岩手県交通のバスツアー「大自然アイランド利尻・礼文島」の旅(その11) 2日目 2011年7月12日(火)
バスが駐車している所から展望休憩所やトイレのある方に登って行くと、南極観測樺太犬訓練記念碑や南極観測樺太犬供養塔などがありました。その辺りにもアルメリアが沢山植えられていて、ピンク色の花を咲かせていました。また、トイレ近くの花壇に植えられたアルケミラ(レディースマントル)が、黄色くて小さな花を沢山咲かせていました。
南極観測樺太犬訓練記念碑:日本初の南極観測に貢献しながらも、悪天候でやむなく置き去りにされ、1年後、奇跡的に生き伸びて生還したタロとジロ。この2頭を含む多くの南極観測用樺太犬の訓練地であった稚内公園に記念碑建てられています。
http://www.welcome.wakkanai.hokkaido.jp/sightseeing/rekishi_kankou/nankyoku/ [南極観測樺太犬記念碑・樺太犬供養塔(稚内観光協会公式サイト)]
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もう少し奥の方へ行けば開基百年記年塔・北方記念館があるということでしたが、時間がないので行くことができませんでした。
http://www.welcome.wakkanai.hokkaido.jp/sightseeing/rekishi_kankou/hyakunen/ [開基百年記念塔・北方記念館(稚内観光協会公式サイト)]
アルケミラ バラ科 アルケミラ(ハゴロモソウ)属 Alchemilla vulgaris
別名:レディースマントル、ミラー、デューカップ。ヨーロッパ全域から、グリーンランド、シベリア、中国中部などに広く分布する耐寒性多年草。イングリッシュガーデンではグラウンドカバーとしてよく植えられる。日本にも近縁のハゴロモグサがある。
高さ30~50㎝前後で、株全体に軟毛がある。葉は腎臓形で幅5cm前後になり、浅く5~7裂する。根出葉には長い葉柄がある。夏に花茎を伸ばして、黄色い小さな花を円錐状につける。けば立った葉の様子から、英名は「聖母マリアのマント」。中世ヨーロッパでは、ある種の霊力を秘めた女性によいハーブとされていたようだが、今でも、全草を薬用に使い、女性の健康や美容に役立つハーブとして知られている。開花期:6~8月。利用法:薬用、飲用。
根にタンニンを含み、収れん性があるので、煎じ液は止血に利用される。葉を使ったティーは、脂性の洗顔用に、また、月経不順や更年期の症状を和らげる。葉は乾燥して保存できる。
栽培のポイント:初期生長が遅いので、根茎を株分けして植え付ける。日当たりが良く、夏は半日陰になる場所を選び、あまり肥えていない、水はけのよい、弱酸性土壌に浅植えする。耐陰性はあるほうなので、夏は遮光するほうが良い。高温多湿を嫌うので、夏は乾かし気味に管理する。鉢植えは表土が乾いたら水やりし、庭植えも乾燥期は水切れを起こさないように気をつける。花持ちが良いので切り花にも向く。タネ播き適期:4~5月。株分け適期:3~4月、10~11月。
[主婦の友社発行「美しい花と香りを楽しむ ハーブ図鑑」&同「色がわかる 四季の花図鑑」より]