パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

街結君と太郎君23

2016年09月16日 | 野望
3年になった。
選択教科が重なったこともあり、オレと太郎はまた同じクラスだ。
亜美ちゃんとは、初めて同じクラスになった。
聞けば、亜美ちゃんも中央大学を受けるらしい。
亜美ちゃんも指定校推薦を狙ってるのかと思いきや、「推薦枠以上の希望者がいて、街結君が落とされでもしたら、あたしが中大に行く意味がなくなるから、あたしは一般入試で受けるわ。」と涼しい顔で言う。
てっきりオレたちが国立狙いだと思って、彼女必死で全科目勉強していたらしいが、中大だと聞いて拍子抜けしたらしい。
「3科目で良かったのね。
それなら楽勝だわ。
あたし、根っからの文系だから。
良かった良かった。」って、もう受かったような余裕の発言。
進路指導の福島先生からは「今年の3年は、よく努力している。
聞けば、みんなで勉強会みたいなのをやっているらしいな、おまえらが中心になって。
それはいいことだ。
全体的にみんな成績も上がっている。
特に女子の伸びは目を見張るものがある。
だが、なんでこんなに中大希望が多いんだ?
中大って、理系学科のキャンパスは都心ど真ん中にあるからそこそこ人気があるが、文系学科は多摩の山奥のキャンパスだから人気がなかったのに。
3年になってすぐの志望校調査で中大希望の多さに驚いたぞ。
国立受けろって、何人の調査票を突き返したことか。
おまえらが中大希望だからか?
新手の宗教団体かおまえら。
どんな勧誘しているんだ?
成績アップの功績は認めるが、プラマイゼロだ!」って言われる始末。

ありがたいのは、オレが評定ギリだってことをみんな知っていて、「大丈夫!あたし達一般入試で受けるから推薦は多分街結君だけだと思うよ。
大学に受かったら、亜美が街結君の写真集を自費出版するんだって!
そんでもって、それをあたしたちにはくれるっていうの。
でも、ひとつだけ条件があって、中大の推薦枠には希望しないっていう約束での写真集予約になるのよ。
福島先生が推薦枠の希望状況とか教えてくれればいいのに、「推薦枠」狙いで小さくまとまるな!なんて言っちゃって教えてくれないからさあ、じゃあ一般入試で受かるしかないよねえ。
やってやろうじゃん。
福島先生のねちねちした試験問題で鍛えられてるからねあたし達。
大丈夫。春にはみんなで中大の門で写真撮ろうね。」
太郎が前に言っていた「受験は団体戦」ってこういうことか。
って、ここで昔のオレだったら「オレは助けられてばっかりなのか。」って情けなく落ち込むんだろうけど、今のオレは違う。
情けないと言えば情けないが、今の実力じゃ絶対に一般入試では受からない自信がある。
模試の判定は最高でC判定だもんなあ。
だから、みんなの好意をありがたく受けて、最後の定期テストに臨むだけだ。
そして、この定期テストで評定値を上げて、絶対に推薦枠をゲットする。
入ってしまえばこっちのもんだ。
指定校推薦だろうが、一般入試だろうが、同じ教授で同じ質の講義が受けられるんだろ?
オレは文学部に入って、心理学を専攻したいと思い始めている。
人間の心を勉強するっておもしろそう。
今はその程度の浅はかなスタートだけど、『人間嫌い』だったオレが、人間の心を勉強したい、おもしろそうだ、なんて考えられるようになっているだけでも人間の心理っておもしろいよな。
太郎は太郎で福島からの『国立受けろ』攻撃がやまない。
「街結はともかく、なんでおまえが推薦なんだ?
法学部なら千葉大の法経学部も受けろ。
中大の法科に行っていいから受けるだけセンター試験も受けろ。
センター試験の結果を持って中大受験をするっていう手段もあるぞ。」
あの手この手の説得だが、太郎のことだから、なんだかんだ言って福島を説き伏せるだろう。
さあまた、今日から、期末テスト二週間前。
「街結君のいる喫茶店スマート」オープンだ。
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朗読本探し

