パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

幸せになろう

2023年08月29日 | 本・マンガ・テレビ・映画
8月29日(火)晴れ

昨日、つらつらと眺めていたツィッタ〜(・・・頑な)で目を留める。
心を鷲掴みにする小説を書かれる凪良ゆう氏の記事
読んで衝撃を受ける。いや、そんな予感はしていた。していたが、もっと過酷な子供時代を過ごされていた。
そして、彼女が言う。
 「はたから見たら過酷な人生ですが、絶望一色にならなかったのは、物語のお陰です。〜中略〜正直、人生はしんどいことの連続です。
  家にも学校にも、居場所がない子は、小説や漫画、推しの芸能人、ゲームなど何でもいいから、とりあえず、逃げ込める場所を作ってほしい。」

彼女は母子家庭で、母は出奔し、その後児童福祉施設で育つ。
15歳で働き始め、その日暮らしのような生活をする。
驚くのは、その頃に連絡が取れるようになった母親に仕送りをしていたという。
ん?思わず読み返す。母親から仕送りがくるようになったのではないのね?母親に仕送りしていたのね。
先日読んだ彼女の著作「汝、星のごとく」で、彼女の生い立ちをモチーフにしたであろう男の子櫂を思い出す。
男にだらしない櫂の母親は、彼氏ができる度に息子より男を選び家を留守にし・・・
それでも櫂は母親を見捨てない。
同じように過酷な家庭環境の暁海もまた、母親を見捨てず、自分の人生を捻じ曲げながら生きている。
子供を無償の愛で慈しみ育てるのが親じゃないのか?
それをしてもらえなかったのなら、そんな親なら捨ててしまえばいいのだと思うのは、ワタクシが無償の愛で育ててもらった幸せな子供だからだ。
虐待されながら育った子供が、それでも親を求めるというのは、何なのだろうか。
それが人間の本能なのか。
母親の愛情を欲して欲して報われないままの子供達がこの世に存在している事が辛い。

凪良ゆう氏に物語があって良かった。
逃げ場があって良かった。
そしてこの「逃げ場」と言うのは、いくつになっても必要な場所だと思う。
みんなが「幸せになりたい」と思って生きていく中で、辛い時に逃げ込める場所がありますように。
みんなが幸せになれますように。

今日の一枚は・・・
我が山林(いやまぢで山林持ちなのよ、ワタクシ)の柿。
去年までは木が生い茂りすぎてて気づかなかった。
渋柿だろうなあ。背が高過ぎるからどうやって採ったらいいのかなあと思案するのもまた幸せなひととき。
小さいというなかれ。ここがワタクシに必要な場所。
コメント (2)
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