2012年6月14日(木)、一関市地主町(じしゅまち)にある民家の庭に植えられているジューンベリーの木が、赤く色づき始めた果実を沢山つけていました。
ジューンベリー バラ科 ザイフリボク属 Amelanchier canadensis
別名:アメリカザイフリボク。日本から朝鮮半島にかけて分布するザイフリボク(シデザクラ)の近縁種で、カナダの東部からアメリカ東部にかけて分布する。高さ5~10mになる落葉広葉小高木。4月、葉が半ば開いたころ、総状花序をなしてさわやかな5弁の白花を多数つける。6月ころ赤い果実が紫黒色に熟すことから英名は「ジューンベリー」、果実は生食でも、ジャムや果実酒などに加工しても、おいしく食べられる。秋の紅葉も美しく、欧米の庭では花木として盛んに栽培されている木で、近縁多種との交雑種もある。品種:グランディフローラ、スノーフレーク、バレリーナ。
栽培・楽しみ方:シンボルツリーとして単植する。テラスの脇などに植えて緑陰樹として利用してもよい。果実が熟す頃には、もちろん野鳥たちも訪れる。日当たりと水はけの良い場所であれば、土質を選ばずよく育つ丈夫な木で、植えつけの適期は11~12月上旬、または2~3月。充実した新梢の葉腋に花芽ができる。翌春、花芽は萌芽して短果枝となり、その先端に開花結実する。
花や実を楽しむなら、できるだけ剪定はせず、時々、冬の間に、不要な枝を枝元から間引くようにする。1本でも実を結ぶが、人工授粉を行うと、確実に実をつけることができる。株立ちになる性質があるが、剪定して1本に仕立てることも可能。鉢植えの場合、特に6~8月の夏場は、1日に2回水やりを行う。栽培適地:北海道南部~九州。実がなるまでの期間:庭植え/2~3年目、鉢植え/2年目。病害虫:うどんこ病、アブラムシ。
[主婦と生活社発行「早わかり花と庭木550種・園芸12か月」&成美堂出版発行「わかりやすい果樹の育て方事典」より]
https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=38091080&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:「サハラガラスパーク」のジューンベリー/アメリカザイフリボク]