peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

真湯のコシアブラ(漉し油)  2011年9月27日(火)

2011年10月14日 | 植物図鑑

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2011年9月27日(火)、字真湯にある「巨木の森」に行きました。場所は国道342号線(厳美街道)の真湯ゲートのすぐ傍で、駐車場やトイレがあり、遊歩道も整備されているので、森林浴などの散策に適しています。この自動車道路の脇に生えている7mほどに伸びたコシアブラ(漉し油)と思われる樹木が、小さくて丸い果実を沢山つけていました。

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コシアブラ(漉し油) ウコギ科 ウコギ属 Acanthopanax sciadophylloides

ゴンゼツノキ、ゴンゼツという別名もある。いずれも、樹脂を漉して精製したものを金漆(ごんぜつ)と呼び、塗料として利用したことに由来する。

山地に生える落葉高木で、高さは普通10~15m、大きなものは20mにもなる。樹皮は灰褐色で滑らか、枝は灰白色。ウコギ属の中では幹や枝に刺が無いのが特徴。葉は8~30㎝の長い柄のある掌状複葉で互生する。小葉は5個あり、頂小葉が最も大きく長さ10~20㎝の倒卵状楕円形で、縁に刺状の鋸歯がある。裏面は白っぽく、脈上に淡褐色の毛がある。秋は黄葉が美しい。8月ころ、長い柄のある散形花序に淡黄緑色で5弁のの小さな花を球状に多数つける。雄しべは5個。花柱は2個。果実は直径4~5㎜のやや扁平な球形で、10~11月に黒紫色に熟す。用途:器具材、箸、楊子、マッチの軸木。分布:北海道、本州、四国、九州。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%B3%A5%B7%A5%A2%A5%D6%A5%E9 [peaの植物図鑑:コシアブラ(漉し油)]


祭畤(まつるべ)のクリ(栗)の実  2011年9月27日(火)

2011年10月14日 | 植物図鑑

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2011年9月27日(火)、字祭畤(まつるべ)の国道342号線(厳美街道)沿いに生えているクリ(栗)の木が実を沢山つけていました。イガが割れて果実が顔を出しているものもありました。

場所は「これより栗駒国定公園」(祭畤)の表示板があるすぐ傍。

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クリ(栗) ブナ科 クリ属 Castanea crenata

山地に生える落葉高木で、高さは普通15~20mになる。古くから果実を食用にし、栽培の歴史も長い。樹皮は淡黒褐色で縦に割れ目が入る。葉は互生し、長さ7~20㎝の狭長楕円形で、縁には針状の鋸歯がある。花期は6~7月。雌雄同株。雄花序は長さ10~15㎝でやや上向きにつき、雄花は淡黄白色で良く目立つ。雌花は緑色で雄花序の基部にかたまってつく。果実(堅果)は長い刺のある殻斗(イガ)に包まれて2~3個入っている。多くの品種があり、果樹として良く植えられている。栽培ものに比べて自生のものは実が小さい。別名:シバグリ(柴栗)。

用途:庭木、建築・彫刻材。分布:北海道(西南部)、本州、四国、九州(屋久島まで(、朝鮮中南部。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=37801360&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:紫波町彦根のクリの花]


祭畤(まつるべ)のススキ(薄/芒)・カヤ(茅)  2011年9月27日(火)

2011年10月14日 | 植物図鑑

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2011年9月27日(火)、祭畤(まつるべ)の国道342号線(厳美街道)沿いの草むらに群生したススキ(薄・芒)/カヤが、花穂を沢山風になびかせていました。この場所は、いちのせき健康の森祭畤(まつるべ)温泉への分岐道がある所から100mと離れていない所です。

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ススキ(薄・芒)/カヤ(茅) イネ科 ススキ属 Miscanthus sinensis

平地や山地の日当たりの良い場所に普通に見られる大形の多年草。高さは1~2m。茎は多数束になって出て、大きな株をつくって群生する。ススキはすくすく立つ木(草)の意味であろうという。漢字には芒、薄などが使われる。また茅(カヤ)は、この葉で屋根を葺くことから刈屋根の意味という。秋の七草のひとつとして、オバナ(尾花)の名でも親しまれている。古名の尾花は花穂の姿による。

葉は細長い線形で、幅1~2㎝でかたく、縁はざらざらしていて、手などを切りやすい。中央の脈は太く、葉裏はやや粉白色を帯びる。葉鞘は長く茎を包み、茎の節よりも長い。花期:7~10月。茎の中軸から多数の枝を広げ、長さ15~30㎝ほどの花穂を出し、2個ずつ対となった小穂を密に付ける。小穂は長さ5~7㎜で、基部に長さ7~12㎜の毛を密生し、白色または黄褐色。ときに紫色を帯びる。また内穎(ないえい)には長さ8~15㎜の芒(のぎ)がある。花の時期の穂は褐色、実の時期の白い穂は日本の秋を代表する風景のひとつ。

変異が多く、葉の細いもの、穂が紫色を帯びるものなどがある。また、細い葉のイトススキ、葉に淡黄色~白い横縞の入るタカノハススキや、白い斑入りのシマススキなどの園芸種もある。分布:日本全土、朝鮮、中国。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?id=35785915&saved_changes=1&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市室根町のタカノハススキ(鷹の羽芒)]