2011年7月10日(日)、奥州市水沢区黒石町地先の山内川の岸に生えているケンポナシ(玄圃梨)の木が、芳香のある淡黄緑色の花を沢山咲かせていました。山内川に架かる黒石寺橋から都合よく手近に見ることができました。
ケンポナシ(玄圃梨) クロウメモドキ科 ケンポナシ属 Hovenia dulcis
山野に生える落葉高木で、高さ15~20mになる。樹皮は淡黒灰色で縦に浅く裂け、鱗片状に剥がれる。葉は互生し、長さ7~15㎝の広卵形でやや薄い。先は尖り、縁には鋸歯がある。6~7月、枝先に集散花序を出し、淡緑色で直径約7㎜の花を多数開く。花弁、雄しべ、萼片はともに5個。果実は直径約7㎜の球形で黒紫色に熟す。太く肉質になった果柄は甘味があって食べられる。用途:庭木。分布:北海道(奥尻島)、本州、四国、九州、朝鮮、中国。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35829465&blog_id=82331 [奥州市水沢区のケンポナシ(玄圃梨)の実]