策を役人の立
場から率いたブルームフィー
ルド医務技監が、7月末での
退官を発表。彼を支えた他2
人の高官の退官も発表され、
この2年間午後1時からの記者
会見で、幾度となく顔を務め
た人たちがいなくなります。



先日の最初のロックダウンか
ら2年目
を迎えるにあたり、
ブルームフィールドが記者会
見でこの2年間をしみじみ振
り返っていた時に「退官?」
と感じた通りになりました。

2年間、ご苦労さまでした


NZのコロナ対策が役目を終
え幕を閉じるのを感じます。



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ヴァン・ゴッホ・アライブ展

2021-05-22 | 映画・文化
ヴァン・ゴッホ・アライブ展
に行ってきました。場所はシティー
スパークアリーナ。入るのはお初

文化的生活を送っていない証拠💦


3月にソレミオのコンサートがここ
でありチケットもあったのですが、
ロックダウンで2回延期された結果
クライストチャーチ旅行と重なり、
次男(24歳)たちに譲りました
今回は次男たちと行きました


代表作「ひまわり」だからコレ💦

ひまわり前はちょっとしたインスタ
スポットになっていて狙ってます


ポルシェもスポンサーでこうなる



ヴァン・ゴッホの寝室という絵



絵を模したこれまた写真スポット

テーブルに座って写真が撮れます。


そして暗い通路を抜けて隣の空間。

暗闇に浮かび上がるめくるめく色
そして高らかに奏でられる音楽。


静止画であるはずの絵画が、時に
動き、時に止まり、時に消え



マルチメディアの威力で観る者も
その一部となるような一体感。



画家が好んだ鮮やかで濃厚な色に



観客のシルエットが重なります。



さんざめく明るさと



深く優しい暗闇と。

あっという間にヴァン・ゴッホの
世界に引き込まれていきます。


オランダ人だったヴァン・ゴッホの
渡仏するまでの作風は非常に暗く、
重く、貧しさを描いたものが多く、



それがパリに渡ったことでガラリと
変っていき、明るく軽く華やかに。



しかし、作風とは裏腹に本人は心に
暗く深い闇を抱えていきました。



その中で彼が一途に愛した日本画



ジャポネスクがそこここに登場し、



姪っ子の誕生を祝して描かれた
「花咲くアーモンドの木の枝」

ここには桜吹雪のビジュアルが
重なって彼の想像の世界を再現。


ヴァン・ゴッホは短い生涯に2千点
以上の作品を残していながら、生前
に売れたのは1点のみだったそう。



愛なくして生きられない

と語る本人にとり絵が売れない事は
生活の苦しさ、弟の支援なしに生き
られないという現実以前に、世間か
らの拒絶であり、認められない、
愛されないという実感だったよう。


苦しみと貧しさの中で出会う南仏の
ひまわり。代表作のモチーフに。



しかし、本人の苦しみは癒えること
なく、その地で自らの片耳を切り落
とし、それを馴染みの娼婦に届ける
という猟奇的事件を起こします。

耳切り事件後の肖像画は余りに有名
しかし、それ以外にもおびただしい
数の肖像画があり、愛のない暮らし
の中で自分だけを見つめていたのが
心苦しくなるほど自分、自分、自分


