2011年8月25日(木)、一関市大東図書館(大東町摺沢字新エ門土手)に行きました。図書館の駐車場のすぐ傍にある民家の出入り口に植えられているハナトラノオ(花虎の尾)/カクトラノオ(角虎の尾)が、白い花を沢山咲かせていました。
ハナトラノオ(花虎の尾)/フィソステギア・バージニアナ シソ科 フィソステギア(ハナトラノオ)属 Physostegia virginiana
北アメリカ東海岸地方原産の多年草(宿根草)で、草丈は40~120㎝ほどになる。茎が太くて四角形のためカクトラノオ(角虎の尾)とも呼ばれる。また、属名からフィソステギアとも呼ばれる。披針形、楕円形で細長い葉を対生するが、一節ごとに90度ずつずれるので、整然と十字形についているように見える。無毛。
茎の先に長さ10~30㎝の花穂が出て、長さ2cmほどの唇形花が下から順に咲き上がる。花の色は淡紅紫(ピンク)、白色。丁度8月の月遅れのお盆の頃が最盛期で、盆花としても使われる。切花用、花壇用に普通に栽培される。花期:6~9月。
栽培:暑さ寒さに強く、一度植え付けると2年目には群生するほどになる。繁殖は株分け、挿し芽で行う。
フィソステギア属の仲間は5~7種あるが、草花として栽培されているのは、フィソステギア・バージニア1種のみ。この中に6月下旬から咲き始める早生系、7月中旬から開花する中生系、8月中旬から開花する晩生系がある。このほか、葉に白や黄色の斑が入る斑入り種などがある。最近、白覆輪品種の’バリエガタ’cv.Variegataが販売されている。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&主婦と生活社発行「早わかり花と庭木550種・園芸12か月」より]
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/hanatoranoo.html [ハナトラノオ(花虎の尾)]
http://www.hana300.com/hanato.html [花虎の尾(はなとらのお)]
http://garden-vision.net/flower/hagyo/physostegia.html [ハナトラノオ:新・花と緑の詳しい図鑑]