peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市上大槻街のアメリカキササゲ(米国木大角豆) 2012年6月19日(火)

2012年06月19日 | 植物図鑑

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2012年6月19日(火)、JR一ノ関駅西口の市営駐車場のすぐ傍、上大槻街に属する場所に生えているアメリカキササゲ(米国木大角豆)が、白色で内側に紫と黄色の斑点がある花を沢山咲かせていました。雨が降っていたので、落ち着いて撮れませんでしたが、近くの別の場所に生えていた幼木が高木の花と同じぐらい大きな花を咲かせていたので、近くから撮ることができました。

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ノウゼンカズラ科 カタルパ(キササゲ)属 Catalpa:北アメリカ、中国などに自生する落葉高木で、11種ある。和名の「キササゲ」は、細長くて、ササゲそっくりの実の形からつけられた。日本には自生種はなく、現在日本にあるのはいずれも中国または北アメリカから導入されたものである。なかでも、キササゲC.ovataは、かなり古い時代に中国から薬用植物として導入されたものである。

アメリカキササゲ(米国木大角豆) ノウゼンカズラ科 カタルパ(キササゲ)属 Catalpa bignonioides

北米原産の落葉高木。キササゲに比べて日本へ導入された歴史は新しく、明治の末だといわれている。キササゲに比べて花が多くてしかも色や模様が美しいので、公園や学校によく植えられている。高さは5~12m、大きいものは20m以上にもなる。枝は太く横に広がる。樹皮は灰褐色で浅く裂ける。葉は対生または輪生して柄があり、長さ10~25㎝の広卵形で全縁。花冠はキササゲより大きく、長さ約4㎝ほどの白色、内側に紫と黄色の斑点があり、裂片の縁は縮れる。花期は6~7月。果実はササゲに似て細長く、少し偏平で長さ20~30㎝、幅6~10㎜ほど、2片に裂け絹状の毛がついた種子が飛び出す。種子は利尿剤に利用される。

このアメリカキササゲに良く似た「ハナキササゲ(花木大角豆)」C.speciosaというものもある。全体に大形で「オオアメリカキササゲ」とも呼ばれる。花は長さ4~4.5㎝と大きく、白色で内側に紫色の筋がある。裂片の縁はあまり縮れない。果実も30㎝ほどの大形。

用途:庭木、街路樹、薬用。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「同・園芸植物」&下記Webサイトより]

http://nogusa.web.fc2.com/10zukan/amerikakisasage.html [アメリカキササゲ]

http://kaede.nara-edu.ac.jp/plants_of_NUE/ichiranhyou/syokubutsupage/amerikakisasage.htm [アメリカキササゲ]

http://www.ne.jp/asahi/osaka/100ju/am-kisas.htm [アメリカキササゲ]

http://fng.blog.ocn.ne.jp/shinjukugyoen/2010/06/post_0bab.html [新宿御苑のアメリカキササゲ]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%82%B5%E3%82%B2 [キササゲ(Wikipedia)]


一関市街地のホタルブクロ(蛍袋) 2012年6月19日(火)

2012年06月19日 | 植物図鑑

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2012年6月19日(火)、一関市立山目公民館(青葉二丁目)の花壇に植えられているホタルブクロ(蛍袋)が、花を沢山咲かせていました。また、すぐ近くではあるが、銅谷町に属する民家の庭に植えられているホタルブクロ(蛍袋)も花を沢山咲かせていました。一関では「アメフリバナ」と呼んでいますが、雨にうたれている姿もなかなかいいものですね。

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ホタルブクロ(蛍袋) キキョウ科 カンパニュラ(ホタルブクロ)属 Campanula punctata

山野に生える高さ40~80㎝の多年草で、礫地や登山道のわきなどに多い。名前の由来は、この花の中に子供が蛍を入れて光らせて遊んだからとか、花の形を提灯にたとえて、提灯の昔の呼び名「火垂る」を当てたのではないかとか、いろいろな説がある。茎や葉、萼などに粗い毛があり、茎を切ると白い乳液が出る。葉は互生し、長さ5~8㎝。根生葉や茎の下部の葉には翼のついた長い柄がある。根生葉は花期には枯れてしまう。

6~7月、淡紅紫または白色の花が下向きに咲く。花は長さ4~5㎝。

本州の東北地方南部から近畿地方に分布する変種のヤマホタルブクロvar.hondoensisはホタルブクロより標高の高い所に生える。ホタルブクロに良く似ているが、ホタルブクロは萼片と萼片の間に三角形の付属体があり、これが上にめくれているのに対し、ヤマホタルブクロには付属体はなく、萼片と萼片の間がぷっくりと膨れている。ヤマホタルブクロのほうが花の色が濃いものが多い。分布:北海道(西南部)~九州。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]