2016年09月15日 | 本・マンガ・テレビ・映画
9月15日(木)曇り
まだ朗読する本、決まってません・・・
なぜなら、コレはダメだなあ〜と思っても、おもしろくてどんどん読み進めてしまうから。
一番の収穫は「西加奈子さん」
以前『円卓』読んで、すんごくおもしろくて、映画がまたドンピシャで、
それまでの、彼女に対して持っていた勝手なイメージをぐにゃりと変えることができた。
いや、そんな悪いイメージ持ってたわけではないのです。
基本的にワタクシ、無条件に人を好きになったりのめり込んだりしないタイプなのです。
ただ、テレビで西加奈子氏がはしゃいでるのを見て「ふーん、こんな元気のいい人なんだ」とか少し醒めた目で見てた記憶がありまして・・・
あまりね〜ワタクシ、ミュージシャンにせよ作家にせよプライベートな部分は見たくないのよ。
でも彼女のエッセイ『まにまに』で、ものすごく好きになった。
もう、図書館に返してしまったので、どこがどう良かったかを引用できないのだが、とにかく、考え方が好きで、その上、文章力がすごくて打ちのめされた。
群ようこ氏のエッセイも借りており、同時に読み進めていた。
群氏の考え方、ものの見方も好きなのだが・・・
言っていい?
ちょっと字をちっちゃくするけど・・・
これなら、おんなじことあたしも書いてたわ、ブログで。
今まで、自分に似た考えの人とか、自分が目指す方向の考えを書く人のものを選んで読んで「そうそう!」と共感して満足してたけど、
西加奈子氏のエッセイは、「そうそう!」と思いながら、「でも、あたしにはこういう書き方はできない」と思った。
・・・って、そんなに感激したんなら、そのエッセイを朗読本にしたらいいでしょって?
だめーーー!すんごくおかしくて、笑って読めない・・・

朗読用ってことで検索して
森見登美彦氏の「新釈走れメロス」や「四畳半神話大系」
あさのあつこ氏の「晩夏のプレイボール」
伊坂幸太郎氏の「終末のフール」
など借りてきて・・・
でもね〜これって少し対象が若い?
特に森見氏のは大学生にウケそう。
で、さっさと次の本選びに走れば良いのだが・・・
ここで『終末のフール」にひっかかる。
小惑星が地球に向かってきてて、8年後に地球が滅亡するという設定で同じ街に住む人達の話を書いたもの。
こういう設定がね〜ワタクシ的にはね〜ありえないっつ〜か・・・と思いながら読み進めて三話目の『籠城のビール』
あ、余談ですが、一話ごとにタイトルがついてて、
終末のフール、太陽のシール、籠城のビール、冬眠のガール・・・
ここらで何か思いません?
ワタクシ、ハライチのネタを思い出しました。
この後も続くんですよ、鋼鉄のウール、天体のヨール、演劇のオール、深海のボール。
ま、それはいいとして。
この『籠城のビール』は、すごく良くできているお話。
最後、ちょっと感動する。
よしっ!コレにしようと思うも、全然30分に収まらない。アウトぉ〜。
でも、おもしろいから今、これ読んでるところ。

この他にまた今日4冊借りてきた。
佐野洋子著「ヨーコさんの言葉」
杉みき子著「小さな雪の町の物語」
荻原浩著「家族写真」
西加奈子著「ごはんぐるり」

でも、ぢつはもう一冊、強力な候補がある。
佐藤愛子著「90歳。何がめでたい」
しかし、図書館にも本屋さんにもないので今Amazonで取り寄せ中。
彼女のエッセイは背筋が伸びるからすごく好き。
考え方が同じ!なんておこがましいことは言いません。
ワタクシの生きる上での指針みたいなものですから。

と、久し振りに本にまみれた生活。
来週のシルバーウィークは、仕事は休みだし、夫は九州に帰省するしで、
ワタクシはまた晩年の文豪のような生活(?)を送るのです。ひゃっほ〜〜〜
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お酒

2016年09月12日 | 衣・食・住
9月12日(月)曇り

先週だったか、朝日新聞の投稿欄で「お酒を呑むこと」についての論戦があった。
以前「お酒呑めない人生は損してる」ってなことを言われた人が憤慨して投書して、それに対しての反対派賛成派中庸派達が投書してきたものを載せてあるのだ。
う〜む・・・不思議だ。
たかだたお酒でこんなに白熱するんだから、宗教の違いやらで戦争がなくならないのはしょうがないのかなあとすら思ってしまう。
ワタクシは、お酒は少々嗜むほうであるが、だからといってお酒が呑めない人の人生が、ワタクシより損してるなんて考えたこともない。
自分が好きなものを「嫌いっ!」と言われるとそれはあまりいい気分がしないが、
逆に、呑めない人に無理強いしてまで呑ませようなんて決して思わない。
無理して呑むくらいならもったいないからワタクシにくださいと言って代わりに呑んであげる。

