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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市銅谷町のオオマツヨイグサ(大待宵草) 2012年6月19日(火)

2012年06月19日 | 植物図鑑

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2012年6月19日(火)、一関市銅谷町「Book Off」のすぐ近くの民家の庭に群植されているオオマツヨイグサ(大待宵草)と思われる草花が、黄色い花を沢山咲かせていました。普通「花は夕方咲き始め、朝方しぼむ」のですが、この日は雨降りの天気だったため、お昼頃にも未だ咲いていました。

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アカバナ科 マツヨイグサ属 Oenothera:この仲間は、夕方から咲き始め、朝にはしぼんでしまう。夜を待って咲くために、「宵待草」である。しかし、植物名では「待宵草」になった。さらに、この仲間はすべて外国から渡来した種類ばかりで、日本在来種はない。

幕末の頃(嘉永年間)に北米から渡来したのが、ツキミソウ(月見草)である。この仲間の内で、ツキミソウだけが白花である。同じ頃、渡来したのがマツヨイグサで、ツキミソウより丈夫で広まった。明治初期、草姿も花も大きい種類が欧州(北米原産)から渡来したので、オオマツヨイグサに。明治末期頃にアレチマツヨイグサ(メマツヨイグサ)が北米から渡来。前述の2種と区別するため、「アレチ(荒地)」とつけた。

オオマツヨイグサ(大待宵草) アカバナ科 マツヨイグサ属 Oenothera erythrosepala

北アメリカ原産の2年草だが、日本にはヨーロッパで品種改良されたものが入ってきたと考えられている。もとは河原や海辺などに広く野生化していたが、最近はめっきり少なくなってしまった。この仲間では花と草丈が最も大きく、直径4~8㎝近くある。高さは1m以上になる。花期は7~9月。

アレチマツヨイグサ(荒地待宵草) アカバナ科 マツヨイグサ属 Oenothera biennis

別名:メマツヨイグサ(雌待宵草)。北アメリカ原産の2年草。明治時代に入ってきて、いつの間にかこの仲間では最も普通に見られるようになっている。高さは50~150㎝。花期は6~9月。花は黄色で、オオマツヨイグサより小さく、直径4㎝前後。花弁と花弁の間に隙間があるものを「アレチマツヨイグサ」と呼ぶこともある。

[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&同「山渓名前図鑑・野草の名前(夏)」より]


一関市赤荻「住宅展示場」のオオキンケイヂク(大錦鶏菊) 2012年6月14日(木)

2012年06月19日 | 植物図鑑

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2012年6月14日(木)、一関市赤荻の「住宅展示場」(一関市赤荻字堺105-1)に行きました。この展示場には、様々な草花や樹木が植えられていて、四季それぞれに何らかの花が咲いていますが、この日はオオキンケイギク(大錦鶏菊)が、鮮やかな黄色い花を沢山咲かせていました。

http://www.jamiti.com [JAMITハウジングギャラリーいちのせき]

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キク科 コレオプシス属 Coreopsisは、南北アメリカ、熱帯アフリカ、ハワイ諸島に約100種ほど分布する一年草または多年草。属名は「ダニに似ている」の意で果実の形に因む。頭花の舌状花は通常8枚からなる。

オオキンケイギク(大錦鶏菊) キク科 コレオプシス(ハルシャギク)属 Coreopsis lanceolata

アメリカ合衆国中南部(ミシガン、フロリダ、ニューメキシコ州)原産の多年草。明治中期に渡来し、矮性八重咲きの園芸品種も育成されている。キンケイギクに比べ頭花が大きいので、誤ってモンタナ、カンザス、フロリダ州などに分布する同属のグランディフローラC.grandifloraの学名が用いられることが多い。

草丈は50~60㎝。葉は全縁で線形、比較的茎の下部に集まる。6~7月、長い花茎を出して、鮮やかな黄色の頭花を開く。頭花は直径5~6㎝ほどで、外側を舌状花が1列に取り巻き、中心部には筒状花がかたまっている。舌状花の先端の欠刻が目立つ。繁殖力が強く、道路沿いなどに野生化しているものも多い。栽培:多年草であるが、秋播き一年草の扱いをし、初夏に開花する。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&同「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?__mode=edit_entry&id=37720259&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市東山町のオオキンケイギク(大錦鶏菊)]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/7694e50912a3b676a8c5adb5bc4d3419 [peaの植物図鑑:オオキンケイギク(大錦鶏菊)]


一関市東山町「幽玄洞」のイモカタバミ(芋傍食) 2012年6月13日(水)

2012年06月18日 | 植物図鑑

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2012年6月13日(水)、一関市東山町の「幽玄洞」(東山町長坂字東本町154-1)に行きました。正面入り口付近の花壇に植えられたイモカタバミ(芋傍食)が、ピンク色の花を沢山咲かせていました。

http://www6.ocn.ne.jp/~yuugen/ [幽玄洞(自然洞窟博物館:岩手県一関市東山町)]

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イモカタバミ(芋傍食) カタバミ科 オキザリス(カタバミ)属 Oxalis articulata

南アメリカ原産の多年草で、ニュージーランドや我が国の本州中部以南に帰化しているほか、観賞用に栽培もされている紡錘形の根から、長い柄の先に倒心臓形の3小葉をつける葉を数本出す。小葉にはごく短い毛があり、下面に淡黄褐色の小点がある。

4~9月、葉より高い花茎を出し、直径1.5㎝ほどの5弁の濃紅色の筋が目立つ紅紫色の花を1本の花茎に10~25個つける。根の上部に小型のイモ状の塊茎を多数つけて大きな株となるが、耕起などで分散して殖える。1967年に帰化が報じられ、別名:フシネハナカタバミとも呼ばれる。

