peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市水沢区のフロックス/草夾竹桃 2011年8月28日(日)

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2011年8月28日(日)、奥州市水沢区佐倉河「横枕」地区辺りだと思うのですが、「北常盤(ときわ)振興会」の掲示板が建てられている道路沿いの近くの民家の庭に群植されているフロックス(草夾竹桃)が、花を沢山さかせていました。

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(上)この品種は、フロックス’エリザベス’Phlox paniculata cv.Elizabeth と思われます。

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ハナシノブ科 フロックス(クサキョウチクトウ)属 Phlox:アラスカから北アメリカに広く67種の宿根草が分布する。

フロックス ハナシノブ科 フロックス(クサキョウチクトウ)属 Phlox paniculata

フロックス・パニキュラータ、クサキョウチクトウ(草夾竹桃)、オイランソウ、宿根フロックスとも呼ばれている。アメリカ合衆国東部(ニューヨーク)原産の耐寒性多年草(宿根草)で茎は直立し、叢生する。高さ1m内外、葉は対生、輪生、楕円状披針形、先は尖る。茎頂に丸いピラミッド状の花序をつけ多数の花を長期間咲かせ続ける。花冠は筒状で5裂する。花は桃色、紅、紅紫色、白色など変異が多く美しい。

園芸品種’ブライト・アイズ’cv.Bright Eyes、’エリザベス’cv.Elizabeth、’スター混合’cv.Star Mix 、’ダーウィンズ・ジョイス’などがあり、欧米では300品種も数える。’クレムデマート’など葉に斑が入る品種もある。

花期:6~9月(多年草)。出回り時期:6~10月。用途:庭植え、鉢植え、切り花。栽培管理:日当たりと風通しのよい場所で育て、花が一段落したら花穂のすぐ下で切り戻すと、側枝が伸びて再び開花する。鉢植えは戸外に置き、鉢土の表面が乾き始めたら水やりする。花がらは丹念に摘む。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「色・季節でひける花の事典820種」、「知りたい花の名前がわかる花の事典」(金田初代・文、金田洋一郎・写真)より]

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-phlox-paniculata_large.html [フロックス・パニキュラータ]

http://blog.goo.ne.jp/tetsuo_shiga/e/9fe9b22762b3d2f3f4d84dd094d12436 [燃えるようなフロックス・パニキュラータの花]

http://aquiya.skr.jp/zukan/Phlox_paniculata.html [フロックス・パニキュラータ:草木図譜]

http://hana.karakusamon.com/phlox.html [斑入りフロックス・パニキュラータ:植物図鑑


一関市青葉一丁目のギボウシ(擬宝珠)・タマノカンザシ 2011年8月30日(火)

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2011年8月30日(火)、一関市青葉一丁目にある民家の庭に植えられているギボウシ(擬宝珠)が、花を沢山咲かせていました。この庭のギボウシは、昨年も紹介していて、オオバギボウシ(大葉擬宝珠)H.sieboldianaとしておりますが、タマノカンザシと呼ばれている品種と思われます。

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ギボウシ(擬宝珠) ホスタ(ギボウシ)属 Hosta: ギボウシは中国大陸から朝鮮半島、日本にかけての東アジアに分布するユリ科(最新の分類ではキジカクシ科)の多年草です。林床や高原、渓流沿いの岩場など、様々な場所に自生しています。特に、やや日陰の場所や、水分の多い所などの比較的涼しい環境を好み、ハート型の葉と、初夏に咲くラッパ型の花が印象的な古くから馴染みのある植物です。

近年は日本国内ではイワギボウシなどの鉢植えに向く小・中型種の人気が高く、アメリカなどの海外ではガーデニング用の植え込み材料としてオオバギボウシなどの大型種の改良が進んでいます。海外では日陰に強く、丈夫な性質から「パーフェクトプランツ」と呼ばれることもあります。

山形県を中心に東北地方では山菜として利用されることもあり、「ウルイ」の名前で春先にオオバギボウシの葉が展開し始めたものが売られていることも多いです。茹でて醤油や酢味噌などで味わうと美味。食用としては癖が無く、独特のヌメッとした食感とすっきりした味が人気となっています。[栃の葉書房発行「趣味の山野草(2011年9月号)・’涼を感じるギボウシの楽しみ方’」より