先日、同じ教室で働いているN田センセと以前の同僚Tさんと三人でランチした。
その時、別のスタッフSセンセの話になり、ワタクシは曜日が違うのでSセンセのことはあまり存じ上げないのだが、
どうやらN田センセはSセンセのことがお嫌いらしい。
いかに彼女が無能かを熱く語る。
英語ペラペラで通訳のボランティアをされてて、子供さんもとても優秀で、という鳴り物入りでスタッフになられたらしいのが、
いざやってみると仕事を憶えないわ、ミス連続だわ、そのくせメモをとらないわで、
真面目なN田センセにとっては我慢ならない。
先日、N田センセ、ばったり近所のスーパーでSセンセと会う。
ちょうどお酒売り場。
ワインを選んでらしたSセンセに「お酒呑むの?」
Sセンセ「ええ。毎晩呑むの。」
N田センセ、その時の話をしながら「毎晩毎晩酒かっくらってるからアホになるのよっっっ!」
いや、仕事のミスとお酒は関係ないだろ、と少しムッとしながら聞く。

お酒を呑むことも呑まないこともその人の自由だと思うし、
呑む人が呑まない人に「人生損してる」って言うのは愚の骨頂だと思う。
呑む自分が「人生得してるか」って言われて自信を持って「得してる」とは言えない。
金銭面ではもちろん呑まない人より「損」してるし、
お酒の失敗は数限りなくやっちまった。
思い出したくない失敗も多々。
もしかしたらもっとヒドい失敗もあるのかもしれないが酔っぱらってたから思い出せてないだけかもしれない。
でも、楽しかったこともたくさんあるし、お酒の力を借りて「えいっ!や!」で成したこともある。
だから、人生の損得でいうならプラマイ0ってとこかなあ。
なんにせよ、自分の好みや考えを押し付けたりするのは良くないよな〜
「呑むのが人生得!」とか「呑んだくれてバカみたい!」とか、思うのは勝手だが、あえてそれを自分と反対意見の人に言う必要があるのか?

と思っていた・・・

先日借りた本で、群ようこ氏が言ってたのだが・・・
ラジオを聞いていたら夏休みの宿題の読書感想文の話で、本を読むのが嫌いな子のために、親がその本が原作のビデオを見せて感想文を書かせたという。
え〜っ!?という反応の男性パーソナリティと、「それはいいアイデアですね」と言った女子アナ。
群氏は愕然としたという話であった。
ここを読みながら・・・
ないわぁ〜読書感想文書くのは好きでなかったけど、だからといって本を読まない方法を選ぶってどうなの???
いや、やはり本は読むべきよ。と憤慨するワタクシ。
これって、お酒問題とは別モノよね。
本に限らずおべんきょも然り。
これって声を大にして「本を読まない人生は損してる」って言っていいよね。
ベンキョしない人生も損してるのよきっと。ワタクシは、あんなに数学を忌み嫌ってたことで人生をちょびっと(あくまでちょびっとね)損したと大人になってから反省した。
だから、今、こそこそ因数分解を解いている。(教室で聞かれて恥をかかないためであるが)
でも、こういうことも、もしかして単なる見解の違いで、
本は読まないけどテレビやらその他諸々で情報はちゃんと仕入れているという人から反論されるのだろうか。
勉強は全くしなかったけど、社会に出ても何一つ困らなかったって人もいて、
「そんなこと声高らかに言うなんてバカみたい。人生損なんか全くしてないわ」とか言われるんだろうか。
田舎か都会か問題も、宗教の問題も、ぶり返して申し訳ないが高畑馬鹿息子問題も、
なんだか見解の違いってのは難しいなあと思ったのであった。

今日の1枚は・・・
先日家族で行った居酒屋。
三人とも呑むので、激安居酒屋でもそれほどお安くならないのが大蔵大臣としてはつらいところ。
高級レストランに行けるくらいの値段を激安居酒屋で払う時に虚しさを感じてしまうのは・・・ちょっと損してる気分・・・
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プレミアム熟カレー・プレミアム熟ハヤシ

