世界遺産 特別史跡・特別名勝 毛越寺(もうつうじ)に行ってきました。6/20~7/10の日程で「あやめまつり」が開催中でしたので見に行ったのでしたが、例年に比べて遅れているとかで、花の最盛期には未だ間がありそうでした。
本堂のすぐ脇の道を50mほど進んだ所から奥の方にある開山堂(上)の近くまでハナショウブ(花菖蒲)が植えられている田圃のような場所がありました。ハナショウブと思われる植物が、様々な色の花を咲かせていましたが、名札が付いていませんでしたので品種名がわからないものが多かったです。
(上)開山堂の近くにあるハナショウブ(花菖蒲)を見た後、広大な境内にある臨池伽藍跡と浄土庭園を見て歩きました。かつて金堂円隆寺をはじめ、嘉祥寺・講堂・常行堂・経楼・南大門などの堂舎が並び、その前庭に大泉が池を中心とする浄土庭園が配されていたとのことです。
(上)⑧嘉祥寺(かしょうじ)跡:二代基衡公が工を始め三代秀衡公が完成させた御堂で、本尊は薬師如来であった。基壇は亀腹式の土壇である。嘉勝寺ともいう。
(上)⑨講堂(こうどう)跡:仏法を説き仏法を聞く堂舎。内陣の仏壇の下部は厚い粘土層で造られている。
(上)⑩金堂円隆寺(こんどう・えんりゅうじ)跡:基衡が万宝を尽して建立した勅願寺で、本尊は雲慶作の丈六の薬師如来であった。毛越寺の中心的伽藍で、東西に廊が出て南に折れ、その先端には鐘楼、経楼があった。基壇は石造り壇上積である。
(上)⑬遣水(やりみず):山水を池に取り入れるための水路であるが、谷川を流れ下り更に蛇行しながらゆったりと平野を流れる川の姿を表現している。水底には玉石を敷きつめ、流れに水切り、水越し、横石などの石を配していて、「作庭記」に記されているこれらの技法を目の当たりに出来る貴重な遺構である。
名札が付いていないので、品種名がほとんどわかりませんでしたが、下(4つ)の画像はハナショウブ(花菖蒲) ’愛知の輝’だと思います。
ハナショウブ(花菖蒲) ’愛知の輝’ Iris ensata cv.Aichinokagayaki
下記のWebサイトなどによると「1962年、愛知県の大杉隆一氏によって作出されたもの(キショウブとハナショウブとの交配によって生まれた種間雑種)で、黄花~クリーム黄色の三英咲き小輪、早生、葉は黄緑、やや短幹。花期は5月下旬~6月下旬。
http://papageno620.chat-jp.com/sub5/june/aitinokagayaki.htm [ハナショウブ(愛知の輝・伊勢系)]
http://takaoka.zening.info/Tonami/Iris_ensata_Festival/Japanese_Iris/Aichi_no_kagayaki.htm [雑種系ハナショウブ・愛知の輝:いこまいけ高岡]
http://news.walkerplus.com/special/hanasanpo2/photo04.html [花菖蒲「愛知の輝(あいちのかがやき)]
http://www.tabi2ikitai.com/japan/j1120a/a01058.html [智光山公園の花菖蒲:黄色い花、愛知の輝]
http://www.japan-iris.org/No28/shimizu02.html [キハナショウブの新時代(相模原市・清水弘)]