peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市大東町摺沢のバジル ’ダークオパール’ 2011年7月28日(木)

2011年08月06日 | 植物図鑑

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2011年7月28日(木)、一関市大東町摺沢の石倉地区の県道19号(一関大東)線沿いにつくられている旭町自治会の花壇に群植されたバジル ’ダークオパール’が、淡紫色の花を沢山咲かせていました。8/4に見たときには、花穂がかなりの数刈り込みされていました。

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シソ科 オキマム(メボウキ)属 Ocimum:アフリカとユーラシア大陸の熱帯に広く分布する一年草、常緑多年草、低木で、約150種が知られている。多くの種が薬草やハーブとして栽培される。

バジル シソ科 オキマム(メボウキ)属 Ocimum basilicum:熱帯アジア、アフリカ、太平洋諸島などに分布する一年草または多年草で、日本へは江戸時代に中国から薬草として導入された。タネを水につけてできたゼリー状の物質が洗顔用に用いられたことからメボウキ(眼を掃除する箒の意)と名づけられた。

茎には4稜があり、よく枝分かれして直立または斜上し、高さ50~80㎝になる。香辛料、香味料用に栽培される。一年草だが茎の下部は木質化して褐色になる。葉は対生し、葉柄をもつ披針形または楕円形(卵形)で、縁に鋸歯がある。茎頂に輪散花序を出し、白、ピンクまたは淡紫色の小さな唇形花を数個咲かせ、褐色の果実ができる。

葉にはクローブ(丁字)に似た強い香りがあり、食欲促進に役立つ。イタリアではバジリコと呼ばれ、トマト料理と相性がよい。生葉をサラダに利用したり、ビネガーやオイル、リキュールの風味づけなどに利用される。特に、オリーブオイル、ガーリックとともに葉をすりつぶしてマツの実、ペッパーなどを加えたソース(ジェノベーゼ)は有名。生育期に生葉を摘み取って利用するほか、花が咲き始めたら茎ごと刈り取り、乾燥保存して必要に応じて利用する。

良く似たブッシュバジルやレタスバジルには、スイートバジルと同様の香りがあるが、シナモン、アニス、レモンなど、異なる香りのある園芸品種も数多くある。品種には葉が紅銅色の’ダーク・オパール’cv.Dark Opalや葉が縮む’クリスプム’cv.Crispumなどがある。ハーブの一種として人気がある。

栽培:繁殖は実生。ふつう寒地では一年草として種子を春播きする。暖房すれば越冬して春早くから伸びる。日当たり、水はけの良い場所で、腐植質に富んだ肥沃な土に植えるとよい。発芽適温が25℃前後と高いので、早めにタネを播くときは、日の当たる窓ぎわに置くと良い。降霜の心配がなくなってから定植する。元肥に有機質肥料を施しておく。夏の乾燥時には、株元に土寄せをし、マルチングを施すと同時に、2~3日に1回、十分に水を与える。花穂が出てきたら早めに切り戻して側枝を伸ばし、収穫を続ける。アオムシやバッタの食害、ハダニの害に注意したい。花期:7~9月。

バジル ’ダークオパール’ シソ科 オキマム(メボウキ)属 Ocimum basilicum 'Dark Opal'

茎葉とガクは暗紫色。花は淡紫色となる。ときおり緑色に近い葉が出ることもある。高さ約50㎝。芳香が強く、生食には適さない。酢につけると香りとともに美しいハーブビネガーとなる。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&主婦の友社発行「ハーブ図鑑200」より]


一関市大東町摺沢のオニユリ(鬼百合) 2011年8月4日(木)

2011年08月06日 | 植物図鑑

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2011年8月4日(木)、国道343号線と国道456号線が合流し、それに県道19号(一関大東)線も合流する交差点のすぐ傍にある一関市大東町摺沢の石倉地区の民家の庭に、蕾を沢山つけたオニユリ(鬼百合)が花を咲かせていました。

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オニユリ(鬼百合) ユリ科 リリウム(ユリ)属 Lilium lancifolium

田の畔や土手などに生える多年草。鱗茎を食用にするため、栽培されることも多い。日本のものは、古い時代に中国から渡来したという説もある。高さは1~2m。茎は紫褐色を帯び、若いときは白い綿毛がある。葉は多数つき、長さ5~15㎝の披針形。葉のつけ根に紫褐色のムカゴ(珠芽)がつくのが特徴。7~8月、多いものでは20個近くの花が茎の上部につく。花は直径10㎝ほど。種子はできないが、葉のつけ根のムカゴによって殖える。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]