2016年09月10日 | 当選品&モニター&おタメし
9月10日(土)晴れ

我が心のアマン「モラタメさん」が「プレミアム熟カレーはもう食べたかい?」って、ハヤシまで付けて贈ってくれました。
ありがとうアマン!
知ってるわよこれ。最近のカレールーの『プレミアム化』についてつい先日も一席ぶったところよ。
ホントたすかるわプレミアム化。
スパイスが効いて、ますますおいしくなったのよね〜
どんなに急いで作っても、どんなに材料が貧相でも、スパイスってのが効くのよぉ〜〜〜

一人ランチが夕べの残りのカレー!ってことでも、全然ビンボー感ないでしょ。
茄子なんか添えちゃうからね(・・・具がないからね・・・)
ハヤシはもう少し豪華なディナーとして作って写真を載っけるわね。
ごちそうさまでしたぁ〜
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街結君と太郎君22

2016年09月10日 | 野望
明日から新学期。春休み最後という日の朝。
電話が鳴る。
荒木さんだ。
焼肉ご馳走してくれるっていうんで、ありがたくごちそうになりに行く。
昼でも夜でもいいけど、どっちがいい?っていうから、じゃあ昼ってことにしてもらう。
電車に乗ってる時に気が付いたんだけど、今日って平日だよな。
仕事抜けて来るのかな。
夜のほうがよかったんじゃないかな、春休みで曜日の感覚が消えてたからなあオレ。

待ち合わせ場所にきた荒木さんは、カジュアルな格好だ。
今日お休みですかって聞くと、「ん。まあ話は焼肉食べながらしようぜ。」
こういう時に遠慮は失礼だよなと、都合のいい時だけ太郎っぽい思考でガツガツいただくことにする。
荒木さんはビールを呑みながら食べている。
「この前はありがとうな。って言っても、だいぶ日が経っちゃって。
何から報告したらいいかって感じなんだけど、まずは俺、会社辞めたんだ。」
いきなりの爆弾発言だ。
「辞めたって、それは千春さんと別れたからですか。」って聞くと
「あ、聞いてるんだね、そのあたりのことは。」と苦笑しながら、一気にしゃべった。
くれはちゃんとのこともあって、自分のせいで太郎と千春さんとの関係を壊すなんて耐えられないって思ったこと。
くれはちゃんとはしばらく会わない。これ以上くれはちゃんの中に、困った存在として居座りたくないと思ったこと。
会社を辞めて九州に帰ること。
なんと、荒木さんって宮崎の人だったんだ。
思わず「九州の星ってすげえ綺麗ですよね。」って言ったら嬉しそうに「だろ?九州はいいぜ。
太郎君が九州行ったって聞いた時、ちょっとヤバいって思ったんだよ。
このまま太郎君が帰ってこないかもって。」
オレが「でも、太郎は、東京も好きなんですよ。ま、オレもそうだけど。」って言うと荒木さんが
「時々俺がさ、東京の悪口言うとさ、千春がものすごくムキになって反論するんだよな。
それがおもしろくてよくからかってたんだけど、ちゃんと彼女のDNAが受け継がれてるんだな。
結局のところ、田舎だろうが都会だろうが自分のいる場所が好きでいられるってのが幸せってことだよな。
俺は、ここで一回田舎に帰って、いろいろ考えることにするよ。
そつのない俺だからさ、一応次の仕事も決まってるんだ。
ただ、今までみたいにそつなく生きるんじゃなくて、時にはワガママに自分の思うままに、愛する人のためにがむしゃらに、ってのが目標。
ん?今のフレーズ、なんか歌のタイトルみたいだな。
知らない?B'zの「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」っての。
そんなことはどうでもいいんだけどね。
あと10年でくれはが二十歳になる。それまでに500万ためて、成人式の着物をプレゼントする。
新しいパパが何と言おうと、それだけは譲れない。
俺に似ててさ、可愛いんだよ。振り袖似合うと思うんだ。あ、写真見る?」
定期入れに入ってるくれはちゃんは、ホントに荒木さんにそっくりで、そしてものすごく可愛かった。
「で、残った金は、大学の学費の足しにでもしてくれって言うつもり。
俺、恥ずかしい話、君から太郎君の学費の話を聞くまで、そんなに金がかかるって思ってなかったんだ。
親に感謝したことすらなかったよ。
くれはの人生を作っていくものの一部分だけでも関わっていたい。
味方がたくさんいるってことは、悪いことじゃないだろ。
パパというポジション争奪戦では、今のとこ2軍落ちだけど、あきらめたわけじゃないんだ。
くれはがいつか本心から俺に会いたいって思ってくれた時に会う。
もしかしたらもうパパというポジションじゃなくて、「優しいおぢさん」レベルかもしれないけど
ずっとずっと、俺が生きている限り、俺はくれはの味方でいる。

