peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

紫波町大巻白旗のキョウガノコ(京鹿の子) 2011年7月3日(日)

2011年07月04日 | 植物図鑑

P1810695

P1810692

P1810682

P1820164

2011年7月3日(日)、岩手県紫波郡紫波町の「大巻白旗(しらはた)」と思われる地域にある民家の花壇に植えられているキョウガノコ(京鹿の子)が、ヤツデに似た切れ込みのある大きな葉を茂らせ、紅紫色の細かい花を密に咲かせていました。

P1810713

P1810689

P1810694

P1810696

P1810697

P1810726

P1810725

P1810729

P1810723

P1810724

P1810727

バラ科 シモツケソウ(フィリペンジュラ)属 Filipendula :は、北半球に約10種が分布する耐寒性多年草で、花壇や鉢植え材料として栽培される種類が多い。日本にはシモツケソウF.multijuga、キョウガノコF.purpurureaが山野に見られる。

キョウガノコ(京鹿の子) バラ科 シモツケソウ(フィリペンジュラ)属 Filipendula purpurea

草丈は60~150㎝ほどになる耐寒性多年草(宿根草)で刺がない。ヤツデに似た深く切れ込んだ大きな葉を茂らせ、分枝して伸びた茎の先に、小さな紅紫色(ピンク色)の花が多数集まって、ふわふわした綿菓子のように咲く。花色には白色もある。花序を京染めの「鹿の子絞り」に見立てて、キョウガノコ(京鹿の子)と名づけられた。花托はイチゴ状に肥大しない。痩果。庭植え、花壇植え、茶花とする。

管理:日当たりでも半日陰でも育つが、強い西日を嫌う。西日の当らない場所に株間を広めにとって植えると、4~5年は植えっぱなしでよく育つ。夏は乾いたら水を与え、花がらは付け根から切り取る。植え付け、株分けは10~11月と3月。花期:6~7月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「色・季節でひける花の事典820種(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]


紫波町大巻白旗のタチアオイ(立葵) 2011年7月3日(日)

2011年07月04日 | 植物図鑑

P1810641

P1810644

P1810640

2011年7月3日(日)、野村胡堂・あらえびす館(岩手県紫波郡紫波町彦部字暮坪193-1)に行きました。付近を散策しながら草花などを撮って歩きました。当日は時々雨降りの天気ながら、散策中は少しだけ雨に当たっただけでした。

P1810459

野村胡堂・あらえびす館を出るとすぐ、「岩手保育学園」があり、その前の道を右に折れて、今度は北上川が流れている西の方角を目指します。

P1810500

P1810565

(上と下)、北西側の遠くに聳えている高山は、岩手山のようです。同館のホームページに”近くに清流北上川が洋々と流れ、北に岩手山が悠然とそびえ、西には生家が眼下に眺望できる景勝の地に・・・”と書かれています。とりあえず、野村胡堂生家目指して歩き出しました。

P1810564

P1810631

(上と下)国道456号線に出会い、振り返って見た野村胡堂・あらえびす記念館出入り口付近。ここからは500mほどのようです。

P1810628

P1810634

(上と下)道路脇の田圃の縁に「野村胡堂の生家」の看板。距離などは書いてありませんでしたが、漠然と見学を考えていました。結果的にはすぐ近くまで行きながら見ないでしまいました。

P1810635

P1810636

(上)青々とした田圃が途切れて民家があり、鮮紅色の花を沢山咲かせたタチアオイ(立葵)に出会いました。良くわかりませんが、この地域は「大巻白旗(白幡)」地区のようです。

P1820167

P1810638

P1810639

P1810643

P1810646

P1810645

タチアオイ(立葵) アオイ科 タチアオイ属 Althoea rosea

中国あるいは小アジア原産と考えられている2年草。古くから庭の草花として栽培されてきた、夏空によく似合う花の一つである。春に種子から生えた苗は、丸みのある葉を根生するだけだが、翌年の初夏になると茎が2mほどに伸びる。葉は互生し、掌状に切れ込み、基部はハート形。花期は6~8月。茎の上部に直径6㎝ほどの花が穂になってつき、下から上へと咲き進む。本来は一重咲きの5弁花だが、八重咲きや万重咲き、花弁に細かい切れ込みが入るものなど、いろいろな改良品ができている。花の色はピンク、赤、白、クリーム、黄などがあり、群生すると壮観である。最近の系統には、春に種子を播いて、その年の夏には開花する一年草の性質を持つものがあり、この系統が広まりつつある。また鉢植えにも向く小形の品種もある。雄しべが完全に弁化した万重咲きの品種は結実しない。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


紫波町彦根のクリ(栗)の花  2011年7月3日(日)

2011年07月04日 | 植物図鑑

P1810427

P1810430

P1810524

P1810521

P1810562

P1810284

P1810285

2011年7月3日(日)、「野村胡堂・あらえびす館」(館長・野村)岩手県紫波郡紫波町彦部字暮坪193-1)に行きました。近くを散策しながら花の写真を撮りました。同館の敷地内や近くの道路沿いに植えられているクリ(栗)の木が、花を沢山咲かせていました。雄花のクリーム色の長い穂がよく目立ち、独特の匂いが漂っていました。

  http://kodo.or.tv/ [野村胡堂・あらえびす記念館(岩手県紫波町)]

