peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市大東町のニワナナカマド(庭七竈) 2011年7月7日(木)

2011年07月07日 | 植物図鑑

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2011年7月7日(木)、一関市大東町摺沢の県道19号線沿いにある民家の庭に植えられているニワナナカマド(庭七竈)の木が、多数の小さな5弁花を円錐花序につけていました。

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ニワナナカマド(庭七竈) バラ科 ホザキナナカマド属 Sorbaria kirilowii

中国北部原産の落葉低木だが、北海道、本州北部の山地にも自生するという。高さは3~5mになり、葉は奇数羽状複葉で、長さ5~7㎝の小葉が7~11対つく。6~8月、枝先に円錐花序を出し、直径5~6㎜の白い5弁花を多数開く。雄しべの長さは花弁より短いか同じ程度。花序と花柄は無毛。別名:チンシバイ(珍至梅)。用途:庭木、花材。

類似種のホザキナナカマド(穂咲七竈)は花も葉もそっくりだが、雄しべが花弁より長いことで見分けられる。

[講談社発行「野の花・街の花(長岡 求:監修)」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


紫波町のチドリソウ(千鳥草)、ヒエンソウ(飛燕草) / ラークスパー  2011年7月3日(日)

2011年07月07日 | 植物図鑑

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2011年7月3日(日)、岩手県紫波郡紫波町大巻白旗地区にある民家の庭に群植されたラークスパー/チドリソウ(千鳥草)/ヒエンソウ(飛燕草)が、青紫やピンク、白などの花を沢山咲かせていました。

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キンポウゲ科 コンソリダ(ヒエンソウ)属 Consolida:約40種からなり、地中海沿岸から中央アジアにかけて分布する一年草。葉は互生し、掌状に細裂する。花は左右相称で、総状花序または円錐花序を頂生する。萼片は花弁状で5、うち上萼片は距を有する。花弁状萼片の中央部に花弁があり、2枚合着して蜜をためる距となる。この距は上萼片の距に覆われる。

近縁のデルフィニウム属によく似ているが、花の形態の違いによってコンソリダ属に分類されている。ヨーロッパ(欧州)南部原産の半耐寒~耐寒性一年草。花壇や切り花、ドライフラワーに多く利用される人気の草花で、英名のラークスパーで流通する。葉が線状に細裂するのでデルフィニウムと区別しやすい。

ラークスパー/チドリソウ(千鳥草)/ヒエンソウ(飛燕草) キンポウゲ科 コンソリダ(ヒエンソウ)属 Consolida ambigua

茎は直立し分枝はすくない。草丈は30~100㎝になり、葉は掌状に細裂して線状になる。花は茎頂に付き、5~7月頃、直径3~4㎝で長い距をもつ一重または八重咲きの花を穂状(すいじょう)に沢山咲かせる。花色は靑紫、紫、赤、桃、白など。

園芸品種に’ブルー・ピコティー’cv.Blue Picoteeなどがある。また、草丈30~45㎝の矮性で、ヒアシンス咲きと呼ばれる八重咲き品種の鉢花も出回っている。

栽培管理:庭植えにするときは、移植を嫌うので日当たりと排水の良い場所に10月上~中旬に直播きする。鉢植えは日当たりと風通しの良い戸外に置き、鉢土の表面がよく乾いてから水やりする。夏の暑さに弱く、庭植えは冷涼地以外では難しいので鉢植えにすると良い。

[講談社発行「野の花・街の花(長岡 求:監修)」&西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]