最期は拳銃で自ら命を絶ち37歳没。



私は全身全霊をかけて創作に励み、
その過程で心を失ってしまった。



作品が売れないという現実を覆す
ことはできないが、世間が私の作
品の価値を見出す時が来る・・・




才能を自覚していた天才が求めて
も与えられなかった、承認と愛。
生き急いだ人生の後に残された
至宝のなんと皮肉で美しいこと。


最後に設けられていたソーシャル
メディア向けひまわりルーム

写真を撮ってどんどんシェアして
という主催者側が狙った場所です。


でも私には白い菊ではなく黄色の
ひまわりに埋め尽くされた葬儀場
のように見えてしまいました。



改めて知った孤高の天才に合掌




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イーデンパークで歴史が作られた

2021-04-25 | 映画・文化
イーデンパークと言えば
世界的なラグビーの殿堂



そこで昨晩、NZの人気バンド
シックス60のコンサート
5万人を集めて開催されました。


イーデンパークでのコンサート
は長年の懸案でしたが周辺住民
の反対もあり、やっと実現して
初コンサートで歴史が作られた


オールブラックスvsワラビーズ
の観客数よりも多かったという。

こちらは4万6,000人


歴史的瞬間に立ち会った5万人
の感動たるやいかばかりか


イーデンパークに続く道の1本



リードシンガーのマティウ・
ウォルターズ・ロードと名前を
変えた大型ポスターが出現



飛べないキウイが飛べた夜



ジャージーボーイズよりも

キウイとしてはこっちだった
どーも野外がダメな2人です💦



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ミュージカル「ジャージーボーイズ」

2021-04-21 | 映画・文化
シビックでミュージカル
「ジャージーボーイズ」を
観てきました。

観客の平均年齢が高いっ(笑)


4人の出会いと別れ、経歴や
性格、スターダムへの過程、
マフィアとのつながりなど

歌とパフォーマンスを交え
ながら追っていくのですが
ミュージカルとしてはやや
細かすぎないか 自分が
追えていないだけなのか
(↑多分にこっち)


セットも最初から最後まで
このままで、大道具を変えて
ステージになったりスタジオ
になったりで終わりました。



外側の箱物であるシビックの
方が派手だったりします(笑)




主役のフランキー・ヴァリ役
の歌唱力と独特な声はさすが
きっとすごいオーディション
を勝ち抜いたんでしょうね。


私たちには老若男女が楽しめる

こっちの方が合ってるかも


前回「大人の階段を昇ろう」
とプレシアターディナー
を満喫した、オコンネルは



今月16日に閉店し、2回目の
プレシアターはかなわず。

24年間の栄光の歴史に幕
オークランドの名店がまた
ひとつ消えていきました。



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ミュージカルを観るなら

2020-10-30 | 映画・文化
「大人の階段を昇ろう
と勇んで(?)やって来たのは

オコンネルストリートビストロ
(※これまでも来てます)


勇みすぎて一番乗り

予約の時間よりも早く着いて
電車でシティーに行くと、
こういう展開になることも。


4コース+マッチングワイン

ポン酢でマリネしたヒラマサ
NZではキングフィッシュ
立っているのはワカメ


オーガニックのクロスヘンリ
ソーヴィニョンブラン



ビートルートとシェーブルチーズ
のアニョロッティ

鮮やかな色に合わせた


プロバンスのロゼと。

ナゼか腕を組み続ける夫
(↑ホントはビールがほしい?)


非常にクリアなシャルドネは



重厚なポークベリーと。

自分からは絶対に頼まない
1品なので逆に新鮮です


食後酒なんて何年ぶり
(↑大人じゃない証明?)

かーなーりの量でした。


チョコとプルーンとソルト
カラメルのデザート



これのどこが大人の階段

初プレシアターディナー
という点が、でした。


プレシアターディナーという
からにはその後シアターへ。

ミュージカル「メリーポピンズ」


こういうものがコロナを心配
せずに観られるNZの現状に
感謝しつつ愉しい夜でした


フィナーレでワイヤーに吊られ
この姿で天空に消えるメリーが





「小林幸子にしか見えない
と夫に囁いたら、


「幸子ぉぉ
と小声で応援する夫


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ソレミオ・クリスマスコンサート

2019-12-21 | 映画・文化
仕事納めはムリでも💦
ボランティア納めとなり
クリスマス気分も盛り
上がってきたところで

シビックシアター


オークランドで一番幻想的な

場所ではないでしょうか。


ワインを片手に談笑しつつ

待っている高齢者多数


そして始まった

オペラ歌手3人のユニット
ソレミオ


左がテノールのペネ・パティ
右が弟でテノールのアミタイ・パティ
センターが従兄弟でバリトンの
モーゼス・マッケイ


モーゼスはオールブラックスの
テストマッチ前の国歌を低ーい
バリトンでよく歌っています。


世界広しといえども

登場しただけで笑いが
取れるオペラ歌手
彼らだけかもしれない


今や超売れっ子になってしまい
このクリスマスコンサートを
口実に帰国したようなもの
とも言っていましたっけ?


