peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市末広2丁目のヒマラヤトキワサンザシ(ヒマラヤ常盤山査子)/ピラカンサ  2011年10月18日(火)

2011年10月21日 | 植物図鑑

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2011年10月18日(火)、一関市末広町2丁目の磐井川堤防沿いの道路の傍にある民家の内庭に植えられた数本のヒマラヤトキワサンザシ(ヒマラヤ常盤山査子)が、朱橙色に熟した実を沢山つけていました。遠くから見ると、濃い緑色の葉との対比でかなり真っ赤に見えましたが、近くで見ると未だそんなに赤くなっていないようです。

http://ocnmap.goo.ne.jp/map.php?MAP=E141.7.26.880N38.55.25.910&ZM=&sw=0&MT=%E4%B8%80%E9%96%A2%E5%B8%82%E6%9C%AB%E5%BA%832%E4%B8%81%E7%9B%AE&ics=on&from=&SH=

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ヒマラヤトキワサンザシ(ヒマラヤ常盤山査子) バラ科 ピラカンサ(トキワサンザシ)属 Pyracantha crenulata

ヒマラヤ原産の常緑低木で、日本には昭和初期に渡来した。。花も実も美しいので、庭や生け垣などに良く植えられている。カザンデマリインドトキワサンザシともいう。高さは2~3mになり、よく枝分かれし、枝には刺がある。葉は互生し、長さ2~5㎝の長楕円形~披針形で革質、両面とも無毛で、表面は光沢があり、裏面は淡緑色。縁には細かい鋸歯がある。

5~6月、短い枝の先に散房花序を出し、直径1㎝ほどの白い花が枝いっぱいに群がって咲く。果実は直径7~8㎜の球形で、10月頃、光沢のある橙紅色または真紅色に熟す。一般にはヒマラヤトキワサンザシ、タチバナモドキ、トキワサンザシなどをまとめて、ピラカンサと呼ぶことが多い。用途:庭木、鉢植え、盆栽、花材。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=36649557&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市田村町のヒマラヤトキワサンザシ]


一関市末広2丁目のハマギク(浜菊)  2011年10月18日(火)

2011年10月21日 | 植物図鑑

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2011年10月18日(火)、一関市末広2丁目の磐井川堤防沿いの道が国道284号線と合流する所のすぐ傍にある民家の庭に植えられているハマギク(浜菊)が、白い花を沢山咲かせていました。ハマギクは野生のキクの中では花が最も大きいそうです。

2011年10月21日(金)付「岩手日報」のコラム「風土計」に、このハマギクのことが書かれていました。”5月初め、天皇、皇后両陛下が本県の避難所をお見舞いに訪れた際、皇后さまが「(ハマギクが)美しく育っていますよ」と話された。”そうです。”1997年に大槌町で「全国豊かな海づくり大会」が開かれた時、来県された両陛下に(ハマギクの)種を指し上げたという。同町の被災者にそのエピソードを語って元気づけた。”

”沿岸では今、白い花が咲き乱れている。ハマギクは1属1種の日本固有種。学名はずばり「日本の菊」。茨城県から青森県にかけての太平洋岸に自生する北方性の菊だ。分布域は偶然にも、東日本大震災の大津波が押し寄せた場所とぴったり重なっている。そして、ハマギクの花言葉は「逆境に立ち向かう」。津波に負けずに咲いた花は、苦難から立ち上がる三陸の人々を懸命に励ましているようだ。”

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ハマギク(浜菊) キク科 キク属 Chrysanthemum nipponicum

海岸の岩場や砂地に生える半低木(亜低木)で大きな。花が大きく美しいので、江戸時代から観賞用に栽培されている。茎は太くて毛が無い。木質化して、高さ50~100㎝になる。葉は互生し、柄はなく、長さ5~9㎝、幅1.5~2㎝のへら形で、肉質で表面は光沢があり、裏面は白っぽく、縁の上半部には波状の鋸歯がある。

花期は9~11月。頭花は野生のキク属の中では最も大きく、直径6~9㎝ほどある。枝の先に1個つき頭花の縁に並ぶ舌状花は白色、中心部の筒状花は黄色。総苞は半球形。総苞片は緑色で4列に並ぶ。種子は円柱形のそう果で10肋がある。茎が木質化することや、実の形質が違うことなどから、ハマギク属として扱われることもある。分布:本州(茨城県以北の太平洋側)。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&同「山渓カラー名鑑・日本の野草」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=35936341&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市街地のハマギク(浜菊)]