2011年7月22日(金)、一関市の柴宿団地(東山町長坂字久保)にある民家の庭に植えられているサルスベリ(猿滑り)が、ピンク色の花を沢山咲かせていました。
サルスベリ(猿滑り) ミシハギ科 サルスベリ属 Lagerstroemia indica
中国南部原産の落葉小高木。日本には江戸時代以前に渡来したといわれ、庭などによく植えられている。高さは3~9mになる。淡褐色の樹皮は薄くて剥げ易く、樹皮が剥げ落ちた痕が白くすべすべしている。葉は長さ3~8㎝の卵形または倒卵状楕円形で全縁。
7~9月、枝先に円錐花序を出し、直径3~4㎝の花が群がってつく。花の色は淡紅紫色、ピンク色、紅色、白色、紫色などいろいろある。花弁は6個で丸くて皺が多く、基部は急に細くなる。萼は6裂する。雄しべは多数あり、外側の6個が長い。雌しべは1個。蕾を沢山つけ、次々に長い間、花が咲き続けるので、ヒャクジツコウ(百日紅)の名もある。蒴果は直径約7㎜の球形。用途:庭木、街路樹。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]