こんなこと言うと、街結君気分害するかもしれないけど、初めて君に会った時『あ、俺みたいだ』って思ったんだ。
イヤ、いまでこそおぢさんになったけどさ、俺、若い頃は結構イケてたんだぜ。なんつって、ウソウソ。
見た目のことじゃなくて、雰囲気っていうか、少し人と距離をおいてるようなところとか、
そうそう、まさにそつなくつきあってる、みたいなとこね。
でも、正月に会って、しゃべって、俺は大きな勘違いしてたって気付いたよ。
君は、俺なんかとは全然違う。
そのことも俺にものすごいショックを与えた。
高校生の男の子が、友達のために一晩寝ずにパソコンと格闘して、
自分より30も年上のおぢさんに説教する。
いや、君は説教なんかしてないんだけどさ、俺は、君が一生懸命語るのを聞きながら、どんなに怖かった鬼教師に怒鳴られた時よりも心がひりひりしたんだ。
くれはのことのせいにしたけど、あの時思わず涙が出たのは、今までの俺の生き方を悔やんだんだ。
あれは悔し涙だったんだ。
それからの俺は、見違えるほどすごかったぜ、自分で言うのもなんだけど。
次の日、千春と会う約束をとりつけて、そのまま彼女を空港へ送りつけて、俺も宮崎へ飛んだんだ。
3日有休をとって土日もあって、ちょうど一週間くらい宮崎にいたんだけど、何年も会ってなかった友達とかとも会って、
親戚とかにも会って、仕事も決めたんだ。
それで東京戻って、辞表出して、なんだかんだで3月末をもって無事円満退職ってわけ。
一応は、何事も円満が俺のモットーだからね。
それで、明日、宮崎に帰るんだ。
バタバタしてて、街結君にお礼の焼肉をってのがずっと延び延びになってて気がかりだったんだ。
急な呼び出しだったのに、来てくれてありがとう。
最後に会えて良かった。
君のおかげだよ。いろいろ。」
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ミノンやさしく洗う弱酸性タオル〜RSP54〜

2016年09月09日 | 当選品&モニター&おタメし
9月9日(金)晴れ

ミノン優しく洗う弱酸性タオルのご紹介です。

落ち着いた風情のプレゼンター田島嬢が、いきなりの質問です。

うっ!バリア機能の低下度チェッ〜ク!ってことですね。


そして、チェック一つでも敏感肌トラブル予備軍という厳しさ!!!


わかりましたわかりました。
こわいこわいこわい。
おそらくみかんの皮ぜんぶずるっと剥けたようなぼろっぼろの角質層の持ち主はムンクの叫び。
どうしたらいいのーーーーっ!

基本、顔も体も、きっちりごしごし洗うのをよしとしてきました。
だって最近ですよ、洗顔料は『泡』で洗いましょう!なんて教えは。

田島嬢いわく、「掻く」のが一番良くない。
そして、なかなか良いタオルがないので、自分達で作っちゃえ!ということになったらしいです。

このタオルは、手のひらで洗うのと同じ優しさで
手のひらで洗うより綺麗になるという素晴らしさ。

夏が終わる頃には・・・

瑞々しい寒天肌になっていたいものです。
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街結君と太郎君21

2016年09月09日 | 野望
5日、太郎が九州から戻ってきた。
空港へ迎えに行こうかと言うと、「かあちゃんと一緒なんだ。」と言う。
え?千春さんが空港へ迎えに行ってるってこと?と聞くと詳しくは帰ってきてから話すよともったいつける。
ただ電話の最後に「街結!ありがとな。」と言った。

