2011年10月20日(木)、一関市東山町松川の「館山公園」に行きました。この公園には様々な樹木が植えられていますが、この日はアカトドマツ(赤椴松)が、大きな実を沢山つけていました。
アカトドマツ(赤椴松) マツ科 モミ属 Abies sachalinensis
トドマツ(椴松)には変種の「アオトドマツ(青椴松)」もあるが、普通「トドマツ(椴松)」と言えば、この「アカトドマツ(赤椴松)」を指す。北海道の山地に自生するが、建築材やパルプ材として道内に広く植林されているので見る機会が多い。「マツ」と名がついているが「モミの仲間」。高さは普通20~25m、大きいものは高さ35mにもなる常緑高木。輪生する枝が斜め上に向いて伸び、樹冠は卵状円錐形になる。樹皮は滑らかで帯紫褐色または灰褐色だが、地衣類の着生で灰白色になるものが多い。葉は長さ1.5~2㎝の線形で、葉の先がややくぼみ、裏面に2本の白い気孔帯がある。
,strong>6月に開花する。雄花は紅色。球果は5~8.5㎝で9~10月に成熟して黒褐色になる。変種のアオトドマツvar.mayrianaは樹皮が灰青色。球果は黄緑色で苞鱗が種鱗より長く突き出て先が反る。
同じ道内に多いエゾマツ(トウヒ属)とは、葉先が尖らないこと、球果が上向きにつき、種鱗がバラバラに落ちること、樹皮が滑らかなことなどで見分けられる。用途:庭木、建築・器具・船舶材、パルプ。分布:北海道、南千島、サハリン。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&日本文芸社発行「樹木図鑑」より]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%89%E3%83%9E%E3%83%84 [トドマツ(Wikipedia)]
http://www.ponnitai.com/database/abies/sachalinensis.shtml [球果植物トドマツ(椴松)]
http://www14.plala.or.jp/hayasitoyo/hayasikona/12-todomatu.htm [我が家の庭木:トドマツ]
http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_1802.htm [四季の山野草:トドマツ]
http://www.hidaka.pref.hokkaido.lg.jp/sr/srs/rikatu/jyumoku-todomatu.htm [日高の樹林:トドマツ]