2011年10月8日(土)、一関市東山町長坂の「柴宿団地」の中にある民家の庭に植えられているキンモクセイ(金木犀)が、香りの良い橙黄色の花を沢山咲かせていました。
キンモクセイ(金木犀) モクセイ科 モクセイ属 Osmanthus fragrans var.aurantiacus
中国原産の常緑小高木。香りの良い花が咲くので、庭や公園などに広く植えられている。白い花が咲くギンモクセイ(銀木犀)の変種で、高さは普通4~6m、大きなものは10mを超え、よく分枝する。樹皮は淡灰褐色。葉は対生し、長さ6~12㎝の広披針形または長楕円形で、先は尖り、基部はくさび形。縁はほとんど全縁か、ごく細かい鋸歯が先端部にある。
9~10月、葉の腋に橙黄色の小さな花が多数束生して、強い芳香を漂わせる。花冠は直径約5㎜で4裂する。雌雄別株。雄花には雄しべ2個と先が尖った不完全な雌しべが1個ある。日本には雄花しか渡来していないので、雌花はなく、(雄花の雌しべは不完全なので、実(果実)はつかない。萼は緑色で浅く4裂する。挿し木で殖やす。中国名は丹桂。属名のOsmanthusは”匂う花”の意味。用途:庭木、公園樹。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]