2011年10月22日(土)、千厩ショッピングモール「エスピア」(一関市千厩町千厩字東小田)で、10/22(土)~10/23(日)の日程で開催中の千厩野草の会(金野昌敏会長)主催の「秋の山野草展」を見に行ってきました。会場には会員たちが丹精込めて育てた植物が150点ほど展示されていましたが、その半分ぐらいはダイモンジソウ(大文字草)ではないかと思われるほど、花色や花形の異なるものが多数展示されていました。
また、会場のホールの出入り口の廊下では、ダイモンジソウなどの山野草が展示販売されていました。
ダイモンジソウ(大文字草) ユキノシタ科 ユキノシタ属 Saxifraga fortunei var.incisolobata
山地帯の渓谷など、湿った岩上に生える多年草。花の形が「大」の字に似ることからこの名がある。高さ5~30㎝の花序を伸ばし、数回分枝して集散花序をつくる。普通白色の花をつける。葉は腎円形で、5~15裂し、縁に鋸歯がある。
多くの園芸種が流通しており、花色は鮮赤やピンク、緑、黒に近い濃色など。花形も多弁、円弁、八重など様々で、秋になると園芸店を賑わす。開花期:7~10月。
栽培管理:生長期は日当たり、夏は半日陰で管理する。灌水は乾き具合を見て行い、過湿に注意する。肥料は春・秋に薄い液肥を与える。植え替えは芽出し前に行い、赤玉土・鹿沼土・軽石の混合土などで水はけ良く植え付ける。増殖は株分けか実生による。
[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]