ホスタ(ギボウシ)属 Hosta:東アジアの亜寒帯から温帯にかけて、40種が分布する根茎のある多年草。地面際に塊状の根茎があり、太い根がある。葉は根茎から株立ちし、葉柄はトイ(樋)状。葉身は卵形から線形で、裏に突出した平行脈があり、長さ10~50㎝。花茎は長さ20~150㎝。花は一日花で白から紫色。総状花序に頂生する。花被は途中まで合生し、下部は細い管状で、上部は釣鐘状に広がり、先は6裂する。苞の形と花序の軸との角度、葉形、葉裏脈上の突起物の有無、花被内面の着色、花冠合着部の線状透明部の長短などで識別する。

タマノカンザシ H.plantaginea var.japonica

中国北部の栽培で、外来種のギボウシとして江戸時代と昭和の2回日本に入った。花は長さ13㎝と大きく、純白、夜開花し、芳香がある。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

http://item.rakuten.co.jp/ogis/551/ [楽天市場:ギボウシ(ホスタ)丸葉タマノカンザシ:おぎはら植物園]

http://annabelle.at.webry.info/200708/article_26.html [タマノカンザシ(玉簪花、玉の簪)一花一葉/ウェブリブログ]

http://www9.plala.or.jp/mosimosi/flower/k/gibousi.htm [ギボウシ(ホスタ)]


一関市末広一丁目のペチュニア・スター咲き 2011年8月30日(火)

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2011年8月30日(火)、一関市末広一丁目1-13の中華料理・上海の店先に展示中のペチュニア・スター咲きが、ユニークな花を沢山咲かせていました。「ツクバネアサガオ」という和名の通り朝顔の花に良く似ています。

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ナス科 ペチュニア(ツクバネアサガオ)属 Petunia:ブラジル南部、アルゼンチン、ウルグアイなど南アメリカに約33種、メキシコに2種分布する非耐寒性一年草または多年草。全株に粘毛があり、茎は直立または匍匐する。葉は全縁ときに小型。花は上部の葉腋から花柄を伸ばし、1花をつける。花は漏斗状または高盆形で紅紫色または白色、ときに桃紫色となり、萼は5深裂。

ペチュニア ナス科 ペチュニア(ツクバネアサガオ)属 Petunia hybrida

「ツクバナアサガオ」という和名がある。同属のアキシラリス(アクシラリス)種P.axillarisや、ビオラセア(ビオラケア)種、インフラータ種P.inflataなどの種間交雑で生まれた園芸品種の総称。多様な花色、形態、性状をもち、夏の花壇及び鉢花として重要になっている。草丈は20~50㎝。花の大きさと萼片などの形態から、花径5~6㎝の小輪多花性のマルチフローラ系と、花径7~8㎝以上のグランディフローラ系に2大別される。雨で花びらが傷みやすいという欠点も、改良が進んで雨に強い品種も出回るようになった。

花形は一重咲きと八重咲き、花冠の弁形には丸弁と波状弁の区別がある。花色は緋赤、桃、鮭、青、淡青、紫、白、黄などの単色にストライプの入る絞り咲き、スター咲き、複色、覆輪、放射状に濃色の脈がはしるベインなど多様。サフィニアは本種の系統。

園芸品種:に’ジャイアント・ビクトリア’cv.Giant Victoria、’ハミング・ホワイト’cv.Humming White。サフィニアには’ボンフリー’cv.Bonfree、’ブルー・ベイン’cv.Blue Vein、’ピンク・ミニ’cv.Pink Mini、’パープル・ウェーブ’cv.Purple Waveなどがある。また、最近の品種はアーリー・モーンにはじまる中心が白くなるモーン・タイプが多い。

栽培管理:生産では秋播きしてフレームで越冬させ、3、4月に開花。春花壇に利用される。普通は4~6月に播種し、60~70日で開花する。タネから育てることもできるが、微粒種子で扱いが難しいこともあり、市販のポット苗を利用すると簡単。花がらは早めに摘み取り、月に1、2回液肥を施す。伸び過ぎた茎は切り戻して草姿を整える。生育適温15℃以上、発芽適温25℃。繁殖は実生、挿し木。花期:3、4~10月。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&西東社発行「色・季節でひける花の事典820種(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」より]