peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市埋蔵文化財調査センターのコギク(小菊) 2011年10月30日(日)

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2011年10月30日(日)、(財)奥州市文化振興財団・奥州市埋蔵文化財調査センター(奥州市水沢区佐倉河字九蔵田96-1)の所長日曜講座「『吾妻鏡』を読む」(全5回)の第3回目がこの日行われたので行ってきました。

埋文の正面出入り口の方に植えられているコギク(小菊)が、黄色い花を沢山咲かせていました。

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キク(菊) キク科 デンドランセマ属 Dendranthema × grandiflorum

中国原産の耐寒性多年草で、別名:イエギク、観賞ギク。キクの学名は、従来Chrysanthemum×morifoliumが用いられてきたが、現在は表記のように改められた。ただし、一般的に栽培ギクをいうときはChrysanthemumとする。別名:ポットマム、クッションマム。

鉢物は周年流通するが、日本の秋を象徴する植物。花形や花色豊富。小菊は頭花の大きさが直径9cm未満の小形のもので、庭や畑でごく普通に育てられている。よく枝分かれして沢山花が咲くのが特性である。花形としては一重、八重、千重、丁子咲き、ポンポン咲きがあり、特異なタイプとしては伊勢菊に似た薊菊、ポンポンタイプの魚子(ななこ)菊、貝咲菊がある。

切り花を主体とする営利栽培の場合は、畑植えや温室植えで、1年中生産されている。これに使われるのは実用菊と呼ばれる品種群で、中菊と小菊の中で、花形がまとまっていて育て易く、荷造りや輸送がし易いタイプが育成されてきた。

小菊の実用菊としては、最近スプレー菊が市場に多く出回っている。これは花形が単純でよく枝分かれし、手間をかけないで多くの花が咲くような系統と、その栽培法を指している。キクは日が短くなると花をつける短日性の植物なので、日照時間と温度の調節によって、開花を早めたり遅らせたりして、1年中切り花生産が行われている。

育て方:日なたと水はけのよい用土を好む。鉢植えはひと回り大きな鉢に植え替えて根詰まりを防ぐ。花がら摘みをこまめにして蕾を全部咲かせる。冬は強い霜に当てない。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&講談社発行「四季の花色大図鑑」より]

http://www.weblio.jp/content/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E8%8F%8A [スプレー菊とは:植物図鑑Weblio辞書]

http://floralpark.city.nanto.toyama.jp/webapps/chr/picturebook.html [スプレー菊図鑑(南栃市園芸植物園)]

http://www.shioyamum.com/pamph/pamph2011_10.png [塩谷のスプレーマム]

http://www.afftis.or.jp/kiku/kiku03-4.htm#4 [日本の華「キク」(社)農林水産技術情報協会]

http://item.rakuten.co.jp/hokoen/c/0000000342/ [楽天市場:寒咲きスプレー菊(菊の豊幸園)]


一関市東山町のマユミ(真弓)の赤い実  2011年10月30日(日)

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2011年10月30日(日)、一関市東山町長坂字久保の「柴宿団地」と呼ばれている住宅団地の広い道路沿いにある民家の角に植えられているマユミ(真弓)が、沢山つけた淡紅色に熟した四角形の果実から赤い皮に包まれた種子が顔を出していました。

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マユミ(真弓) ニシキギ科 ニシキギ属 Euonymus sieboldianus

昔、この材で弓をつくったのでこの名がある。材は白く、緻密で狂いが少ない。山野に生える落葉低木~高木。高さは普通3~5m、大きいものは15mに達する。樹皮は灰白色で、老木になると縦に少し裂ける。若枝は緑色で白い筋のあるものが多い。葉は長さ5~15㎝の楕円形または倒卵状楕円形で先は鋭く尖り、縁には細かい鋸歯がある。裏面は淡緑色で、脈が目立つ。

5~6月、前年枝の基部から長さ3~6㎝の柄のある集散花序を出し、直径約8~10㎜の淡緑色の花を疎らに開く。雌雄別株。花弁と萼片は4個。雄しべは4個あり、雄花では花糸が長く、雌花では短い。葯は黒紫色~暗紫色。

蒴果は長さ、幅とも8~10㎜の四角形で、淡紅色に熟して4つに深く裂けると、赤い仮種皮に包まれた種子が現れる。マユミの実はかなり遅くまで残り、冬枯れの山でよく目立つ。特に、雪をかぶった赤い実は風情がある。弓をつくるのに使われたように、枝はよくしなう。

葉が両面とも無毛のものをカンサイマユミ、裏面の脈上に毛状突起や毛があるものをカントウマユミ(ユモトマユミ)として区別することもある。用途:庭木、公園樹、盆栽、小箱、玩具、櫛。分布:北海道、本州、四国、九州(屋久島まで)、南千島、サハリン、朝鮮南部、中国。

[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A6%E3%83%9F [マユミ(Wikipedia)]

http://kanon1001.web.fc2.com/foto_sinrin/K_nisikigi/mayumi/mayumi.htm [ニシキギ科マユミ属マユミ(別名:ユミノキ)]

http://www.geocities.jp/kamosuzu/mayumi.html [マユミ(檀・真弓)]

http://www.hana300.com/mayumi.html [真弓(まゆみ)]

http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_417.htm [四季の山野草:マユミ]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/mayumi.html [マユミ(檀)]

http://yasashi.info/ma_00009.htm [マユミとは:ヤサシイエンゲイ]