P1810313

P1810321

P1810351

P1810557

P1810463

P1810513

P1810424

P1810475

P1810548

クリ(栗) ブナ科 クリ属 Castanea crenata

山地に生える落葉高木。古くから果樹として植えられ、多くの栽培品種がある。高さは15~20mになる。葉は互生し、長さ7~20㎝の細長い楕円形で、縁には針状の鋸歯がある。花期は6~7月。雌雄同株。雄花は長さ10~15㎝のクリーム色の穂になってつき、やや弓なりに垂れる。雌花は雄花序の基部につき、花の頃は目立たないが、雌花の基部の殻斗は成熟すると果実を包むイガになる。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]


紫波町「野村胡堂・あらえびす記念館」の西洋バラ 2011年7月3日(日)

2011年07月04日 | 植物図鑑

P1810109

P1810106

P1810107

P1810101

2011年7月3日(日)、特定非営利活動法人 野村胡堂・あらえびす記念館(館長・野村晴一)(岩手県紫波郡紫波町彦部字暮坪193-1)に行ってきました。

同館では、6/25~7/10の日程で、岩手日報社の記者が撮影した「東日本大震災報道写真展」が開催中でしたので、 雨降りの場合は同館の見学などを考えていましたが、今回は運良く野外の植物観察ができましたので見学はしませんでした。入館料は一般300円、小中高生150円。月曜休館。

野村胡堂・あらえびす記念館のブログなどに、プリンセス・ミチコという名前のバラ(薔薇)が、同館の上り口付近に咲いているということでしたので、「濃いオレンジ色」のものを撮ってきました。

http://araebisu.exblog.jp/page/2/ [野村胡堂・あらえびすの便り:プリンセス・ミチコ]

http://plaza.rakuten.co.jp/kohriyamaeki/diary/201106150000/ [プリンセス ミチコ:紫波にぎわいBLOG:楽天ブログ(Blog)]

P1810098

P1810216

P1810215

P1810243

P1810311

P1810317

(下)野村胡堂・あらえびす記念館から西側を見ると、遠くに高い山が見えました。東根山(標高928m)でしょうか?。

P1810333

(下)北上川の左岸に沿って続いている国道456号線(遠野街道)を北上し、紫波町彦部の彦部小学校の所から町道に入ると500~600mほど。

P1810629

P1810620

P1810632

P1810100

P1820594

P1810103

P1810104

P1810108

P1810156

P1810151

西洋バラ(薔薇) バラ科 バラ属 Rosa

バラは中近東では紀元前から栽培されていたといわれる。11世紀から13世紀の十字軍時代にダマスク・ローズ、ガリカ・ローズ、キャベジ・ローズ、アルバ・ローズなどの品種がヨーロッパに伝わった。18世紀から19世紀にかけてはアジアのバラがヨーロッパに入り、ヨーロッパの在来種との交雑によって、多彩な品種が生まれた。アジアから入ったバラには、中国のコウシンバラをはじめ、日本のノイバラ、テリハノイバラ、ハマナスなどがある。

現在、庭や公園などに植えられているバラは次のような系統に分けられている。

四季咲き大輪のハイブリッド・ティー系は、最も多くの品種があり、花壇用のほか、切り花にも広く利用されている。フランス生まれのピースは、戦後、世の中がまだ騒然としているときに出現し、一大センセーションを巻き起こした名花。このバラの登場で日本のバラ愛好者が一気にふえた。

中輪咲きのフロリバンダ系は、1本の枝に花が多数つき、ハイブリッド・ティー系のように、一つ一つの花を観賞するというより、色模様を楽しむバラといえる。この系統の欠点は花に香りがあるものが少ないこと。

小輪咲きのポリアンサ系は、ノイバラなどを親として改良された系統で、花は小さいが、沢山付き、寒さに強い。

つるバラは、小輪から大輪まで花の大きさも形も変化に富む。

ハイブリッド・ティー系やフロリバンダ系の枝変わりの品種も多く、それらは元の品種にクライミングを冠して呼ばれている。

ミニアチュア系は、花が直径2~3㎝と小さく、丈も低い。四季咲き性で、鉢植えや花壇の縁どりなどに利用されている。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%81%E3%82%B3 [プリンセス・ミチコ(Wikipedia)]

http://shinagawa.keizai.biz/headline/586/ [美智子さまゆかりのバラ「プリンセスミチコ」が見ごろに~旧正田邸跡地で]

http://www.keiseirose.co.jp/garden/flowerinfo/rosecolumn/2007/10/post_32.html [バラコラム:美智子皇后に捧げられたバラ「プリンセス・ミチコ」]

http://www.hanahiroba.com/fs/hanahiroba/c/0000002158 [フロリバンダ・ローズ”プリンセス・ミチコ”]