新学期が始まり、あっという間に一月が過ぎ、学年末テストのシーズン到来。
もちろん、テスト二週間前恒例の「街結君のいる喫茶店スマート」オープンだ。
カメラマン亜美ちゃんは、文化祭の時に買ったレンズと望遠レンズを使い分けながら、
オレの近くの席に座ったり、遠くの席に座ったり、チョコレートパフェを食べたり、勉強したり、大忙しだ。
太郎も、チケットにスタンプ押したり、チョコレートパフェ運んだり、コーヒー運んだり、勉強したり。
オレは、ひたすら勉強する。
冬休みに勉強しなかった分を取り戻すべく必死で勉強する。
指定校推薦枠をもらうには、各大学によって評定値というものが決まっている。
オレが目指す中央大学文学部の評定値は4。
2年の学年末と3年の1学期の中間、期末、あと三回の定期テストで決まる。
1年の成績がボロボロなので何とか追い上げないといけない。
3年になると、文系の科目だけになるから、だいぶ楽になるはずだ。
理系科目で苦しむのも今度だけだと自分の尻を叩く。
そんなオレの必死さを見て、マスターまでもが必死になってくれる。
「頭の良くなる本」みたいなのを読んでは、それを料理に取り入れてくれる。
ドコサヘキサエン酸が多く含まれてるから、たくさん食え!と最近はもっぱら青魚がメイン料理だ。
魚はイマイチだったオレだが、マスターの手にかかるとサバもサンマもイワシもすっげえ美味い。
「チョコレートには「テオブロミン」ってのが含まれてて集中力、思考力、記憶力を高めるんだと!
だからデザートはチョコケーキにしたぞ。
明日、女の子達にも『チョコレート』の効能について教えてあげなきゃな。
ちょっと罪悪感を感じながらチョコレートパフェ食べるぽっちゃり型の子達もいるからね。
ピーナッツもいいらしいから、トッピングしてみるか。」
記憶力の向上にいいビタミンB1が含まれるからってバナナのトッピングも増やしたばかりなのに。
マスターは愛の人だね。
ガツガツ食べて、ガツガツ勉強して、無事に学年末テスト終了。
オレもぐっと評定を上げた。

春休みに突入した日、太郎が遊びに来た。
乗り物酔いはすっかり克服したらしい。
本だって読んじゃうぜ!だって!
回転寿しに直行して、お互いの顔が見えなくなるほど皿を積み上げ、デザートまで食ってから
腹ごなしにサイクリングしようということになる。
太郎が遠くに見える観覧車を指差し「あそこって、チャリで行ける?」
それは、正月に荒木さんと会った駅の公園にある観覧車だ。
この公園の唯一の目玉といっていい。
小さい頃に一度家族で乗ったことがあるが、結構でかくて、一周20分近くかかる。
一番高いところに来た時、興奮してオレが暴れたら高所恐怖症のママ猿からめっちゃ怒られた。
それがトラウマになってそれ以来乗っていない。
乗ろうぜ乗ろうぜと太郎がチャリを漕ぐ。
正月にチャリを走らせた時はあんなに寒かったのに、今はもうすっかり春だ。
東京へ帰ってきた時、太郎は「今度ゆっくり話すけど、とりあえず落ち着いたよ。
かあちゃんもオレも。」とだけ言った。
良かった。それだけで、オレは良かった。
ただ、太郎としてはきちんと話さなきゃと思っていたらしい。