一関市銅谷町のオオマツヨイグサ(大待宵草) 2012年6月19日(火)

2012年06月19日 | 植物図鑑

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2012年6月19日(火)、一関市銅谷町「Book Off」のすぐ近くの民家の庭に群植されているオオマツヨイグサ(大待宵草)と思われる草花が、黄色い花を沢山咲かせていました。普通「花は夕方咲き始め、朝方しぼむ」のですが、この日は雨降りの天気だったため、お昼頃にも未だ咲いていました。

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アカバナ科 マツヨイグサ属 Oenothera:この仲間は、夕方から咲き始め、朝にはしぼんでしまう。夜を待って咲くために、「宵待草」である。しかし、植物名では「待宵草」になった。さらに、この仲間はすべて外国から渡来した種類ばかりで、日本在来種はない。

幕末の頃(嘉永年間)に北米から渡来したのが、ツキミソウ(月見草)である。この仲間の内で、ツキミソウだけが白花である。同じ頃、渡来したのがマツヨイグサで、ツキミソウより丈夫で広まった。明治初期、草姿も花も大きい種類が欧州(北米原産)から渡来したので、オオマツヨイグサに。明治末期頃にアレチマツヨイグサ(メマツヨイグサ)が北米から渡来。前述の2種と区別するため、「アレチ(荒地)」とつけた。

オオマツヨイグサ(大待宵草) アカバナ科 マツヨイグサ属 Oenothera erythrosepala

北アメリカ原産の2年草だが、日本にはヨーロッパで品種改良されたものが入ってきたと考えられている。もとは河原や海辺などに広く野生化していたが、最近はめっきり少なくなってしまった。この仲間では花と草丈が最も大きく、直径4~8㎝近くある。高さは1m以上になる。花期は7~9月。

アレチマツヨイグサ(荒地待宵草) アカバナ科 マツヨイグサ属 Oenothera biennis

別名:メマツヨイグサ(雌待宵草)。北アメリカ原産の2年草。明治時代に入ってきて、いつの間にかこの仲間では最も普通に見られるようになっている。高さは50~150㎝。花期は6~9月。花は黄色で、オオマツヨイグサより小さく、直径4㎝前後。花弁と花弁の間に隙間があるものを「アレチマツヨイグサ」と呼ぶこともある。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓名前図鑑・野草の名前(夏)」より]


一関市赤荻「住宅展示場」のオオキンケイヂク(大錦鶏菊) 2012年6月14日(木)

2012年06月19日 | 植物図鑑

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2012年6月14日(木)、一関市赤荻の「住宅展示場」(一関市赤荻字堺105-1)に行きました。この展示場には、様々な草花や樹木が植えられていて、四季それぞれに何らかの花が咲いていますが、この日はオオキンケイギク(大錦鶏菊)が、鮮やかな黄色い花を沢山咲かせていました。

http://www.jamiti.com [JAMITハウジングギャラリーいちのせき]

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キク科 コレオプシス属 Coreopsisは、南北アメリカ、熱帯アフリカ、ハワイ諸島に約100種ほど分布する一年草または多年草。属名は「ダニに似ている」の意で果実の形に因む。頭花の舌状花は通常8枚からなる。

オオキンケイギク(大錦鶏菊) キク科 コレオプシス(ハルシャギク)属 Coreopsis lanceolata

アメリカ合衆国中南部(ミシガン、フロリダ、ニューメキシコ州)原産の多年草。明治中期に渡来し、矮性八重咲きの園芸品種も育成されている。キンケイギクに比べ頭花が大きいので、誤ってモンタナ、カンザス、フロリダ州などに分布する同属のグランディフローラC.grandifloraの学名が用いられることが多い。

草丈は50~60㎝。葉は全縁で線形、比較的茎の下部に集まる。6~7月、長い花茎を出して、鮮やかな黄色の頭花を開く。頭花は直径5~6㎝ほどで、外側を舌状花が1列に取り巻き、中心部には筒状花がかたまっている。舌状花の先端の欠刻が目立つ。繁殖力が強く、道路沿いなどに野生化しているものも多い。栽培:多年草であるが、秋播き一年草の扱いをし、初夏に開花する。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=37720259&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のオオキンケイギク(大錦鶏菊)]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/7694e50912a3b676a8c5adb5bc4d3419 [peaの植物図鑑:オオキンケイギク(大錦鶏菊)]