2011年10月15日(土)、金ケ崎町立図書館(胆沢郡金ケ崎町西根西地蔵野5番地)に行きました。正面出入り口がある道路の街路樹として植えられているモチノキ(黐の木)の実が朱橙色に色づきはじめていました。
http://www.library-kanegasaki.jp/ [金ケ崎町立図書館]
モチノキ(黐の木) モチノキ科 モチノキ属 Ilex intrgra
暖地の海に近い山地に生える常緑高木で、高さは5~10m、大きいものは25mにもなる。庭や公園、街路などにも植えられている。和名は樹皮から良質の鳥もちが採れたのでこの名がある。
葉は互生し、長さ4~9㎝の倒卵状楕円形で厚くて光沢がある。4月頃、葉のつけ根に黄緑色の小さな花を密につける。花は直径約7㎜。花弁と萼片は4個で、雄花には雄しべが4個、雌花には雌しべ1個と退化した小さな雄しべが4個ある。雌雄別株。
果実は直径1cmほどの球形で、秋に赤く熟す。果実が黄色に熟すものもある。真っ赤に色づく実は秋から冬の野鳥の貴重な食べ物である。樹皮から染料や鳥もちをつくる。
用途:庭木。分布:本州(宮城・山形県以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮南部、中国、台湾。
[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]