2012年6月20日(水)、一関市竹山町の「平野ビル」の前庭に植栽されているシモツケ(下野)が、ピンク色の小花を沢山咲かせていました。
バラ科 シモツケ(スピラエア)属 Spiraea:アジア、ヨーロッパ、北アメリカなどに約80種の落葉低木が分布する。
シモツケ(下野) バラ科 シモツケ(スピラエア)属 Spiraea japonicum
別名:キシモツケ(木下野)。日本から中国に分布する落葉低木で、日当たりのいい草地や礫地などに生え、高さ20~100㎝になる。地際から枝を多数出し広がる。葉は長さ1~8㎝の披針形、楕円形、卵形、広卵形で先は尖り、縁に不揃いの鋭い重鋸歯がある。裏面は淡緑色または粉白色。
5~8月、枝先に複散房花序を伸ばし、直径3~6㎜の花を多数開く。花の色は濃紅色、紅色、淡紅色、白色などがある。花弁は5個で雄しべより短い。雌しべは5個。小さな花を拡大すると違う花のように見える。袋果は5個で光沢がある。用途:庭木、鉢植え、盆栽。強健でこぼれ種子で広がる。分布:本州、四国、九州、朝鮮、中国。
多くの品種が近年育成されている。たとえば、葉が黄金葉で桃色花の’ゴールドマウンド’cv.Goldmoundや’ゴールドフレーム’cv.Goldflame、白花品種の’アルビフローラ’cv.Albiflora、白と桃色の花が混ざって咲く絞り咲き、矮性品種など数多い。栽培:繁殖は実生、挿し木。花期:初夏から夏。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「同・日本の樹木」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=34925770&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市・県立磐井病院のシモツケ(下野)]