peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

平泉・毛越寺(もうつうじ)&あやめまつり(その3) 2012年6月24日(日)

2012年06月25日 | 植物図鑑

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世界遺産 特別史跡・特別名勝 毛越寺(もうつうじ)に行ってきました。6/20~7/10の日程で「あやめまつり」が開催中でしたので見に行ったのでしたが、例年に比べて遅れているとかで、花の最盛期には未だ間がありそうでした。

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本堂のすぐ脇の道を50mほど進んだ所から奥の方にある開山堂(上)の近くまでハナショウブ(花菖蒲)が植えられている田圃のような場所がありました。ハナショウブと思われる植物が、様々な色の花を咲かせていましたが、名札が付いていませんでしたので品種名がわからないものが多かったです。

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(上)開山堂の近くにあるハナショウブ(花菖蒲)を見た後、広大な境内にある臨池伽藍跡と浄土庭園を見て歩きました。かつて金堂円隆寺をはじめ、嘉祥寺・講堂・常行堂・経楼・南大門などの堂舎が並び、その前庭に大泉が池を中心とする浄土庭園が配されていたとのことです。

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(上)⑧嘉祥寺(かしょうじ)跡:二代基衡公が工を始め三代秀衡公が完成させた御堂で、本尊は薬師如来であった。基壇は亀腹式の土壇である。嘉勝寺ともいう。

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(上)⑨講堂(こうどう)跡:仏法を説き仏法を聞く堂舎。内陣の仏壇の下部は厚い粘土層で造られている。

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(上)⑩金堂円隆寺(こんどう・えんりゅうじ)跡:基衡が万宝を尽して建立した勅願寺で、本尊は雲慶作の丈六の薬師如来であった。毛越寺の中心的伽藍で、東西に廊が出て南に折れ、その先端には鐘楼、経楼があった。基壇は石造り壇上積である。

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(上)⑬遣水(やりみず):山水を池に取り入れるための水路であるが、谷川を流れ下り更に蛇行しながらゆったりと平野を流れる川の姿を表現している。水底には玉石を敷きつめ、流れに水切り、水越し、横石などの石を配していて、「作庭記」に記されているこれらの技法を目の当たりに出来る貴重な遺構である。

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名札が付いていないので、品種名がほとんどわかりませんでしたが、下(4つ)の画像はハナショウブ(花菖蒲) ’愛知の輝’だと思います。

ハナショウブ(花菖蒲) ’愛知の輝’ Iris ensata cv.Aichinokagayaki

下記のWebサイトなどによると「1962年、愛知県の大杉隆一氏によって作出されたもの(キショウブとハナショウブとの交配によって生まれた種間雑種)で、黄花~クリーム黄色の三英咲き小輪、早生、葉は黄緑、やや短幹。花期は5月下旬~6月下旬。

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http://papageno620.chat-jp.com/sub5/june/aitinokagayaki.htm [ハナショウブ(愛知の輝・伊勢系)]

http://takaoka.zening.info/Tonami/Iris_ensata_Festival/Japanese_Iris/Aichi_no_kagayaki.htm [雑種系ハナショウブ・愛知の輝:いこまいけ高岡]

http://news.walkerplus.com/special/hanasanpo2/photo04.html [花菖蒲「愛知の輝(あいちのかがやき)]

http://www.tabi2ikitai.com/japan/j1120a/a01058.html [智光山公園の花菖蒲:黄色い花、愛知の輝]

http://www.japan-iris.org/No28/shimizu02.html [キハナショウブの新時代(相模原市・清水弘)]


平泉・毛越寺(もうつうじ)&あやめまつり(その2) 2012年6月24日(日)

2012年06月25日 | 植物図鑑

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世界遺産 特別史跡・特別名勝 毛越寺(もうつうじ)に行ってきました。6/20~7/10の日程で「あやめまつり」が開催中でしたので見に行ったのでしたが、例年に比べて遅れているとかで、花の最盛期には未だ間がありそうでした。

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本堂(上)のすぐ脇の道を50mほど進んだ所にハス(蓮)やハナショウブ(花菖蒲)が植えられている田圃のような場所がありました。ハナショウブと思われる植物が、様々な色の花を咲かせていましたが、名札が付いていませんでしたので、品種名は不明です。(下)

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(下)毛越寺の広い境内を散策していて心配なのはトイレの場所ですが、表門の傍にある「宝物館」の下とここにあります。

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名札が付いていないので、品種名がほとんどわかりませんでしたが、下(4つ)の画像はハナショウブ(花菖蒲) ’小町娘’(江戸系)だと思います。

ハナショウブ(花菖蒲) ’小町娘’(江戸系) Iris ensata cv.Komachimusume

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ハナショウブ(花菖蒲) アヤメ科 アヤメ(イリス)属 Iris ensataノハナショウブ(野花菖蒲)I.ennsata var.spontaneaから改良された園芸種。江戸中期に園芸化がはじまり、江戸系、肥後系、伊勢系と、近年育成されたキショウブ(黄菖蒲)I.pseudacorusとの種間雑種の黄色品種、花被片の丈夫な外国育成品種などがある。

花形は、外被片のみ大きくなり内被片のあまり発達しない三英咲き、内、外花被ともに発達した六英咲きと、玉咲き、爪咲きなどの変化咲きがある。主として江戸系は庭園用に、肥後系と伊勢系は鉢物用に育成され、肥後は六英、伊勢は三英咲きを主とする。丈夫でより色彩の豊かな大輪が求められている。

花色は紫、藤、紅紫、ピンク、白、さらにこれらの絞り、ぼかし、覆輪、斑、筋や、半八重、八重、花被片の縮み、波打ち、下垂などがある。栽培:繁殖は株分けによる。花期:5月。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

http://hsm.on.coocan.jp/syobu.htm [花菖蒲:いずれがあやめかきつばた] 
 あやめ、かきつばた、花菖蒲の一番簡単な見分け方は、花びらの付け根の部分の色を見ればよいようです(あやめは白と黄の網目、花菖蒲は黄、かきつばた白)。たしかに、写真でも花菖蒲の花の付け根は全部黄色になっています。
 また、あやめが乾燥地に咲くのに対し、花菖蒲、かきつばたは湿地で咲きます(花菖蒲は畑地も可)。
 咲く時期は、かきつばた(5月上旬)、あやめ(5月中旬~下旬)、花菖蒲(5月下旬~6月下旬)の順に咲きます。
  あやめ、かきつばた、花菖蒲はすべてあやめ科ですが、しょぶ湯などで有名なしょうぶだけはさといも科で、これらとは全く別物で、花もずんぐりむっくりした全然別の形状をしています。
 菖蒲と書いて「あやめ」とも「しょうぶ」とも読むし、ほんとうにわかりにくい。これらのことは、日本花菖蒲協会のホームページに詳しく書いてあります。]

http://ranjyounomori02.blog.ocn.ne.jp/blog/2010/12/post_f618.html [頼成(らんじょう)の森だより:ハナショウブ「小町娘」]

http://aobahigashi.web.fc2.com/hanasyoubu3.html [花菖蒲3:江戸系花菖蒲の生みの親は誰ですか?]

http://www.guitar-mg.co.jp/title_buck/27/shirokita_syoubuen/shirokita_hanashobu_2.htm [城北菖蒲園の花菖蒲2]