peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

稚内公園&アルメリア/ハマカンザシ(浜簪) 2011年7月12日(火)

2011年07月20日 | 植物図鑑

岩手県交通のバスツアー「大自然アイランド利尻・礼文島」の旅(その10) 2日目 2011年7月12日(火)

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2011年7月12日(火)、野寒布(ノシャップ)岬の見学散策をした後、本日最後の見学散策地は稚内市街のすぐ西側の丘の上にある稚内公園です。

 稚内市街地を一望できるこの公園は、小高い丘の上にあり、JR稚内駅から約2.0㎞、車でなら約5分で行けます。11月頃から4月中頃までは、道路の除雪がされないため完全閉鎖されるそうです。徒歩の場合は、稚内駅から北門神社行き、「短歌の道(公園への遊歩道)」を通り氷雪の門の横に出るコースがあるので、約1.5km、20分ほどで行けるそうです。

ここに着いたときには雨が一時止んだりたので、散策時間は40分ほどでしたが、それぞれ写真を撮ったりして思い思いに散策しました。この丘の広い範囲に植えられたものすごい量のアルメリア(花簪)が花を咲かせていました。

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(上と下2枚)氷雪の門(樺太島民慰霊碑):樺太で亡くなった人々の慰霊と、異国になってしまった樺太への望郷の念を込めて建てられた巨大なモニュメントで、傑作の誉れ高い作品です。

http://pucchi.net.hokkaido/spot_north/wakkanai_park.php [稚内公園:氷雪の門]

http://www12.plala.or.jp/k-hirao/kankou/04_19.html [稚内公園]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%9A%E5%86%85%E5%85%AC%E5%9C%92 [稚内公園(Wikipedia)]

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(上2枚と下2枚)九人の乙女の碑:1945(昭和20)年8月、旧ソ連軍の侵攻により自ら命を絶った真岡(現ホルムスク)郵便局の9人の女性電話交換手の慰霊碑です。

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(上と下)行幸啓記念碑:1968(昭和43)年、昭和天皇・皇后両陛下が稚内を訪れ、九人の乙女の悲話のご感銘を詠んだ御歌・御製が刻まれています。

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(上)稚内市街地。(下)教学の碑:P1840819

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イソマツ科 アルメリア(ハマカンザシ)属 Armeria :北半球を中心に約80種が分布する常緑の多年草。

アルメリア イソマツ科 アルメリア(ハマカンザシ)属 Armeria maritima

ハマカンザシ(浜簪)という和名があるが、ふつう属名のアルメリアで呼ばれる。イギリスを含むヨーロッパの海岸に多く自生する多年草で、春の花壇の草花として広く栽培されてきた。花壇の縁どりとしてよく植えられている。葉は艶のある針状で長さ5~8㎝で、はっきりした1脈があり、丸く盛り上がった株をつくる。花期は3~7月。高さ15~20㎝ほどに伸びた花茎の先に頭状の集散花序を形成する。小花序は1~3花からなり、乾膜質の苞が3個あり、外側の苞は緑色。花の色はピンク(紅紫色)で小さな花のかたまりが可愛らしいカンザシ(簪)のように見えるので、この和名が生まれた。

園芸品種には、7ドワーフ・スプレンデンス’cv.Dwarf Splendens、’ロゼア・コンパクタ’cv.Rosea Compactaなど白色や濃紅色の品種がある。栽培:乾燥には強いが、高温と長雨には弱い。日当たりがよく、排水、風通しの良い場所に植え付ける。繁殖は種子または株分けだが、日本では種子はできず、秋の株分けで殖やす。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]


一関市舞川のヤマユリ(山百合) 2011年7月19日(火)

2011年07月20日 | 植物図鑑

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2011年7月19日(火)、一関市舞川地区の県道19号(一関大東)線沿いの土手に群生したヤマユリ(山百合)が、芳香を漂わせながら花を沢山咲かせていました。

