2011年8月20日(土)、岩手県立博物館・岩手県立博物館友の会(盛岡市上田字松屋敷34)主催の平成23年度考古学セミナー「国宝土偶詣で」現地見学会が行われましたので参加しました。募集定員40名のところ43名の応募があり全員参加できたようです。
岩手県交通の大型貸切バスに県博の職員3名を含めて46名が乗り、そのほかに県博の職員2名が公用車で行きました。参加者の大部分が盛岡市とその周辺に居住する人たちでしたが、さいたま市や宮古市、一関市から来た人もいました。
バスは県立博物館正面ロータリー(8:30時)出発でしたが、盛岡駅西口バスプール(9:00時出発)でも乗車できたので、こちらから乗った人が半数以上ありました。東北自動車道の盛岡ICから入り、八戸自動車道の八戸ICまで高速道路を利用し、最初の見学地八戸市是川縄文館には予定通り10:50時頃到着しました。
八戸自動車道の折爪SAでトイレ休憩しましたが、トイレの近くに植えられているコブシ(辛夷)が、きれいに色づいた拳のような果実を沢山つけていました。
コブシ(辛夷) モクレン科 マグノリア(モクレン)属 Magnolia Kobus
山野に生える落葉高木。高さは15mほどになる。樹皮は灰白色~灰褐色で滑らか。葉は互生し、長さ6~13㎝の広倒卵形で、先は短く突き出る。花期は3~5月。ハクモクレンと前後して芳香のある白い花を開く。花は直径6~10㎝で、花のすぐ下に葉が1個つくのが特徴。花弁は6個で、基部はやや赤味を帯びる。萼片は小さい。良く似たハクモクレン(白木蓮)は花弁6個と萼片3個が色も形も同じで、花弁が9個あるように見えることで区別できる。果実は長さ5~10㎝で、熟すと割れて赤い種子がはじけ出る。北海道や本州北部の花や葉が大きいものをキタコブシという。分布:北海道~九州。
[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」より]