WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

カプセル風呂(午前2時)

2006-03-09 | よしなしごと
午前2時


午前2時の帰宅
エンジンを止めながら
あなたの声がききたくて携帯を鳴らしかけたけど
思わず次のメモリーの人を呼び出してしまう

あまりにもあなたが好きだから
私を全部見せられない
あまりにもあなたが大切だから
私を全部ぶつけられない

好きなように生きて輝いてと私を突き放す
それが愛のつもりねあなたの
今日も夢中で1日を駆け抜けたけど
ほんとはあなただけに向かって輝いていたい


切なくて苦しくて 朝まで走りたくて
助手席に乗るこの人は
ひたすら暖かく
心をほどいて私を溶かしてくれる
でもあなたじゃない

午前2時のマジック
揺れながら サイドミラーにあなたが浮かぶ
夜明けまでのトリック 
闇を走れば心の中のあなたが消える

孤独と愛 闇と温もりの間で揺さぶられ
あなたに背いてみたくなる瞬間
ひとりでも生きてゆけるような気がするの
夜明けまで走り抜けて輝く私をみて

今日も夢中で一日を駆け抜けたけど
ほんとは あなただけに向かって輝いていたい



↑ひっで~~この女…2番目の男を夜中に呼びつけといて「でもあなたじゃない」とか言ってるよ、、でもわかるぅ~~と、この歌のVocal KAZUMIちゃんと語ったりしたっけな。KAZUMIちゃんと出会ったのは「多摩地区なのにめっちゃ高いクラブ」でピアノを弾いていた頃でした。お互い、ピアニストとして雇われましたが、サービスでオヤジのカラオケ代わりに演歌の伴奏をする為に楽譜を買って、一生懸命練習して、「キイが合わないから上手く歌えなかった」と言われ、なんか割りがあわないぞ…と思って、私たちふたりとも、「ピアニスト」から「ホステス」に転身し、とっても楽しく有意義な「クラブ活動」を謳歌したのでありました。
夜中に車で走り回る歌は、この時代ならではだな…

この曲が浮んだのはね、深夜にクラブ活動を終えて帰宅した国分寺の木造アパートのカプセル風呂の中なんだよ。
カプセル風呂ってゆーのはね、コレです。ほくさんバスオール。
こんなの知ってる人あんまりいないんじゃない!?
木造築40年ぐらいって感じのフロなしアパートのキッチンに時代の流れによりあとから取り付けました…って感じ。
ここに引っ越したにはまぁ~いろんなふっか~い事情があったんだけども、急遽引っ越さなきゃいけなくなって、しょーがなくココに決めたときは、さすがにくっら~~くなったよ。だってホントにぼろぼろで、正直いって惨め…って思ったよ。でも、私は荷物が多い。ピアノもある、車もある。だから、広くなきゃダメってことで、お金もないし、古いってのは我慢しなくちゃ。
ところがどっこい、この木造アパートでの暮らしは、すっっっごく楽しかった。
ペンキやさんジミーと、クロスやさんしんちゃんに原価、お友達価格で改装して貰った。すっっごくレトロでシブくていい部屋になったんだよ。
友達がたくさん遊びにきてくれたけど、居心地よすぎて飲みすぎてゲロ吐かれたり、夜明けの襲来を受けたり、みんなで盛り上がって騒ぎ過ぎて下の人の逆鱗に触れたり。そんなことも全部ひっくるめて、ほんとにほんとに楽しかった。
これが私の独身最後の時代でありました。

そして、私はまた数年後に、この部屋から意気揚々と、次の部屋へと引っ越したのでした。
トラック2台を従えて、新居に向かって自分の車を運転するって、ものすごくワクワクするってもんです。
(引越やさんが2tロングを当日調達できなかったので、2台になったんだよ)

次の引越まであと20日。
こんどはワゴンRを運転して高松までいくのだ! 珍道中を携帯からアップしますからね~!

本日、実家の母からTELあり、新居の改装費用が思ったよりかなりかかってしまったので、カネがないので、改装に同意してもらえるならちょっと負担してほしいとのこと。
もちろんよ、お母さん、私の新居だもん。賃貸の礼金、敷金を払うことを思えばなんでもないこと。
母は、娘と孫が棲む家のことを、我がことのように「こうやって、あ~やって…」と夢を膨らませていたのです。カーテンや家具を一緒に選ぶのも、楽しみだったようです。新居の改装も、勝手にあっちもこっちもと欲を出していたらしい…
そして、養父は、Takが傍に来ること、名前を継いでくれることが嬉しいようなのです。

今日は、「七十而従心所欲」について書こうと思っていたのですが、自分のことをうだうだ書いて終わりになってしまいました。

---つづく---
Comments (10)
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