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ユリ科 ユリ(リリウム)属 Lilium:北半球の亜熱帯から亜寒帯に分布し、100種がある。地下に鱗茎があり、茎は直立するか、地下を多少匍匐後地上に出る。葉は互生または輪生する。花は頂生し、単生または総状、円錐、散形花序をなし、観賞価値のある花をつける種も多い。花色はアントキアン色素による桃から赤紫、カロチノイド色素による黄から橙赤、フラボノール色素による白がある。花は上向きから横さらに下向きまで、筒状、漏斗状、杯状、釣鐘状がある。19世紀から育種が盛んとなり、多くの園芸品種がある。

ヤマユリ(山百合) ユリ科 ユリ(リリウム)属 Lilium auratum

日本特産のユリで、本州の近畿地方以北に分布している鱗茎をもつ多年草。鱗茎は食べられる。山地や丘陵の林縁、開けた傾斜地などに生える。関東から東海地方にかけて特に多く、神奈川県の県花になっている。栽培されることも多く、北海道、四国、九州では野生化したものも見られる。

本属中最も大輪の花をつける。花は白色で、花被片の中央に淡黄色の条線があり、紅、紫茶褐色の斑点がある。漏斗状で横向きに咲き、径20~26㎝、むせかえるような強い芳香があり、1茎に数~10数花をつける。多いものは20個以上もつく。

草丈は1~2m。茎は直立し、葉は短柄があり長さ10~15㎝の狭披針形から長卵形。花色の変異に、花被片中央の条線が紅紫色になる紅筋、先が紅色となる口紅、条線と斑点がほとんどない白黄、条線はなく斑点が黄色の白星がある、ほかにさらに大輪で斑点が黄色、葉は長卵形で伊豆諸島に分布するサクユリvar.platyphyllumがある。栽培:繁殖は分球、鱗片繁殖、種子。地上部の下部は日陰となり、上部は日当たりの良い条件でよく生育する。花期:6~8月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市石畑のノウゼンカズラ(凌霄花) 2011年7月19日(火)

2011年07月20日 | 植物図鑑

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2011年7月19日(火)、一関市石畑にあるコープ・コルザ(生協一関店)の第4駐車場のすぐ傍にある民家の庭に植えられているノウゼンカズラ(凌霄花)が、橙黄色で広い漏斗形の花を沢山咲かせていました。これだけ見事なものには中々お目にかかれません。

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ノウゼンカズラ(凌霄花) ノウゼンカズラ科 ノウゼンカズラ属 Campsis grandiflora

中国原産の落葉つる)性木本。古くから庭園や公園に植えられている。茎から気根を出してほかのものに絡み付き、直径約7㎝にもなる。葉は奇数羽状複葉で対生する。小葉は2~6対あり、3~7㎝の卵形で縁には粗い鋸歯がある。7~8月、枝先に直径6~7㎝の橙黄色の花が対生して多数つく。花は広い漏斗形で、横向きに咲く。開花には太陽が必要で、曇りが続くと蕾のまま落ちてしまう。北アメリカ原産のアメリカノウゼンカズラC.radicansは、花が細長く、色が濃い。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市末広2丁目のテッポウユリ(鉄砲百合) 2011年7月19日(火)

2011年07月20日 | 植物図鑑

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2011年7月19日(火)、一関市末広2丁目の県道19号線沿いにある畑の一角に植えられたテッポウユリ(鉄砲百合)が、芳香を漂わせながら花を沢山咲かせていました。

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奄美諸島と沖縄に自生するが、切り花として大量の需要があり、広く栽培されている。純白色の花が特色で、かつてはイースターになくてはならぬユリとして、欧米へ大量の球根が輸出された。様々な系統や品種があるが、現在の品種には、新テッポウユリをはじめ、タカサゴユリとの交配によってつくられたものが多い。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%9D%E3%82%A6%E3%83%A6%E3%83%AA [テッポウユリ(Wikipedia)]

http://www.hana300.com/teppou.html [鉄砲百合(テッポウユリ)、高砂百合(タカサゴユリ)]

http://kocyouran.bake-neko.net/hanazukan200906pic013.html [テッポウユリ:花・野草・雑草図鑑]

http://flower777.mimoza.jp/article/18832394.html [鉄砲百合(てっぽうゆり、テッポウユリ)の育て方]

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-shinteppoyuri_large.html [シンテッポウユリ(新鉄砲百合)]

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-takasago-yuri_large.html [タカサゴユリ(高砂百合)]