岩手県交通のバスツアー「大自然アイランド利尻・礼文島」の旅(その10) 2日目 2011年7月12日(火)
2011年7月12日(火)、野寒布(ノシャップ)岬の見学散策をした後、本日最後の見学散策地は稚内市街のすぐ西側の丘の上にある稚内公園です。
稚内市街地を一望できるこの公園は、小高い丘の上にあり、JR稚内駅から約2.0㎞、車でなら約5分で行けます。11月頃から4月中頃までは、道路の除雪がされないため完全閉鎖されるそうです。徒歩の場合は、稚内駅から北門神社行き、「短歌の道(公園への遊歩道)」を通り氷雪の門の横に出るコースがあるので、約1.5km、20分ほどで行けるそうです。
ここに着いたときには雨が一時止んだりたので、散策時間は40分ほどでしたが、それぞれ写真を撮ったりして思い思いに散策しました。この丘の広い範囲に植えられたものすごい量のアルメリア(花簪)が花を咲かせていました。
(上と下2枚)氷雪の門(樺太島民慰霊碑):樺太で亡くなった人々の慰霊と、異国になってしまった樺太への望郷の念を込めて建てられた巨大なモニュメントで、傑作の誉れ高い作品です。
http://pucchi.net.hokkaido/spot_north/wakkanai_park.php [稚内公園:氷雪の門]
http://www12.plala.or.jp/k-hirao/kankou/04_19.html [稚内公園]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%9A%E5%86%85%E5%85%AC%E5%9C%92 [稚内公園(Wikipedia)]
(上2枚と下2枚)九人の乙女の碑:1945(昭和20)年8月、旧ソ連軍の侵攻により自ら命を絶った真岡(現ホルムスク)郵便局の9人の女性電話交換手の慰霊碑です。
(上と下)行幸啓記念碑:1968(昭和43)年、昭和天皇・皇后両陛下が稚内を訪れ、九人の乙女の悲話のご感銘を詠んだ御歌・御製が刻まれています。
(上)稚内市街地。(下)教学の碑:
イソマツ科 アルメリア(ハマカンザシ)属 Armeria :北半球を中心に約80種が分布する常緑の多年草。
アルメリア イソマツ科 アルメリア(ハマカンザシ)属 Armeria maritima
ハマカンザシ(浜簪)という和名があるが、ふつう属名のアルメリアで呼ばれる。イギリスを含むヨーロッパの海岸に多く自生する多年草で、春の花壇の草花として広く栽培されてきた。花壇の縁どりとしてよく植えられている。葉は艶のある針状で長さ5~8㎝で、はっきりした1脈があり、丸く盛り上がった株をつくる。花期は3~7月。高さ15~20㎝ほどに伸びた花茎の先に頭状の集散花序を形成する。小花序は1~3花からなり、乾膜質の苞が3個あり、外側の苞は緑色。花の色はピンク(紅紫色)で小さな花のかたまりが可愛らしいカンザシ(簪)のように見えるので、この和名が生まれた。
園芸品種には、7ドワーフ・スプレンデンス’cv.Dwarf Splendens、’ロゼア・コンパクタ’cv.Rosea Compactaなど白色や濃紅色の品種がある。栽培:乾燥には強いが、高温と長雨には弱い。日当たりがよく、排水、風通しの良い場所に植え付ける。繁殖は種子または株分けだが、日本では種子はできず、秋の株分けで殖やす。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]