(上と下)翁咲きというのでしょうか、中心部が盛り上がっている花もありました。
2012年5月29日(火)、一関市花泉町の「花と泉の公園」の「ぼたん園」(一関市花泉町老松字下宮沢)に行ってきました。出入口(発券所)を入り、ぼたんハウスの前を通過すると300種1500本の牡丹が植栽展示されているというぼたん園が見えてきますが、この日は既に「ぼたんの最盛期」が過ぎていたため、遅咲きの黄色い牡丹が目立ちました。
(下)ぼたんハウスの辺りで、最初に目についたのは、赤やピンク色の花を沢山咲かせているシャクヤク(芍薬)でした。しかし、名札がついていなくて品種名はわかりませんでした。
(下6つ)西側のしゃくやく園には、沢山植栽されているシャクヤク(芍薬)が、濃ピンク色から紅色の花を咲かせていました。日陰だと赤黒く見えるものもありました。
シャクヤク(芍薬) ボタン科 ボタン(パエオニア)属 Paeonia lactiflora
チベットから中国北部~シベリア原産の多年草(宿根草)で、現在は世界の温帯で育種が行われ、多数の品種が観賞用に栽培される。根は肥厚する。はじめは根を薬用にするため栽培され、やがて園芸草花として発展した。花壇に植えるほか、切り花にも利用される。寒さに強く、北日本で育てやすい。茎は直立、叢生し、高さは60~80cmになる。葉は互生、下部の葉は2回3出複葉、上部の葉は3出葉になる。小葉は光沢があり、粗く切れ込む。
5~6月、枝先に直径20㎝ほどの大きな花が咲く。花形は多彩で、一重、半八重、八重咲きのほか雄しべの葯が発達した金しべ咲き、雄しべが花弁状になった翁咲きや冠(かんむり)咲き、手毬咲きなどがある。花の色は紅色や白、ピンク、紅紫のほか、黄色系もある。
特徴のある品種に、’オリエンタル・ゴールド’cv.Oriental Goldや’阿房宮’cv.Aboukyu、’エビス’cv.Ebisu、’九重錦’cv.Kokonoenishiki、’千秋’cv.Senshu、’ラ・テンドール’cv.La Tendresseなどがある。栽培:繁殖は株分け。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」&下記Webサイトより]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%AF%E3%83%A4%E3%82%AF [シャクヤク(Wikipedia)]
http://www.hana300.com/syakuy.html [芍薬(シャクヤク)]
http://育て方.jp/cat19/post_174.html [シャクヤク(芍薬)の育て方:シャクヤク(芍薬)]
http://yasashi.info/shi_00037.htm [シャクヤクとは(ヤサシイエンゲイ)]
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/shakuyaku.html [シャクヤク(芍薬)]