2011年10月18日(火)、一関市十二神の国道4号線沿いの農家と思われる民家の前の畑に植えられたマルメロの木が、大きな果実を沢山つけていました。場所は磐井川に架かる一関大橋の近くで、国道4号線を挟んで(株)ネッツトヨタ盛岡一関大橋店の向かい側辺りです。
マルメロ バラ科 マルメロ属 Cydonia oblonga(oblonoblonia)
中央アジア原産の落葉低木~小高木。ヨーロッパでは紀元前から栽培されている。日本へは寛永11年(1634)に中国から長崎にもたらされたという記録がある。東北地方や中部地方で栽培されていて、特に長野県諏訪地方の特産品となっている。名前はポルトガル名をそのまま音読みしたもの。高さは3~8mになる。葉は長さ5~10㎝の卵形または楕円形。
5月頃、短い枝の先に直径4~5㎝の白色または淡紅色の花が1個咲く。果実はセイヨウナシ型とリンゴ型があり、直径約6㎝。9~10月に黄色に熟し、芳香がある。果実は熟しても木質で硬いので生食ができず、シロップ(砂糖)漬けやジャム、果実酒、また咳止め薬として利用する。なお、バラ科ボケ属、中国原産のカリン(花梨)Chaenomeles sinensisに似るが、樹皮は鱗片状に剥がれない。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&日本文芸社発行「樹木図鑑」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35937024&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市街地のマルメロ(果実)]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=34550359&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市街地のマルメロ(花)]