2012年6月19日(火)、JR一ノ関駅西口の市営駐車場のすぐ傍、上大槻街に属する場所に生えているアメリカキササゲ(米国木大角豆)が、白色で内側に紫と黄色の斑点がある花を沢山咲かせていました。雨が降っていたので、落ち着いて撮れませんでしたが、近くの別の場所に生えていた幼木が高木の花と同じぐらい大きな花を咲かせていたので、近くから撮ることができました。
ノウゼンカズラ科 カタルパ(キササゲ)属 Catalpa:北アメリカ、中国などに自生する落葉高木で、11種ある。和名の「キササゲ」は、細長くて、ササゲそっくりの実の形からつけられた。日本には自生種はなく、現在日本にあるのはいずれも中国または北アメリカから導入されたものである。なかでも、キササゲC.ovataは、かなり古い時代に中国から薬用植物として導入されたものである。
アメリカキササゲ(米国木大角豆) ノウゼンカズラ科 カタルパ(キササゲ)属 Catalpa bignonioides
北米原産の落葉高木。キササゲに比べて日本へ導入された歴史は新しく、明治の末だといわれている。キササゲに比べて花が多くてしかも色や模様が美しいので、公園や学校によく植えられている。高さは5~12m、大きいものは20m以上にもなる。枝は太く横に広がる。樹皮は灰褐色で浅く裂ける。葉は対生または輪生して柄があり、長さ10~25㎝の広卵形で全縁。花冠はキササゲより大きく、長さ約4㎝ほどの白色、内側に紫と黄色の斑点があり、裂片の縁は縮れる。花期は6~7月。果実はササゲに似て細長く、少し偏平で長さ20~30㎝、幅6~10㎜ほど、2片に裂け絹状の毛がついた種子が飛び出す。種子は利尿剤に利用される。
このアメリカキササゲに良く似た「ハナキササゲ(花木大角豆)」C.speciosaというものもある。全体に大形で「オオアメリカキササゲ」とも呼ばれる。花は長さ4~4.5㎝と大きく、白色で内側に紫色の筋がある。裂片の縁はあまり縮れない。果実も30㎝ほどの大形。
用途:庭木、街路樹、薬用。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「同・園芸植物」&下記Webサイトより]
http://nogusa.web.fc2.com/10zukan/amerikakisasage.html [アメリカキササゲ]
http://kaede.nara-edu.ac.jp/plants_of_NUE/ichiranhyou/syokubutsupage/amerikakisasage.htm [アメリカキササゲ]
http://www.ne.jp/asahi/osaka/100ju/am-kisas.htm [アメリカキササゲ]
http://fng.blog.ocn.ne.jp/shinjukugyoen/2010/06/post_0bab.html [新宿御苑のアメリカキササゲ]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%82%B5%E3%82%B2 [キササゲ(Wikipedia)]