毎年ワイナリーのヴィラマリアの
屋外で行われていたコンサートが
今年はシビックになりました。

コンセプトはアットホームに
ソレミオのリビングルーム


でもこの真っ赤なレザーソファは
チェスターフィールド(笑)

南オークランドのマンゲレから
世界に羽ばたいたんだもん、
何に座ろうが、何を着ようが
(※ペネは3回着替えてました)
いいじゃんね


観客参加で甘く歌いかけるペネ



引いてる観客



チューをせがむペネ

笑ってごかかす観客
もう場内大爆笑


まぁ歌って笑って演奏して

丸く収まっちゃう


ペネが世界に出る前に行った
ハミルトンのコンサート
から3年。ずっと貫禄が増し、
彼らが元から持っていた
圧倒的な才能に裏打ちされた
ゆとりに円熟さが加わり、
同窓会的気楽さでした。


彼らはこの時期、ハワイでも
毎年コンサートやっていて、
いつかポリネシアンの本場で
観てみたいな



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映画「ボヘミアン・ラプソディー」

2018-12-26 | 映画・文化
77歳の映画好きの友人に、
「とにかく良かったわよ~。フレディは素晴らしい
私たちはクイーンなんかろくに知らない世代だけど、
本当に良かったし涙が出たわ。絶対観た方がいい。」
と言われていたのが11月。


ちょうどハワイから帰ってドタバタしているところで、
そのうちと思っているうちに、こんなに遅くなってしまいました
でも、友人の言う通り、
絶対に観ておくべき映画でした


クイーンファンどころか特に音楽好きでもない私ですら
思い出せるあの80年代の空気感。


世界中が物質文化の豊かさを謳歌していた時代で、
欲しいものが尽きず、それを手に入れるカネがほしい、
ビッグになりたい
という剥き出しの野心が溢れていた時代でした。


そしてエイズという新しく恐ろしい病気が世に広まり、
それにかかるということは死亡宣告も同然だった時代。


マイケル・ジャクソンがいて、マドンナがいた時代。
デヴィッド・ボウイもいて「戦メリ」も大ヒット。
あの頃の熱い空気が蘇るようで50代は過呼吸気味(笑)


まずフレディ・マーキュリーという彫の深いエキゾチックな
イギリス人が、ザンジバー生まれのインド人というところで
ビックリ仰天
「ザンジバーってどこだっけ?アフリカだよね?」
と思わず思考が持っていかれそうな衝撃でした。


濃ゆい外見からスペインかイタリアのラテン系なのだと
思っていたので、見るからに厳格そうなインド系両親が
登場する家庭のシーンから話がスタートするところに、
コピーバンドによる単なる伝記物語ではないことが
強烈に印象づけられました。


そんな両親との確執があってこその、
Mama Mia Mama Mia, let me go
なわけね


バンドのメンツもドクターや歯科医の卵、電気技師とインテリ
フレディ自身も幼少からインドでピアノを習っていたそうで、
クラッシックの基礎があったよう。


傑作ボヘミアン・ラプソディー誕生の背景には
思い付き企画以前にクラッシックやオペラを解する
フレディの音楽的な深い素養があったようです。


とまれ、バンドの4人は意見の食い違いを克服しつつも
アルバムを作成し、ヒットを飛ばし、ツアーに追われつつ
スターダムを駆け上がっていく


しかし、成功したバンドが必ず直面するように、
フレディの独走で仲間割れが修復不可能なほど進み、
フレディのソロ活動の開始で、バンドは開店休業状態に。


そんな時に舞い込んだ1985年のライブ・エイドへの参加機会。
バンドの起死回生を賭けた奇跡のパフォーマンスの裏には
メンバーだけが分かち合っていた残酷な現実が・・・・


といことで、ご想像どおりその6年後、フレディは
エイズの合併症による肺炎でこの世を去ります。
制御不能なほどの才能と強烈な個性を与えられた、
偉大なる天才が走り抜けた45年。


実は今回、もらった映画券で行きました。

最高のクリスマスプレゼント


77歳はクイーンのベストアルバムを買ったそうですが、
私たちはYouTube観てます~
ウィ・アー・ザ・チャンピオンズ
が頭の中で鳴り響き、今夜寝られるかな






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