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ほぼ一日がかりなので、大変といえば大変だけど、待ち時間にバラの花をながめながら、散歩したり、中庭の花をながめたり、ずっと読めずにいた本を読んだり、それなりに穏やかな時間なのである。
(携帯なので、あまりよく写真が撮れなかった)
今年2月に亡くなった父が、6年近く前に初めて入院した時も、よく父に付き添って、同じ庭を散歩した。その4年ほど前から父はアルツハイマー型痴呆症と診断され、これからどうなっていくのか不安な頃だった。
6年前の3月から5月まで入院していたが、この庭を父と散歩しながら、俳句を詠んだのを思い出した。こんな俳句をいくつも詠んだが、今日まですっかり忘れていた。
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この庭も吾が庭もなく春を見る
春朧父の頭にもやかかる
春の闇自在に行き来す現在(いま)と過去
春風に吹かれて父の眼もなごむ
(写真は去年父と一緒に見た最後のさくら)
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