peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市東山町のサルスベリ(猿滑り)/ヒャクジツコウ(百日紅) 2011年7月22日(金)

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2011年7月22日(金)、一関市の柴宿団地(東山町長坂字久保)にある民家の庭に植えられているサルスベリ(猿滑り)が、ピンク色の花を沢山咲かせていました。

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サルスベリ(猿滑り) ミシハギ科 サルスベリ属 Lagerstroemia indica

中国南部原産の落葉小高木。日本には江戸時代以前に渡来したといわれ、庭などによく植えられている。高さは3~9mになる。淡褐色の樹皮は薄くて剥げ易く、樹皮が剥げ落ちた痕が白くすべすべしている。葉は長さ3~8㎝の卵形または倒卵状楕円形で全縁。

7~9月、枝先に円錐花序を出し、直径3~4㎝の花が群がってつく。花の色は淡紅紫色、ピンク色、紅色、白色、紫色などいろいろある。花弁は6個で丸くて皺が多く、基部は急に細くなる。萼は6裂する。雄しべは多数あり、外側の6個が長い。雌しべは1個。蕾を沢山つけ、次々に長い間、花が咲き続けるので、ヒャクジツコウ(百日紅)の名もある。蒴果は直径約7㎜の球形。用途:庭木、街路樹。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市幸町のキョウチクトウ(夾竹桃) 2011年7月19日(火)

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2011年7月19日(火)、一関市幸町の国道284号線沿いにある民家の門口に植えられているキョウチクトウ(夾竹桃)が、辺りに芳香を漂わせながら白い花を沢山咲かせていました。

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キョウチクトウ科 ネリウム(キョウチクトウ)属 Nerium:は、インド原産の常緑低木で、1種が知られ、園芸品種が多くつくられている。丈夫で耐寒性があるため日本の各地に植栽されている。

キョウチクトウ(夾竹桃) キョウチクトウ科 ネリウム(キョウチクトウ)属 Nerium oleander var.indicum

従来、セイヨウキョウチクトウ(西洋夾竹桃)N.oleanderとは別種とされたが、新しい分類ではその変種として扱われる。花冠部分の付属突起が4~7裂に深裂し、花に芳香があることが相違点。

日本には江戸期中期に渡来したといわれ、観賞用に暖地に植えられるほか、最近では公害に強い花木として都会や工場の多い場所の緑化に風致木として広く植栽される。高さ3~4mになり、よく枝分かれする。葉はふつう6~20㎝の線状披針形(細長く)で縁は全縁。厚い革質で光沢があり、3個ずつ輪生する。

6~9月、枝先に集散花序を出して、花弁が捩れた花が多数集まって咲く。花は直径4~5㎝ほど。花冠は筒状で、先は5裂して平開する。裂片は螺旋状に重なる。花筒の上部には糸状に細かく裂けた付属体がある。雄しべは5個で花筒の上部につく。葯は長い毛状となり、互いに接して柱頭と合着し、基部にはかたい刺状の付属体がある。萼は5裂し、萼片は長さ5~6㎜の披針形で先端は尖る。

花の色は変化が多く、淡紅色のほか、白や紅色、黄色、覆輪、八重など多くの品種が育成されている。果実は長さ10~14㎝の線形の袋果で直立する。種子の両端には淡褐色の長毛が密生する。有毒植物。

キバナキョウチクトウ(黄花夾竹桃)Thevetia peruvianaはキバナキョウチクトウ属の常緑小高木で中南米原産。

用途:庭木、公園・街路・緑化樹、強心剤。栽培:特に土質は選ばず、乾燥、過湿にいずれにも強い。繁殖は一般的に高温期に挿し木する。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]