2011年9月17日(火)、真湯に久しぶりに行って来ました。この前、一関市博物館主催の「骨寺村荘園遺跡」で通行止めになっていた国道342号線(厳美街道)の所は復旧して通れるようになっていましたが、崖崩れの跡がまだ残っていました。
道路の上方にある田んぼの溝に群生しているミゾソバ(溝蕎麦)先端がピンク色の花(蕾)を沢山つけていました。
(上)葉の形が牛の頭に似ていることからウシノヒタイとも呼ばれる。
ミゾソバ(溝蕎麦) タデ科 タデ属 Polygonum(Persicaria) thunbergii
田圃や水辺など、湿った所に群生する一年草。和名は溝に多く繁茂するソバ(蕎麦)に似た草ということから。茎や葉には下向きの小さな刺があり、触るとザラザラする。茎の下部は横に這い、上部は立ち上がって高さ30~80㎝になる。葉は互生し、長さ4~10㎝で、先は尖り、基部は左右に大きく張り出している。この葉の形を牛の顔に見立てて、ウシノヒタイ(牛の額)ともいう。7~10月、長さ4~7mmで、白色~淡紅色の花を枝先に10数個集まって球形状に咲かせる。変異も多い。花が終わると花びらが実を包みこむ。分布:北海道~九州。
栽培管理:よく日に当てて管理する。灌水や肥料を好む植物だが、鉢植えでは控えめに与えると、矮小で美しく栽培できる。実生は翌年3月に播き、本葉3~4枚の頃に植え替える。丈夫な草で、用土は特に選ばない。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]