チャリを漕ぎながら話しだす。
「東京に帰る前の日の夜に、かあちゃんから電話がかかってきたんだ、ばあちゃんちに。
今、空港についたって言うんだよ。さすがのばあちゃんも驚いて、また車ぶっとばして二人で迎えに行ったんだ。
ばあちゃんが、かあちゃんを連れて来いって。ばあちゃんは車で待ってるからって言うから、オレ一人で到着ロビーに行ったんだ。
そしたら、普段会社に行くようなカッコっていうか、全然旅行っぽくないカッコっていうか、そんな感じでかあちゃんが立ってて、オレを見つけたとたんワンワン泣き出してさ。
「かあちゃんは、まだ太郎がいてくれなきゃダメなんだよ。
離れていかないでよ。」って言うんだ。
離れそうだったのはかあちゃんのほうだろって思ったけど、何かしゃべると泣きそうだったからさ、
黙って立ってた。
しばらく空港のベンチでしゃべってからばあちゃんの車のところ行ったらばあちゃんが、ドライブしようかって。
スピッツガンガン流しながらドライブして、高原みたいなところへ連れて行ってくれたんだ。
ばあちゃん、準備がいいっていうか、あれって車に標準装備なのかな、一人ずつに毛布を渡してくれてさ、
3人で毛布にくるまって、缶コーヒーで手を温めながら星空を見たんだ。
かあちゃんなんて、感激しちゃって、またおいおい泣くんだよ。
こんな綺麗な星空生まれて初めて見た。ワタシは今猛烈に感動してる。なんて叫びながら。」
観覧車の下に自転車を止めて、男二人向かい合って乗る。
また太郎が話し始める。
「ばあちゃんがさ、明日、太郎が帰る便と同じのをとってあるから一緒に帰りなさいって言うんだ。
オレがかあちゃんを迎えに行ってる間に永野のじいさんちの息子に連絡して、チケット手配してたみたいなんだ。
どうせ、飛行機に飛び乗ったんだろうから、帰りの便は予約してないだろうって。
で、次の日、またばあちゃんが空港まで送ってくれて、オレとかあちゃんは帰ってきたんだ。
ばあちゃんが「またいつでもおいで。街結と一緒でもいいし、一人でもいいし、千春さんとでもいいし。
ばあちゃんはちょっとマスターって人にも興味あるから彼と来てほしい気もするねえ。」なんて笑った後、かあちゃんに封筒を渡して「何か美味しいもの食べなさい。太郎君にいてもらって、ホントに楽しかった。いい子に育てたね。あたしゃもう勝手に太郎のばあちゃんにさせてもらうよ。
だから、千春さんは娘みたいなもんだ。
里帰りした娘には、いくつになっても親はお金をあげたいもんなんだよ。って言って、
かあちゃんはまた泣いて。
今までさ、うちのかあちゃんって、泣かない女だと思ってたんだよ。
小学校とか中学校とかの卒業式でも、ほかのおかあさん達が号泣しようがかあちゃんは黙々とビデオ撮ってたりするしさあ。
飛行機の中で母ちゃんから聞いたんだ。
街結が、荒木さんと会って、オレが九州に行ってるって話してくれたんだってな。
荒木さん、母ちゃんに『すぐ太郎君を迎えに行け。』って言ったんだって。
『手を離しちゃだめだ。絶対後悔する。俺は後悔している。取り返しのつかないことになる前に太郎君を迎えに行け。』って。
荒木さん、バツイチで娘さんがいるんだって。初めて聞いたよ。
手を離してしまったことをすごく後悔してるんだって。」
荒木さん、オレとどんな話をしたとかは言ってないんだな。
オレたちの乗った観覧車が、ちょうど一番上にくると、しばしその話は中断。
予想どうり太郎大興奮だ。
「すっげえ。あれ、富士山だよな。全部見えるぞ全部。スカイツリーも東京タワーもレインボーブリッジも。
オレ、九州大好きだけど、東京も好きだ。自分が生まれたとこだし、ここしか知らないって言えばそれまでなんだけど。
フジの歌でさ、志村が言ってんじゃん『東京の空の星は見えないと聞かされていたけど、見えないこともないんだな』って。
ばあちゃんちの縁側からおまえと見た星空も、かあちゃんも一緒に見た星空もおっそろしく綺麗でさ、心が震えたよ。
でも、オレの居場所はやっぱり東京なんだ。ビルのすき間の星をひとつふたつ見つけて喜ぶ都会っ子なんだ。
それがよくわかったよ。九州に連れて行ってくれてありがとな。
大学受かったら、また一緒にばあちゃんに報告に行こうな。
オレ、ばあちゃんから孫認定もらったから、おまえとは従兄弟みたいなもんになったってことだよな。
かあちゃんはさ、飛行機の中では、荒木さんと別れるって鼻息荒かったんだ。
でも、東京帰ってすぐの頃、荒木さんから先に別れ話持ち出されたんだって。
かあちゃんが『人間っておかしなものよね。すっかり憑き物が落ちたみたいに荒木さんへの気持ちは冷めてたつもりだったのに、
いざ、相手から別れ話切り出されたら、動揺しちゃってねえ。
え?なんでそっちからなのよって気持ちなのかなあ。ぼろぼろ涙がこぼれてさあ。
泣きながら、頭の中では「良かった良かった」っていう気持ちもあったり。
わけわかんなかったって言ってた。
全くお騒がせだっちゅうの。」
太郎の報告は、わかったようなわからないようなものだったけど、とにかくオレは、太郎が自分の居場所を維持できたんだなってことだけははっきりわかった。
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Finon防水ケース

2016年09月08日 | 当選品&モニター&おタメし
9月8日(木)晴れと雨

今回はコチラのモニターです。
Finon防水ケース

昭和の女ですからね。
まずは疑いますよ。
こんなビニール(・・・)の上から操作できるわけがないっっ!
でもね〜〜〜イマドキの文明にはもうビックリですよ。
サクサク画面が動くからね。


