パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

2010年02月02日 | 子供ネタ
2月2日(火)雪曇り
放送大学の単位認定試験が終わったら、開放感を満喫しつつ、
家事に精を出す所存だったのでありますが・・・
ボランティアサークルのH田さんより電話。
「母が骨折して手術することになったの。
今月の『NHK短歌』交替してもらえない?」
ボランティアの仕事の一つに『NHK短歌』という月刊誌の朗読がある。
一冊を三人で分けて、それぞれ録音して、最後まとめてお渡しするという形。
で、試験の終わった翌日、H田さんから資料諸々受け取って、せっせと読みの練習をする。
本来は、短歌や詠み人の名前の読みを調べる事からスタートするのだが、
全部H田さんが下調べ済みなので気は楽。
図書館の録音室も彼女が予約を入れててくれたので、昨日行って録音してみる。
あと二日くらい通えば、何とかなりそうなので少しホッとしているところ。

その『NHK短歌』の中に、万葉集の
来て見べき 人もあらなくに 我家なる 梅の初花 散りぬともよし
と言う歌。
釈義やら語釈やらの後に解説があるのだが、この解説がちょっとおもしろかった。
韓国では初雪の時に愛の告白をしプレゼントを渡すという。
古代の日本も同じで、初花、初雪を恋人と一緒に見るという習慣があった。
で、この歌は、彼氏のいないことを嘆く女歌で、 
どうせ家に梅の花を見に来てくれる男がいないんだから
たとえ梅の初花だろうが何だろうが散ってもかまやしないわ
という捨て鉢な気持ちを小気味良く言い放った歌とのこと。
韓国では、天気予報で初冠雪の予報が出ると大変らしい。
プレゼントの用意にホテルの予約・・・
いずこの若者も大変である・・・
そんな韓国で、バレンタインデーに彼氏彼女が居ない人はどうするか。
真っ黒なジャージャー麺をやけ食いする習慣があるらしい。
この解説を書かれてる奈良大学教授の上野誠センセ、韓国KBSのニュースで
やけ食いする若者の映像を見たとこがあり、「小気味良くてほんとによかった」とのこと。
人生、いつでも『つがい』でいられるタイプの人もいるが、
そうでないタイプだったワタクシなんて、梅の花に悪態つく彼女にも、
ジャージャー麺をやけ食いする若者にも、とても親近感を覚えてしまう。

昨日の夜、東京は雪。
さっきまで母と一緒に「雪だ雪だ!」と大はしゃぎしていた我が娘。
ウンザリ顔でやってきて
「Wからメール来た。『雪が綺麗だね』・・・って。何かキモイしウザイ。」
W君は、小学校が同じだった男の子。お受験して中高一貫の男子校へ行ったおぼっちゃま君。
電車通学になった娘と駅で良く会うようになり
しばらくは懐かしさからおしゃべりしてたらしいのだが・・・
歩道橋を歩いていると「歩道橋の上は寒くない?」とメールが来たり、
(どこから見てるんだっっ!(怒))
大した内容でもないので返信しないでいると、「どうしてメールくれないの?」
ストーカーぽかったり、暗かったり、しつこかったりで、「ウザイ」らしい・・・
「今年初めて見る雪を、君も見てるかな」的気分でのメールだったのだろうが、
天下無敵な女子高生にかかると「ウザい」の一言でばっさり・・・
こんなワタクシが言うのもなんだが、
W君!明るくジャージャー麺をやけ食いすると、違う何かが見えてくるかもよ。
コメント (4)
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