パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

2017年02月04日 | おでかけ
2月4日(土)晴れ
雪国生活二日目の朝。
ををっ!晴れとる!青空と雪って最高の組み合わせじゃない?とまたまたテンション上がる南国育ち。
よしっ!歴女としては(誰が???)上杉謙信公の居城であった春日城趾へ行ってみよーーー
(帰ってから俺に得意げに「ほら、あそこよあそこ、えっと、武田信玄の城の趾に行ってきた!」って言ったのはどこのどいつだ←夫心の声)
とはいえここは雪国。
娘の軽自動車は車庫に入り、その前には数十センチの雪。
ちょびっと雪かきをした跡はあるが、即断念したらしく車は使えません。
まあ、雪国で車を運転するほど無謀な女ではなくってよ、ワタクシ。
バスの時刻を調べると・・・9時16分。
これで行ってみようと盛り上がる母に、少しだけ母よりこの地の公共交通事情に詳しい娘が「帰りも調べないと!」
そうねそうね、母は11時には、とあるミッションをクリアせねばならんから、それまでにはまたこの街に帰ってこないといけないのよ。
となると・・・え?10時8分のバスの後は二時間後?
どれくらいバスに乗ってるのかしらと聞くと15分くらいじゃない?と娘。
となると9時半ごろ現地到着で、30分観光したら帰りのバスに乗らなきゃいかん計算ね。
よかろう!それほど城にも謙信も信玄にも興味はない(・・・・・)
ましてや登山なんぞする気は無い。

バタバタと準備して、雨靴履いて(だって東京から雨靴履いてきたのだもの)ニット帽被って、完全防備で出発。
バスが来た!
誰も乗ってません。貸切バス状態。
座るとすぐに運転手さんがマイク通じて「どちらにいかれますか?」
n「え?あ、はい、えっと、春日山城に行きたいんですけどどこで降りたらいいですか?」(下調べが甘いので「春日山と名のついたところで降りようくらいの気持ちでいた)
運転手さん「えーーーっとぉ、春日山城春日山城・・・春日荘前かなあ」
疑い深いn、もしやこの運転手さんったら、誰も乗ってこないのをいいことにサボって停留所をショートカットしたりしてないか???
少し走ると、おじさんが乗って来た。
またも運転手さんが「どちらに行かれますか?○○経由ですが。」
おじさん「え?直江津駅に行きたいんだけど・・・」
運転手さん「この時期、雪のために離合できないところがあって路線を少し変更してるんです。少し遠回りしますが直江津駅には行きますのでお乗りください。」
そうなのか!そうだよね〜道路は雪の壁が積み上げられてるから車幅が狭くなってるよ確かに!
そうこうしてるといかにも雪国らしい風景が車窓に広がる。

これですよこれ!ワタクシの中のザ☆雪国
と、写真を撮りまくってると、マイク通じて運転手さんが「次、春日荘前ですよ〜〜」
はい!降りますっ!

降りたすぐ前に上越埋蔵文化センターなる建物があり、謙信公の銅像もある。

おもてなし武将隊なる方々もおられ、入りにくさに拍車をかける(をいをい!)
ぴっと行ってぴっと帰ってくるつもりのワタクシだが、道案内などもない雪野原と住宅街。
とりあえず山の方へ向かって歩いてみる。

う〜む・・・これだけ?ホントに趾だね。
も少しだけ歩こう。

自転車を止めて、2枚履きしたズボンの一枚を脱いでいるおぢが声をかける。
「春日山城に来たの?今、二箇所くらい崩れててねえ、遠回りになるから一時間半くらいかかるよ上まで行くのに。」
などなど、いろいろ説明してくれるが、そもそも山を登る気のないワタクシ、スボン脱いだら早よ帰りなよ!おぢさんと思う。
つくづく社交性ゼロ。
この水は有名なんだよ!とおぢ。
しょうがないので掬って飲んでみたりするn(なんだかんだいい人なワタクシ)

そろそろバスの時刻も気になるので戻り、上越埋蔵文化センターに入ってみる。
トイレ貸していただきたいし。
ここにもおもてなし武将隊の女子がおる。
しょうがないので、たった今、おぢから聞いた「崩れてるんですってね〜」(だから山登りは断念したのという姿勢)
袴の女子が嬉しそうにジオラマ専用の指し棒を持ってきて春日山城のジオラマで崩れてる場所を教えてくれる。
そろそろバスが来る。遅れたら大変なことだ。
バスに乗り、ふっと謙信公の銅像を見ると・・・ヒィ〜〜〜っ!
おもてなし武将の一人が大きく大きく両手広げて手を振っておる。
気づかなかったふりをしてそぉ〜っと前方のみを見つめるn。
さようなら謙信!

う〜む。善かれ悪しかれ、人を驚かせるには、これくらいのオーバーアクションやら小物の準備、衣装などが必要だなあと、これからのミッションが少し準備不足だったことを反省しつつ、雪国のバスに揺られる。
コメント
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