ムラサキカタバミO.corymbosaに良く似ているが、ムラサキカタバミは花の中心部が淡黄緑色で葯が白色なのに対し、イモカタバミは地中の根に多数のイモ状の塊茎ができること、花の数が多く花の中心部が濃紅紫色で葯が黄色であることなどで区別できる。また、ハナカタバミは、イモカタバミに似ているが、全体が大型で葉、葉柄に軟毛が多くある点で見分けられる。

カタバミの仲間はすべて睡眠運動をする。夕方になると小葉が閉じて、一方が欠けたように見えることから「カタバミ(傍食)」という名がついた。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑2・夏の花」&全国農村教育協会発行「日本帰化植物写真図鑑」より]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A2%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%83%90%E3%83%9F [イモカタバミ(Wikipedia)]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/imokatabami.html [イモカタバミ(芋片喰)]

http://www.kagiken.co.jp/new/kojimachi/hana-imokatabami_large.html [イモカタバミ(芋片喰)]

http://matsue-hana.com/hana/imokatabami.html [イモカタバミ(芋傍食)]

http://www.geocities.jp/tama9midorijii/ptop/ip/imokatabami.html [イモカタバミ(芋片喰)]


一関市赤荻「住宅展示場」のロベリア・エリヌス 2012年6月14日(木)

2012年06月18日 | 植物図鑑

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2012年6月14日(木)、一関市赤荻の「住宅展示場」(一関市赤荻字堺105-1)に行きました。この展示場には、様々な草花や樹木が植えられていて、四季それぞれに何らかの花が咲いていますが、この日はロベリア・エリヌスが、花を沢山咲かせていました。花の色はルリ色とピンク色とスカイブルーのものがありましたが、「瑠璃蝶々」という和名のものはルリ色のものからきていると思いました。

http://www.jamiti.com [JAMITハウジングギャラリーいちのせき]

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ロベリア・エリヌス キキョウ科 ロベリア(ミゾカクシ)属 Lobelia erinus

南アフリカ原産の耐寒性~半耐寒性多年草だが、日本では越年草として扱う。一般にこの名前で出回っているのは、エリヌス種から改良されたものが多い。草丈は10~25㎝ほどになり、径1㎝ほどの蝶形の花が群がって株を覆いつくすほど咲く。花の色は青紫(ルリ)色、桃、白、赤紫色など。蝶のような形の花が咲くことから、「瑠璃蝶々」の和名がある。「ルリミゾカクシ(瑠璃溝隠)」ともいう。また属名の「ロベリア」の名でも呼ばれる。花期:5~7月中旬。9月中旬~11月。

バリダ種は爽やかな青色の花を咲かせる立ち性の多年草である。管理:高温多湿に弱いため、秋播きにあいて一年草扱いとする。苗で冬を越すので、ポット苗を入手するなら、大きくしっかりしたものを選ぶ。春に花つき苗を植える方法もあるが、矮化処理されていると、開花期になっても大きくならない。不自然に葉色の濃いものは避けること。日当たりと水はけ、風通しの良い肥沃な場所に植え、表土が乾き始めたらたっぷり水やりをする。開花中は薄めた液体肥料を施すか、緩効性化成肥料をばら播きする。花が終わったら株を半分くらい切り戻すと、秋に再び花が咲く。秋播き一年草でタネ播きは9~10月。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&西東社発行「色・季節でひける花の事典820種」&主婦の友社発行「色がわかる四季の花図鑑」より]

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%ED%A5%D9%A5%EA%A5%A2 [peaの植物図鑑:一関市街地のロベリア・エリヌス]

http://www.yasashi.info/ro_00001.htm [ロベリアとは(ヤサシイエンゲイ)]

http://garden-vision.net/flower/ragyo/lobelia.html [ロベリア:新・花と緑の詳しい図鑑]

http://www2.tky.3web.ne.jp/~hidamari/photo101.html [ロベリア・エリヌス]

http://www.weblio.jp/content/%E3%83%AD%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%8C%E3%82%B9 [ロベリア・エリヌスとは:植物図鑑 Weblio辞書]


一関市磐井町のギョリュウ(御柳) 2012年6月14日(木)

2012年06月17日 | 植物図鑑

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2012年6月14日(木)、一関市磐井町にある民家の庭に植えられているギョリュウ(御柳)が、枝先に総状花序を沢山出し、淡紅色の小さな花をびっしり咲かせていました。この木はかなりの樹齢のようでした。

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ギョリュウ(御柳) ギョリュウ科 ギョリュウ(タマリスク)属 Tamarix chinensis(tenuissima)

別名:サツキギョリュウ、英名:タマリスク(Tamarisk)。中国原産の落葉小高木で、寛保年間(1741~1744年)に渡来した。よく分枝して高さ5~8mになる。葉は長さ1~3㎜の針状の鱗片葉で、枝に密着して互生し、冬には黄色くなって落ちる。

5月頃と9月頃の年2回、枝先に総状花序を出し、淡紅色の小さな花を多数開く。5月の花はやや大きいが、結実しない。花弁は5個。雄しべは5個で花弁より長い。蒴果は長さ約3㎜で、熟すと3裂して冠毛のある種子を出す。用途:庭木、公園樹、花材。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]

https://app.blog.ocn.ne.jp/t/app/weblog/post?id=38090626&saved_changes=1&blog_id=82331 [peaの植物図鑑:一関市大東町摺沢のギョリュウ(御柳)]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%A7%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%82%A6 [ギョリュウ(Wikipedia)]

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/gyoryuu.html [ギョリュウ(御柳)]

http://yasashi.info/ki_00012.htm [ギョリュウの育て方(ヤサシイエンゲイ)]

http://www.flower-toya.jp/info/200809.html [ギョリュウ(御柳):育て方・花図鑑10]