首からも下げられます。
腕にも通せます。
これで、ランニング中の急な雨でも大丈夫(・・・ホントだろうな、ランニング始めるんだろうな)
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ハウスのグラタンシリーズ〜RSP54〜

2016年09月07日 | 当選品&モニター&おタメし
9月7日(水)雨のちくもり変な天気

次は・・・ハウスのグラタンシリーズです。

プレゼンターいづつ氏がおっしゃいます。
「グラタンブームがきています」
そ、そ、そうなんですか???
彼は熱く訴えますが、その気配はあまり感じておりませんでした。
グラフのキャラ弁、おにぎらず、パンケーキと同じ土俵で語るのには無理があるように感じるのはワタクシだけ?
グラタンは、キャラ弁やおにぎらず、パンケーキなどいう『流行りもの』とは、料理としての歴史が違うと思うんですけどね〜

というワタクシの、懐疑的?批判的?な視線をものともせずいづづ氏は語ります。
余談ですが、彼の口癖は「フィニッシュ」だと思われます。
あまり、ワタクシ自身は会話の中でフィニッシュってワードを使わないので気になりました・・・余談でした。

言われなくても百も承知です。
この世にグラタンが嫌いな子供がいるでしょうか。
この世にグラタンが嫌いな男がいるでしょうか。
ワタクシは、会ったことありません。
カレーが嫌いな人が少ないのと同じくらいの比率でしょう。
でも、カレーの位置に並ばないのはなぜか。

おわかりではないですか!ハウスさん!いづつさん!
めんどくさい手順が、主婦からグラタンを遠ざけている。
主婦もグラタンが好きなのに・・・


グラタンのハードルその1、マカロニを茹でること。
グラタンのハードルその2、ホワイトソースを作ること。
その二大メンドクサ作業が、このハウスのグラタンシリーズでは解消できるのです。
これは助かる。すんごく助かる。


さらには、オトナっぽい新商品も登場。

そして、こんなアレンジも。

やっぱり、今、グラタン、キテルのかもしれません!!!

ってことで、またも昼間だらだらし続け、慌てて夕方仕事に行き・・・今夜何しようと憂鬱になった日。
そうだ!ワタクシにはハウスのグラタンがある!
チーズがなかったけど、パン用のチーズを乗せて・・・

クーラーきかせた部屋で食べるグラタンも、なかなか良いですぞ。おタメしあれ!
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ネイチャーコンク薬用クリアローション〜RSP54〜

2016年09月05日 | 当選品&モニター&おタメし
9月5日(月)晴れ

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ネイチャーコンク薬用クリアローション(ナリスアップコスメティクス)

全然大丈夫じゃありません。
特に乾燥は年々ヒドくなる一方。

古い角質が溜まりにたまっているのね〜きっと。

28日が理想のターンオーバー周期。
何でも大体28日ってのが理想なのよ。
それが、今や・・・
このグラフでは50代は78日くらいだけど、もしかしたらワタクシのターンオーバー周期はもっとひどいことになってるかもしれない。
関連性があるかないか知らんが、ワタクシの生理の周期、200日くらいになっておる。
そして今、まさに真っ最中。
下世話な話で申し訳ないが、200日分の子宮内膜が剥がれ落ちてるのかすごいことになってる。
ちゃんと28日で、いや、せめて50日くらいの周期で、肌も子宮もまわってほしいものだ。

と、そんな愚痴を言うてもしょうがない・・・
話を進めましょう。

ああ!ワタクシの子宮もこんなに厚くなっていたのでしょうな(・・・いや、だから早よ肌の話にもどって!)

ををっ!ご存知でしたか?
ふきとり化粧品のパイオニアはナリスさんだった!!!

これ一本で6役です。
忙しい朝に大助かる!
旅行にもこれ一本持っていけばいいんだから助かる。
今まであまり旅行のことは考えませんでしたが、今、スキあらば娘のとこへ行こう行こうと企んでますからね。
そんな時にも、リュックにこれ一本入れてればいいのね。助かるぅ〜

この、角質の実験をしてもらったのですが、残念ながらあまりスライド上ではわかりづらかったのが残念!
次回のプレゼンの課題ですな(何者???)
ってことで、秋のシルバーウィークは、このネイチャーコンク一本持ってまた旅に行ってきま〜す。
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