peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

八戸市埋蔵文化財センター・是川縄文館 2011年8月20日(土)

2011年08月24日 | 植物図鑑

P1940443

P1940444

2011年8月20日(土)、八戸市埋蔵文化財センター・是川縄文館(八戸市大字是川字横山1)に行って来ました。是川縄文館は、是川遺跡や風張1遺跡などを通して、八戸の優れた縄文文化を発信する私設・機関として、2011(平成23)年7月10日に開館しました。

P1940434

「是川遺跡」は、中居遺跡(縄文時代晩期、弥生前期 3000年前~2200年前)、一王寺遺跡(縄文時代前期・中期 5500年前~4000年前)、堀田遺跡(縄文時代中期・後期・晩期末、弥生前期 4000年前~2200年前)の3つの遺跡の総称で、総面積24万5千㎡(うち国史跡指定約3万㎡)。八戸市縄文学習館(分館)は中居遺跡の中にあります。

P1940379

(上)分館としてリニューアルした縄文学習館の常設展示室にある「是川遺跡」立体模型。

P1940435

P1940438

P1940441

P1940442

P1940410

2011年8月20日(土)、是川縄文館開館記念企画展「八戸の埋蔵文化財」(7/10~9/25)が行われていました。また、企画展考古学講座3も行われていました。

P1940408

P1940411

P1940415

P1940409

P1940412

P1940413

P1940432

P1940389

是川遺跡と泉山兄弟:是川遺跡は、木造町の亀ケ岡遺跡と共に縄文時代晩期の重要な遺跡と知られるようになるが、泉山兄弟の最大の功績は是川地区から遺物の持ち出しを禁じ、保存に努めたことにある。亀ケ岡遺跡の遺物はほとんどが散逸してしまっているが、是川遺跡は、ほとんど現地に保存されている。

P1940433

1957年、是川遺跡は国史跡に指定、1962年には、遺物633点が国の重要文化財に指定された。その時に泉山兄弟は、一切のコレクションを八戸市へ寄贈。八戸市は、収蔵するための「是川考古館」を建設した。斐次郎(あやじろう)は岩次郎の死後もその遺志を受け継いだ。岩次郎は、義弟の斐次郎と共に八戸市特別功労者、東奥賞、青森県褒賞などを受賞。また斐次郎は文化庁長官賞も受賞した。

P1940387

P1940431

P1940386

(上)兄、泉山岩次郎(1876~1963)は、八戸市新井田生まれ。婿として泉山家に入り、泉山銀行、八戸銀行の取締役、セメント会社などの重役を務めていた。

P1940385

弟、泉山斐次郎(あやじろう、1888~1982年)は、八戸市吹上生まれ。岩次郎の妻の妹と結婚し義弟に。分家し、中居でリンゴ園を経営していた。

 1920年、広大な岩次郎の屋敷の庭から、続々と縄文土器が出てきたことが事の始まりだった。ただごとではないと、発掘を続け、約120点の土器が出土した。

以上、企画集団ぷりずむ発行「隔月刊・あおもり草子」(2005年2月1日発行、通巻158号)’是川遺跡メモ’より

P1940390

http://korekawa-jomon.jp/ [八戸市埋蔵文化財センター・是川縄文館]

http://www.korekawa-jomon.jp/books/docs/Holiday11web.pdf [”是川遺跡は三遺跡の総称”ほか]


奥州市水沢区のクレオメ/西洋風蝶草 2011年8月21日(日)

2011年08月24日 | 植物図鑑

P1940467

P1940466

P1940460

P1940457

P1940454

P1940453

2011年8月21日(日)、奥州市埋蔵文化財調査センター(水沢区佐倉河字九蔵田96-1)主催の所長日曜講座「”吾妻鏡~古典文学と考古学~”を読む」(全5回の2回目)があったので、聞きに行って来ました。講師は所長・伊藤博幸さん。毎回13:30~15:00時。なかなか面白い講座です。

この埋文に入る道の近くにある県道270号線沿いの民家の花壇(畑)では、春夏秋冬花が途絶えませんが、この日は群植されたクレオメ/西洋風蝶草が、沢山花を咲かせていました。

P1940455

P1940463

P1940458

P1940461

P1940464

P1940469

フウチョウソウ科 クレオメ(セイヨウフウチョウソウ)属 Cleome:アメリカ、アフリカの熱帯及び温帯に約150種があり、多くは一年草または多年草。花は単生か総状につき花弁は4。

クレオメ/セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草) フウチョウソウ科 クレオメ(セイヨウフウチョウソウ)属 Cleome spinosa(hassleriana)

熱帯アメリカ原産の一年草。春、種子を播いて夏の花壇の草花として栽培される。日当たりを好み、高さ80~100㎝ほどに育つ。長い柄をもった掌状複葉を互生し、小葉は5~7個。茎や葉には粘りけのある毛が生える。長い柄のある花を総状花序につける。花は茎の上部に集まり、下から上に咲き上がる。花弁は4個あり、4個の長い雄しべが突き出して目立つ。この花の形をが蝶が風に舞う姿を連想させることからセイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)とも呼ばれる。花の色は白またはピンク。開花後、細長いサヤ(莢)をつける。栽培:春播きの夏花壇用。日当たり、水はけのよい所で栽培する。こぼれ種子からでも次の年の春になると発芽してよく育つ。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]